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LINE Payのメリット・デメリットまとめ!お得な使い方を解説

LINE Pay(ラインペイ)というQR・バーコード決済サービスがあります。

2011年6月にサービスがスタートし、今では日本でもすっかり浸透しているモバイルメッセンジャーアプリ「LINE(ライン)」のモバイル送金・決済サービスです。

LINE Pay加盟店のレジでバーコードやQRコードを読み取ってもらうことで、お会計がスムーズになります。

LINE Payアプリで無制限で入手できるようになった特典クーポンも大きなメリットといえます。

LINEの友だちに「送金」をしたり、複数メンバーと「割り勘」できる機能も便利です。

LINE Payは、LINEユーザーなら基本的に誰でもつかえます。

また、提携によりPayPay加盟店でもLINE Payでお支払い可能になった点も見逃せません。

当記事ではLINE Payのメリット・デメリット、お得な使い方などについて解説します。

 

LINE Payのメリット・特徴

LINE Payをが使えるお店(加盟店)

LINE Payなら、全国309万カ所以上(2021年1月時点)にも及ぶ街中の様々なジャンルの店舗で便利にお支払い可能です。

 

代表的な事例は以下のとおり。

ジャンル 店舗例
コンビニ セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ポプラ、セイコーマート、生活彩家、東海キヨスクetc.
スーパー イトーヨーカドー、東急ストア、京急ストア、成城石井、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、ライフ、サミット、ベイシア、ライフ、ベルクetc.
百貨店 西武そごう、阪急阪神百貨店、小田急百貨店、浜屋百貨店
商業施設 アクアシティお台場、パルコヤ上野、KiKi京橋、くずはモール、京阪モール、京阪シティモール、千歳アウトレットモール・レラ、博多リバレインモール、マルヤガーデンズetc.
ドラッグストア マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハドラッグ、クスリのアオキ、スギ薬局、サツドラ、トモズ、薬王堂、コクミン、サンドラッグ
ココカラファイン、ウォンツ、ドラッグストアウェルネス、ドラッグ新生堂、くすりのハッピー、くすりの福太郎、くすりのレディ、ププレひまわり
ドラッグ・イン キムラヤ、アカカベ、大賀薬局、B&Dドラッグストア、ダイコクドラッグ、ドラッグストアセキ、杏林堂、クオール薬局
ファッション AOKI、P.S.FA、はるやま、Right-on、マックハウス、ラコステ、洋服の青山、スーツカンパニー、SHOE・PLAZA、東京靴流通センター、Chiyoda
メガネ・コンタクト メガネスーパー、メガネドラッグ、ファースト・コンタクト・ファーマシー、シティコンタクト、中央コンタクト・フラワコンタクト
インテリア・雑貨 IKEA、ロフト、東急ハンズ、ミスターマックス、トイザらス、ベビーザらス
家電量販店 ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、エディオン、ケーズデンキ、ジョーシン、ベスト電器、マツヤデンキ、ベイシア電器、パソコン工房、PCデポ、グットウィルetc.
ファストフード フレッシュネスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、ファーストキッチン、ウェンディーズ、吉野家、すき家、松屋、天丼てんや、CoCo壱番屋、はなまるうどん、サーティワンアイスクリーム、本家かまどや、ほっかほっか亭、ほっともっと、オリジン弁当etc.
カフェ スターバックス、プロント、上島珈琲店、コメダ珈琲店etc.
飲食店 ロイヤルホスト、ガスト、ジョナサン、バーミヤン、リンガーハット、グラッチェガーデンズ、ナポリの釜、ステーキ宮、いきなりステーキ、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、かっぱ寿司、スシロー、くら寿司etc.
居酒屋 ワタミグループ(和民、坐・和民、ミライザカ、TEXMEX FACTORYetc.)、モンテローザグループ(白木屋・魚民・笑笑・山内農場etc.)、三光マーケティングフーズ(アカマル屋、金の蔵・月の雫etc.)
本・CD・DVD 丸善ジュンク堂書店、大垣書店、三洋堂書店、明屋書店、ブックオフ、ゲオ、古本市場、TSUTAYA
リサイクルショップ セカンドストリート、ハードオフ、モードオフ、ガレージオフ、ホビーオフ、リカーオフ
スポーツ・アウトドア ゼビオ、サイクルベースあさひ、サイクルスポット、ル・サイク、アヴァンサイクル、つるやゴルフ、釣具のポイント、タックルベリー
エンタメ ラウンドワン、ビッグエコー、ジャンボカラオケ広場、カラオケの鉄人、コロッケ倶楽部、カラオケ館
レジャー 東京スカイツリー、東京ドームシティ アトラクションズ、セレッソ大阪、アルビレックス新潟、上野動物園、スパ ラクーア、横浜赤レンガ倉庫、熊本城
交通 MKタクシー、みんなのタクシー (国際自動車・大和自動車)、大阪駅JR高速バスターミナル、三宮バスターミナルチケットセンター、京都バスチケットセンター
トラベル 日本旅行、エアトリ
ホテル宿泊 東横イン、アパホテル、熱海後楽園ホテル
カーライフ Honda Cars、オートバックス、イエローハット
サロン・リラクゼーション ラクーア、ミュゼプラチナム、Bodysh、リップス&ヒップス
その他 郵便局、キリンの一部自販機Tappiness

