デルタ航空には「スカイマイル」というマイレージプログラムがあります。
搭乗時の利用金額に応じてマイルが貯まるのが基本的な特徴です。
ANAやJALに比べると若干マイルを貯めにくいのが玉にキズではあるものの、ちょっとした工夫で効率的に貯めることもできます。
本記事では、主に日本在住の日本人がデルタ航空のスカイマイルをお得に貯める方法、使い方について、注意点も交えつつまとめて解説します。
【もくじ】
デルタ航空スカイマイルの貯め方
まずは、日本国内でお得にデルタ航空のスカイマイルを貯める方法にフォーカスして解説します。
デルタ航空のフライト
デルタ航空を利用すると、ANAやJALと一緒でフライトマイルを貯められます。
日本の便では「フライトルートマープ」によるとハワイ、アメリカ本土をメインに就航しています。
マイルの貯まり方は、利用金額1ドルに対して会員ステータスごとに5~11マイルを獲得可能です。
★シルバー メダリオン会員:1ドルにつき7マイル
★ゴールド メダリオン会員:1ドルにつき8マイル
★プラチナ メダリオン会員:1ドルにつき9マイル
★ダイヤモンド メダリオン会員:1ドルにつき11マイル
(参考元:デルタ航空公式サイト)
基本公示運賃および航空会社が課すサーチャージに応じてスカイマイルが貯まります。
ドル建てなので為替レート(USD/JPY)によってマイル付与率も変動します。円高になるほど還元率がUPし、円安になるほどDownします。
デルタ航空利用時の会員ランクごとのマイル還元率は以下のとおり。
為替レート (米ドル/円) |
一般 | シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド |
90.0 | 5.6% | 7.8% | 8.9% | 10.0% | 12.2% |
92.5 | 5.4% | 7.6% | 8.6% | 9.7% | 11.9% |
95.0 | 5.3% | 7.4% | 8.4% | 9.5% | 11.6% |
97.5 | 5.1% | 7.2% | 8.2% | 9.2% | 11.3% |
100.0 | 5.0% | 7.0% | 8.0% | 9.0% | 11.0% |
102.5 | 4.9% | 6.8% | 7.8% | 8.8% | 10.7% |
105.0 | 4.8% | 6.7% | 7.6% | 8.6% | 10.5% |
107.5 | 4.7% | 6.5% | 7.4% | 8.4% | 10.2% |
110.0 | 4.5% | 6.4% | 7.3% | 8.2% | 10.0% |
112.5 | 4.4% | 6.2% | 7.1% | 8.0% | 9.8% |
115.0 | 4.3% | 6.1% | 7.0% | 7.8% | 9.6% |
117.5 | 4.3% | 6.0% | 6.8% | 7.7% | 9.4% |
120.0 | 4.2% | 5.8% | 6.7% | 7.5% | 9.2% |
スカイチーム加盟の航空連合のフライト
20社を超える「スカイチーム・提携航空会社」の利用でもフライトマイルが貯まります。
- アエロメヒコ
- エールフランス航空
- アリタリア-イタリア航空
- 中国東方航空
- KLMオランダ航空
- 大韓航空
- LATAM航空(グループ子会社便名のフライトを含む)
- ヴァージンアトランティック航空
- ヴァージンオーストラリア航空
- エア・ヨーロッパ
- ケニア航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア (サウジアラビア航空)
- タロム航空
- アエロフロート・ロシア航空
- アルゼンチン航空
- チャイナ エアライン
- 中国南方航空
- チェコ航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ベトナム航空
- 厦門航空
スカイチームの航空連盟のフライトでは「提携航空会社の規定」に基づきマイルが積算されます。
スカイチーム所属の航空会社を利用する場合、貯めるマイルの種類はデルタ航空のスカイマイルが一番おすすめ。
通常、日本在住の方にとっては、スカイチーム加盟の特定の航空マイルを貯めて、フライトだけで特典航空券に必要なマイルを貯めようとするのは非常に骨が折れます。
ビジネスにおける出張などで、フライトの回数が多い人でもない限り、数万マイルを稼ぐのは実際かなり厳しいです。
が、ただし、デルタ航空のマイルは有効期限が無期限であるという長所を活かしつつ、後述するクレジットカードを活用することで、フライト以外でも効率的にマイルを稼げる方法もあります。
スカイマイルが貯まるクレカを活用すれば、特典航空券の必要交換マイル数を稼ぐのは、フライト頻度が特別多くなくても十分貯められますし、便利なJTB旅行券に交換するのもアリです。
