国際線のANAラウンジは、国内線のANAラウンジとは異なり、ワンランク上のサービスを受けることができます。この点は、JALのサクララウンジと同じです。
個人的には、JALのサクララウンジの方が好みですが、ANA(全日空)も古くから日本を代表する航空会社なので決して悪くはないありせん。
が、しかし、ファーストクラス搭乗者向けのANA SUITE LOUNGE(スイートラウンジ)はまだしも、こちらのビジネスクラス搭乗者向けのANAラウンジは、たいてい混んでいるのがネックですね・・・。
【もくじ】
羽田空港ANAラウンジ(第3ターミナル国際線)の場所
羽田空港第3ターミナル国際線の110番ゲート付近に「ANA LOUNGE」と「ANA SUITE LOUNGE」が同じ場所に設置されています。
もう1ヵ所、2020年3月29日から第2ターミナル国際線の出国後エリアに「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」が新ラウンジが誕生しました。
「ANA ARRIVAL LOUNGE」も新設されましたが、こちらは羽田空港第2ターミナルにある国内線出発ロビーにある方のラウンジとなります。
なお、これを機に羽田空港第2ターミナル国際線施設の供用開始に伴い、以前からあった羽田空港第3ターミナル114番ゲート付近の「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」は、2020年3月28日をもって営業を終了しています。
110番ゲート付近の方の営業時間は5:00〜25:00と長く開放しています。ANAラウンジもANAスイートラウンジも共通です。
今回は、第3ターミナル国際線の110番ゲート付近にあるファーストクラスの「ANAスイートラウンジ」ではなく、ビジネスクラスの「ANAラウンジ」にスポットをあてて紹介します。
ANAラウンジは、ビジネスクラス搭乗者のみならず、プレミアムエコノミー搭乗者やSFC会員でも利用可能です。
●ANA SUITE LOUNGE:第3ターミナル国際線110番ゲート付近
●ANA LOUNGE:第2ターミナル国際線の出国後エリア
●ANA SUITE LOUNGE:第2ターミナル国際線の出国後エリア
ANAラウンジ(第3ターミナル国際線110番ゲート)への行き方
出国審査後に、右方向に行くとすぐに110番ゲートの案内が見えてきます。
「航空会社ラウンジ」の案内に従い進みます。
あとは突き当りのエスカレーターで4Fに上がればOK。
すぐ目の前にANAラウンジの入り口があります。
左側がANA LOUNGE、右側がANA SUITE LOUNGEの入口です。
ANAラウンジ(110番ゲート)の内部
110番ゲート付近のANAラウンジの受付。
受付からラウンジ内までの通路がエレガントで、気持ち距離が長いです。
ANAは、2015年にスターウォーズとパートナーシップを締結しているからなのか、スターウォーズのキャラのフィギュアが展示されていました。
スターウォーズは世界観が好きなんだよね。
ラウンジ内にも展示。
ラウンジ内は奥へと広い。
ラウンジは、大部分が1つの大きな長方形の部屋で構成されていて、各エリアに分割するための様々な種類のパーティションがありました。
窓側は混みやすい。
視界良好で飛行機もよく見えます。
ヌードルバー付近のカウンター席。
ラウンジ奥のエリア。
入口から左方向エリアは、空いていることも多い。
もちろん、時間帯によっては窓側に限らず混みます。
左手奥にあるソファースペース。
左手奥の窓際付近のソファーエリア。
ANAラウンジ(110番ゲート)のビュッフェメニュー
110番ゲート付近のANAラウンジでは、ビュッフェとドリンクコーナーが左右に1箇所ずつ合計2箇所あります。
こちらは入口から右手にある方のメインのビュッフェコーナー。
こちらの方にはヌードルバーも併設されています。
味噌汁とオニオンスープ。
ちなみに、成田空港のANAラウンジでは、ヌードルバーで名物のANAオリジナルチキンカレーを注文しますが、羽田空港では、このビュッフェコーナーにあります。
JALのオリジナルカレーがビーフに対して、ANAはチキンを使用。
ちゃちいカレーではなく、具材が結構大きくゴロッと入っていて好きです。
ウインナーとスクランブルエッグ。
中華あんかけ炒飯
蒸し餃子。
唐揚げとフライドポテト。
ニョッキ。
ミートボール。
焼きそば。
ビーフン。
おにぎり(梅やツナマヨ)、巻きずし、いなり寿司。
パンコーナー。
ANAマーク入のカフェボールやバジル入のパン、ソフトカンパーニュなど。
多種多様なフレッシュサラダ類。
3種類のサンドイッチ、朝食の時間帯にはヨーグルトも出ます。
リンツチョコ、チーズ、オリーブ、クッキー、クラッカー、杏仁豆腐。
あられ。
ビュッフェコーナー付近の座席。
こちらは反対の左側にあるサブ的なビュッフェコーナー。
こじんまりしていますが、料理メニューはメインビュッフェの内容と一緒です。
ただ、こちらの方にはヌードルバーはありません。
左側のビュッフェコーナー前にあるカウンター席。
ANAラウンジ(110番ゲート)のヌードルバー
入口から右手にある方のメインのビュッフェコーナーの方に併設されているヌードルバー。
注文できるメニューは全9種類。
●きつねそば
●きつねうどん
●山菜そば
●山菜うどん
●かき揚げそば
●かき揚げうどん
●カレーそば
