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プラチナカードとブラックカード付帯のコンシェルジュの質に違いはあるのか比較してみた。

プラチナカードとブラックカードの多くには、コンシェルジュサービスが付帯しています。

どのクレジットカードのコンシェルジュサービスがオススメか気になる方もいると思います。

当記事では、複数のカード会社のコンシェルジュを実際に活用した体験も踏まえて、各社のコンシェルジュの特徴、違いについて比較します。

 

コンシェルジュサービスとは

対象のクレジットカードに付帯しているコンシェルジュサービスは、様々な依頼が可能で、私設秘書のごとく活用できます。

〜コンシェルジュ依頼事例〜
● ホテル・宿泊施設の案内・予約
● 多彩なジャンルのレストラン・飲食店の案内・予約
● 新幹線や航空券の案内・予約
● 海外旅行のプランニングの相談・手配
● コンサート、バレエ、オペラ、ミュージカル、スポーツイベントなど多様なイベントのチケット手配
● 旅行先で病気やケガをしたときの病院の案内・手配
● 急病など緊急時は医師や医療チーム手配
● ギフトやプレゼントの相談や手配
● パーティーやバンケットの会場・料理の手配
● トラブルにあった際の弁護士の紹介・手配
● 忘れ物・落し物の捜索
● 鍵開けサービス、配管サービスなど24時間安心の情報提供
● フラワーアレンジメントの手配、ショッピング情報の提供
etc.

特に自分で調べたり手配するには手間のかかる案件はコンシェルジュの利用のしがいがあります。

〜特に便利な依頼案件〜
● 入手困難な商品を販売している店舗探索
● イベント等で空室検索が困難なホテル予約の依頼
● 海外旅行での移動ルート調査
● 外国のお店の予約依頼
● 語学に自信がない場合の通訳
● ネットで調べても情報がない場合の事案の調査依頼
etc.

「クレジットカードのコンシェルジュサービス」と一言でいっても、付帯カードによって質も違ってきます。

〜注目すべき比較項目〜
● 依頼できる案件の種類の多さ
● 電話に出るまでの時間の速さ
● メール依頼に対応しているか
● メールによる回答に対応しているか
● 回答までの時間の速さ
● 回答の質はどうか
● 手数料の有無
etc.

 

コンシェルジュの質がとても良好なクレジットカード

ラグジュアリーカード


※旧デザイン

 

マスターカードの最上位の会員資格である「ワールドエリートMastercard」のステータスが付帯するラグジュアリーカードのコンシェルジュの質は総合点で随一のクオリティです。(๑•̀ᴗ- )☆

コンシェルジュサービスは、ラグジュアリーカード全種類が対象となっています。

<対象カード>
[1]Mastercard(R) Black Diamond(ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド)
[2]Mastercard(R) Gold Card(ラグジュアリーカード ゴールド)
[3]Mastercard(R) Black Card(ラグジュアリーカード ブラック)
[4]Mastercard(R) Titanium Card(ラグジュアリーカード チタン)

 

ラグジュアリーカードのコンシェルジュが

優れている点は以下のとおりです。

<メリット>
● 世界最大級のネットワークを保有するアスパイヤー・ライフスタイルが対応
● オペレーターは全員バイリンガルで外国の情報収集がスムーズ
● 依頼できるジャンル・案件が幅広い
● 電話にすぐ繋がる(案件ごとの番号プッシュ・カード番号を伝える必要なし)
● メールでの回答、受け取りに対応
ラグジュアリーカード ブラック以上はメール依頼もOK!
ラグジュアリーカード ゴールド以上はライブチャットも対応で電話できないシーンに便利!

