JCBザ・クラスのインビテーション(招待)が届く条件を実際に届いた体験を元に解説!
JCB THE CLASS(JCBザ・クラス)は、株式会社ジェーシービーが発行するプロパーカードの中では最上位のクレジットカードです。
JCBからインビテーション(招待)が届いた人だけが入手できます。
年会費は55,000円(税抜50,000円)で、カードランクを強いて言うならプラチナカード〜ブラックカードに相当。
※旧デザイン。
個人的な経験や知人の声も踏まえてですが、
JCBザ・クラスのインビテーションの条件で重視されるのは以下の6項目だと考えられます。
● プロパーのJCBカードの利用歴が数年
● 支払遅延(延滞・滞納)が一切なし
● 決済金額
● 決済回数
● カード利用先・利用内容
当記事では、過去にインビテーションが来た体験と知人からの見聞を交えてインビテーションが届く条件・基準などについてまとめます。
<公式サイト>
● JCB一般カード 最新キャンペーン
● JCBカード W 最新キャンペーン
● JCBカード W plus L 最新キャンペーン
● JCB GOLD EXTAGE 最新キャンペーン
● JCBゴールド 最新キャンペーン
● JCBプラチナ 最新キャンペーン
【もくじ】
インビテーションが届く時期はいつ?
「JCBザ・クラス」の招待状の発送時期ですが、年1回の発送で毎年「11月」が基本となっています。
ちなみに私の場合は最初に届いたのは2016年11月で、その次の2017年も11月に来ました。
※当時の情報なので、変更になる可能性もあります。
その時は、他社の上位カードもあったので、特典利用など消化不良気味で何だかもったいない気もして、
悩んだ末「JCBプラチナ」のままで良いかなという結論になり見送りました。
2018年11月には「JCBザ・クラス」の優待も体験してみようと思い切って申し込んでみました。
私よりもっと早くJCBザ・クラスホルダーになっていた知人が何人かいますが、
「いつ届いたの?」と聞いたところ、やはり11月頃と言っていました。
となるとタイミング的にインビテーション送付対象者は、9月15日までの利用分、つまり10月10日支払分までの利用履歴をもとにして判定されるのが有力です。
具体的には次の流れで最終的なインビテーションの送付対象者を決めていると考えられます。
[2]10月中頃〜月末頃の期間に送付対象者を決める
[3]11月にインビテーションを送付開始
対象年齢は30歳以上が濃厚
これは自分の年齢がそうだったということもありますが、JCBザ・クラスのインビテーションがくるのは原則30歳以上の方となりそうです。
私の知人も30歳台もしくは40歳台でJCBザ・クラスを取得しています。
某大手総合商社に勤めて、年収1,000万円超えの20代後半の後輩がいますが、
そんな彼でさえも「JCBプラチナ」をメインカードで利用し、
年200万円以上は普通に利用していてもインビテーションが届かないとのこと。
JCBザ・クラスは「JCBオリジナルカード」対象の「JCBプラチナ」「JCBゴールド ザ・プレミア」「JCBゴールド」会員の中で、
一定の条件を満たした人にインビテーション(招待)をお届けするとしています。
これはJCB公式サイトでも記載されていることです。
※参照:JCBザ・クラス|公式
[2]JCBゴールド ザ・プレミア:[1]の利用額(12/16~翌12/15)が2年連続で100万円以上(招待制)
[3]JCBプラチナ:25歳以上で、本人に安定継続収入。
そのため対象年齢は25歳以上でないと招待が届きにくいと考えるのが自然です。
「JCBゴールド」と「JCBプラチナ」の間で5歳の年齢差あるので「JCBザ・クラス」の年齢の入会資格は30歳以上が有力。
前述のように、知人に聞いても現に30歳になった瞬間にインビテーションが届いたという人もいました。
どれだけ決済回数が多く高額決済をしていても、20代で招待状が送られてくるのは、難易度が高いと考えます。
突撃(今は不可能)や信用金庫発行なら20代でも取得した方も存在するかもしれませんが、これらはレアケースです。
そのため、
20代のうちは「JCB GOLD EXTAGE」や「JCBゴールド」、
「JCBゴールド」の年間利用額が2年連続で100万円以上(集計期間12月16日~翌年12月15日)で入手できる「JCBゴールド ザ・プレミア」、
または自己申込みできる「JCBプラチナ」をメインカードとして活用するなどして、優良なクレジットカードヒストリー(クレヒス)を築き上げていくのが、
結局のところ「JCBザ・クラス」を取得する近道になります。
あくまで推測ですが、20歳代でも「JCBザ・クラス」を入手できるようにしてしまうと、入手難易度がさがり、ステータス性が損なわれてしまうという思惑があるからだと考えます。