デルタ航空のスカイマイルの有効期限無期限というメリットを上手く活かして、マイペースにマイルを稼ぐことができます。
スカイチーム所属のエアラインでフライトする際は、デルタ航空のスカイマイルで貯めるのがイチオシです。
スカイマイルパートナーの利用
以下のように多彩なジャンルが加盟する「スカイマイルパートナー」の利用でもマイルをお得に貯められます。
スカイマイルは購入可能
デルタ航空のスカイマイルがあと少し貯まればビジネスクラスの特典航空券に交換できるといった場合などにおいて、スカイマイルを購入すれば、特典航空券に予約が申し込むことができます。
ただし、スカイマイル購入時は、1マイルにつき0.035米ドルの料金が発生するのがネックです。(1ドル110円換算すると1マイル3.85円)
為替レート (米ドル/円) |
支払金額(円) | 1マイル(円) |
90 | 6,300 | 3.15 |
92.5 | 6,475 | 3.24 |
95 | 6,650 | 3.33 |
97.5 | 6,825 | 3.41 |
100 | 7,000 | 3.50 |
102.5 | 7,175 | 3.59 |
105 | 7,350 | 3.68 |
107.5 | 7,525 | 3.76 |
110 | 7,700 | 3.85 |
112.5 | 7,875 | 3.94 |
115 | 8,050 | 4.03 |
117.5 | 8,225 | 4.11 |
120 | 8,400 | 4.20 |
スカイマイルは、2,000マイル以上〜60,000マイル以下の範囲で、2,000マイル単位で購入できます。
為替レートごとの必要金額(円単位)は次のとおり。
マイル | 料金(ドル) | 料金(円) | |||
1ドル90円 | 1ドル100円 | 1ドル110円 | 1ドル120円 | ||
2,000 | 70 | 6,300 | 7,000 | 7,700 | 8,400 |
4,000 | 140 | 12,600 | 14,000 | 15,400 | 16,800 |
6,000 | 210 | 18,900 | 21,000 | 23,100 | 25,200 |
8,000 | 280 | 25,200 | 28,000 | 30,800 | 33,600 |
10,000 | 350 | 31,500 | 35,000 | 38,500 | 42,000 |
12,000 | 420 | 37,800 | 42,000 | 46,200 | 50,400 |
14,000 | 490 | 44,100 | 49,000 | 53,900 | 58,800 |
16,000 | 560 | 50,400 | 56,000 | 61,600 | 67,200 |
18,000 | 630 | 56,700 | 63,000 | 69,300 | 75,600 |
20,000 | 700 | 63,000 | 70,000 | 77,000 | 84,000 |
22,000 | 770 | 69,300 | 77,000 | 84,700 | 92,400 |
24,000 | 840 | 75,600 | 84,000 | 92,400 | 100,800 |
26,000 | 910 | 81,900 | 91,000 | 100,100 | 109,200 |
28,000 | 980 | 88,200 | 98,000 | 107,800 | 117,600 |
30,000 | 1,050 | 94,500 | 105,000 | 115,500 | 126,000 |
32,000 | 1,120 | 100,800 | 112,000 | 123,200 | 134,400 |
34,000 | 1,190 | 107,100 | 119,000 | 130,900 | 142,800 |
36,000 | 1,260 | 113,400 | 126,000 | 138,600 | 151,200 |
38,000 | 1,330 | 119,700 | 133,000 | 146,300 | 159,600 |
40,000 | 1,400 | 126,000 | 140,000 | 154,000 | 168,000 |
42,000 | 1,470 | 132,300 | 147,000 | 161,700 | 176,400 |
44,000 | 1,540 | 138,600 | 154,000 | 169,400 | 184,800 |
46,000 | 1,610 | 144,900 | 161,000 | 177,100 | 193,200 |
48,000 | 1,680 | 151,200 | 168,000 | 184,800 | 201,600 |
