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楽天ビジネスカードは楽天の法人カード!メリット・デメリット最新まとめ

楽天ビジネスカードは、個人事業主や法人向けのビジネス専用カードです。

楽天ビジネスカード単体での発行は不可で、楽天プレミアムカード保有者、もしくは同時発行の際に限り、子カードとして追加発行(所定審査あり)できるクレジットカードとなっています。

そのため、楽天プレミアムカードの特典も同時に活用可能です。

楽天ビジネスカードならではの主なメリットは以下のとおり。

● 個人用カードと引落口座を分けて支払い可能
● 経費決済に対して安定の1%還元で楽天ポイントが貯まる
● 利用可能枠は楽天プレミアムカードと共通枠で最高300万円
● 楽天ETCカードの年会費1枚目無料で何枚でも発行可能
● Visaビジネスオファーを利用OK

当記事では、楽天ビジネスカードの申込条件、メリット・デメリット、独自特典などをまとめて解説します。

<公式サイト> 楽天プレミアムカード 最新キャンペーン

 

楽天ビジネスカードのメリット・特徴

わざわざ「追加で年会費を払ってまで・・・」と思う方もいると思います。

ただ、プライベート利用(個人口座)とビジネス利用(法人口座)で分けることで、会計処理が遥かにラクになるので、年会費2,000円(税抜)で発行できるなら費用対効果は高いです。

経費の支払いを楽天ビジネスカードに一本化すれば支出をまとめて管理でき、振込コストの削減と精算負担の軽減に繋がります。

ただ、利用限度額は、楽天ビジネスカードが楽天プレミアムカードの子カードという以上、同じ枠内での合算となるので、

どちらかの利用額が多くなるなどで、圧迫されないよう注意してください。(利用可能枠を別々にできない)

もちろん、楽天ビジネスカードの利用でも、通常ポイント還元率1%(100円につき1ポイント)でたまります。

 

楽天ビジネスカードの基本情報

楽天ビジネスカードの基本スペックは、楽天プレミアムカードの子カードという立ち位置から、ほとんどが楽天プレミアムカードのスペックに準じる内容になっています。

楽天プレミアムカードの特典も利用可能です。

<関連記事>
楽天プレミアムカードはプライオリティ・パス付帯の最安クレジットカード!メリット・デメリットまとめ

 

ただし、楽天ビジネスカードの支払方法は1回払いのみであり、キャッシング機能も付いていません。

また、楽天カードシリーズの主要カードは、2021年11月25日にナンバーレス化などデザイン変更がありましたが、楽天ビジネスカードについては従来のままのデザインとなります。

<関連記事>
楽天カードの新デザインはダサいのか?ナンバーレスにリニューアル!

発行会社 楽天カード株式会社
年会費 合計13,200円(税込)
(内訳11,000円+2,200円)
入会条件
(申込資格)
原則20歳以上の安定収入のある方
※その他、楽天プレミアムカード独自の審査基準により発行。
発行スピード 3営業日〜1週間
追加カード年会費 従業員用の追加カードは発行不可能
ETCカード年会費 1枚目は無料
2枚目以降は、1枚550円(税抜500円)
国際ブランド VISA
ポイント 楽天ポイント
ポイント還元率 基本:1.0%(100円につき1ポイント)以上〜
公共料金・税金など:0.2%(500円につき1ポイント)
ポイント有効期限 ポイント付与月から1年間
ポイント獲得で、全残高含め1年延長
つまり年1回の利用で無期限

※楽天の通常ポイントに限る
マイル付与率 0.5%(ANAマイル)
利用限度額
(利用可能枠)
最大300万円
(楽天プレミアムカードと共通枠)
キャッシング利用可能枠 キャッシング機能なし
リボ払い金利 1回払いのみ
キャッシング金利 キャッシング機能なし
支払方法 1回払いのみ
締め日・支払日 ● 一般加盟店は、月末締め・翌月27日の請求(※)
● 楽天市場の利用分の締日は毎月25日。また楽天市場で26日~月末までの利用分は、翌々月27日の請求(※)
※金融機関が休業日の場合は翌営業日。
海外旅行傷害保険 楽天プレミアムカードの保険
最高5,000万円
(自動付帯+一部利用付帯)
国内旅行傷害保険 楽天プレミアムカードの保険
最高5,000万円
(自動付帯)
ショッピング保険 楽天プレミアムカードの保険
最高300万円
その他保険・補償 ● 楽天あんしんショッピングサービスは
(未着・遅延・欠陥品などの補償)
● ネット不正あんしん制度
● カード利用お知らせメール
電子マネー 楽天Edy
チャージ・利用ともに200円につき1ポイント(0.5%)で計1%
モバイル決済サービス Apple Pay、Google Pay対応。どちらもQUICPayとして割当。
利用で100円につき1ポイント付与(還元率1%)
QR・バーコード決済 VISAブランドなので以下すべて登録OK。
● 楽天ペイ