他社のプラチナカードも含めて、昔は招待制で入手できるというのが主流でしたが、
現在は、インビテーションを経ずとも直接申し込みOKになったプラチナカードが相次ぎ、すでにプラチナカードホルダーだった層からすると、
たとえば、部下や後輩が普通に保有しているのを見かけて、ステータス性を感じなくなったと残念に思う声もチラホラ聞いたり見かけたりします。
プロパーJCBカードの保有歴・年数の長さは超重要
JCBカードの保有年数の長さは、インビテーションの重要事項です。
前提として、JCBブランドのクレカなら何でもインビテーションの対象となるわけではありません。
つまり、提携カードのJCBブランドでは、インビテーションの取得を目指すのは不可能ということ。
あくまで、JCBプロパーカードである「JCBオリジナルシリーズ」の券種で、利用歴と利用実績を築いていく必要があります。
利用年数の目安は「JCBゴールド」以上のJCBオリジナルシリーズを最低でも2年〜5年保有し利用すれば届くというイメージです。
「JCBザ・クラス」のインビテーション対象のクレジットカードは、次の3券種です。
これはJCB公式サイトでも記載されています。
※参照:JCBザ・クラス|公式
[2]JCBゴールド ザ・プレミア:[1]の利用額(12/16~翌12/15)が2年連続で100万円以上(招待制)
[3]JCBプラチナ:25歳以上で、本人に安定継続収入。
2年未満でもインビテーションが届くという声もありますが、レアケースと考えるのが無難です。
「JCBザ・クラス」の取得を目指すなら次の取得・保有の流れが王道ルートの一つとなります。
※下記はあくまで、一つのモデルケースであり、年間の利用金額などについては加味していません。
「JCBザ・クラス」を取得するには、まずは上記の3券種のいずれかを入手する必要があります。
「JCBゴールド」よりも「JCBプラチナ」からスタートした方が基本的に早道と考えるのが自然です。
「JCBプラチナ」の審査が不安な方は「JCBゴールド」からスタートして気長にクレヒスを育てていきましょう。
また、招待制の「JCBゴールド ザ・プレミアム」を入手するために、あえて「JCBゴールド」からスタートするのもアリです。
支払遅延(延滞・滞納)は絶対しない
延滞や滞納といった支払遅延がないことは必須。
1回程度の遅延なら、まだ大目に見てくれる可能性もあるかもですが、高頻度で支払遅延が発生している場合は、100パーセントNGです。
著しく酷ければブラックリスト入りとなり、永久的に「JCBザ・クラス」のインビテーションが来なくなることもありえます。
利用金額・決済金額は毎月コンスタントに利用するのがコツ
利用金額・決済金額もインビテーションの重要事項です。
理由はシンプルで、利用額が多い会員ならJCB側にその分、多くの利益をもたらしてくれるから他なりません。
サービスを提供する側とすれば高額決済する会員は、純粋な優良顧客なので、なにか特別な事情がない限りは手放す理由がないからです。
しかし、単純に一気にドカッと高額決済するのは避けた方が無難。
毎月ある程度一定して利用する感覚が大事です。
たとえば、1ヶ月だけで300万円利用するのと、毎月50万円前後の利用なら、後者の毎月50万円ずつ利用する方が招待がくる可能性はグンと高まります。
実際に私のもとに実際にインビテーション受け取った時の決済金額は以下の通りでした。
- 2014年:2,863,023円
- 2015年:3,391,970円
- 2016年:3,781,512円(1回目のインビを見送る)
- 2017年:2,092,050円(2回目のインビも見送る)
- 2018年:2,257,847円(JCBザ・クラス申し込み)
ちなみに上記の金額は「JCB STAR MEMBERS(JCBスターメンバーズ)」の判定基準と同様の前年12月16日~当年12月15日で集計しています。
利用回数・決済回数も重要
利用回数(決済回数)も「JCBザ・クラス」の招待をもらう上での重要な項目です。
年間利用額300万円以上が理想ですが、100~200万円未満の方でも決済回数が多ければ、招待がきたという事例もあります。
株式会社ジェーシービーからすると、会員の決済回数が多いというのは、ショップなどでJCBの露出アップに貢献することにも繋がるため、
JCBに間接的に利益をもたらす可能性を秘めているからに他なりません。
可能であれば月100回以上の利用が理想です。
家族がいる方なら家族カードを発行して決済回数を稼ぐこともできます。
しかし、いくら決済回数も重要と言ったところで、お菓子など少額決済を繰り返すのは、ほぼ無意味に等しいので避けましょう。
カード利用先や利用内容も判定条件に入るのか?
