楽天Edyチャージでのポイントを貯め方、メリット・デメリットまとめ

「楽天Edy（ラクテンエディ）」というプリペイド（前払い）方式の電子マネーがあります。

リアル店舗に限らず自動販売機やインターネットでもお支払いできるなど、何かと使い勝手の良い人気の電子マネーです。

極めて広域な楽天経済圏で便利に使える「楽天スーパーポイント」がお得に貯まるのが最大のメリット。

ポイント2重取りしやすく、オススメかつ人気の電子マネーの一つです。

楽天Edyの特徴、メリット・デメリット、チャージでのポイント付与対象などお得な使い方について解説します。

 

楽天Edyの種類

楽天Edyは、プリペイド（前払い）型の電子マネーなので、事前にチャージ（入金）した金額の範囲内でお支払いに利用できます。

この仕組は、「nanaco」「WAON」「Suica」「PASMO」などと同じですね。

楽天Edyの利用にあたっては、年会費などの費用はかかりません。無料です。

楽天Edyは、一日あたりの利用可能な回数や利用限度額などの制限は特にありません。

チャージした残高の範囲内で決済可能です。

楽天Edyへのチャージの際は、200円につき1ポイント（還元率0.5%）貯まります。

カードの種類によっては、200円につき1マイル（還元率0.5%）でANAマイルを獲得できるものもあります。

「楽天Edyのポイントプラス加盟店」で楽天スーパーポイントを貯める設定にすると、通常の2倍貯まるので還元率1％です。

楽天Edyには次のような種類があります。

● Edy-楽天ポイントカード
● クレジットカード一体型Edy（楽天カード・ANAカードetc.）
● Edy機能付きグッズ
● おサイフケータイ
● 楽天Edyアプリ＋Edyカード
● iPhone＋Edyカード
● iPhone＋おサイフケータイジャケット

上記いずれかのカードやスマホなどの利用環境を用意して、チャージ設定をした上で楽天Edyチャージすれば、楽天Edy加盟店でお買い物できるようになります。

各タイプのチャージ方法・手段は『Edyの種類別 チャージ方法一覧』のページにある表でチェック可能です。

 

Edy-楽天ポイントカード

Edy機能が搭載された楽天ポイントカードです。

全国86万ヵ所以上もの楽天ポイントカードを使える加盟店で提示すると、楽天スーパーポイントが貯まるのはもちろん、貯めたポイントをそのまま使えるカードです。

「楽天ポイントカード加盟店」の中には、ごく一部使えないお店もありますが。

期間限定ポイントも使えるので、ポイント消化にも便利です。

Edy-楽天ポイントカードの価格は、55円～330円（税込）の間で変動します。

メール便なら送料無料で入手可能。

55円など安く手に入る機会は「楽天Edy Official Shop」でセールを開催しているタイミングなどです。

＜公式サイト＞ Edy-楽天ポイントカード一覧

 

楽天Edy機能付きグッズ

楽天Edy機能が搭載された「キーホルダー」や「ストラップ」などユニークなタイプもあります。

＜公式サイト＞ 楽天Edy機能付きグッズ一覧

 

クレジットカード一体型の楽天Edy

クレジットカードに楽天Edy機能が付帯するタイプです。

クレカとEdyが一体型でお財布がスリムになります。

楽天Edyが搭載された代表的なクレジットカードは、「楽天カードのシリーズ」と「ANAカードのシリーズ」です。

楽天Edyを利用するには、発行費用や入会金が必要なケースもありますが、クレジットカード一体型なら基本的に無料なのがメリット。

楽天カードは、例えば◯◯円分のEdyプレゼントのキャンペーンなど定期的に開催されています。

楽天カードのシリーズは、本家だけあり楽天Edyとの相性バツグンです。

＜関連記事＞
● 楽天カードまとめ
● 楽天PINK(ピンク)カードまとめ
● 楽天ゴールドカードまとめ
● 楽天プレミアムカードまとめ
● 楽天ブラックカードまとめ

 

「楽天ANAマイレージクラブカード」は、ANAマイルを貯められるのはもちろん、ANAマイレージクラブ（AMC）カードと同一の機能が搭載されています。

クレジットカード払いの際にに貯まるANAマイルに加え、楽天Edyや楽天ポイントカード機能で得たポイントもANAマイルに集約可能です。

＜関連記事＞
● 楽天ANAマイレージクラブカードのメリット・デメリット、楽天カードとの違いを比較

 

