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ダイナースクラブカードは国内も海外も使いづらい?決済力の実際を検証してみた

クレジットカードの「7大国際ブランド」の中でも、ひときわステータス性が高いと認知されている「Diners Club(以下ダイナースクラブ)」。

その反面、ダイナースクラブは、「VISA」や「Mastercard」と比較すると、国内外での決済面で不安を覚える方も多いのではないでしょうか。

その為、本記事では、国内はもちろん、海外のさまざまな国や地域でダイナースクラブカードを、できる範囲で試した結果をお伝えします。

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ダイナースクラブの日本国内での使い勝手は?

まずは、日本国内での「ダイナースクラブ」の使い勝手について解説します。

ダイナースクラブは、日本発の国際ブランド「JCB」との提携により9割ほどの国内にあるJCB加盟店でも利用可能となっています。

したがって、お店にダイナースクラブのマークがなくても、JCBマークがあればアッサリに使えるケースがほとんどです。

上記について、店員さんも知らないケースもあるため、JCBマークがあれば「試しにカードを通してみてくれませんか?」などと伝えてみましょう。

では、国内におけるダイナースクラブの使い勝手について店舗ジャンル別に見ていきましょう。

 

コンビニでの使い勝手

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクスなど主要なコンビニでは、ほぼ利用可能。

 

スーパー・量販店での使い勝手

大手流通のイオングループ、イトーヨーカドーなどセブン&アイ系列のスーパーなら問題なく使えます。

私は大の旅好きなので国内各地に行くことがあり、その際にローカルスーパーによく立ち寄ったりしますが一度も使えなかったことはありませんでした。

(もちろん、どこのスーパーでも使えることを保証するものではありませんので、その点はご留意ください)

また、前述のとおり、万一レジ横などにある利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載されていない場合でも、先述通りダイナースクラブは「JCB」と提携している為、ほぼ使えます。

場合によっては店員さんがこのことを知らないケースがありますが、「試しに一度通してみてください。」と言えば問題なく決済できることが多いです。

これはどの店舗ジャンルでも同様のことが言えます。

 

百貨店・デパートでの使い勝手

旅行に行った際は付近に百貨店があれば、旅行と並んで食べることが大好きなのでたいてい食品売場に足を運ぶのですが、

その際に試してみたところ、三越・伊勢丹、高島屋、阪急・阪神百貨店、そごう・西武などはちゃんと使えました。

 

レストラン・飲食店での使い勝手

高級レストランや、ファミレスなどの有名チェーンレストランなら、ほぼ使えます。

私は国内旅行に行ったら、ほぼ必ずと言っていいほど、その土地ならではのローカルを感じれるような居酒屋などの飲食店に1回は行くようにはしていますが、使えないところも普通にありました。

 

航空券・JRなど交通機関での使い勝手

交通機関系も、私の経験の中では使えなかったことはなかったです。

 

ホテルなど宿泊施設での使い勝手

あくまで国内利用においてですが少なくとも高級ホテルや中堅ホテルグループでは、当然のごとく使えました。

ただ、個人運営しているような小規模な民宿は未対応のケースも普通にあります。

 

インターネット通販サイト・WEBサービスでの使い勝手

ダイナースクラブカード全種類が使えるポイントサイト「ダイナースクラブ ポイントモール」があります。

「ダイナースクラブ ポイントモール」では、参加店舗ごとに設定されたボーナスポイント、またはキャッシュバックが得られるという、多彩なジャンルのショップが参加するポイントサイトです。

ダイナースクラブ ポイントモールでは、たとえば楽天市場やYahoo!ショッピングなどといった総合通販サイトをはじめ、その他、多種多様なジャンルの店舗が数多く参加しています。

ボーナスポイントorキャッシュバックを得るには、参加店舗でのダイナースクラブカード決済が必須条件です。つまり、ダイナースクラブ ポイントモール参加店舗においては、日本発行のダイナースクラブカード全種類を使えることになります。

ちなみに、Amazonはダイナースクラブ ポイントモールに参加していませんが決済自体は「ダイナースクラブ」ブランドも対応しています。

少なくとも、ダイナースクラブ ポイントモールに参加しているショップは、全部対応しているので、オンラインサイトでも基本的には、そこまで不便に感じることもなさそう。

 

ダイナースクラブの海外での使い勝手は?

