プライオリティ・パスは、世界148ヵ国、600以上の都市にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できます。
と、いうことですが一部レストランも利用できる空港もあります。
その代表例として、日本国内なら関西国際空港にある「ぼてじゅう」が挙げられます。
個人的に国内では、プライオリティ・パスについて少しインパクトに欠けると感じたりもしますが、関西国際空港の「ぼてぢゅう」も対象というだけで利用価値があります。
とはいえ、プライオリティ・パス利用できるレストランは、ラウンジと異なり、レストラン利用時ならではの注意点もあるため、今回はそのことについてスポットをあてて解説します。
【もくじ】
関西国際空港「ぼてじゅう」の場所
関西国際空港の第1ターミナル3階(セキュリティチェック前)に「ぼてぢゅう」があります。(詳細)
2階フードコート内にある「ぼてぢゅう屋台」の方は対象外なのでお気をつけください。
ぼてぢゅう内部(関西国際空港)
一般的な飲食店であり店内はいかにも空港レストランといった感じなので、そんなに広くないです。
スーツケース置き場もあります。
全部で約50席ほどありテーブル席と2人席、4人席があります。
席につくとメニューとお冷、おしぼりを持ってきてくれます。普通の飲食店と一緒です。
プライオリティ・パス利用時の注意点
プライオリティ・パス対象の飲食店となって結構経つので、ぼてじゅう(関西国際空港)でもプライオリティ・パス利用におけるルールの説明がしっかり行われるようになりました。
入店時に初めてプライオリティ・パスを利用するかどうか?を聞かれます。初めてなら店員さんが丁寧に説明してくれます。
ちなみに、関西国際空港の「ぼてぢゅう」では、プライオリティ・パスに限らず、類似の空港ラウンジサービスである「ラウンジ・キー」や「ダイナースクラブカード」でも利用可能です。
税込3,400円まで無料・メニューは税抜料金
プライオリティ・パスホルダーは、関西国際空港の「ぼてじゅう」で1名3,400円までの注文が無料となります。
が、しかし、ぼてぢゅうのメニューの料金表示は”税抜”です。
そのためプライオリティ・パスで無料なのは、”税込”3,400円までという事に注意してください。
つまり、消費税10%だと無料になるのは税抜3,090円までということ。税込3,400円を超えた場合は、超過分だけ店舗で支払う必要があります。
私は、あくまで無料の範囲内で収めたいので、毎回スマホの電卓アプリで計算して注文しています。ボタンを押して店員さんを呼ぶシステムなので焦る必要もありませんからね。
同伴者料金に注意
ぼてぢゅうは、ラウンジではないため同伴者利用時のルールも空港ラウンジとは違います。同伴者料金におけるトラブルも多いようで、お店でも同伴者についての説明が徹底されていました。
プライオリティ・パス利用時は、同伴者も1名3,400円分、無料になりますが、これとは別にプライオリティ・パス側で同伴者料金がかかります。
このプライオリティ・パスの同伴者料金は、プライオリティ・パスを発行するカード会社によって異なり、ぼてじゅうの店員さんの方では、いくらこの料金が発生するかまでは把握できません。
ぼてぢゅうの店員さんが確認するのは利用人数のみです。すなわちプライオリティ・パスのユーザーが1名か、2名か、3名かどうか。
一例として、2名で利用するなら3,400円(税込) × 2名で合計6,800円(税込)分無料になるわけですが、後日、クレジットカード会社から同伴者料金を請求されます。
つまり、2名利用すると3,400円(税込)未満だとしても同伴者料金はかかるので、割引分との差額も返金されません。
同伴者料金は、1名2,000円(税抜)〜3,000円(税抜)とそれなりに取られますから。
【2】ラグジュアリーカード:32USドル
【3】楽天プレミアムカード:3,000円(税抜)
【4】MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:3,000円(税抜)
【5】JCBプラチナ:2,000円(税抜)
【6】JCBゴールド ザ・プレミア:2,000円(税抜)
【7】セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:2,000円(税抜)
【8】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:2,000円(税抜)
etc.
