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楽天ポイント運用は損しやすい?メリット・デメリットまとめ

楽天ポイントで運用ができる「ポイント運用 by 楽天PointClub」(以下、楽天ポイント運用)というサービスがあります。

サービス利用時の手数料は無料で、必要費用は信託報酬などの間接的に発生するコストだけです。

サービス名称のとおり楽天ポイントをつかって、運用体験が可能で、楽天証券の口座がなくても、楽天会員かつ楽天ポイントがあれば、誰でも活用できます。

そんな手軽さもあってか2018年10月3日にスタートして、2021年8月2日時点でなんと、早くもユーザー数が500万人を突破!

安定的に運用できる「バランスコース」、積極的に運用できる「アクティブコース」、の2コースから選択し、ポイント数を設定するだけで運用をスタートできます。

当記事では、楽天ポイント運用のメリット・デメリットについて解説します。

 

楽天ポイント運用の基本情報

サービス名 楽天ポイント運用
(ポイント運用 by 楽天PointClub)
URL https://point.rakuten.co.jp/invest
サービス概要 「楽天ポイント」を投資信託の基準価額に連動して運用できるサービス
対象のユーザー 楽天ID保有者かつ「楽天ポイント」残高のある楽天会員
運用コース アクティブコース:積極的な運用(ハイリスク・ハイリターン)
バランスコース:安定的な運用(ローリスク・ローリターン)
ポイント増減が連動する対象 楽天証券が販売する投資信託の基準価額
各種手数料 無料
利用可能ポイント 通常ポイント
※期間限定ポイントは利用不可能だが、提携サービスから交換した通常ポイントは利用可能。
利用可能単位 追加:100ポイント以上、100ポイント単位
引出:1ポイント以上、1ポイント単位
<メリット>
● 楽天ポイントがあれば始められる(通常ポイント100ptからスタートOK!)
● 楽天証券など口座開設せずともスタートできる!
● 登録・手数料が無料!
● 1ポイント単位から引き出しOK!
● 連動する投資信託は信頼性の高いファンドなので長期運用なら損しにくい!
● 運用ポイントは0ポイント未満にはならない!
<デメリット>
● 期間限定ポイントは利用不可能
● SPU対象外(対象は楽天証券の楽天ポイント投資の方)

● 普通にポイントが減ることもある
● 大きなリターンは期待できない
● 投資・運用に役立つスキルは、そんなに身につかない

前提として、今回メインで解説する楽天ポイント運用は、楽天ポイント投資とは別物なのでご注意ください。

それぞれの相違点は以下でまとめています。

<関連記事>
楽天ポイント投資と楽天ポイント運用はどっちがおすすめ?違いを比較!

 

楽天ポイント運用とは?

楽天ポイント(通常ポイント)を使って、楽天投信投資顧問(株)が運用する投資信託の基準価額に連動した運用ができるサービスです。

株式をメインに投資する「アクティブコース」と、債券をメインに投資する「バランスコース」の2種類のコースのみなので、初心者でも、とっつきやすいポイント運用サービスとなっています。

運用に充当したポイントは、楽天証券で販売されている投資信託の基準価額に連動して日々増減するため、実際に運用しているかのような疑似体験が可能です。

<アクティブコース>
● 連動対象の投信:楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
● 運用内容:日本を含む全世界の株式および投資適格債券に7:3の配分で分散投資
<バランスコース>
● 連動対象の投信:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
● 運用内容:日本を含む全世界の株式および投資適格債券に3:7の配分で分散投資

各種手数料は、一切不要で完全無料で利用できるのはメリットです。

運用に充当できるポイントは、楽天ポイントの内、通常ポイント(提携サービスから交換した通常ポイントも含む)のみであり、期間限定ポイントは対象外です。

運用に使えるポイント単位は、100ポイント以上100ポイント単位です。

ポイントを追加するときの上限は、1回の追加上限は、30,000ポイント(ダイヤモンド会員は500,000ポイント)までとなっています。

それ以上のポイントを追加したい場合は、複数回に分けて追加すればOK。

運用中のポイントは、1ポイント以上1ポイント単位で通常ポイントとして引き出し可能です。

なお、引き出す際に「ポイント数指定」を選択すると、運用中ポイントの90%まで、「全て引き出す」を選択すると、それ以上のポイントを引き出せます。

引き出した際に、通常ポイントとして反映されるタイミングは、営業日14時までの申請で、翌営業日22:00以降となっています。

引き出し時のポイント数は、翌営業日の基準価額をもとに確定。

「全て引き出す」を選択した後に、参照する投資信託の基準価額が下落した場合は、実際の引き出しポイント数が申請時に表示されていたポイント数より少なくなる点は注意。

運用で増加した楽天の通常ポイントは、もちろん楽天系サービスや、多種多様なジャンルの幅広い提携店舗で利用可能です!