50,000 | 1,750 | 157,500 | 175,000 | 192,500 | 210,000 |
52,000 | 1,820 | 163,800 | 182,000 | 200,200 | 218,400 |
54,000 | 1,890 | 170,100 | 189,000 | 207,900 | 226,800 |
56,000 | 1,960 | 176,400 | 196,000 | 215,600 | 235,200 |
58,000 | 2,030 | 182,700 | 203,000 | 223,300 | 243,600 |
60,000 | 2,100 | 189,000 | 210,000 | 231,000 | 252,000 |
デルタ航空のスカイマイルは、1ドル110円換算で1マイル3.85円なので、一般的に1マイル2円とされる価値から考慮すると割高です。
そのため、特典航空券に交換する際に、ちょっとマイルが足りない時に利用する程度にとどめるのが無難です。(スカイマイル購入ページ)
デルタ航空提携カードorスカイマイルに交換できるクレカ
日本国内発行のクレジットカードの中には、デルタ航空のスカイマイルを貯められる提携カードがいくつか存在します。
- 1つ目のタイプは、直接スカイマイルが貯まるクレジットカード
- 2つ目のタイプは、カード利用で貯めた他社ポイントからスカイマイルに交換
という、2タイプに分かれます。
以下は、1つ目の直接スカイマイルを貯まるタイプのクレジットカードの種類になります。
カード名 | 国際ブランド | 発行会社 |
デルタ スカイマイルJCB テイクオフカード | JCB | ジェーシービー |
デルタ スカイマイルJCB 一般カード | ||
デルタ スカイマイルJCB ゴールドカード | ||
デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード | VISA | 三井住友トラストクラブ |
デルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVISAカード | ||
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | ダイナースクラブ | |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | アメックス | アメリカン・エキスプレス |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
年会費とマイル付与率の2点で、コストパフォーマンス的に優れているのは「デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード」です。
同じ付与率のデルタカードのシリーズの中では、非常に安い年会費となっています。
カード名 | 一般加盟店 | デルタ航空 |
デルタ スカイマイルJCB テイクオフカード | 1.0% | 2.0% |
デルタ スカイマイルJCB 一般カード | 1.3% | 2.6% |
デルタ スカイマイルJCB ゴールドカード | 1.5% | 3.0% |
デルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカード | 1.3% | 1.3% |
デルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVISAカード | 1.3% | 1.3% |
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | 1.5% | 1.5% |
デルタ スカイマイル アメックス | 1.0% | 2.0% |
デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド | 1.0% | 3.0% |
デルタ スカイマイルJCB テイクオフカードは、年会費とマイル還元率という点においては、数ある航空系カードの中でもコストパフォーマンスに優れた屈指の一枚となっています。
ただ、デルタ航空の会員ステータスのシルバーメダリオンの特典に魅力を感じるなら「デルタ スカイマイル アメックス」、ゴールドメダリオンの特典が欲しいならデルタ スカイマイル アメックス・ゴールドが有力な選択肢です。
デルタアメックスなら、カード利用だけでなく入会・継続更新ボーナスマイル制度もありますので。
次は、2つ目のタイプであるカード利用で貯めた他社ポイントをデルタ航空のスカイマイルに交換できるクレジットカードをみてみましょう。