● PayPay
● d払い
● au PAY
国際ブランドのタッチ決済 VISA:Visaのタッチ決

 

年会費

楽天ビジネスカード単体の年会費は2,200円(税抜2,000円)です。

この年会費は経費にできます。

ただ、年会費11,000円(税抜10,000円)の楽天プレミアムカードを発行していることが前提なので、実質的な年会費は13,200円(税抜12,000円)です。

楽天ビジネスカードの発行可能枚数は1枚まで。

社員・従業員用の追加カードの発行はできません。

複数の法人経営、また個人事業主として複数登録している場合でも1人一枚のみです。

楽天ビジネスカード保有者で、会社名を変更したい場合は、会員サイト「楽天e-NAVI」で変更手続きができます。

楽天ETCカード(楽天ビジネスカード付随)は、1枚目なら発行手数料と年会費は無料です。

2枚目以降は、1枚につき年会費550円(税抜500円)かかります。

発行可能枚数に上限はありません。

高速道路・有料道路の利用時も還元率1%(100円につき1ポイント)付与されます。

もちろん、ETCカード利用分は会社経費でまとめて精算できます。

 

国際ブランド

楽天ビジネスカードで選べる国際ブランドはVISAのみとなっています。

VISAは、すべての国際ブランドの中でトップクラスの加盟店数を誇り、国内・海外で安定した決済が可能です。

国際ブランド 加盟店数(約) 世界シェア
(決済回数または決済額)
本社所在地
VISA 5,290万ヵ所以上 約50% アメリカ
Mastercard 5,290万ヵ所以上 約26% アメリカ
JCB 3,500万ヵ所以上 約1% 日本
American Express 2,330万ヵ所以上(予測値) 約3% アメリカ
Diners Club 3,210万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
Discover 4,400万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
UnionPay(中国銀聯) 5,200万ヵ所以上 約20% 中国

楽天カードのVISAブランドでは、国際ブランド提供の非接触型カード決済サービス「Visaタッチ決済」にも対応しています。

カードをレジにある専用リーダーにタッチするだけで、スピーディにお支払いが完了する機能のことです。

通常のカード払いと同様に、後払い(ポストペイ)方式で、セキュリティも高いのが大きな魅力。

 

Visaビジネスオファー

楽天ビジネスカードの独自特典として、接待・出張・大切な相手への贈り物・オフィス環境の充実・ ビジネスツールなど多種多様な優待を受けられる「Visaビジネスオファー」というサービスを利用できます。

<公式サイト> Visaビジネスオファー特典一覧

 

利用可能枠は最大300万円

楽天ビジネスカードの利用可能枠(限度額)は、楽天プレミアムカードと共通枠で最高300万円です。

 

ポイント還元率

楽天ビジネスカードの基本ポイント還元率は1%です。

リアル店舗でもオンラインでも100円につき1ポイント貯まります。

しかし、公共料金・税金払いについては、500円につき1ポイント(還元率0.2%)に低下するという改悪があったため注意が必要です。

ただ、公共料金でも楽天エナジー(楽天でんき・楽天ガス)の利用なら、特に還元率の低下の影響は受けません。

むしろポイント面においては、優遇があります。

<公式サイト> 楽天エナジー 最新キャンペーン

 

また、「楽天Edyチャージ」「楽天キャッシュ」「楽天Payを介してのモバイルSuica利用」では、200円につき1ポイント(0.5%)還元にとどまります。

あと、ポイント付与対象外の利用項目には注意が必要です。

詳しくは、以下のページでご確認ください。

<公式サイト> カード利用獲得ポイントの還元率が異なる利用先一覧

 

しかしながら、一般的なほとんどの加盟店では、変わらず安定の1%還元なのでご心配なく。

還元率0.5%にとどまるクレジットカードも多く見られる中、1%以上あればひとまず高還元の部類に入ります。

楽天の通常ポイントの有効期限は1年間です。

通常ポイントの方なら最終の加算日ごとに有効期限が更に1年間延長されるので失効リスクを極限までなくせます。

つまり、年に1回でもカード利用=ポイントの加算があれば、通常の楽天ポイントの有効期限は実質無期限です。

これは有り難い仕様ですね。

ただし、キャンペーンやイベントなどで得られる期間限定ポイントは、有効期限の延長とはならないためお気をつけください。

楽天カードのポイントが貯まる電子マネー、QR・バーコードによるスマホ決済など各種キャッシュレス決済サービスについては以下で解説しています。

<関連記事>
楽天カードのポイントが貯まる電子マネー、QR・バーコードによるスマホ決済などキャッシュレスサービスまとめ

 

楽天ビジネスカードも楽天市場SPUの対象で5%以上の超高還元!