既存のカードの楽天Edyの残高は、クレジットカードの有効期限が切れた後も利用できます。

使い切る前にウッカリ処分しないように注意しましょう。

他にも楽天Edyチャージ対応、なおかつチャージの際にポイント付与対象のクレジットカードはいくつか存在します。

以下で紹介しています。

＜関連記事＞
● 楽天Edyチャージでポイントが貯まる付与対象のクレジットカードまとめ

 

おサイフケータイ

Androidやガラケーの「おサイフケータイ」で楽天Edyが使用できます。

これまでお伝えしたように楽天Edyの種類・タイプは豊富にありますが、中でも「おサイフケータイ」が便利なのでオススメ。

楽天Edyカードをかざすことで登録情報を読み取り、Edyカードへのポイントチャージや楽天会員情報に登録しているクレジットカードからのチャージが可能になります。

 

楽天Edyが使えるお店（加盟店）

楽天Edyは、今や全国78万カ所以上の加盟店で使えるようになっています。

街中のリアル店舗に限らず、一部オンラインサイトでも便利に利用可能です。

代表的な店舗は下記のとおり。

ジャンル	店舗・サービス例
コンビニ	セブン-イレブン、ローソン、ローソンストア100、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラetc.
スーパー	イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、マルエツ、マルエツ プチ、東急ストア、プレッセ、東急ストア フードステーション、ピアゴ、アピタ、阪急オアシス、関西スーパー、平和堂、オークワ、ゆめマートetc.
ドラッグストア	マツモトキヨシ、ツルハドラッグ、ダイコクドラッグ、スーパーMEGAドラッグ、ココカラファイン、スギ薬局、ジャパン、キリン堂、サーバetc.
酒屋	やまや、カクヤス、KYリカー
百貨店	高島屋、阪急百貨店、阪急メンズ館、阪神百貨店、阪急西宮ガーデンズ、名鉄百貨店(本店)、仙台三越、大丸・福岡天神etc.
モール・商業施設	玉川髙島屋S･C、柏髙島屋ステーションモール、グランスタ東京、グランスタ丸の内、東京駅一番街、ダイバーシティ東京、アクアシティお台場、グランフロント大阪、Whityうめだ、ルクア大阪、天王寺ミオ、アリオ、天満屋、
家電	ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、ジョーシン、ケーズデンキ、エディオンetc.
インテリア・雑貨	ドン・キホーテ、ロフトetc.
ファッション	しまむら、ライトオン、スーツセレクト、パーフェクトスーツファクトリー、ヒマラヤetc.
本・CD&DVD	紀伊國屋書店、大垣書店、八重洲ブックセンター、タワーレコード、TSUTAYA、コミックシーモアetc.
ファストフード	マクドナルド、モスバーガー、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、すき家、なか卯、CoCo壱番屋、ほっともっと、ドミノ・ピザetc.
カフェ	プロント、タリーズコーヒー、上島珈琲店、ドトールコーヒー、ハードロックカフェ、サンマルクカフェ、コメダ珈琲店、ミスタードーナツetc.
飲食店	ガスト、ステーキガスト、魚民、バーミヤン、餃子の王将、リンガーハット、白木屋、ロイヤルホスト、フォルクス、デニーズ、藍屋、大戸屋、ステーキのどん、どん亭etc.
アミューズメント	109シネマズ、ラウンドワン、ビッグエコー、シダックス、自遊空間、快活CLUB、メディアカフェポパイ、歌広場、まんが広場etc.
テーマパーク	スパリゾートハワイアンズ、サンリオピューロランド、豊島園 庭の湯、楽天生命パーク宮城etc.
ホテル・旅行	ルートインホテルズ、サンルートホテル、東急ホテルズ、ダイワロイネットホテルズ、リッチモンドホテル、ホテルリブマックス、ANAクラウンプラザホテル、西鉄イン、インターコンチネンタル、ANAホテル、品川プリンスホテル、ウェスティンホテル東京、登別グランドホテル、ロワジール　スパタワー　那覇etc.
カーライフ	ENEOS、NEXCO中日本、NEXCO西日本SHD、宇佐美鉱油、HONDA、ニッポンレンタカー、Jネットレンタカー、飛鳥交通グループ、東広島タクシー、沖東交通、タイムズ駐車場（沖縄）、三井のリパーク（沖縄）etc.
空港・機内販売	ANA FESTA、ANA（国内線機内販売・航空券）、新千歳空港、函館空港、釧路空港、旭川空港、稚内空港、女満別空港、とかち帯広空港、中標津空港、オホーツク紋別空港、大館能代空港、秋田空港、庄内空港、仙台空港、福島空港、羽田空港、八丈島空港、成田国際空港、新潟空港、富山空港、小松空港、能登空港、中部国際空港（セントレア）、名古屋空港、関西国際空港、大阪国際空港（伊丹空港）、神戸空港、岡山空港、広島空港、鳥取空港、米子空港、山口宇部空港、萩・石見空港、高知空港、高松空港、松山空港、福岡空港、北九州空港、佐賀空港、長崎空港、熊本空港、大分空港、宮崎空港、鹿児島空港、那覇空港、石垣空港
ネットショップ	Amazon、アメーバ、GREE、Jochin web、DMM.com、KBS Download Mall、LINE STORE、Google Play ストア
その他サービス	ヤマト運輸、コカ･コーラ マルチマネー対応自動販売機、キンコーズ、ホワイト急便、てもみんetc.