<関連記事>
楽天ポイントの使い方を攻略!お得な使い道・裏技を解説!

 

楽天ポイント運用のメリット

楽天の通常ポイントがあるだけでスタート可能!

「楽天ポイント運用」なら、楽天会員(楽天ID保有者)なおかつ楽天ポイント(通常ポイント)あれば、すぐに始められます。

<公式サイト> 楽天会員登録(無料)ページ

 

これは自己資本やポイントで金融商品を購入する投資ではなく、ポイントを運用会社である「楽天」に預けて代わりに運用してもらい、その結果がポイント増減に反映される仕組みだからです。

通常の投資・運用だと金融商品の選別・購入など手順も必要なため時間がかかり「気軽にスタート!」とはいきませんが、

楽天ポイント運用は、2コースに厳選されているため、初心者にとっても心理的障壁を感じることなく始められます。

もちろん、ポイント減少リスクもありますが、自己資金を使うことなく、いとも簡単に運用体験ができるのは純粋なメリットです。

 

口座開設しなくてもOK

一般的に「投資」をはじめようとすると、証券会社で口座開設、本人確認書類の提出するなどして、なかなか気軽にスタートできません。

ただ、楽天ポイント運用なら証券口座の開設が不要であるです。

通常の投資・運用だと「始めたい!」と思っても、基本的にすぐに取引できるわけでなく、証券口座の開設が必須です。

ただ、楽天ポイント運用なら、証券口座の開設は不要で、楽天会員かつ通常ポイントが100pt以上あり、自分がやりたいと思えば、すぐスタートできます。

口座開設の手間や、細かい設定が必要なく、極めて手軽に始められるのが楽天ポイント運用の利点です。

 

登録・手数料が無料

楽天ポイント運用は、登録・手数料が無料です。

現金など自己資本ではなく、あくまで楽天の通常ポイントを運用するだけなので、身銭を切る必要は皆無。

ポイント運用を初デビューする方でも利用しやすくなっています。

しかし、投資信託の信託報酬などのコスト分は、実質的にパフォーマンスが低下する点は注意が必要です。

<信託報酬率の目安>
● アクティブコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型):年0.218%程度
● バランスコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型):年0.226%程度

多少のリスクはあってもポイントを増やすことを重視したい方は「アクティブコース」、

利益は小さいながらもコツコツ安定的にポイントを貯めたい方は「バランスコース」といったイメージになります。

 

楽天ポイントの使い道の一つとして

また、楽天の通常ポイントを、ずっと使わずに置いていた場合や当面使う予定がない場合の使い道としてもイチオシ。

理由は、ポイント運用なら、シンプルにポイントが増える可能性もあるからに他なりません。

運用の疑似体験ができて、利益も得られる可能性もあり一挙両得です。

 

100ポイントから運用可能

運用に必要なポイントはたったの100ポイント。

通常ポイントが、わずか100ポイントあるだけで、いきなり楽天ポイント運用できます。

100ポイント程度なら、楽天グループのサービスや楽天カードを利用していれば、すぐ貯まるのため運用も始めやすいです。

期間限定ポイントや、他ポイントから交換した楽天ポイントは利用対象外である点は注意が必要ですが、楽天ポイント運用にまわせるポイント数は簡単に貯められます。

 

運用ポイントは0ポイント未満にならない

楽天ポイント運用時は、各コースの基準価格に連動してポイント数が変動するわけですが、いくらポイント数が上下しても運用ポイントが0ポイント未満になることはありません。

リスクは少ないです。

これも、通常の投資・運用とは違う「楽天ポイント運用」ならではのメリット。

 

1ポイント単位から引き出し可能

楽天ポイント運用で運用中のポイントは、いつでも1ポイント単位で引き出せます。

引き出し時のポイントは、もちろん投入時と同様に使い道が多い方の通常ポイントです。

<関連記事>
楽天ポイントの使い方を攻略!お得な使い道・裏技を解説!

 

営業日14時までの手続きで、翌営業日22:00以降に通常ポイントへ反映されます。

引き出し時のポイント数は、翌営業日の基準価額をもとに確定する仕組みです。

そのため「全て引き出す」を選択した後に、参照する投資信託の基準価額が下落した場合は、実際の引き出しポイント数が申請時に表示されていたポイント数より少なくなる点は注意が必要。

たとえば、月曜日の14時までに100ポイントの引き出し申請をした場合は、火曜日の22時以降に通常ポイントとして100ポイントが反映されます。

ただ、前述のとおり引き出し確定時に価格が下落してしまった場合は、下落した価格のポイント数になりますのでお気をつけください。

例として、運用ポイント数が100ポイントある状態で「全て引き出す」を選択した後、価格が下落し、引き出し確定時に運用ポイント数が90ポイントになっていた場合、通常ポイント90ptが反映されます。