 

ラグジュアリーカード ブラック」以上は

メール依頼もOKということを除き、

全種類いずれも、コンシェルジュのサービス内容は一緒。

 

そのため、コストパフォーマンスの優秀さでは

年会費が最安値の「ラグジュアリーカード チタン」が際立っています。(๑˃̵ᴗ˂̵)و

 

メール依頼できる便利さに惹かれるなら

ラグジュアリーカード ブラック」以上が候補になります。(`・ω・´)ゞ

 

JCBザ・クラス / JCBプラチナ

日本発祥の国際ブランドJCBを運営している株式会社ジェーシービーでは、ブラックカードの「JCB THE CLASS(JCBザ・クラス)」、「JCBプラチナカード」でもコンシェルジュサービスを提供しています。

コンシェルジュの対応品質は、ほぼ同じといって差し支えありませんが、JCBザ・クラスの方が、気持ちすぐに電話につながる印象です。

JCBザ・クラスの場合、電話をかけて瞬時につながり、率直に言って「よくこんなに早く電話に出られるな」と感心しました。

JCBザ・クラスのコンシェルジュ会員デスクへの電話がつながる速さは、他社のプラチナカードとブラックカードの中では間違いなくトップクラスです。

JCBプラチナの方も、前述のとおりJCBザ・クラスと、ほぼ同じコンシェルジュサービスを利用でき、しかも、JCBザ・クラスの半額の年会費である27,500円(税抜25,000円)とリーズナブルなのがメリットです。

JCBザ・クラスとJCBプラチナのコンシェルジュの違いは、基本は電話につながる速さのみといっていいでしょう。

JCBのコンシェルジュの特徴として、他社のように外部委託しておらず、自社で独自教育されたオペレーターの方に対応してもらえます。

ただし、先程のラグジュアリーカードと比べるとメール対応の質が見劣りします。

とはいえ、肝心な対応の仕方と回答のクオリティは、全般的に良好で、依頼できるジャンル案件も豊富なのが長所です。

<関連記事>
JCB THE CLASS(ザ・クラス)はJCBのブラックカード!メリット・デメリット最新まとめ
JCBプラチナカードのメリット・デメリット最新まとめ

 

ダイナースクラブ プレミアムカード

ダイナースクラブカードの最高位のダイナースクラブ プレミアムカードのコンシェルジュサービスもハイクオリティです。

1998年の設立から富裕層向けのコンシェルジュ業務を展開してきた「TEN」のテン・グループ・ジャパンが担っています。

<メリット>
● コンシェルジュの質が優良
● 依頼できるジャンル案件が幅広いこと
● 会員サイト専用フォームでも依頼OK
● メール回答に対応

同じ年会費のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(通称、アメックス・プラチナ)と比較すると、オンライン対応の質、依頼できる案件の種類の多さに強みがあります。

ダイナースクラブ プレミアムカードは、ブラックカードだけあり年会費143,000円(税抜130,000円)と普通に高いですが、年会費の元を容易に取れるような、年会費以上の価値がある人気のブラックカードとなっています。

<関連記事>
ダイナースクラブ プレミアムカードのメリット・デメリット、ブラックカードならではの特典まとめ

 

ダイナースクラブ プレミアムカードには、ANAダイナース プレミアムカードなどの提携カードもあります。

スタンダードなダイナースクラブ プレミアムカード同様にコンシェルジュサービスが付帯します。

<関連記事>
ANAダイナース プレミアムカードのメリット・デメリット最新まとめ

 

ダイナースクラブカードを作成して、優良な利用実績を築きあげていけば、ダイナースクラブ プレミアムカードへの道が開けます。

 

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

アメックス・プラチナは、他社でいうブラックカード並の年会費だけあって、コンシェルジュの質は折り紙つき。

アメリカン・エキスプレスもJCBと同様に外部委託という形式ではなく自社でコンシェルジュサービスを提供しています。

アメックスといえば、もともとトラベル関連の特典に強みがあり、旅行や出張関連の依頼は、特に手厚いサポート・案内を受けることができます。

アメックス・プラチナのコンシェルジェデスクは、航空券の仮押さえサービスを提供しており、特に利便性が高いです。

間際の予約は流石に対応できませんが、予約後、数日間であれば決済せずとも予約をキープさせてもらえるので、仮予約しておいて休みが確約してから本予約できます。

コンシェルジェのオペレーターは現地情報に精通しており、ローカルの地元民しかわからないような、名店を知っている事例もあります。

ガイドブックに掲載されている情報だと、トラベラーわんさかで、しかも観光客向けの値段設定で割高なケースも多々あります。

そんなときに、アメックスの世界最大級のネットワークを活かして、現地民が利用するような人気のある飲食店の予約ができたりするわけ。

現地の人が利用するようなレストランなら基本的にハズレ率が低いので。

ただ、アメックスのコンシェルジュは良い事ずくめというわけでもなくデメリットもあります。

電話にすぐに繋がらないことがある、案件に応じた番号プッシュが必要、メール未対応、依頼できる案件の幅がやや狭めだからです。

日本国内のレストランの案内・予約は、他社と比較してこれといった際立った長所があるというわけでもありません。普通です。

 