カード利用先や何に使ったのかという利用内容もJCBザ・クラスの招待をもらう上で重要だと考えます。
まず、押さえたいのが固定費の支払いです。
固定費とは、いわゆる、
電気料金、ガス料金、水道料金、固定電話、携帯電話・PHS、放送料金(NHK・衛星放送・ケーブルテレビ)、新聞購読料、プロバイダー、国民年金保険料、家賃
などを指します。
支払い設定は、会員サイト「MyJCB」で設定可能です。
また、特に有利になるとされているのが次のようなカード利用先や利用内容です。
● ダイニング(有名レストランや高級料亭などが理想)
● 東京ディズニーリゾート(TDL・TDS)
● ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)
● 海外での利用
● その他、JCBの有料サービス
律儀に上記全部をJCB経由で申し込んだり、手配したわけではないですが、
可能な限りJCBの特典やコンシェルジュ、デスクなどを使ってJCB経由で利用していました。
トラベル系、グルメ系、そして東京ディズニーリゾート、USJ、海外でのショッピングやレストラン利用など、わりと多用途で当時はカード利用していました。
もちろん、インビテーションをもらう上で有利になると断言できませんが、いずれにしても機会があれば積極的にメインカードとして利用していきたいところです。
集計対象外の利用項目に注意
以下の利用分については、Oki Dokiポイント付与・JCB STAR MEMBERSの集計対象外となっています。
つまり、以下の利用項目で決済しても、インビテーションの審査評価としてカウントされない可能性が高いです。
これを知らずして利用を繰り返すと、もったいないのでご注意ください。
● ショッピングリボ払い・分割払い・スキップ払い手数料
● キャッシング1回払い(国内・海外)ご利用分
● E.GO キャッシング1回払いご利用分
● キャッシングリボ払いご利用分
● カード再発行手数料
● 遅延損害金
● 募金
● JCB LINDA データ維持料
● JCB E.GO 月会費
● Edyチャージご利用分
● モバイルSuicaチャージご利用分
● SMART ICOCAチャージご利用分
● モバイルPASMOチャージご利用分
● nanacoチャージご利用分
● JCBプレモカードチャージご利用分
● JCBプレモデジタル(ギフティプレモを含む)チャージご利用分
● ANA JCBプリペイドカードチャージご利用分
● ANA Payチャージご利用分
● au WALLETプリペイドカードへのauかんたん決済チャージご利用分
● FamiPayチャージご利用分
以前はインビテーションなしで入会できた?
「JCBザ・クラス」は、一時期、招待なしで入会できた時期もありました。
その頃にJCBが開示していた入会条件は次の通りです。
● 年齢:40歳以上
● 年収:1,200万円以上
● 勤続年数:10年以上の役員・管理職。自営業の場合は営業年数10年以上の経営者。
● JCBカード保有歴:3年以上
● 年間100万円以上の決済:2年以上
<JCB会員以外>
● 年齢:40歳以上
● 年収:1,500万円以上、自家保有
● 勤続年数:資本金5,000万円以上の企業に10年以上継続勤務の役員・管理職。自営業の場合は営業年数10年以上の経営者。
上記を見ると、かつては年収や勤続年数、役職・地位といったその人のステータス・属性をかなり重要視していたことが分かります。
しかしながら、今では終身雇用の崩壊、政府の働き方改革による副業推進、フリーランスの増加など、
時代の変遷により役職や勤続年数などの属性は良いに越したことはないものの、徐々に緩和されている傾向はあります。
次の方法でも取得できていましたが今ではNGとなっています。
2017年頃までは、デスクに「JCBザ・クラス」に入会したい旨を直接伝え、交渉して入会申込書をもらう、いわゆる「突撃」という方法も可能でしたが今は終了しています。
また、医療関係者向けサイト「m3.com」経由で「JCBザ・クラス」に直接申込みができる時期もありましたが、こちらも今は終了しています。
「JCBザ・クラス」取得を目指すなら、正攻法でインビテーションをもらうのが基本になります。
かなり例外的ですが、信用金庫を通して「JCBザ・クラス」を発行してもらえたという事例もあります。
まとめ
「JCBザ・クラス」は、数あるインビテーション制カードの中でも入手難易度は高めです。
招待が届く審査基準・条件はブラックボックスな部分も多いですが、
「JCBザ・クラス」が欲しい方は、少なくとも以下の項目は心がけてください。
● まずはJCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナを入手
● 直近3年で利用合計額が1,000万円以上が理想
● 毎月の決済回数が多ければ多いほど理想(家族カードで回数を稼ぐのもあり)
● 公共料金など固定費の支払いをJCBに一本化
● 延滞・滞納など支払遅延は絶対にしない
インビテーション送付対象者の選定は、スコアリング制で行われることが多いです。
カード会社規定の条件に応じて点数が加点もしくは減点され、一定以上のスコアの方がインビテーション対象になるというイメージ。
少しでも有利になると思われる条件は全部満たす気持ちで目指したいところです。
「JCBザ・クラス」取得を目指すなら、それなりに長い年月をかけてJCBから信頼される会員になる必要があります。
まずは「JCBザ・クラス」のインビテーション対象カードである
「JCBゴールド」「JCBゴールド ザ・プレミア」「JCBプラチナ」の内、いずれかを入手して、優良な利用実績を築いていくのが基本になります。
<公式サイト>
● JCB一般カード 最新キャンペーン
● JCBカード W 最新キャンペーン
● JCBカード W plus L 最新キャンペーン
● JCB GOLD EXTAGE 最新キャンペーン
● JCBゴールド 最新キャンペーン
● JCBプラチナ 最新キャンペーン