セゾン・アメリカン・エキスプレス（R）・カード（以下、セゾンアメックス）の対象の上位カードは「SAISON MILE CLUB（セゾンマイルクラブ）」という優れたプログラムに加入できます。
この JALコースの「ショッピングマイルプラン」に登録すれば、JALマイルをザクザク貯められるようになります。
当記事では、セゾンマイルクラブが何故お得なのか？
注意点も兼ねて解説します。
【もくじ】
セゾンマイルクラブのJALコースとは
SAISON MILE CLUB（以下、セゾンマイルクラブ）のJALコースに加入すると、非航空系カードながら、一般加盟店では「JALマイル」が「JALカード プラチナ」よりも貯まります。（詳細は後述）
対象カードと年会費は以下のとおり。
登録期間は登録完了月から1年間です。
例として、2021年8月に登録完了した場合は、2021年7月末までとなります。
次年度以降は、退会の手続きをしない限りは自動更新されます。
更新を止めたい場合は、有効期限の月の20日までにカード裏面のカスタマーセンターに電話連絡すればOKです。
セゾンマイルクラブのJALコースのショッピングマイルプランは、永久不滅ポイントを自動的にマイル移行するプログラムです。
ショッピングマイルプランに登録すれば、未登録時に貯まる0.5％の永久不滅ポイントがなくなる代わりに1,000円につき10 JALマイルが貯まるようになります。
安定のマイル付与率1％です。
同時に「セゾンマイルクラブ優遇サービス」分については、永久不滅ポイントが2,000円につき1ポイント貯まります。
この優遇ポイントの付与時期は、カード利用の翌月20日頃です。
話を変わって、家族カードの利用金額もバッチリ合算されます。
割引優待が適用された場合は、優待後の金額が対象です。
公共料金（電気・ガス・水道）、携帯電話、新聞、一部社会保険料、税金などの毎月・定期的な支出でも、JALマイルがザクザクと貯まってお得です。
マイル付与率が屈指の高還元に
永久不滅ポイントは、会員サイト「Netアンサー」で200ポイントを500マイル（1ポイント→2.5マイル）のレートでJALマイルに移行できます。
つまり、カード利用1,000円ごとに合計で11.25JALマイルが貯まることになり、マイル付与率1.125％です。
一般的な考えに従えば1マイルの価値は2円前後なので、そう考えると2.25％の高還元となります。
国際線のビジネスクラスで使うと1マイルの価値は2.5～5円前後、国際線ファーストクラスなら7～16円前後と飛躍的にアップします。
| クラス | 1マイルの価値（目安） | 還元率 |
| 国内線 /普通席 |
1.5円 | 1.69% |
| 1.6円 | 1.80% | |
| 1.7円 | 1.91% | |
| 1.8円 | 2.03% | |
| 1.9円 | 2.14% | |
| 2円 | 2.25% | |
| 国際線 /ビジネスクラス |
3円 | 3.38% |
| 4円 | 4.50% | |
| 5円 | 5.63% | |
| 6円 | 6.75% | |
| 国際線 /ファーストクラス |
8円 | 9.00% |
| 9円 | 10.13% | |
| 10円 | 11.25% | |
| 11円 | 12.38% | |
| 12円 | 13.50% | |
| 13円 | 14.63% | |
| 14円 | 15.75% | |
| 15円 | 16.88% | |
| 16円 | 18.00% |
年会費3万円以上のJALカード プラチナでさえも、通常の一般加盟店マイルは1％です。
つまり、JALカード特約店（マイル2倍）以外では、セゾンマイルクラブのJALコースは、JALカード プラチナよりもJALマイルがよく貯まります。
年間の移行上限マイル
1年間で移行できるマイル上限は150,000マイルです。
登録期間内（1年）に15万マイルに達した場合は、次年度の更新まではJALマイルへの自動移行は停止され、永久不滅ポイントが通常のとおり1,000円につき1ポイント貯まります。
年15万マイルといえば1,500万円の利用でやっと貯まる額なので、ほとんどの方は気にしなくて良い仕様といえます。
毎月のカード利用金額を1,000円単位で換算して、翌月末にマイルに自動で移行される仕組みです。
たとえば、2021年8月の利用分は9月末頃にJALマイルに自動移行されます。
毎月のカード利用額の1,000円未満は切捨てとなります。
1～999円の端数に対しては、付与されるマイルは0です。
100円につき1ポイントというクレジットカードもあるため、1,000円ごとの付与というのはデメリットといえます。
ただ、月間の合計利用金額に対して1,000円ごとにポイントが付与されます。
つまり、1回の利用ごとに1,000円未満が切り捨てられる訳ではありません。
仮に、1ヶ月で300円のお買い物を4回した場合、合計1,200円であり、うち1,000円がポイント付与対象となります。
1回ごとではないので、1,000円ごとでも大きなデメリットにはならないと考えます。
JALマイル積算対象外の項目に注意