満足レベル品質のコンシェルジュ付帯クレジットカード

Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)

一部のVisaブランドのプラチナカードでは、Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)を利用可能です。

TRUST CLUB プラチナ Visaカード
エポスプラチナカード
● セディナプラチナカード
● レクサスカード

VPCCは、ネットでの依頼も対応しており、メールでもOK。

メール回答に対応していて便利です。

先程の「ラグジュアリーカード」や「JCBザ・クラス」、「JCBプラチナ」などに比べれば若干、丁寧さに欠ける部分もあるものの、サービスレベルとしては概ね満足できる対応だと感じます。

上記4券種の中で一押しをあげるなら「TRUST CLUB プラチナ Visaカード」です。

TRUST CLUB プラチナ Visaカードの代表的なメリット
  • 実質還元率は1〜1.66%で高還元
  • ボーナスリワードプログラムで最大1.96%に昇華
  • ポイント有効期限は無期限
  • 家族カードは永年無料無料
  • コンシェルジュはメール依頼&回答OK
  • TRUST CLUB ダイニングセレクション(約280店舗でコース料理1名無料)
  • プライオリティ・パスで世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で使い放題(本会員のみ)
  • 大丸東京店「D’s ラウンジトーキョー」(家族会員も対象)
  • 手荷物無料宅配・コートお預かりサービス
  • 海外旅行保険は家族特約付き。重要な疾病/治療費はカード会員と同じ最高500万円
  • 国内旅行保険も最高1億円補償で家族特約付き
  • 国内外の航空便遅延費用保険と外貨盗難保険も付帯(家族会員は対象外)
  • ショッピング保険は年間500万円と超充実
  • 珍しいキャンセル プロテクションも付帯
  • Visaプラチナカード特典も健在
  • Apple Pay対応。利用でポイント付与あり
  • 便利なVisaのタッチ決済対応でポイントも付与

etc.

<関連記事>
TRUST CLUB プラチナ Visaカードのメリット・デメリット最新まとめ!

 

クレディセゾンのプラチナカード

 

クレディセゾンがアメリカン・エキスプレスと提携して発行している下位のプラチナカードは、個人用とビジネスカードの2種類があります。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

 

どちらも年会費22,000円(税抜20,000円)ですが、

ビジネスカードの方は年200万円以上の利用があれば

年会費が半額の11,000円(税抜10,000円)となります。

 

一般的なゴールドカード並みの年会費で

コンシェルジュサービスを利用できるのがメリットです。

 

しかし、電話につながるまでの時間と回答がくる時間も若干長いこともあります。

メール依頼と回答は非対応です。

 

こう言うと微妙に思えるかもしれませんが

肝心の依頼ごとにはバッチリ対応してもらえます。╭( ・ㅂ・)و ̑̑

 

この年会費ながらも比較的、幅広い案件に対応してくれるのもです。

たとえば、入手困難な商品検索もしてもらえます。

 

この他、色んなホテル予約サイトを駆け巡っても

場所などの最低限の要望を満たしたホテルのお部屋を確保できなかったときも

セゾンプラチナアメックスのコンシェルジュに助けられたこともありました。

 

年会費を踏まえると100点満点とまではいかないまでも十分なレベルです。

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口コミ評判があと一歩なコンシェルジュ

三井住友カード プラチナ

三井住友カード プラチナのコンシェルジュサービスは、近畿日本ツーリストのグループ会社である「ツーリストインターナショナル アシスタンス サービス株式会社」が運営しています。(参考

結論から言うと、先程紹介していた

● ラグジュアリーカード(ゴールド / ブラック / チタン)
● JCBザ・クラス
● JCBプラチナ
● アメックス・プラチナ
● ダイナースクラブ プレミアムカード
etc.