国内を代表する通販サイト「楽天市場」では、ポイント高還元にできる「SPU」という優れたポイントプログラムがあります。

● 一般ランクの楽天カード各種と楽天ゴールドカード:3%以上
● 楽天プレミアムカード(楽天ビジネスカード)と楽天ブラックカード:5%以上

楽天系の対象サービスの達成条件を満たせばエントリー不要でポイント倍率アップとなり、かつ家族カードも対象なのが嬉しい点です。

対象サービスの利用状況によっては、10%以上の超高還元にできます。

モデルケースで言えば・・・

● 全楽天カード利用で+2倍(2%)+楽天プレミアムカード以上+2倍(2%)と通常ショップポイント+1倍(1%)合計5倍(5%還元)
● 楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とし設定すると、+1倍(1%)計6倍(6%)
● 楽天ブックスを利用(月1回・1注文1,000円)すると、+0.5倍(0.5%)合計6.5倍(6.5%)
● 楽天Koboを利用(月1回・1注文1,000円)すると、+0.5倍(0.5%)合計7倍(7%)

と、比較的カンタンにポイント還元率をアップさせることが可能です。

SPU対象サービスや内訳・倍率などは、わりと頻繁に変わるため、随時、公式サイトでご確認ください。

<公式サイト> SPU対象サービス・達成条件一覧

 

その他、ポイント優待は親カードである楽天プレミアムカードに準じ、プライオリティ・パスなどの楽天プレミアムカードならではの特典も同時に活用可能です!

<関連記事>
楽天プレミアムカードはプライオリティ・パス付帯の最安クレジットカード!メリット・デメリットまとめ

 

楽天ビジネスカードのデメリット・注意点

実質的な年会費は安くはない

楽天ビジネスカード単体の年会費こそ2,200円(税抜2,000円)とお手頃。

ただ、年会費11,000円(税抜10,000円)の楽天プレミアムカードを発行・保有していることが前提です。

実質的な年会費は13,200円(税抜12,000円)と一般的なゴールドカードに相当する値段にアップします。

そのため、楽天プレミアムカードの特典・サービスも考慮に入れて、検討する必要があります。

<関連記事>
楽天プレミアムカードはプライオリティ・パス付帯の最安クレジットカード!メリット・デメリットまとめ

 

従業員カードは追加発行できない

楽天ビジネスカードは、他の社員や従業員用の追加カードを追加発行できません。

本会員しか発行できないという点から、個人事業主や1人社長の法人向けビジネスカードと言っていいでしょう。

 

利用可能枠は共通枠

楽天ビジネスカードの利用可能枠(限度額)は、楽天プレミアムカードと共通枠(最高300万円)である点もお気をつけください。

高額な経費決済が重なる場合は、可能枠が圧迫されないように注意する必要があります。

 

一部機能が制限

楽天ビジネスカードのショッピングお支払い方法は1回払いのみであり、キャッシング機能が付かないなど、個人用の楽天カードシリーズと比べて一部機能が制限される点もご留意ください。

 

申込資格・審査

楽天ビジネスカード発行の前提条件

何度かお伝えしているとおり楽天ビジネスカードは、単体での発行は不可能となっています。

あくまで楽天プレミアムカードの子カードという位置づけのクレジットカードだからです。

楽天ビジネスカードを発行する前提として「楽天プレミアムカード」を保有している必要があります。

楽天プレミアムカード」と楽天ビジネスカードは同時に発行を申し込むことも可能です。

 

楽天ビジネスカード発行時も審査あり

楽天プレミアムカードを発行済みで、楽天ビジネスカードを追加発行する際は所定の審査があります。

楽天ビジネスカードの申込資格(入会条件)は次のとおり。

[1]申込対象は20歳以上で安定収入のある法人代表者様(会社登記上、代表権を有する方)、または個人事業主の方。
[2]支払預金口座が法人名義の場合、商業登記簿謄本または法人登記印の印鑑証明書を要提出。

楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードを同時に新規申込みした場合は、それぞれカードごとに審査が行われることになります。

 

楽天ビジネスカードの名義について

楽天ビジネスカードの名義を「法人」「個人事業主」のどちらにするかの選び方ですが、結論、引き落とし口座をどれにするかで決まります。

[1]法人代表者:「法人口座」or「代表者本人の個人名義口座」
[2]個人事業主:「申込者本人の個人名義口座」or「屋号のある個人事業主名口座」

プライベート用とビジネス(会社)用で口座を分けたい場合は、法人なら「法人口座」、個人事業主なら「屋号のある個人事業主口座」に設定するのがおすすめ

法人用やビジネス用の口座を持っていない方は、個人口座でもOKです。

 

楽天ビジネスカードの発行スピード

楽天ビジネスカードは、発送した必要書類が楽天カード株式会社に到着後、約2週間で郵送されます。

ただその間に、申込時に記入した住所に楽天カード株式会社から約5営業日で案内書類が届き、その後、提出が必要な書類を同封のうえ返送する手順もあります。

これを含めれば楽天ビジネスカードが手元に届くまでの期間は、約3週間から長くて1ヵ月ほど見ておいた方が良いかもしれません。

<公式サイト> 楽天プレミアムカード 最新キャンペーン




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