三井住友カードの年間ボーナスポイント制度が終了し、2021年2月支払い分からは毎月のお買物金額に応じてボーナスポイントが得られる月間ボーナスポイント制度にリニューアルされました。
従来の制度なら、当年で大きな支出があれば、翌年1年間はボーナスを手堅くもらえました。
月間ボーナスポイントに変わったことによるメリットは、実質還元率がUPしたこと、デメリットは、毎月一定額以上の利用がないと恩恵を受けられなくなったことです。
月間ボーナスポイントについて、注意点を踏まえてまとめて解説します。
月間ボーナスポイント(三井住友カード)の仕組み
三井住友カードでは、これまで前年の年間利用金額に応じてV1・V2・V3と呼ばれる「ボーナスポイント制度」により翌年のポイント還元率アップを狙えていました。
このステージ「V1」「V2」「V3」に応じた年間ボーナスポイントは、2021年1月お支払い分で終了しています。
三井住友カードホルダーの方なら既に知っていることだと思われますが、2020年2月お支払い分以降のカード利用金額分は、「V1」「V2」「V3」のステージ判定の対象外となっているので注意しましょう。
そして、2021年2月の支払い分からは、1ヶ月間のカード利用金額5万円ごとに、ボーナスポイントが付与されるという内容になっています。
● 5万円(税込)ごとにボーナスポイント付与(上限なし)
● 10万円(税込)までの利用ボーナス:ゴールド以上は最大0.2%、その他カードは最大0.1%
● 15万円(税込)以上の分の利用ボーナス:ゴールド以上は最大0.4%、その他カードは最大0.2%
月間ボーナスポイント制度は、事前エントリーなどの登録手続きは不要で参加でき、利用金額は1ヶ月ごとに自動的にカウントされます。
気をつけたいのが仮に15万円の利用があった場合、すべての利用金額がボーナスを反映した還元率2倍となるわけではなく、
10万円までの分は最大0.1%~0.2%で、15万円からの分のみが最大0.2~0.4%になる点です。
【2】15万円以上の分の利用ボーナス ⇒ 5万円ごとに一般カード100ポイント、ゴールド以上200ポイント(反映されるのは15万円から。10万円までは【1】のポイント)
毎月の合計金額(税込) | ボーナスポイント | |
一般カード | プラチナ ゴールド プライムゴールド |
|
5万円 | 50ポイント | 100ポイント |
10万円 | 100ポイント | 200ポイント |
15万円 | 200ポイント | 400ポイント |
20万円 | 300ポイント | 600ポイント |
25万円 | 400ポイント | 800ポイント |
そのため、毎月のカード利用額が多いほど、ボーナスポイントによる実質的な還元率がアップします。
毎月の合計金額(税込) | 還元率(ボーナスポイント上乗せ分) | |
一般カード | プラチナ ゴールド プライムゴールド |
|
5万円 | 0.10% | 0.20% |
10万円 | 0.10% | 0.20% |
15万円 | 0.13% | 0.27% |
20万円 | 0.15% | 0.30% |
25万円 | 0.16% | 0.32% |
30万円 | 0.17% | 0.33% |
50万円 | 0.18% | 0.36% |
100万円 | 0.19% | 0.38% |
注意点(月間ボーナスポイント)
ボーナスポイントの進呈のタイミングは、口座引き落とし日よって異なります。
● 毎月26日支払いの方:支払い月の10日頃
月間ボーナスポイントは家族カード会員の利用分も対象です。
本会員の利用分に合算されるので、家族みんなで利用していれば毎月5万円以上はそこまでハードルが高くないでしょう。
以下の利用分は、月間ボーナスポイント合算対象外なので気をつけてください。
● キャッシング利用分
● リボ払い・分割払い手数料
● 年会費
● 一部保険料
● PiTaPaカード利用分
● 国民年金保険料
● 電子マネーチャージ
etc.
