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Mastercard(マスターカード)のメリット・デメリット・特徴まとめ

Mastercard(マスターカード)という国際ブランドがあります。

Mastercardはアメリカ生まれの企業で、VISA、JCB、American Express(アメックス)、Diners Club(ダイナースクラブ)、Discover(ディスカバー)、UnionPay(中国銀聯)と並び7大国際ブランドの一角を占めます。

国際ブランドは、クレジットカード選びの上で重要項目の一つ。

その中でも今回は、Mastercardの基本的な情報・特徴、メリット・デメリットについて解説します。




 

Mastercardのメリット・特徴

Mastercardは世界で最も多くの場所で使える国際ブランド

Mastercardは、VISAと比較されることも多く、どちらを選ぶか迷ったら何となくVISAを選ぶ方も多いと思います。

VISAとMastercardは、世界での決済額こそVISAが1位ですが、世界各地での利用可能な店舗は、ほぼ同じです。(2018年度のNilson Report(ニルソンレポート)による)

国際ブランド 加盟店数(約) 世界シェア
(決済回数または決済額)
本社所在地
VISA 5,290万ヵ所以上 約50% アメリカ
Mastercard 5,290万ヵ所以上 約26% アメリカ
JCB 3,500万ヵ所以上 約1% 日本
American Express 2,330万ヵ所以上(予測値) 約3% アメリカ
Diners Club 3,210万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
Discover 4,400万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
UnionPay(中国銀聯) 5,200万ヵ所以上 約20% 中国

※JCBは公式サイトでの2020年9月末日時点のデータ。UnionPayは公式サイトでの2020年8月時点でのデータ。それ以外は2018年度のNilson Report(ニルソンレポート)による。

たとえば、Mastercardを選んだとすれば、日本国内を含めた世界各地のMastercardのロゴマークのある一般加盟店でお買い物時に決済ができるわけですね。

ただ、Mastercardは、決済代行業者経由で加盟店になる店舗が増えたこともあり、Mastercardが利用できるお店が飛躍的に増加しました。

それもありMastercardは今や世界で最も多くの場所で使える決済ブランドとなっています。

かつては、VISAがアメリカ方面、そして日本国内に強く、Mastercardがヨーロッパ方面に強いなんてことも言われたりしましたが、今ではどちらか片方の国際ブランドが使えたら、もう片方も使えることがほとんどです。

なので最初の一枚を選ぶとすれば基本的にはMastercardかVISAがイチオシということになります。

 

Mastercardとカード会社の特典を同時に楽しめる

VISAとMastercardは、いずれも自社でプロパーカードを発行していません。

逆に自社でもプロパーカードを発行しているのは、JCB、アメックス、ダイナースクラブが該当します。

VISAとMastercardの場合、カード発行会社にライセンス承認し、その承認された企業だけが、その国際ブランドを利用してクレジットカードを発行することが可能になります。

そのため自社で発行するプロパーカードを持たないMastercardやVISAは、国際ブランド独自特典に加えて、クレジットカード発行会社が提供するカードごとの特典も同時に楽しめる点がメリットと言えます。

 

Mastercardは年会費永年無料カードが多数

Mastercardは、プロパーカードを自社発行していない分、幾多のクレジットカード発行会社にライセンスを供与しています。

それもあり、収入のない学生や専業主婦(主夫)の方でも作りやすい年会費無料のMastercard提携カードも多く存在します。

Mastercard独自の共通特典に限らず、カード発行会社ごとの特典も利用できるので、自分のライフスタイルやニーズに沿って、選び抜きたい方にとっては、Mastercardは最適です。

 

Mastercardは日本国内向け特典も充実

どちらかと言えば海外での特典内容が充実しているVISAに対して、JCBには劣るもののMastercardは国内向け特典もバランスよく用意されているのが長所です。

Mastercard6つのランクごとの特典

JCB基本特典 / GOLD Basic Service / JCBプラチナカード以上の特典

VISAでは「Visaゴールドカード特典」や「Visaプラチナカード特典」といったようにカードランクに応じた共通のオリジナル特典が用意されていたりもしますが、ほとんどが海外で利用できる特典にとどまり、日本国内で利用できる特典が若干少ないのがネックです。(Visa優待・特典オフィシャルサイト