 

連動する投資信託の信頼性が高め

楽天ポイント運用で提供される、以下それぞれのコースに連動している投資信託は、信頼性が高めなのもメリットです。

<アクティブコース>
● 連動対象の投信:楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
● 運用内容:日本を含む全世界の株式および投資適格債券に7:3の配分で分散投資
<バランスコース>
● 連動対象の投信:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
● 運用内容:日本を含む全世界の株式および投資適格債券に3:7の配分で分散投資

この2つの投資信託は、低コストかつ海外株式と債券に分散投資できるということもあり、多くの投資家から人気を集めている投資信託の一つです。

そんな投資信託に間接的に投資運用しているのにも関わらず、手数料無料なのは、楽天ポイント運用のメリットと言えるでしょう。

 

楽天ポイント運用のデメリット・注意点

楽天ポイント運用のデメリットについてですが、ほとんどのデメリットは他のポイント運用と同じです。

デメリットを理解した上で、利用するか否かを判断しましょう。

 

ポイントが減少する可能性もある

疑似体験とはいえ、当然、通常の投資・運用と同様に「減少リスクはつきもの」です。

前述した連動する投資信託の基準価額が上がれば増えますし、下がればポイントは減ります。

基準価額が大きく下落すると、運用中のポイントも、減少するのでご注意ください。

ポイント運用といっても、元本保証なるものはないので、お気をつけください。

強いていば、運用ポイントが0ポイント未満にはならない固有メリットはあります。

 

期間限定ポイントは利用不可能

すでに何度かお伝えしてのとおりですが、楽天ポイント運用では、期間限定ポイントは使えません。

ただ、提携サービスから交換した通常ポイントは利用OKです!

期間限定ポイントは、通常ポイントと比較して使い道は限定されるものの、意外と探せば使い道は豊富にあります。

<関連記事>
楽天ポイントの使い方を攻略!お得な使い道・裏技を解説!

 

大きなリターンは期待薄

楽天ポイント運用で提供している2コースは、リスクが小さい反面、大きな利益は、あまり期待できません。

楽天ポイント運用で提供している2コースに連動する投資信託の値動き自体が、さほど大きくないため、短期戦では、基本的に大きな利益を出すのは困難。

逆にいえば急騰することが少ない分、暴落する可能性も少ないです。

「利益が少ない」=「デメリットだけ」ではないことは抑えておきましょう。

つまり、一長一短です。

しかしながら、ポイント運用は「個別株式」や「バイナリーオプション」「FX」のように「短期で利益を得たい!」方にとっては物足りなく感じるかもしれません。

 

投資の知識はさほど身につかない

楽天ポイント運用は、手軽かつシンプルな分、投資・運用に活かせるような知識やスキルはあまり得られません。

あくまで「ポイント運用」のため、実際の投資とは似て非なるものです。

 

全く異なります。ポイント運用を始めたからといって実践的な投資スキルが身につくわけではありません。

銘柄選びや、入出金の手間がかからない分、得られる投資経験も少なくなってしまいます。将来は本格的に投資をしていきたいと考えている方は「楽天ポイント投資」の方がむいているかもしれません。

あくまで、手軽にポイントを増やしてみたい! という人が「楽天ポイント運用」に向いています。

 

楽天市場のSPUは対象外

楽天ポイント運用は、楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)対象外のサービスです。

楽天ポイント運用を利用していも、SPUでポイントの倍率がアップすることはありません。

SPU対象なのは、楽天ポイント投資の方です。

 

楽天ポイント運用の使い方・手順

楽天ポイント運用をはじめる方法は、楽天会員、なおかつ通常ポイント100ptの保有者ならば即座にスタート可能です。

対応機種・端末は、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続できるデバイスなら基本的に何でもOK。

[1]「楽天ポイント運用」にアクセス
[2]アクティブコース・バランスコースのどちらかを選択
[3]運用ポイントを指定
[4]運用の疑似体験スタート!

なお、「楽天PointClubアプリ」(iPhone / Android)でも、楽天ポイント運用できます。

ちなみに、楽天ポイント運用をはじめるタイミングによっては、新規ユーザー限定で、楽天ポイントがもらえるキャンペーンを開催していることもあります。

 

さいごに

楽天ポイント運用をおすすめできる点を挙げるとすると以下の3つに集約できます。

<とにかく簡単!>
楽天の通常ポイントがあれば超簡単にスタート可能!
<損しにくい>
現金など自己資本がなくても利用可能!
<簡単にやめられる>
不安に感じたり使い道があれば、いつでも引き出せる!
※営業日14時までの申請で翌営業日22:00以降に通常ポイントへ反映)

あくまで、遊び感覚で「ちょっと増えればラッキー!」ぐらいに思える方に「楽天ポイント運用」は向いていると言えます!






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