※参考：楽天Edyが使えるお店を探す

楽天Edyらしく、多種多様なジャンルのお店に対応しており、中でも空港内にある売店などのお店については楽天Edyの対応状況が素晴らしいです。

たとえば、何度か旅行で那覇空港を利用したことがありますが、空港内にあるお店において、決済手段がかなり限定される店舗が、思いの外、多くて少し困ったことがありました。

そんな中で楽天Edyだけは比較的、利用できたりしましたので助かりましたね。

また、楽天Edyは、一部の加盟店において、楽天Edyの利用で還元率アップのキャンペーンを開催されることもあります。

 

楽天Edyの利用で楽天ポイントやANAマイルが貯まる

楽天スーパーポイント

カードタイプの楽天Edyは、利用金額200円（税込）につき楽天スーパーポイントが1ポイントが貯まります。

還元率0.5％です。

しかし、他の企業が発行している提携Edyカードは利用しても楽天ポイントが貯まらないものもあるため気をつけてください。

楽天ポイントがちゃんと貯まるタイプは、『楽天Edyカード・グッズ一覧』ページで見れます。

ポイントプラス加盟店なら、ポイント2倍で200円（税込）ごとに2ポイント貯まり還元率1％です。

楽天ポイントが自動的に貯まる楽天Edyが2倍の対象となっています。

楽天Edy利用で貯めた楽天ポイントは、楽天グループで使用可能です。

店舗	ポイント利用単位
楽天市場	1ポイントから1ポイント単位で利用可能
楽天ブックス
楽天Kobo
楽天ダウンロード
楽天西友ネットスーパー
楽天ポイントカード
楽天トラベル	100ポイント以上
楽天GORA
その他ポイント利用可能サービス	50ポイント以上

また、楽天ポイントカードの機能で、日本国内の多種多様な店舗で利用できます。（楽天ポイントカードが使えるお店一覧）

 

ANAマイル

「IC（Edy）機能付きのカード」や「おサイフケータイ」を保有しているANAマイレージクラブ（AMC）会員の方なら楽天Edyでの利用金額200円につき1マイルが自動的に貯まります。

利用シーン	マイルの貯まり方
ANAマイレージクラブEdyカード ※発行終了	200円⇒1マイル
Edy機能付ANAカード
おサイフケータイの楽天Edy
Edyマイルプラス対象店舗	200円⇒2マイル

以下の対象のANAカードでは、楽天Edyチャージするだけで還元率0.5%（200円につき1マイル）分のANAマイルが自動で付与されます。

● ANA VISAプラチナ プレミアムカード
● ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
● ANA JCBワイドゴールドカード
● ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード
● ANA JCBカード プレミアム
● ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム
● ANAダイナースカード
● ANAダイナース スーパーフライヤーズカード
● ANAダイナース プレミアムカード
● ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード

しかし、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードは本サービスの対象外なのでご注意ください。

マイル以外でポイント付与対象となるクレジットカードは以下で紹介しています。

＜関連記事＞
● 楽天Edyチャージでポイントが貯まる付与対象のクレジットカードまとめ

 