もっともこれは、Mastercardブランドにも言えますが、ゴールドカードやプラチナカードといった同じカードステータス・ランクのVISAブランドのクレカでも、利用できる特典内容は若干相違点があるケースもあります。

一例として、Visaプラチナカード特典の一つである「VISAプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)」は、必ずしもすべてのVISAブランドのプラチナカードで利用できるわけではなく、実際は利用できるクレジットカードが限れれるなどといった具合です。

 

Mastercard6つのランクと共通特典

Mastercardの最大のメリットは、Mastercardが独自で提供している特典やサービスを利用できること。

Mastercardは、クレジットカードによってスタンダードMastercardから最上位のワールドエリートMastercardの「6段階のMastercardのランク」に分類されます。

Mastercard Priceless Cities」(マスターカード・プライスレス・シティ)や「Mastercard Priceless Specials」(マスターカード・プライスレス・スペシャルズ)は、スタンダードMastercardから、「Mastercard Taste of Premium」(マスターカード・テイスト・オブ・プレミアム)はゴールドMastercardから対応しています。

Mastercardステータス Priceless Cities Priceless Specials Taste of Premium
スタンダード
ゴールド
チタン
プラチナ
ワールド
ワールドエリート

ただ、Taste of Premiumには多くの特典があり、ゴールドMastercard以上なら全部対象というわけではなく、ランクごとに利用可能な特典は異なります。

たとえば、全国200以上の高級レストランで2名以上の利用で所定コース料理を予約すると1名無料になる人気特典の「ダイニング by 招待日和」は、プラチナMastercard以上で利用可能です。

本来はチタンMastercard以上ですが、今現在、国内で発行されるカードの内、チタンMastercardが付与されるクレカはありませんので。

年会費が安いクレジットカードで「ダイニング by 招待日和」を利用したいなら年会費3,000円(税抜)の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」がオススメです。

「ダイニング by 招待日和」を利用できるのは「TRUST CLUB プラチナマスターカードの公式サイト」でも確認できます。

 

VISAとMastercardのランクごとの特典については、先程の『Mastercardは日本国内向け特典も充実』の章でも話した通り、「Mastercard Taste of Premium」特典に代表されるようにMastercardの方がどちらかと言うと使いやすいものが揃っています。

特に「Mastercardのステータスランク」の内、プラチナMastercardのランク以上だと魅力的な特典が多く付帯するようになります。

 

Mastercardは海外での外貨キャッシングがお得

空港や銀行にある両替店だと、両替金額の約3%の手数料がかかりますが、Mastercardの海外キャッシングなら、1万円以下で100円(税抜)、1万円以上なら200円(税抜)と、銀行やコンビニATMの時間外手数料程度の金額で外貨キャッシングが可能です。

要するに、基本的には空港や現地の両替よりもATM手数料の方が安いとも言い換えられます。

あと、キャッシングだと混雑しがちな両替店に並ばずに済むのもメリットです。

Mastercardなら世界210カ国以上Mastercard/Maestro/CirrusのマークのあるATMで現地通貨の現金を引き出しが可能となっています。

現地のATMの場所は、「MastercardのATM検索ページ」でチェックできます。

また、会員専用のスマホアプリ「Mastercard Nearbyアプリ(iPhone / Android)」を使えば、Mastercard会員が現地で利用できる特典、Mastercardコンタクトレスの利用、プリペイドカードの入金、購入時のキャッシュバックなども可能です。

 