無論、私は全世界を隅から隅まで旅したわけではありませんが、一応、五大陸は制覇しているので、その中の経験上で、ダイナースクラブカードの使い勝手はどうだったのかを解説します。

 

アジアでの使い勝手

中国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、フィリピンなどアジア圏の主要な海外旅行先は割と行きましたがダイナースクラブが使えるお店は率直に言ってやはり少ないです。

アジア諸国は、都心ならまだしもローカルになればなるほど、クレジットカードが利用可能なお店が激減しますね。

デパートや大きい免税店などでは利用できることもたまにありますが、街中のショップや飲食店では「VISA」か「Mastercard」は必須でした。

あと、中華圏は、やはり中国発の国際ブランド「銀聯(ぎんれん)」が強いです。

ちなみに銀聯は、世界的には「UnionPay(ユニオンペイ)」と呼ばれます。

 

ヨーロッパでの使い勝手

ヨーロッパは、イギリス、イタリア、フランス、ドイツなど、ユーロ圏もそれなりに旅行先として主要どころは行きましたが、アジア諸国ほどではないものの、使えるお店は少なめ。

ヨーロッパと言えば、Mastercardが特に強い。

なんて一昔前は言われていましたが、今では「Mastercard」が使えればVISAも、VISAも使えればMastercardも使えるといった具合に、両ブランドの対応状況には大差ありません。

 

中東・アフリカでの使い勝手

中東やアフリカ諸国はクレジットカード自体、そもそも普及していない地域が他のエリアに比べて多いため、やはりダイナースクラブも例外ではなく使えるところは少ないです。

とはいえ、ダイナースクラブカードなら中東・アフリカでの決済力は別にして、ドバイだと例えば、ドバイ国際空港にあるマルハバラウンジ(Marhaba Lounge)や、ラウンジ B(Lounge @ B)などに無料で入れたり、カードスペックとして手厚い海外旅行旅行も付帯していることを考えれば、それだけでも持っていく理由としては十分だとは思いますが。

 

北米での使い勝手

アメリカ(ハワイなども含む)では、ダイナースクラブを利用できる店舗は他のエリアに比べれば純粋に多いです。

グアムやサイパンに行った時は、ダイナースクラブカードを持っていかなかったので、確かなことは言えないですが、ハワイ、ニューヨークなどについてはダイナースクラブがNGだったことは、私が行った先では一度もなかったです。

その大きな理由としては、ダイナースクラブカード裏面にアメリカ発の国際ブランドである「DISCOVER(ディスカバー)」のロゴがあり、すなわちダイナースクラブは、このディスカバーとの提携もあるので、アメリカでもほとんどのところで使えるということにもつながっています。

しかしながら、いずれにせよクレジットカード1枚だと心もとないですし、私の場合、海外旅行傷害保険の補償額上乗せができたりする(※)ことも踏まえて必ず世界中で抜群の決済力を誇る「VISA」もしくは「Mastercard」を含めた複数枚のカードを持っていきますし、必須です。

※もちろんクレジットカードごとの付帯保険内容によりますので、一般カードなど、そもそも海外旅行保険が付帯されていないカードなどの場合は上乗せ不可能です。

 

ダイナースクラブ コンパニオンカードを無料発行できる唯一のカードとは

最もスタンダードなダイナースクラブカードに限り、Mastercardブランドのクレジットカードを年会費・発行手数料など諸々の費用不要で完全無料で追加発行できます。

ダイナースクラブ コンパニオンカードというサービス名称となっていますが、ポイント還元率など、ごく一部を除き、年会費3,300円(税抜3,000円)のTRUST CLUB プラチナ マスターカードと、優待特典などのスペックは、ほとんど同じです。

