成田国際空港のスターアライアンスの最上位ラウンジは、全日空のファーストクラスラウンジ「ANAスイートラウンジ」でしょう。
ANAスイートラウンジは、第1ターミナルに「第4サテライト」と「第5サテライト」の2ヵ所あります。
どう違うのかが気になったので、足を両方に足を運んでみました。
【もくじ】
成田空港のANAスイートラウンジの場所
成田空港の第1ターミナルには、先述のとおりANAラウンジが2か所有り、どちらも通常のANAラウンジとファーストクラス搭乗者向けのANAスイートラウンジが同じ場所にあります。
成田空港のフロアマップで言いますと、第4サテライトのラウンジが「S34」、第5サテライトのラウンジが「S46」の位置にあります。
ANAのビジネスクラスラウンジ「ANA LOUNGE」と同じ場所です。
第4サテライトのANAラウンジは、ANAラウンジとANAスイートラウンジとで入口が別になっています。
2階がANAラウンジ。
4階がANAスイートラウンジです。
一方の第5サテライトのANAスイートラウンジの受け付けは、通常のANAラウンジと同じです。
フロア4階にラウンジがあり、エントランスを入って左側がANAラウンジ、右側がANAスイートラウンジとなってます。
あと、第4サテライトと第5サテライトにあるラウンジの営業時間は少し異なります。
- 第4サテライト:7:00 ~ 最終便出発まで
- 第5サテライト:6:30 ~ 第5サテライト出発の最終便出発まで
第4サテライトのANA SUITE LOUNGE
第4サテライトのANAスイートラウンジは、ANAラウンジとは別の受付となっています。スイートラウンジ専用なので、やはり人も少ない。
ラウンジ内部へ続き廊下。
第4サテライトのANAスイートラウンジの内部は、あとで紹介する第5サテライトと比較すると狭いです。
ANAミリオンマイラーのタグを展示。
手狭といっても、当然カードラウンジなどと比べれば広め。
雑誌と新聞コーナー。
いわゆるビジネスセンターなどとも呼ばれるパーソナルルーム。
仕切りがあるのでプライベート感あるデスクで、落ち着いて仕事や調べ物ができます。
反対側の個室の方が机が広めでゴージャスです。
テレビまで備え付けられています。
まぁ雰囲気重視か、眺め重視かと言ったところでしょう。
コピー機やスマホの充電器もあります。
こちらは個室の電話ブース。
ビュッフェコーナー。
ご飯類、デリ、パン類、お惣菜、サラダ、フルーツやデザートなどホテルビュッフェのような食事が用意されています。
ハーゲンダッツも。
春鹿 純米大吟醸とクッキー&クリームのハーゲンダッツ。
アイスとお酒は地味に合う。
お決まりのソフトドリンクやコーヒー、紅茶。
ワインやシャンパンなど多種多様なアルコール類。
ヌードルバーでは、ANAオリジナルカレーやラーメン、パスタ、牛丼など丼ものや麺類などを注文できます。
注文後、用意ができたらショッピングセンターのフードコートなどのようにブザーで知らせてくれるシステム。
食事をする所用のテーブル・イス。
とんこつラーメン。
Sushi Barのカウンター。
寿司職人の方がその場で握ってもらえます。
第4サテライトの方でシャワールームを利用するには、このデジタル端末で予約する必要があります。
調整中とあり、使えないこともありました。
ちなみにオンラインで順番待ち状況もチェックできますし、携帯の電話番号を入力しておけばSMSで呼び出してもらえます。
予約後は、番号の書かれた紙がプリントされます。
順番が来れば、シャワールームへ。
シャワールームも完備。
長距離フライト前のシャワーは、今や欠かせなくなっています。
雪肌精の化粧水とTHANNのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。
ホテルのようにアメニティも一通り用意されています。
第5サテライトのANA SUITE LOUNGE
第5サテライトのANAスイートラウンジは、ビジネスクラス利用者向けのANAラウンジと入口が同じです。
左側がANAラウンジで、やはりこちらの方が利用者も多いです。
その逆の右側がANAスイートラウンジの入口で。こちらの受付はやはり空いていました。