※参照:LINE Payが使えるお店|公式サイト

 

また、LINE Payは、一部ネットショップでも使用可能です。

オンライン決済可能なLINE Payの加盟店の代表例は次のとおり。

ジャンル 店舗例
LINE系サービス LINEチケット、LINE STORE、LINE Clove
総合通販 Qoo10、ディノスオンラインショップ、よろずやマルシェ、フェリシモ、サンプル百貨店、ひかりTVショッピング
フリマアプリ ラクマ
ファッション ZOZOTOWN、FOREVER21、SHOPLIST.com by CROOZ、haco!、FLAG SHOP、.st(ドットエスティ)
メガネ メガネスーパー
宅配デリバリー Uber Eats、出前館、ピザハット
家電 ビックカメラドットコム、Joshin webショップ
本・CD・DVD honto、HMV ONLINE、DLsite、ソク読み、まんが王国
映画 TOHOシネマズ
ゴルフ GDO HOT PRICE
トラベル Trip.com、エアトリ、ジンエアー
美容・健康 ワタシプラスオンラインショップ、ミュゼプラチナム
クーポンサイト GROUPON

※参照:LINE Payが使えるお店|公式サイト

 

さらに自治体によっては、請求書支払い、いわゆる一部公共料金(水道・ガス・光熱費)、税金・社会保険料もLINE Payで支払えます。

以下は、その一例です。

ジャンル 事業所・サービス例
電気 東京電力エナジーパートナー、関西電力株式会社、東北電力株式会社、九州電力株式会社
ガス 東京ガス株式会社、四国ガス、宮崎ガス株式会社
水道 川崎市(下水道料金)、大阪市水道局、京都市上下水道局、阿久根市 水道課、熊本市上下水道局、島田市水道課
一般保険 東京海上日動火災保険株式会社、SBI生命保険株式会社
税金・社会保険料など 渋谷区(特別区民税・都民税・軽自動車税・国民健康保険料)、練馬区(特別区民税・都民税・軽自動車税)、神奈川県企業庁、神奈川県 税務指導課、千葉県市川市(市税・保育料)、千葉県野田市、静岡県三島市、岐阜市(市税など)、大阪市財政局、堺市(国民健康保険料)、福岡市 税務部
後払いサービス GMO後払い、NP後払い
その他 ニッポンインシュア

※参照:LINE Payが使えるお店|公式サイト

 

LINE Payによる、請求書支払い方法や最新の対象となる事業所・サービスは、LINE公式ブログの「LINE Pay 請求書支払いを活用する」ページをご覧ください。

 

PayPayとの提携で使えるお店が激増

LINE PayとPayPayとの提携により、2021年4月下旬からPayPay加盟店でLINE Payで決済できるようになっています。

QR・バーコードをスマホで読み取る「ユーザースキャン方式」を導入しているPayPay加盟店が対象です。

ちなみに、2021年3月16日からは、LINEポイントをPayPayボーナスに交換できるようになっています。

<関連記事>
PayPayのメリット・デメリット、お得なポイントの貯め方・使い方まとめ

 

特典クーポンを無制限に獲得可能に

 

LINE Payユーザーは、お得な特典クーポンを利用可能です。

 

以前はマイランク制度によって獲得できる枚数に上限がありましたが、2021年5月1日からは無制限に入手できるようになりました。

 