Mastercardはコストコで利用可能な国際ブランド

Mastercardは、コストコで利用できる唯一の国際ブランドです。以前はアメックスだけが利用できましたが、今はMastercardのみとなっています。

したがって、VISAやJCB、アメックス、ダイナースクラブもコストコでは利用不可です。

コストコでまとまった買い物をするときに、Mastercardブランドのクレジットカードによるお買い物が捗ります。

先述のとおりMastercardには、年会費無料カードも多く発行されているので、最低でも一枚あると便利です。

とりあえず、Mastercardブランドを発行可能で年会費無料のカードが欲しいなら、基本的にはポイント還元率が1%以上の高還元率クレカがオススメです。

比較項目 基本還元率 申込資格 主な特典
楽天カード 1% 18歳以上
(高校生除く)
楽天市場など楽天系の特典etc.
Yahoo! JAPANカード 1% Yahoo!ショッピングなどヤフー系の特典etc.
dカード 1% dカード特約店での特典etc.
Orico Card THE POINT
(オリコカード ザ ポイント)
1% 入会後6ヵ月間は還元率2%などポイント優遇に優れるetc.
Amazon Mastercardクラシック 1% Amazonプライム会員は還元率2%etc.
リクルートカード 1.20% リクルート系の特典etc.
セゾンカード 0.50% 西友・LIVINなど特典etc.
イオンカードセレクト 0.50% イオングループでの特典etc.
イオンカード(WAON一体型) 0.50%

楽天カードは、国内を代表する使い道に困ることのない共通ポイント「楽天スーパーポイント」が常に還元率1%以上で手堅く貯まり、楽天市場をはじめとした、楽天系サービスでのポイント優遇などが熱いです。

 

オリコカード ザ ポイントは、基本ポイント還元率が1%と安定した高さなのもさることながら、入会後6ヶ月間は何と2%といった超高還元でオリコポイントをザクザク貯めることができます。

後払い式の電子マネーである「iD」と「QUICPay」に両方対応しており、かつ利用でポイントも当然たまります。

カード会員専用のポイントサイト「オリコモール」では、参加店舗ごとに設定しているボーナスポイント料率に加えて、特別加算分として+0.5%を得られる嬉しい優遇があります。(一部対象外の店舗あり)

あと、オリコモールでは、ほとんどのポイントサイトで参加している「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」はもちろん、「Amazon」も参加している点も長所です。

上記を踏まえると、無料カードながらも良好なスペックなので作って損のない代表的なクレジットカードとも言えます。

 

リクルートカードは、基本ポイント還元率1.2%とさらに上をいく高還元カードです。

Mastercardの加盟店で常に1.2%で貯められるのは大きなアドバンテージと言えます。

また、嬉しい誤算として無料カードながらもリクルートカードには、年間最高200万円のショッピング保険が付帯します。

通常、無料カードを含めた一般カードには、ほとんどショッピング保険が付帯しません。

付いていても海外利用限定であったり、国内のお買い物で保険を適用させたい場合、利用者が限られるリボ払い・分割払いのみというクレカも多く、今ひとつ実用性に欠けるケースも多かったりします。

そんな中、リクルートカードのショッピング保険は、海外の利用に限らず、国内での1回払いの利用でも、購入日から90日間も補償されるので実用面もベリーグッドです。

何より年間最高200万円と無料カードとしては文句なしの水準なのは有り難いですね。

もし、リクルートカードを作成したい場合で、特に急ぎで欲しいわけではないなら、週末の土日まで待つことをオススメします。その理由は新規入会キャンペーンでもらえる最大ポイント数(条件付き)が増量されるキャンペーンが高確率で開催されるから。

もちろん、お得にポイントを貯めたところで使う機会がないと意味ナシなので、還元率は0.5%と平凡でも、イオングループのお店を利用するならイオンカードセレクトまたはイオンカード(WAON一体型)

<関連記事>
ゴールドカード招待あり!イオンカードセレクトとイオンカード(WAON一体型)の違いは?両方保有した体験をもとに比較!

西友やLIVINを利用するなら「セゾンカード」も候補になってきます。

 

Mastercardコンタクトレス

Mastercardブランドでは、Mastercardコンタクトレス(旧MasterCard PayPass)という便利なコンタクトレス(非接触)決済機能が搭載されたカードがあります。

いわば他の国際ブランドでいう「Visaのタッチ決済」「JCBコンタクトレス」「アメックスのタッチ(コンタクトレス)決済」「ダイナースクラブ コンタクトレス(タッチ決済)」の類似の決済サービスです。

日本国内発行のカードでは、今現在すべてのMastercardブランドのカードで対応している訳ではありませんが、着々と対応しているカードが増えていっています。

サインレス・キャッシュレス決済が可能で、非接触決済機能を搭載したMastercardか、Apple Payに対応したiPhone7以降の端末、Apple Watch Series 2以降のアップルウォッチをMastercardコンタクトレスに対応したお店のレジの端末にかざすだけで決済を完結できます。(Apple Pay対応端末一覧