中に入るとすぐにゴージャス感のあるラウンジへの通路があります。
まず言えるのが、先程の第4サテライトと比較すると、かなり広めです。
それに比例して座席数も多め。
新聞と雑誌。特に新聞の種類は一通り揃っている感じでした。
コンシェルジュデスク
仮眠スペース。第4サテライトの方には、恐らくなったと記憶しています。
リクライニングチャアがあります。
マッサージチェアも2台設置されていました。
半個室のビジネスセンター。もちろんコピー機も。
これは第4サテライトと同じ。
通話カウンター。
個室の電話ブース。
喫煙室と、その横には外貨両替機が。
喫煙ルーム。
ビュッフェコーナー横の一人がけのイス。
手入れが行き届いている清潔感あふれるトイレ。
THANNと雪肌精の化粧水?と思われるテスター。
ANAスイートラウンジの食事メニューの違いを比較
ここからご紹介するのは第5サテライトの方の食事メニューですが、結論から言うと、第4サテライトと基本的に内容は同じでした。
第4サテライトも第5サテライトも基本は同じとは言え、第5サテライトの方が広くて、人も多い分、食事も充実している感はありました。
おにぎり、巻きずし。フィナンシェなど。
ケーキなどのスイーツ類は種類も豊富。ちゃんとしたケーキ屋さんの洋菓子といった感じで、普通に美味しかったです。
サラダ。
パン類。
スープ類、煮物、ソテーなど。
ANAマークのある「あられ」、リンツのチョコなどのちょっとしたお菓子も。
ヨーグルト。
ハーゲンダッツのアイスも。
種類はバニラ、クッキー&クリーム、ストロベリー。
ちゃんとその場で、調理してもらえるので温かい料理をいただけます。
飲食店に比べると、流石に種類は少ないが、必要最低限なものは揃います。
できたてホヤホヤで食せるのは嬉しいですね。^^
先程の第4サテライトと同様に出来上がればブザーで呼ばれます。
コテコテ料理のダブルコンボ。カレーととんこつラーメン。
いや、なんかそんな気分だったので。(;^ω^)
ANAスイートラウンジの飲み物・ドリンクメニューの違いを比較
ファーストクラスラウンジということで、種類はそれなりに豊富にあります。
こちらも第5サテライトの様子ですが、ソフトドリンクやコーヒーは、第4サテライトも第5サテライトも一緒。
冷蔵庫には、フレッシュジュースや野菜ジュースがあります。
お酒もビール、ワイン、シャンパン、焼酎、日本酒、ウイスキー、リキュールなど多種多様です。
唯一、ビールの銘柄は異なり、第4サテライトの方はエビスビールでしたが、第5サテライトはプレミアムモルツでした。
これだけの種類があれば困ることはないでしょう。
機内食もあることを考えると、食べ過ぎ・飲み過ぎ注意ですな。(。>ω<。)
ANAスイートラウンジのシャワールームの違いを比較
ANAスイートラウンジには、シャワールームがあります。
スタッフに利用したい旨を伝えれば使わせてもらえますが予約制。
利用するなら基本は混んでいると思ってください。
もちろん複数ののシャワールームがあるものの、私が利用した時は30分とか1時間待ったことがありました。
なので、使うと決めていたら、入室次第、先に予約するか早めの予約がカギです。
シャワールーム。
THANNのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。
こちらは第5サテライトの様子ですが、先程の第4サテライトの方と基本的に同じ。
洗面所・トイレ・シャワーが一体型の部屋になってます。
中は思っていたよりも広めなので、冬だと寒い気もしましたが、シャワ―ですぐに温まれます。
というか、結構暑くなるので、備え付けの扇風機は必須ですね。
雪肌精の化粧水やローション。だと思う。
ダイソンのドライヤー。
カゴの中に入っている資生堂のアメニティなどは、全部使ってOK。
歯ブラシ、ヒゲ剃り、シャワーキャップ、くし、スリッパなど高級ホテルのアメニティのごとく一通り揃っています。
カゴにも簡易的なシャンプーセットありますが、別で資生堂のLE MONDOR(ルモンドール)のミニボトルセットももらえます。
これは、ここでは使わず海外で使うためにとっておきました。海外によくあるシャンプーのようにゴワつかず、クオリティも良好!