また、各人がプライオリティ・パスを使って入店した場合、会計を別々にする必要があるので、注文するメニュー・料理も分ける必要もあります。
したがって、同伴者として使わないならテーブル席も別になる可能性があると思った方が無難です。
アメックスは利用不可に
改悪情報になりますが、2019年8月1日からアメックス発行のプライオリティ・パスでは、プライオリティ・パス提携レストランを利用できなくなってしまいました。
そのため関西国際空港の「ぼてぢゅう」も利用不可です。
海外ですと提携レストランも多く、飲食目的なら極めてお得感があるので、プライオリティ・パス目的なら、これからはアメックスは避けた方が無難です。
ただ、あくまで”プロパー”のアメックス発行のプライオリティ・パスに限り対象外になるという意味で、同じアメックスブランドのクレカでも、
楽天カード発行の「楽天プレミアムカード(アメックス)」や、
セゾン発行の「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」に付帯するプライオリティ・パスなら、改悪が無い限りこれまで通り使えるのでご安心を。
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到着時は利用不可
以前ならプライオリティ・パスを使って到着時に「ぼてじゅう」を使えていたのですが今は利用できなくなっているのでご注意ください。
一般エリアにあるラウンジ・飲食店でも、プライオリティ・パスを使えるのは出発時のみです。
プライオリティ・パスの利便性は、国内に限らず海外でも最近では何かと厳し目になってきています。
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入店の際、搭乗券の提示が必須化されたので、チェックイン前は利用不可であり、eチケット控えでの利用も不可となってます。
ただ、2次元バーコードのモバイル搭乗券ならオッケーです。
ANAの「スキップサービス」やJALの「タッチ&ゴーサービス」などの利用による”オンラインチェックイン”だと、チケット発行の手間もなくおすすめ。
チケットも事前に発行できる点もお気に入りです。
たとえば、私の場合、関西国際空港のプライオリティ・パス特典での「ぼてじゅう」を利用すると決めている場合、搭乗時間の3〜4時間くらい前に利用するなどしています。
その一方で、オンラインチェックインが出来ないケースでは、まず航空会社のカウンターに出向く必要があるので面倒ですね。
特に、ピーチなどのLCCだと厳しいです。たとえば、関西国際空港でのピーチ利用時は、第2ターミナルなので位置的に離れてますし、確かオンラインチェックインは利用不可だったハズです。
混雑している可能性も想定しよう
関西国際空港び「ぼてぢゅう」は、プライオリティパス(ラウンジ・キーもダイナースクラブ特典も)の特典を享受できるが故、混雑していることも想定しましょう。
特に昼食や夜などの食事の時間帯は、普通に並ぶこともあります。
さらに、お好み焼き系のメニューは、約30分ほど調理時間がかかります。
並ぶ→注文→調理→食事で約1時間は見ておいた方がいいです。
搭乗時刻まで、時間が迫っているなら「何が一番早くできそうですか?」と聞いておくのも良いですね。
焼きそば系なら、お好み焼きより早いと言われたので、結局、焼きそばに。あとは、サラダはもちろん揚げ物系も比較的早いです。
以前は、お持ち帰りメニュー注文も可能でしたが、残念なことに今ではプライオリティ・パスは対象外となってしまいました。
ぼてぢゅうの料理メニュー
関西国際空港の「ぼてぢゅう」では3,400円(税込)分無料というのはインパクト大ですが、ぼてじゅう自体のメニューは全般的に割高なので、メニューにもよりますが4品ほど注文するとオーバーすることも。
メニューラインナップも多いので、結構悩みます。
事前にある程度、何を頼むか決めておいた方が無難です。
価格帯は、お好み焼き・モダン焼き・焼きそば類:980円〜で、高額なデラックスメニューで1,680円となっています。
だいたい、以下のようなメニューとなっています。もちろん、内容は変更になる可能性もあるため参考程度に。
たこ焼きもあります。
鉄板焼き。
タンパク質をしっかり摂れるカットステーキなどの肉料理も。
サッパリいきたいならサラダですね。
この他、もちろんソフトドリンク各種、アルコール類(ビール・ハイボール・カクテル・ワイン・日本酒・焼酎etc.)、ちょっとしたデザートなどもあります。
入口ショーウィンドウでも、主要メニューなら値段を見れます。
あと、朝食の時間帯「AM7:00〜AM10:00」は、通常メニューではなく、モーニングメニューになります。選べる種類もかなり限定されるのでご注意を。
なんと看板メニューのはずのお好み焼きがありません。
さいごに
1人で3,400円のお金を払って、しょっちゅう外食するのは基本的に少数派だと思います。なので、プライオリティ・パスによる関西国際空港の「ぼてじゅう」は極めてお得感があります。
「ぼてじゅう」は、やや高めのお店なので、料理の質も悪くないです。
ただ、何度か利用する内に、ちょっと「ん〜」と感じたのは、プライオリティ・パス保有者が増えたが為に、使い慣れた常連さん的な方も多く、客層がちょっとアレかなと感じることもあります。
もちろん、店員の方はものすごく丁寧な対応ですよ。
かくいう私もプライオリティ・パスで何度も、こちらでお世話になっているので、あーだこーだ言えませんがね。
プライオリティ・パス保有後は、関西国際空港を利用するときは基本必ず立ち寄るので、くれぐれもプロパーのアメックス経由での特典プライオリティ・パスのように対象外にならないで欲しいです。(。>ω<。)
関西国際空港ですと、国内線・国際線のどちらもプライオリティ・パスを使えますし、LCCも発着しているので利便性も◎。
国内線のLCC利用時でも「ぼてぢゅう」で3,400円(税込)分、無料は絶大なメリットです。
年会費10,000円の作りやすい「楽天プレミアムカード
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あと、関西国際空港ならKALラウンジもプライオリティ・パスで利用できますし。
なので時間が許せば、アルコールはKALラウンジで飲めばOK。
ただ、「ぼてじゅう」で食べた後だと、そんなに飲めないとは思いますがね。(*ノω<*)
私は何度も失敗していますが、フライト前の飲食のし過ぎはくれぐれもご注意を!