表にある還元率は、ポイントからスカイマイルに移行した際の実質還元率を意味します。
カード名 | 還元率 |
JCB一般カード | 0.30% |
JCB CARD W | 0.60% |
JCB CARD W plus L | 0.60% |
ダイナースクラブカード | 1.00% |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 2.00% |
アメリカン・エキスプレス・カード | 0.80% |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 0.80% |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 0.80% |
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス) |
1.25% |
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 1.00% |
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード | 1.00% |
年会費無料で保有できるJCBカードの基本マイル還元率は0.3%~0.6%。
アメックスのプロパーカードで、メンバーシップリワードプラスに加入すれば実質0.8%で移行可能です。
「ダイナースクラブカード」と「ダイナースクラブ プレミアムカード」は、ANAマイルへの年間の交換上限額が年4万マイルまでにとどまるため、デルタ航空のスカイマイルへの移行も候補となります。
「SPGアメックス」は、マイル移行手数料が無料でマイル付与率1.25%と高還元で一押し。
デルタ航空スカイマイルの使い方
デルタ航空のスカイマイルの代表的な使い道は、何だかんだ特典航空券。
特にマイルをビジネスクラス特典航空券に使うのはマイラーの醍醐味です。
国際線特典航空券(デルタ航空・スカイチーム)
スカイマイルは、ANAマイルやJALマイルなどと同様に、やはり特典航空券に交換するのが有力候補。
狙い目は、デルタ・ワンと呼ばれる、いわばビジネスクラス。フルフラットなので深夜発の便でも快眠でき快適なフライトが可能です。
デルタ航空おうよび航空連合「スカイチーム」の加盟航空会社・提携航空会社の特典航空券として活用できます。
デルタ航空は、アメリカのエアラインということもあり、北米地域の路線が充実しているのはもちろん、アジア、太平洋、ヨーロッパまで、比較的、卒なく世界各地における路線をカバーしています。
国際線特典航空券のメリット
スカイマイルの特典航空券における他の航空会社のマイレージプログラムと比較したときの主な長所は以下のとおり。
● 特典航空券の燃料サーチャージが不要
● 特典航空券の片道発券もOK
● 特典航空券は近親者でなくても使用OK
● 複数人の予約も比較的しやすい
● ブラックアウト日(利用制限期間)なし
ANAやJALの場合、特に人気路線で2〜4人分の特典航空券を確保するのは、たとえ上級会員でも難易度が高いです。
その点、デルタ航空の国際線特典航空券となれば複数人の予約も割としやすいのがメリットとなっています。
片道の特典航空券の発券が可能ということは、少ないマイル数でも特典航空券を申し込めるということなので、これも長所です。
JALなら国際線の片道発券にも対応していますが、ANAは非対応なのですから。
また、デルタ航空のスカイマイルでは、特典航空券とは別に燃料サーチャージを支払う必要がない点も見逃せません。
ANAやJALの場合、時期によっては、数万円単位の燃油サーチャージのしかかることも普通にあるので。
しかも、スカイマイルの特典航空券は、利用者に近親者という制限もなく、たとえば、内縁、事実婚、恋人、友人の分も申込めてしまいます。
デルタ航空以外にも、デルタ航空にて予約した提携会社の運航便でもスカイマイルを利用可能です。
これにより世界各地の都市にアクセスすることができます。
以下の航空会社の特典旅行は、デルタ航空公式サイトで予約可能です。
- アエロフロート・ロシア航空
- アエロメヒコ航空
- アルゼンチン航空
- アリタリア航空
- エールフランス航空
- 中国東方航空
- チャイナ エアライン
- 中国南方航空
- ハワイアン航空
- KLMオランダ航空
- 大韓航空
- LATAM航空
- マンダリン航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア (サウジアラビア航空)
- 上海航空
- タロム航空
- ベトナム航空
- ヴァージンアトランティック航空
- ヴァージンオーストラリア航空
- ウエストジェット航空
- 厦門航空
以下の航空会社での特典旅行の予約は、デルタ航空予約センターに問い合わせる必要があります。