楽天Edyにはポイント付与対象外の店舗・取引あり

以下の店舗・取引では、楽天Edyを利用してもポイントが貯まりませんので気をつけてくださ。

● 学校内、企業内での食堂･売店
● 一部の自動販売機
● 一部のアミューズメント施設内のゲーム機
● 航空券、乗車券、金券類、チケット類
● テレホンカードなどのプリペイドカード
● はがき、切手、印紙など
● 損害保険、生命保険などの保険代金
● 一部オンライン決済
● クレジットカード利用代金
● 成人向けコンテンツ
● 募金
● 車両代

この他、コンビニごとのポイント加算対象外店舗・取引もあるので、詳細はこちらのページの下部にある項目にてご確認ください。

 

楽天Edyの種類別のチャージ方法は多種多様

楽天Edyの1回のチャージ金額の上限は25,000円です。

1枚のEdyカードに最大で50,000円までチャージできます。

楽天Edyの種類別チャージ方法については以下のページで詳細に解説しています。

＜公式サイト＞ 楽天Edyチャージ(入金)方法一覧

 

楽天Edyのデメリット・注意点

紛失・盗難時の補償なし

楽天Edyのデメリットは、万が一の紛失・盗難時の補償がない点です。

楽天Edyカード・おサイフケータイのいずれも、利用を停止した、Edy残高の返金や新カード・スマホへの移行ができません。

nanacoやWAON、交通系電子マネーの「nanaco」や「WAON」は、所定の手続きをして、手数料を支払えば、利用を止めてストップ時点の残高を新カードに移行できる仕組みがあります。

ただ、楽天Edyにはこの仕組がありません。

おサイフケータイは、携帯電話を解約しても、第三者による不正利用のリスクを踏まえて「紛失・サービス停止の手続き」をする必要があります。

「加盟店でのEdyオートチャージ」、「いつでもEdyチャージ」の利用登録をしている楽天Edyカード、おサイフケータイを盗難・紛失した場合、「楽天カードの問い合わせ窓口」まで連絡しましょう。

 

楽天Edy一体型の楽天カード以外は残高移行が不可能

楽天カード一体型Edy以外は、残高移行できない点も注意する必要があります。

Edy一体型の楽天カードの有効期限が間近で、新しいカードが郵送されてきた場合は、所定の手続きで移行可能です。

楽天カード以外の楽天Edyは、別のカードやキーホルダー等のグッズに変更したい場合、既存タイプは使い切る必要が生じます。

楽天Edyの端数を使い切りたい場合は、コンビニなどで現金と組み合わせて支払うなどすれば良いでしょう。

たとえば、325円の支払いでEdy残高が300円なら、Edyで支払った上で残り25円を現金払いするイメージです。

「すかいらーくグループ」の飲食店では、まず電子マネーの残額で支払い、残りの金額をクレジットカードで決済することもできます。

 

楽天Edyのお得なキャンペーン

楽天Edyでは、常に何かしらのキャンペーンを開催しています。

全国の加盟店、インターネットのサイトなど様々です。

付与の適用ハードルもそれほど高くないものがほとんどなので、楽天Edyを使っている方は、定期的にチェックして損はないでしょう。

＜公式サイト＞ 楽天Edy 最新キャンペーン一覧

 

さいごに

楽天Edyは、全国78万カ所以上のさまざまなお店で便利に使えて、楽天ポイントも貯まってお得です。

楽天Edyチャージの際のポイントと利用時のポイントで、容易にポイント二重取りができるのも長所といえます。

特に楽天Edyと楽天ポイントカードが一体型の楽天カードなら、それぞれの加盟店でガンガン、楽天ポイントを貯めることが可能です。

おサイフケータイ対応のスマホ・ガラケーを保有している方なら、いつでも簡単にチャージできるのでオススメ。

おサイフケータイがない方や、店頭やカードリーダーでチャージする手間を許容できる場合は、シンプルにEdy一体型の楽天カードや、Edy-楽天ポイントカードでオッケー。

貯まる楽天ポイントは、国内屈指の共通ポイントなので、楽天グループをはじめ、多種多様なジャンルのリアル店舗で便利に利用できるため使い道に困ることもないのが最大のメリットかもしれませんね。