海外のホテルは、場所にもよりますが歯ブラシやスリッパは割と置いてないので、これも有り難い。
シャワールームは、ラウンジに設置されていても初めは利用しなかったのですが、ANAのラウンジで使ったら思いの外よかったので、それ以来は時間が許せば利用するようにしています。
シャワー浴びたあとのフライトの快適さは最高です。疲れもたまりにくく、到着してからの疲れも明らかに軽減されました。
ANAスイートラウンジのサービスの違いを比較
ANAスイートラウンジは、さすがファーストクラスのラウンジということでサービスも最高レベル。
初入室した時は、ラウンジ入口で受付で手続きしたあと、勝手に好きなところに座ればOKだと思っていましたが、スタッフの方が迎えにきてくれて驚きました。
喫茶店のごとく、おしぼりと最初のドリンクも持ってきてくれます。
最初だけかと思いきや、シャワー室から出たあとも、おしぼりサービスがありました。
ちなににスタッフの方は、利用者の搭乗便まで把握しているので、シャワールーム予約時に、搭乗時刻のことも気にしてくれ、時間が迫ると、そろそろお時間ですよ的なことを言ってくれるなど、とにかく気配りは素晴らしいものがありました。
ただ、エコノミークラスかつ他社便を利用することも普通に多いので、なんか微妙に恥ずかしい感じもしましたがね。
あと、何やら予約席があることに気がついたのですが、これはお得意様的な優良客に気を利かせて、予約済みにしているのだとか。
つまり、ANAの上級会員かつヘビーユーザーの方だと、フライト搭乗の情報から、お気に入りの席を空けておいてもらえ、スタッフが毎度、挨拶にくるという話です。
ホスピタリティ精神が素晴らしい。(*´ω`*)
地下連絡通路(第4⇔第5サテライト)
私は、この日は搭乗ゲートが第4サテライトでしたが、第5サテライトのANAスイートラウンジを利用していました。
普通に移動しては、割と遠いことを考慮して近道を教えてもらえました。
1階に降りると第4サテライトと第5サテライトを繋ぐ通路があります。
人がかなり少なく空港職員のような人しかいませんでした。
第4サテライトと第5サテライトを行き来する方は、そういないと思いますが、免税店などショップ巡りや、私のように空港の内部を見て回るのが好きな方、単純に間違えてしまった方などは便利かと。
ANAスイートラウンジを利用する方法と条件
ANAスイートラウンジは、ANAの最上級のラウンジ。利用するための条件は決して緩くはありません。
●ANAのダイヤモンド会員とその同行者1名
●ファーストクラスの搭乗者とその同行者1名
●ANA MIllion MilerプログラムのLounge Access Card保有者(200万マイル以上)
●ANA SUITE LOUNGEご利用券
ANAのダイヤモンド会員になるには、1年間で10万プレミアムポイントを獲得する必要がありますし、ミリオンマイラーの200万マイルも難易度が高すぎ問題が。
特に後者は、余程お金と時間に余裕のある方しか、ほぼ無理でしょう。
ファーストクラスも、シンプルに運賃が高過ぎます。
消去法でみると、ANAスイートラウンジ利用券ならまだ望みがありそうですが、これはダイヤモンド会員やプラチナ会員がもらえるチケットです。
これがあれば、今のところは誰でもANAスイートラウンジに入室することができます。
それに、必ずしもANAグループ便、そしてスターアライアンス加盟の航空会社を利用する必要もありません。
たとえば、成田空港の国際線でANAスイートラウンジを利用したい場合は、第1ターミナルから出発する飛行機に乗るのであれば利用可能ということ。
スタッフの方の一流の対応に、食事も普通に美味しい、かつ、安くはないアルコール類も飲み放題で、まさにVIP待遇。ヽ(´▽`)/
機会があれば、また利用させてもらいたいところだ。