下記のように永久不滅ポイントが付与対象外の項目は、マイルも積算対象外となるので注意してください。
● カード年会費、再発行手数料
● カード利用合計金額が1,000円未満の場合
● リボ手数料
● キャッシング利用や利息
● 提携金融機関ATM・CD利用手数料
● 遅延損害金
● セゾンポケットのカード決済積立（セゾンポケットのポイント還元）
● 5％OFFのセゾンカード感謝デー開催日での西友・リヴィン・サニーの利用（※1）
●「ウォルマートカード」での西友・リヴィン・サニーでの利用（毎日）
● 楽天西友ネットスーパーでの利用
● 楽天Edyチャージ
● nanacoチャージ（※2）
● ココカラクラブカ－ドへのチャ－ジ
● JALグローバルウォレットへのチャージ
● ピコカへのチャージ
● アゼリアカードへのチャージ
● しらたまプリカへのチャージ
nanacoポイントが貯まるサービスも対象
会員サイト「Netアンサー」で「nanacoポイントが貯まるサービス」に登録した場合のボーナスは、セゾンマイルクラブ加入者も対象です。
すなわち、全国のセブン-イレブンでのお買い物は1.125％のJALマイルに加えて、1％のnanacoポイントも同様に貯まるので、一種のポイント多重取りを実現できます。
カード利用月の翌月末に、利用額100円(税込)につき1nanacoポイント獲得可能です。
レシートごと計算され、端数は切り捨てとなります。
しかし、セゾンマイルクラブ加入者は「ボーナスポイント・パートナーズ」のポイント付与対象外となる点は注意しましょう。
多くの永久不滅ポイント対象カードで加入可能
セゾンマイルクラブのJALコースは、ほとんどの永久不滅ポイント対象カードの利用でもバッチリJALマイルを貯められます。
ただし、以下のカードは対象外です。
● みずほマイレージクラブカード
● みずほマイレージクラブカードセゾン
● みずほマイレージクラブカード/ANA
● みずほマイレージクラブカードセゾン Suica
● みずほマイレージクラブカード ゴールド
● みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
● ヤマダ LABI ANA マイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
● 発行会社の異なるカード
セゾンポイントモールのボーナスは、あくまで永久不滅ポイント
ポイントサイトの「セゾンポイントモール」利用時も、通常の利用分はJALマイルに移行されます。
しかし、セゾンポイントモールを通してボーナスとしてえられる分については永久不滅ポイントとしての付与です。
また、永久不滅ポイント対象カードを複数枚持っていても、登録できるのは1枚限り。
永久不滅ポイント倍増キャンペーンは、ほとんどが対象外となっています。
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セゾンクラッセ★6クラスのポイント2倍も適用
セゾンクラッセで、最高ランクの星6になると永久不滅ポイントが2倍（＋0.5％）となる特典があり、セゾンマイルクラブ加入者も適用されます。
JALマイル移行時は0.25％相当です。
そのため、セゾンマイルクラブの通常付与分0.25％と合わせて0.75％を得られ、0.375％相当のJALマイルに交換できることになります。
JALマイル1% ＋ 0.125％ ＋ 0.25％ ＝ 1.375％
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JALマイル交換レートアップのキャンペーン
永久不滅ポイントからJALマイルへの通常レートが200pt→500マイルであるところ、600マイルにレートアップ（＋20％）となるキャンペーンが定期開催されます。
セゾンマイルクラブ対象かつ加入済みの方が、このタイミングで永久不滅ポイントからJALマイルに交換すると合計で最大1.45％のJALマイル付与率に跳ね上がります。
永久不滅ポイントは、上記のキャンペーン時にまとめて交換すれば強烈にお得になります。
セゾンゴールドアメックス会員は追加年会費を払っても加入すべき？
「セゾンプラチナアメックス」と「セゾンプラチナビジネスアメックス」は、セゾンマイルクラブの年会費は永年無料。
一方で「セゾンゴールドアメックス」だと年会費4,400円(税抜4,000円)必要ということでした。
ただ、1マイルの価値は、普通席でも2円程度は見込めますし、国際線のビジネスクラスなら約3円以上、
ファーストクラスなら約8円以上はアップする可能性を十分に秘めているので年会費をカンタンに取り戻せます。
セゾンゴールドアメックスの詳細は以下でまとめています。
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個人的には、年200万円以上で翌年の年会費が半額になる「セゾンプラチナビジネスアメックス」がオススメ！
「セゾンプラチナアメックス」と「セゾンプラチナビジネスアメックス」については以下で解説しています。
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