しかし、同じ特典クーポンは基本的に何度も使えません。

有効期限もあります。

 

とはいえ、特典クーポンによっては割引率が5%以上と魅力的な内容だったりするので、定期的にチェックしておきたいところ。

 

LINE Payのデメリット・注意点

LINE Payのサービス内容が2021年5月1日から大幅に変更され、それに伴う改悪点もあります。

LINE Payのデメリット・注意点をまとめます。

 

マイランク制度の廃止でポイント還元率が低下

マイランク制は、LINE Payで導入されていたポイント制度のこと。

 

LINEポイントの獲得量に応じてユーザーに対して4段階のランクを付与し、最大3.0%の高還元を享受できていました。

 

しかし、2021年5月1日にマイランク制度が終了し、ポイント還元率は一律0.5%に変更されています。

PayPay:0.5%~1.5%
au PAY(au PAYカード利用): 1.5%~2.5%
● LINE Pay:一律0.5%

 

PayPayなら、条件を満たせばポイント還元率を1.5%までUPさせられます。

 

au PAYは「au PAYカード」や「au PAYゴールドカード」を活用することで、1.5%~2.5%還元を享受可能です。

LINE Payだと、ポイント還元率は一律0.5%還元。

 

また、LINE Payの場合、公式クレジットカードの「Visa LINE Payクレジットカード」を支払い手段として紐づける「チャージ&ペイ」での支払いで、一律0.5%還元となっています。

 

LINE Payのリアル店舗での支払いに使える現時点での唯一のクレカとして、2020年4月からLINEと三井住友カードが提携して発行を開始しました。

 

一応、LINE Payに登録できるクレジットカードの国際ブランドは「VISA」「Mastercard」「JCB」「アメックス」「ダイナースクラブ」と一通り対応はしています。

 

いずれにしてもLINE PayでLINEポイントを得るには「Visa LINE Payクレジットカード」が必須です。

 

LINE Payでは「チャージ&ペイ」でのみポイントを得られるため、他社のクレジットカードを利用したポイント2重取りも不可能。

 

LINE payには、メリットもあるので一つの決済手段の選択肢として使うのはアリですけども、メインで積極的に使う価値は薄れてしまった感は否めません。

 

LINE Payの使い方

LINE Payは、当初からあったコミュニケーションアプリ「LINEアプリ(iPhone / Android)」内で使えます。

 

もちろん、「LINE Pay専用アプリ(iPhone / Android)」も用意されています。

 

LINEアプリで統一するか、専用アプリを使うかは好みでOKです。

 

PayPay」や「メルペイ」など他のQR・バーコード決済サービスと比較すると誰でも手軽に始めやすいメリットがあります。

 

登録・チャージ手数料も、もちろん完全無料です。

 

LINE Payのチャージ方法

LINE Payのチャージ方法は

● 銀行口座
● セブン銀行ATM
● Visa LINE Payプリペイドカード(年会費無料)
● Famiポート

● 東急線券売機

 

銀行口座を登録しておけば、残金不足になってもアプリ内でチャージ可能です。

また、設定した金額を下回ると、登録した口座から自動でチャージされる「オートチャージ」機能も使えます。

「LINE Pay カード(JCB)」は、新規発行(紛失等の再発行の場合も含む)、Google Payへの登録を2020年12月に終了しています。発行済みのLINE Pay カード(JCB)、登録済みのGoogle Payは有効期限までなら使えますが、期限切れになると使えなくなるのでお気をつけください。プリペイドカードを使いたい場合は、年会費無料の「Visa LINE Payプリペイドカード」を活用すればOKです。

 

各種チャージ方法の詳細については、公式サイトの「LINE Payの選べるチャージ方法」のページをご覧ください。

 

LINE Payの支払方法

LINE Payアプリの支払方法は、大きく以下の2種類です。

  1. 店舗読み取り方式
  2. ユーザースキャン方式

 

店舗読み取り方式は、スマホに表示したQRコード・バーコードを店員さんに読み取ってもらうタイプ。

ユーザースキャン方式は、店側が用意したQRコード・バーコードを自分のスマホで読み取ることで支払いが完了するタイプとなっています。

※参照:おサイフいらずでスマートにお支払い|公式サイト

 