- エア・ヨーロッパ
- エア タヒチ ヌイ
- チェコ航空
- ケニア航空
国際線特典航空券のデメリット
デルタ航空のスカイマイルは、他のマイレージプログラムにはないメリットもありますが、反面デメリットもあります。
ANAやJALと比べると特典航空券の交換時の必要マイル数が多く、特に繁忙期はこの傾向が顕著です。
日本発着の主要な路線(スカイチーム含む)で、国際線特典航空券に必要な最低マイル数(往復)の目安は以下のとおり。
渡航先 | エコノミー | ビジネス |
韓国 | 15,000 | 30,000 |
中国・台湾・香港・フィリピン | 35,000 | 60,000 |
グアム・サイパン・パラオ | 35,000 | 60,000 |
シンガポール・タイ・マレーシア インドネシア・マカオ・ベトナム |
45,000 | 80,000 |
ホノルル | 60,000 | 120,000 |
オーストラリア | 70,000 | 130,000 |
アメリカ本土・カナダ | 70,000 | 140,000 |
ヨーロッパ | 100,000 | 160,000 |
メキシコ | 100,000 | 180,000 |
前述のとおりデルタ航空の特典航空券は、片道発券も可能で、その場合は、必要マイル数は半分で交換できます。
しかし、スカイマイルの必要マイル数は振れ幅が大きく、時期によっては必要マイル数がかなり増加するのが欠点です。
日本航空では「JAL国際線特典航空券PLUS」というプログラムがありますが、空席が少ないと予測されると必要マイル数も増加します。
また、ANAマイルと比べても、スカイマイルは必要マイル数がシンプルに多いです。
渡航先 | デルタ航空 | ANA |
韓国 | 15,000 | 12,000 |
中国・台湾・香港・フィリピン | 35,000 | 17,000 |
シンガポール・バンコク | 45,000 | 30,000 |
ホノルル | 60,000 | 40,000 |
オーストラリア | 70,000 | 37,000 |
アメリカ本土・カナダ | 70,000 | 40,000 |
ヨーロッパ | 100,000 | 45,000 |
韓国などのアジア諸国だと比較的、差が小さいため、スカイマイルを国際線特典航空券に使うとすれば繁忙期以外の短距離路線に使うのがオススメです。
あと、成田空港や羽田空港だと必要マイル数が多くても、中部国際空港なら少ないマイル数で交換できるケースもあります。
国内線特典航空券(スカイマーク)
日本在住のデルタスカイマイル提携クレジットカードの本会員またはメダリオン会員の方なら、スカイマイル特典旅行としてスカイマークの日本国内線を利用できます。
必要マイル数(往復) | 区間 |
15,000マイル | 羽田 (HND) – 神戸 (UKB) |
神戸 (UKB) – 茨城 (IBR) | |
神戸 (UKB) – 鹿児島 (KOJ) | |
神戸 (UKB) – 長崎 (NGS) | |
神戸 (UKB) – 那覇 (OKA) | |
福岡 (FUK) – 那覇 (OKA) | |
20,000マイル | 羽田 (HND) – 福岡 (FUK) |
羽田 (HND) – 鹿児島 (KOJ) | |
羽田 (HND) – 長崎 (NGS) | |
羽田 (HND) – 那覇 (OKA) | |
羽田 (HND) – 新千歳 (CTS) | |
中部国際空港 (NGO) – 那覇 (OKA) | |
中部国際空港 ( NGO) – 新千歳 (CTS) | |
茨城 (IBR) – 新千歳 (CTS) | |
神戸 (UKB) – 新千歳 (CTS) |
しかし、ANAマイルやJALマイルを国内線特典航空券につかった場合に比べるとお得感がありません。
お得な使い道は、国際線特典航空券の方です。
JTB旅行券
スカイマイルのメダリオン会員(シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド)、またはデルタ航空の提携クレジットカード会員は、スカイマイルでJTB国内旅行券に交換できます。
JTB店舗が販売する日本国内パッケージツアーの購入に利用可能であり、海外旅行には使えません。
交換レート・単位・上限は以下のとおり。
・交換レート:10000マイル⇒10000円分
・交換条件 :1万マイル単位
・交換上限 :1年間(1月~12月)で1会員あたり3万マイル
手っ取り早いのは対象クレジットカードを作成することです。
年会費2,750円(税抜2,500円)のデルタ スカイマイル JCBテイクオフカードが最安値となっています。(スカイマイルJTB国内パッケージツアー旅行券の詳細)
その他スカイマイルの使い道
他にも一部現金払いでフライトできる「マイル+キャッシュ」、「座席のアップグレード」にもスカイマイルを使えます。