2回連続で、うっかりレジの端末にかざしてしたとしても重複請求にならない有り難い安全システムも搭載されています。

<Mastercardコンタクトレスの主なメリット>

【1】サインレス・キャッシュレス
レジの端末に、かざすだけで支払いが完了するのでお買い物が簡単・スムーズ。

【2】チャージ不要
後払い(ポストペイ)方式なので、利用額を通常のクレジットカード利用分とあわせて翌月の引き落とし日に請求。

【3】少額利用でもポイント付与あり
Mastercardコンタクトレスお支払い分もクレジットカード利用分と同様にポイント付与。少額利用でもポイントを得られ、現金払いよりお得。

【4】海外でも使える
海外のMastercardコンタクトレス加盟店でも利用OK。

 

Mastercardは多くのQR・バーコード決済を利用可能

Mastercardなら、QR・バーコード決済といった「◯◯ペイ」と呼ばれる、ほとんどの電子決済システムに対応しているのがメリットです。

いわゆる「PayPay」や「楽天ペイ」「d払い」「au Pay」など多くのPayサービスのことを指し、これらの電子決済サービスも積極的に活用したい方なら、Mastercardブランドは有力候補となります。

Payサービスは利用ユーザー数を増やしたいためか、利用による還元率アップキャンペーンも高頻度で開催してるので、Mastercardを保有すれば、このようなキャンペーンでお得にポイントを貯めるチャンスも多くなります。

 

Mastercardのデメリット・注意点

プロパーカードが存在しない

『Mastercardとカード会社の特典を同時に楽しめる』の章でも、すでに話しましたが、Mastercardには、プロパーカードがありません。

おさらいとして、プロパーカードとは、他のカード会社などと提携せずに自社で発行しているカードのこと。

プロパーカードが無いという点についてはVISAも共通しています。

逆に、プロパーカードが存在する国際ブランドは、JCB、アメックス、ダイナースクラブとなります。

プロパーカードだと、提携カードと比較してステータスが高いと感じる方もいますが、ステータスを気にせず、自分に合う合わないなどスペック重視の方なら気にする必要はありません。

 

Mastercardはヨーロッパ方面に強い?

以前なら、Mastercardに比べてVISAブランドの方が、使えるお店(加盟店)の数が多い時代もありました。

ただ、2018年のNilson Reportによれば、世界シェア(決済回数or決済額)こそVISAが約50%で、Mastercardが約26%となっているものの、国際ブランドの加盟店数においては、VISAが約5,290万ヵ所以上、Mastercardが約5,290万ヵ所以上と、今となってはほぼ同等の加盟店数となっています。

他方、Mastercardは、ヨーロッパ方面に強いと言われますが、これは間違いではないものの、今現在では、前述のとおりVISAとMastercardの加盟店数は、ほぼ大差ないので、Mastercardが使える店舗ならVISAも使え、その逆も同様と思って良いでしょう。

 

さいごに

Mastercardは、加盟店数においては今やVISAとほぼ同等で世界中のありとあらゆる場所で使える国際ブランドとなりました。

Mastercardの最大のメリットは、「6つのMastercardのランク」の内、プラチナMastercard以上となれば「Taste of Premium」特典の一つである、国内200以上の高級レストランで2名以上の利用で所定コース料理を注文すると1名無料になる人気特典が付帯するなど国際ブランド独自特典の内容が比較的豪華である点が挙げれます。

それと同時にカード会社が提供する特典も合わせてダブルで楽しめるわけです。

国内で利用できる特典は、流石に日本発の国際ブランドである「JCB」には見劣りしますが、「VISA」と比べたら国内でも使いやすい特典が揃っているのも長所といっていいでしょう

また、Mastercardブランドだと、PayPayや楽天ペイなど次世代型の決済サービスである多くの「QR・バーコード決済」に対応している点もメリットです。

Mastercardは、世界各地で使える決済力も良し、特典内容のバランスも良し、多くのPayサービスに対応しているなど、デメリットというデメリットが、ほぼないオススメの国際ブランドと評価できます。






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