カード名 追加発行可能なカード
ダイナースクラブカード ダイナースクラブ コンパニオンカード
[TRUST CLUB プラチナ マスターカード]
ダイナースクラブ プレミアムカード ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード
[TRUST CLUB ワールドエリートカード]

インビテーション制の上位カードである「ダイナースクラブ プレミアムカード」なら、Mastercard最高ランク「ワールドエリート(World Elite)」が付帯するダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード( ≒ TRUST CLUB ワールドエリートカード)を、まさかの無料で発行できてしまいます。

同カードは、普通に発行したら年会費14万円以上するシロモノです。

ただし、各種コンパニオンカードは、あくまでプロパーカードの「ダイナースクラブカード」と、その上位カードの「ダイナースクラブ プレミアムカード」のみしか追加発行できないので注意してください。

つまり、ANAダイナースカード、JALダイナースカード、銀座ダイナースクラブカードなどの提携カードは発行不可能です。

個人事業主や法人向けの「ダイナースクラブ ビジネスカード」も対象外となっています。

ダイナースクラブ コンパニオンカードは、Mastercardブランドなので、国内外における加盟店数はトップクラスなので利用可能先は飛躍的に増加します。

ただし、ダイナースクラブカードの還元率が1%であるのに対して、ダイナースクラブ コンパニオンカードだと還元率0.5%に半減してしまう点は注意しましょう。

この還元率の部分が気になるなら年会費無料×高還元カードをサブカードとして作ってみるのも一つの方法です。

<関連記事>
年会費無料×高還元率クレジットカードまとめ

 

各ダイナースクラブ コンパニオンカードのスペックの要点をまとめると下記のとおりです。

比較項目 プレミアム コンパニオンカード コンパニオンカード
本会員の年会費 無料
家族会員の年会費 無料
発行手数料 無料
ポイント還元率 1%(100円=1P) 0.5%(200円=1P
付帯保険 ダイナースクラブ プレミアムカードの付帯保険に準じる ダイナースクラブカードの付帯保険に準じる
Mastercard優待プログラム 「Taste of Premium」の24の特典を提供
【例1】国際線手荷物無料宅配(往復各3個)
【例2】ダイニング by 招待日和(全国約250のレストランのコース料理が1名無料)
etc.
「Taste of Premium」の14の特典を提供
【例1】国際線手荷物優待(海外から帰国時1個500円で宅配)
【例2】ダイニング by 招待日和(全国約250のレストランのコース料理が1名無料)
etc.
Boingo Wi-Fi 日本を含む世界100ヵ国、100万ヵ所のホットスポットでインターネット接続が可能になります。登録料・利用料が無料。
ラウンジ・キー(LoungeKey) ・ラウンジ数は世界1,000ヵ所以上
・本会員・家族会員どちらも年会費・利用料無料
・同伴者1名無料

「TRUST CLUB ワールドエリートカード」とほぼ同等スペックの「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」だと24種類、

「TRUST CLUB プラチナマスターカード」とほぼ同等スペックの「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」なら14種類のMastercardオリジナル特典「Taste of Premium」とダイナースクラブの特典を同時に利用できるので強烈です。

<関連記事>
Mastercard(マスターカード)の6ランクをワールドエリートまで徹底解説
マスターカードのTaste of Premiumの特典・対象のMastercardまとめ

特にダイナースクラブ プレミアムカードと同等の年会費14万円程のTRUST CLUB ワールドエリートカードとほぼ同等スペックであるダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードの2枚持ちができてしまうメリットは絶大です。

この2枚持ちなら本来の合計年会費が28万円以上するところ、二分の一の年会費で持てることを意味するので。

 

さいごに

ダイナースクラブカード」の年会費は決して安くはありません。

ただし、それを補って余りあるダイニング・グルメ優待をはじめ、富裕層向けの数々の特典を楽しめ、着実にワンランク上の日常に引き上げてくれることから、今もなお人気のクレジットカードです。

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