と比べると、口コミ評判は今ひとつな傾向があります。

三井住友カード株式会社が自社運営している「プラチナデスク」は、対応の質は良好ですが、コンシェルジュは年会費を考えるとあと一歩感が否めません。

便利なメール対応もNGですし。

ただ、三井住友カード プラチナそのものは、長きに渡って日本のクレジットカード業界を牽引してきた三井住友カードシリーズの最上位だけあり充実しています。

三井住友カード プラチナの代表的なメリット
  • 24時間365日対応の「コンシェルジュサービス」
  • プライオリティ・パス(メンバーズセレクション選択時)
  • 名医によるセカンドオピニオンサービス(メンバーズセレクション選択時)
  • 6ヵ月間のお支払合計額に応じて「VJAギフトカード」プレゼント
  • 空港ラウンジサービスで同伴者1名”無料”
  • 高級レストランで1名無料になる「プラチナグルメクーポン」
  • プラチナホテルズ「アップグレードホテルズ」で優待料金+部屋or料理のアップグレード
  • プラチナホテルズ「スペシャルプライスホテルズ」でスイートルーム50%OFF
  • ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンの各種優待
  • 大丸東京店にあるD’sラウンジトーキョーの無料利用
  • 名古屋にあるSMBCパーク 栄のプライベートラウンジの無料利用
  • Reluxでの割引優待
  • ユニバーサル・エクスプレ・パスのプレゼント優待
  • 貴重なUSJのジョーズ内にあるラウンジを利用可能
  • 宝塚歌劇のチケット優先販売
  • 海外旅行傷害保険は家族特約つきで傷害/疾病治療費用は各500万円
  • 国内旅行傷害保険も最高1億円補償かつフルで自動付帯
  • 国内外対応の航空便遅延保険も付帯(海外:自動付帯、国内:利用付帯)
  • 最高500万円のショッピング保険。もちろん国内と海外対応
  • VISAブランドでは「Visaプラチカカード特典」
  • Mastercardブランドでは「Mastercardプラチナ特典」

etc.

コンシェルジュを期待しての作成はオススメできないものの、その他の特典を考えれば候補になります。

招待制ではないので、直接申し込み可能です。

三井住友カード プラチナの詳細は以下の記事で解説しています。

<関連記事>
三井住友カード プラチナのメリット・デメリット最新まとめ

<公式サイト> 三井住友カード プラチナ 最新キャンペーン

 

Mastercardのプラチナカード コンシェルジュ

Mastercardブランドのプラチナカードの中には「Mastercard コンシェルジュ」が付帯するクレジットカードが多いです。

Orico Card THE PLATINUM
● ジャックスカードプラチナ
楽天ブラックカード(Mastercard)

Mastercardコンシェルジュは、これまで国内・海外のおすすめレストランの紹介、航空券の運賃リサーチなどを依頼してみましたが、対応の質はコンシェルジュスタッフによって差があります。

基本的に依頼案内の内容は、自分でもインターネットで検索できる情報にとどまるため、期待していた独自のネットワークやルートは無いということでした。

あと、利用の度に、氏名やカード番号の確認があるので、少し億劫ですね。

ただ、上記3券種はコンシェルジュは、あと一歩ですが、年会費に対するカードスペックは悪くありません。

コンシェルジュを除けば、むしろ良い方です。

<関連記事>
オリコカード ザ プラチナのメリット・デメリット最新まとめ!
楽天ブラックカードのメリット・デメリット、特典、国際ブランド間の違いも比較!

 

まとめ:コンシェルジュ比較

コンシェルジュの使いやすさ、丁寧さはラグジュアリーカード、特にブラックカード以上がトップクラスです。

カード名 ネット依頼 メール回答
ラグジュアリーカード(ゴールド) メール

ラグジュアリーカード(ブラック)
ラグジュアリーカード(チタン)
JCBザ・クラス レストランとホテル予約のみ
JCBプラチナ
ダイナースクラブ プレミアムカード フォーム入力
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 海外レストランのみ
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
三井住友カード プラチナ
Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC) メール・フォーム
Mastercard コンシェルジュ レストランとホテル予約のみ



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