ほとんどのデルタ航空便、一部のエールフランス航空、KLMオランダ航空便で、購入済み航空券の搭乗クラスをワンランクアップグレードできます。
また、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード会員なら、デルタ航空の航空券を割引価格で購入したり、支払いの一部にマイルを利用したりできる「ペイ with マイル」を活用可能です。
米国在住者向けですが「デルタ航空ギフトカードの購入」、「雑誌購読」にも使えます。
まとめ
デルタ航空のスカイマイルの代表的な貯め方と使い方は次のとおりです。
● スカイチーム加盟の航空連合のフライト
● 多彩なジャンルの店舗・サービスが加盟する「スカイマイルパートナー」
● デルタ航空提携カードorスカイマイルに交換できるクレカ
<主な使い方>
● 国際線特典航空券(デルタ航空・スカイチーム)
● 国内線特典航空券(スカイマーク)
● JTB旅行券(国内旅行のみ)
● マイル+キャッシュ
● 座席のアップグレード
純粋なお得さで使い道を選ぶのなら国際線特典航空券になります。遠距離路線の場合、必要マイル数が多い欠点もあるものの、下記もメリットを踏まえると、一番お得な使い方です。
● 特典航空券の燃料サーチャージが不要
● 特典航空券の片道発券もOK
● 特典航空券は近親者でなくても使用OK
● 複数人の予約も比較的しやすい
● ブラックアウト日(利用制限期間)なし
ということで、スカイマイルの使い道で一押しなのがアジア諸国など近距離路線における国際線特典航空券への利用です。
中でも羽田⇔ソウルは、必要マイル数がANAと、ほとんど変わりませんので。
他にも成田⇔シンガポール、マニラなども比較的少ないマイル数で行けます。
デルタ航空は、アメリカのエアラインではあるものの、アメリカ本土やハワイとなると大量のスカイマイルが必要なので注意しましょう。
ちなみに中部国際空港セントレア発だと成田発に比べ少ないマイルでフライトできるケースも多いため、移動を甘受できれば中部発も候補です。
特典航空券以外でおすすめをあげるなら、JTB旅行券が一押しですが、デルタ航空提携クレジットカード会員のみという点に注意する必要があります。
デルタ航空のスカイマイルの最大のメリットは、マイルの有効期限が無期限であることと、スカイチームの航空ネットワークを活かせること。
デルタ航空は、航空アライアンスの一角である「スカイチーム」に加盟しているので、スカイマイルはスカイチーム所属の航空会社の特典航空券に利用可能です。
もちろん、スカイチーム加盟の航空航空でもデルタ航空のスカイマイルを貯められます。航空アライアンスならではの利点ですね。
デルタ航空のスカイマイルのデメリットは、利用運賃に対してマイルが貯まる仕組みなので、効率的にマイルを貯める手法が限られる点。
ANAやJALなどであれば、基本は区間基本マイレージ(フライト距離)に応じてマイルが計算された上で積算されるので。
つまり、区間基本マイレージに予約クラスや運賃種別ごとの積算率も加味して積算マイルが決まります。
そのため、羽田⇔沖縄(OKA-SIN)、クアラルンプールなど効率的にマイルと(JAL:FLY ONポイント/ANA:プレミアムポイント)を稼げる路線もあります。
デルタ航空のスカイマイルは、前述のとおり支払運賃をもとづいてマイルが付与されるためフライト距離は反映されません。
それもあり、距離が長い路線を安い運賃で利用すると、ANAやJALに比べて貯まるマイル数がかなり少なくなるという致命的な弱点があります。
アメリカでは、支払金額に応じて積算マイルを計算する方式がメジャーであるためか、デルタ航空に限らずアメリカン航空やユナイテッド航空も同じ仕組みです。
デルタ航空のスカイマイルをお得に貯めようとすると、結局はスカイマイルが貯まるクレジットカードの利用がカギになります。
フライトマイルだけでは、仕事柄、海外出張の頻度が多い方でもない限り、普段の利用で、地道に稼ぐのが重要です。
デルタ航空のクレジットカードの中で、年会費と還元率の面でオススメなのは「デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード」です。
デルタ航空提携カードの中で、わずか1,650円(税抜1,500円)という年会費ながらも、一般加盟店のマイル還元率が1%で、使い勝手の良い国内旅行商品でつかえるJTB旅行券に交換できるメリットもあります。
シルバーメダリオンの特典に魅力を感じるならデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード、ゴールドメダリオンに魅力を感じればデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードも選択肢に入ります。