●カレーうどん
●とんこつラーメン
注文すると青い番号札が渡され、出来上がり次第、番号で呼ばれる流れ。
先述のとおり、成田にあるANAラウンジでは、ヌードルバーでANAオリジナルチキンカレーを注文しますが、羽田ではビュッフェコーナーでのセルフサービスとなっています。
ANAラウンジで提供される、ホットミール類は、好みもあるでしょうが、正直ほとんど口に合いません。
ただ、ヌードルバー提供メニューは、注文してから作ってもらえるので普通に美味しいです。
天ぷらそば。
一人前の量が少なめなので、お腹が空いている時は2種類いける。
とんこつラーメン。
でも、何だかんだ、やっぱりカレーが一番好き。
具材もゴロッと入って美味しい。
ANAラウンジ(110番ゲート)のドリンクメニュー
続いて、ソフトドリンクやアルコール。
ソフトドリンクは、フードコートやファミレスなどにあるようなドリンクバーマシーン。
冷蔵庫には、アイスコーヒーや野菜ジュース、トマトジュースなども置いています。
液晶パネルタイプのエスプレッソマシン。
隣には緑茶や紅茶のティーバッグ類。
コーヒーマシーンは2タイプあり、ビールサーバーの横にも。
ANAスペシャルブレンドコーヒーを楽しめます。
ちなみにビールは、アサヒスーパードライの他にも、左手奥にあるドリンクコーナーに行けば、キリン一番絞り、サッポロ黒ラベルもいただけます。
成田国際空港の第4サテライトのようなSAKE BARなるものはないですが、多種多様なアルコールを楽しめます。
赤ワイン、白ワイン、シャンパン、ウイスキー、ウォッカなど。
名物の地酒も。
もちろん、飲み放題。
ANAラウンジ(110番ゲート)のシャワールーム
ラウンジ入口からラウンジ内部までの通路の途中にシャワールームがあります。
シャワールームは、全部で7部屋あり、利用する場合は事前に受付に申し出る必要があります。
ラウンジ入口の受付で申込みすると、搭乗券と引き換えにシャワールームの鍵をもらえますが、混雑時は端末にて空き次第呼び出してくれます。
デジタルキーでタップすると解錠され中に入れます。
シャワールームは、そこまで広くはありませんが、トイレも設置。
入口付近に洗面所。扇風機やドライヤー、タオルなど。
ドライヤーは、以前行った時は確かパナソニック製だったような気がしますが、ダイソンに変わっていました。
ちなみに成田空港のANAラウンジもダイソンです。
奥のシャワーを浴びる場所はガラス扉で仕切られてます。
アメニティ類は、歯ブラシ、ひげ剃り、シェービングクリーム、ヘアブラシ、クシ、コットンセット、スリッパを用意。
以前は、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、化粧水、乳液、メイク落とし等も小分けパックの提供だったのですが、シャンプー類は、THANNのボトルタイプに変わりました。
これは成田空港のANAラウンジも同じです。
THANNのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ。
化粧水なども雪肌精のボトルタイプに変わってました。
小分けパックの提供が無くなったのはちょっと残念ですが、持ち帰りOKのスリッパは有り難いですね。
海外のホテルでは、こういったアメニティサービスがないところもザラにあるので。
ANAラウンジ(110番ゲート)その他設備
まず、新聞・雑誌コーナーは、ラウンジ内に2箇所あります。
入口付近に1箇所と、左手奥のソファーコーナー手前に1箇所です。
一般的な新聞とスポーツ新聞の種類は充実していますが、雑誌類は少なめです。
電話ブース。
入口の通路、突き当りに喫煙室。
トイレはキレイで広め。
個室もゆったり目でウォシュレット機能付きです。バリアフリーにも対応しています。
この他、入口の通路脇に懐かしい緑色の電話機があったり、もちろんコピー機なども設置されています。
設備ではないですが、ANAミリオンマイラーのタグも展示されていました。
羽田空港ターミナル3国際線のANAラウンジの感想
2017年には羽田空港の旅客数が、なんとアメリカのロサンゼルスを抜いて世界第4位に躍り出ました。
が、しかし、羽田空港は利用者が極めて多い割に空港が小さいためか、ANAラウンジもJALのサラクラウンジも混雑しています。
特にANAラウンジは、ビジネスクラスやスターアライアンスの上級会員に限らず、プレミアムエコノミーの乗客でも使え、追加料金を払って利用することもできます。
●ANAラウンジ:1名4,000円(当日1名6,000円)※ANA便利用時
●SKY LOUNGE:1名1,050円(4~12歳 530円、0~3歳 無料)
●SKY LOUNGE ANNEX:1名1,050円(4~12歳 530円、0~3歳 無料)
つまり、ANA便を利用するなら誰でも利用できるラウンジということになります。
これは成田空港のANAラウンジも同様で、成田も同じく混雑していますので。
<関連記事>
● 成田空港ANAラウンジ(国際線)レビュー!第4サテライトと第5サテライトの違いも解説
ANAラウンジは決してクオリティが低いという訳ではないんですが、混雑している率が高いのが玉にキズです。
人が多いのは落ち着かず、気分的に疲れます。
私はANAラウンジよりも、JALのサクララウンジの方が好きですね。
また、羽田空港なら「TIATラウンジ」や「キャセイパシフィック・ラウンジ」も悪くありません。