Vポイント対象の同一名義のカードを複数枚保有している場合、毎月の利用合計金額はカードごとに集計されます。
そのため、三井住友カードでVisaとMastercardをデュアル発行しているなら、どちらかに利用を集約させた方が条件を達成しやすくなります。
万が一、三井住友カードの別の券種に切替えた場合、切替え前カードの利用合計金額を切替え後のカードに引き継がれて、切替え後のカードの優遇内容に応じたボーナスポイントを付与してもらえます。
これなら安心して別の三井住友カードに切り替えできますね。
ただし「三井住友カード プラチナプリファード」「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」などの月間ボーナスポイントの対象とならない券種に切替えた場合は、切替え前カードの利用もボーナスポイント付与対象とならないため十分に注意してください。
対象カード(月間ボーナスポイント)
三井住友カードの月間ボーナスポイント制度の対象となる券種は、三井住友カードのVisaとMastercardブランドのほとんどのカード券種が対象となります。
● 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard
● 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard
● 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard
● 三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard
● 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard
● 三井住友カード VISA/ Mastercard
● 三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
● 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
● 三井住友カードVISA(SMBC)
● 三井住友カード RevoStyle
● 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard)
● 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard)
● 三井住友ビジネスカード for Owners(VISA/ Mastercard)
ただし、もともとポイント還元の面で何かと優遇されている「三井住友カード プラチナプリファード」や「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」は月間ボーナスポイントの対象外です。
この他、上記の対象カード一覧に記載のない提携カードや法人カードも対象となりません。
提携カードとは以下のような券種を指します。
● ピーチカード
● ソラシドエアカード
● AIR DOカード
● ベトナムエアラインズカード
● dカード
● dカード GOLD
● Amazonカード
● Booking.comカード
● 大丸松坂屋お得意様ゴールドカード
● ソニーカード
● 京王パスポートPASMOカードVISA
● ヒルトンVisaカード
etc.
さいごに
三井住友カードの年間ボーナスポイントが終了し、2021年2月支払い分からは毎月のボーナスポイント制度に切り替わりました。
従来なら、お買い物や税金などそれなりのまとまった支出があれば、翌年1年間は手堅くボーナスを得られました。
ただ、新しい月間ボーナスポイントを享受するには、毎月継続して最低でも5万円以上の利用がないと恩恵を受けられないのが最大の難点です。
その一方で月間ボーナスポイントでは、上限が設定されていないというメリットもあるため、毎月多額の利用がある方ほどメリットの大きい制度といえます。
月5万円以上はキツイと感じれば、三井住友カードでは、他にも以下のようにポイントアップとなる特典や仕組みが用意されているため
これらを活用して、使い道の多くて貯めがいのある「Vポイント」をガンガン貯めていきましょう!
貯め方 | 内容 |
マイ・ペイすリボ利用特典 | マイ・ペイすリボ利用でポイント2倍(+0.5%) |
ボーナスポイント | 通常ポイントに加え、毎月のお買物金額に応じてボーナスポイントを進呈 |
対象店で常にポイントUP優待 | セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド等での利用でいつでも利用金額200円につき+2%、以下対象券種ではVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスの利用で最大5%還元(※) ● 三井住友カード(NL) ● 三井住友カード ゴールド(NL) ● 三井住友カード(CL) |
選んだ3つのお店でポイントUP | 【事前エントリー制】コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店などの対象店舗を最大3つまで選んで、通常付与分に加えて利用金額200円につき+0.5%ポイント |
「ココイコ!」でお得な還元 | 【事前エントリー制】多彩なジャンルの100以上のリアル店舗でボーナスポイント or キャッシュバック |
ポイントUPモール | 同ポイントサイト経由でお買い物をすると+0.5%〜9.5%還元でお得。多種多様なジャンルの店舗が参加 |
三井住友カード つみたて投資 |
月5万円を上限に三井住友カードによる決済が可能で、決済金額の0.5%〜2.0%分のVポイントが付与 |
※1 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定の還元率にならない場合あり。
還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり。
※2 一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスが使えない店舗あり。
また、一定金額(原則1万円)を超えるとタッチ決済でなく決済端末にカードを挿して決済する必要あり。
その場合の支払分は+2.5%還元の対象外。
上記タッチ決済とならない金額上限は、利用店舗によって異なる場合あり。
また「三井住友カード(CL)」については以下の点も気をつけてください。
●「Apple Payで」と申告、または「Apple Pay」のボタンを選択すると「iD」でのご利用となる場合あり。
● その場合の支払分は、+2.5%還元の対象外。
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