LINE Pay残高とチャージ&ペイ

また、LINE Payで支払う際は「LINE Pay残高」と「チャージ&ペイ」のどちらかを選びます。

● LINE Pay残高:事前チャージのうえ利用
● チャージ&ペイ:チャージ不要で支払いが可能

 

後者の「チャージ&ペイ」は、2020年5月から機能としてリリースした、対象カード保有者のみ残高チャージなしで支払いができる便利なサービスです。

 

『マイランク制度の廃止でポイント還元率が低下』の章でもお話したように、LINE Payの場合「Visa LINE Payクレジットカード」を支払い手段として紐づけた「チャージ&ペイ」での決済時のみしか基本的に0.5%の還元を得られません。

 

とはいえ、他のLINE系サービスを利用すれば、もちろん「チャージ&ペイ」以外でもLINEポイントを貯めることはできますが。

 

「Visa LINE Payクレジットカード」と「チャージ&ペイ」の合わせ技でポイントを貯める方法は、LINE Pay公式ブログの『LINE Pay 「チャージ&ペイ」のメリットと使い方』ページが参考になります。

 

LINEポイントの使い道(使い方・交換)

なお、貯めたLINEポイントは『LINE Payをが使えるお店(加盟店)』の章で解説したコンビニやスーパーなど全国のLINE Pay加盟店でのお支払いの際に1ポイント=1円相当で現金同様につかえます。

 

それ以外にも以下のように多種多様な使い道があります。

[1]LINE Pay決済で使う
[2]PayPayボーナスに交換
[3]LINEギフトでAmazonギフト券に交換
[4]スタバチケット「Starbucks eGift」に交換
[5]LINEモバイル決済やLINE証券の入金に利用
[6]LINEマンガコインやルビーなどLINE系サービスのアイテムに交換
[7]LINEコインとしてスタンプや着せ替えの購入に使う
etc.

 

【結論】LINE Payはサブ運用が吉

2021年5月1日にマイランク制度が終了し、ポイント還元率は一律0.5%に改悪された後のLINE Payとの向き合い方ですが、結論、サブのスマホ決済という立ち位置で活用するのがオススメです。

 

理由は「Visa LINE Payクレジットカード」、ないしは同じQR・バーコード決済サービスで「PayPay」や「au Pay」という上位互換が存在するためです。

 

たとえば、還元率を比較すると「LINE Pay」と「Visa LINE Payクレジットカード」との間には1.5%、PayPayとの間には1.0%もの開きがあります。

 

利用できる加盟店数についても、VISAの一般加盟店で使える「Visa LINE Payクレジットカード」の方が遥かに上回ります。

 

VISAといえばMastercardと並んで、7大国際ブランドの中でもトップクラスの加盟店数を誇る点も純粋なメリットです。

 

しかしながら、LINE Payアプリの利用は完全におすすめできないか、と聞かれれば決してそんなことはありません。

 

LINE Payアプリでは、配布中の特典クーポンを無制限に使えるメリットがあります。(同じクーポンの利用は原則1回まで)

 

つまり、利用するお店の特典クーポンが配付されたときに、アプリのLINE Payを活用するという運用がおすすめです。

 

まとめ

今回は、LINE Payの変更点も交えながらメリット・デメリットを解説しました。

<メリット>
● LINEアプリ内でも使えて誰でも簡単に使える
● PayPay加盟店でもLINE Pay払い可能で利用可能店舗の多さが魅力
● 特典クーポンを無制限に入手可能に
● 多くの請求書の支払い(公共料金・税金・社会保険料etc.)に対応して便利
<デメリット>
● 利用でポイントを貯めるには現状VIsa LINE Payクレジットカードとの紐づけが必須
● ポイント還元率も他のQR・バーコード決済サービスより低い

 

2021年5月1日にマイランク制度が終了したことにより、LINE Pay一本だけで使う理由が希薄になりました。

 

ポイント還元率を重視するなら「PayPay」や「au PAY」、いっそのことクレカの「Visa LINE Payクレジットカード」をメインで活用した方が純粋にお得です。

 

しかしながら、LINE Payはメリット皆無というわけではなく、特典クーポンを無制限に使えるようになったメリットもあります。(同じクーポンは基本的に1回まで)

 

したがって、LINE Payについては、還元率UPなど何かしらお得なサービスがリリースされるなど改善がない限り、現状、サブのモバイル決済として使うのがオススメです。



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