三井住友カード発行のクレジットカードでは、SBI証券にてお得に投資信託の積立購入をすることが可能です。
月100円~50,000円の範囲で「三井住友カード つみたて投資」が可能になり、0.5%〜2.0%のVポイントが貯まります。
Vポイントで投資信託の購入につかえる「Vポイント投資」も2022年春~夏にスタートする予定です。
また、金融商品仲介サービスで、三井住友カードを通してSBI証券に口座開設をすると、SBI証券での国内株式などの買付金額や投資信託の保有残高に応じて、Vポイントが得られます。
三井住友カードによるSBI証券での投信購入、Vポイント投資についてまとめます。
投信積立が可能
三井住友カードでの投信購入は、特定口座に限らず、NISA・つみたてNISA(ジュニアNISAは対象外)も可能です。
積立買付できる投資信託は、すべてカード払いが対象となっています。
Vポイントが0.5%〜2%付与されるため、積立投資をしている方にもメリットです。
<三井住友カード つみたて投資の詳細>
項目 | 内容 |
対象者 | SBI証券の証券総合口座を保有している方 ※未成年・法人口座の保有者は対象外 |
対象商品 | SBI証券が取り扱う積立買付が可能な投資信託すべて |
対象カード | 三井住友カード発行のクレジットカード(※①) |
預り区分 | 特定、一般、NISA、つみたてNISA ※ジュニアNISAは対象外 |
積立設定金額 | 毎月100円〜50,000円 |
積立設定締切日・発注タイミング | 毎月10日に積立設定申込を締め切り、翌月1日に発注 |
還元率(カード決済時) | 投信積立額0.5%〜2%のVポイント(※②) |
Vポイント付与日 | 積立設定締切日の当月末頃 |
※①家族カード、銀聯カード、ビジネスカード、コーポレートカード、デビットカード、プリペイドカードなどは対象外。 ※②Vポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは「三井住友カード つみたて投資」の決済は可能ですが、V ポイント付与の対象外。 |
SBI証券の投信積立は、カードランクごとに還元率の優遇度が違います。
還元率は基本は0.5%にとどまりますが、三井住友カードシリーズのゴールドカードは1.0%、プラチナカードは2.0%還元です。
● 三井住友カード ゴールド:1.0%
● 三井住友カード ゴールド(NL)1.0%
● 三井住友カード プラチナ プリファード:2.0%
● 三井住友カード プラチナ:2.0%
※参照:つみたて投資ポイントアッププラン|三井住友カード公式
類似サービスと比べても、還元率は楽天証券に次いで優れています。
証券会社 | カード名 | 上限 | 対象投信 | ポイント還元 |
楽天証券 | 楽天カード | 月5万円 | 多数 | 楽天ポイント(1.0%) |
SBI証券 | 三井住友カード ANA VISAカード ANA マスターカード |
月5万円 | 多数 | Vポイント(0.5%) ★対象カードは1〜2% |
tsumiki証券 | エポスカード | 月5万円 | 4本 | エポスポイント(0.1%~0.5%) |
セゾンポケット | セゾンカード | 月5万円 | 2本 | 永久不滅ポイント(0.1%) |
しかし、三井住友銀聯カード、三井住友ビジネスカード、コーポレートカード、一部の提携カード、デビットカード、プリペイドカードなどは対象となりません。
また、法人口座は対象外です。
Vポイント以外の独自ポイントが貯まるクレジットカードは「三井住友カード つみたて投資」の決済には使えますが、Vポイント付与の対象外となっています。
月5万円までは楽天カードによる投信購入が一押しです。
投信購入での還元率が一番高くなるのは楽天証券と楽天カードの1.0%なので。
ただ、月5万円が上限なので、これ以上、投資信託を積立で購入したければ、SBI証券と三井住友カードの組み合わせも選択肢となります。
Vポイントで投資可能に
SBI証券における付与ポイントは、これまでTポイントでしたが、三井住友カードを通して口座開設した方は、Vポイントが付与されます。
また、今後、三井住友カードの「Vpassアプリ」上でのSBI証券総合口座情報の表示や、1ポイント=1円としてSBI証券の投資信託の買付に利用できる「Vポイント投資」も順次開始します。
三井住友カードの「SBI証券」口座開設者限定サービス
金融商品仲介サービスにより、三井住友カードのWEBサイト経由で口座開設をした方は、SBI証券での国内株式などの買付金額や投資信託の保有残高に応じたVポイントが貯まります。
すでに、SBI証券総合口座を保有している方も、三井住友カードの金融商品仲介サービスに変更手続き可能です。
月々のカード利用金額に応じて貯まるVポイントの付与はもちろん、SBI証券における取引状況によってVポイントを獲得できるようになり、さらにVポイントを貯めやすくなります。
Vポイント貯めるには、SBI証券のサイトで「Vポイントサービス」を登録する必要があります。
しかし、投資信託の保有残高に応じてTポイントが貯まる「投信マイレージサービス」との併用はできませんので気をつけましょう。
つまり、三井住友カード以外でSBI証券に口座開設すると「Tポイント」が付与される形です。
対象者 | 三井住友カード経由で口座開設した方 | 三井住友カード経由以外で口座開設した方 |
マイレージサービス による付与ポイント |
Vポイント | Tポイント |
国内株式現物取引 (国内株式手数料マイレージ) |
スタンダードプラン及びPTS取引の月間合計手数料3%相当のVポイント | スタンダードプラン及びPTS取引の月間合計手数料1.1%相当のTポイント |
投資信託取引 (投信マイレージ) |
●対象投資信託の月間平均保有額1,000万円未満:年率0.1%相当のポイント ●対象投資信託の月間平均保有額1,000万円以上:年率0.2%相当のポイント ※一部の投資信託は0.1%未満の付与率 |
|
金・プラチナ取引 (金/プラチナ/銀マイレージ) |
スポット取引及び積立買付の月間合計手数料の1.0%相当のポイント | |
新規口座開設 | 口座開設完了後にVポイントサービス設定で100Vポイント | 口座開設時にTポイントサービス申込みで100Tポイント(期間固定Tポイント)付与 |
国内株式移管入庫 | 1回の移管入庫につき100ポイント |
さいごに
三井住友カードとSBI証券の連携により、投資信託での投資においてお得で便利なサービスがスタートします。
● Vポイント投資:1Vポイント=1円でSBI証券の投資信託の買付に利用可能(2022年春~夏スタート予定)
● Vポイントサービス:資産運用でポイント付与(三井住友カード経由での口座開設者のみ。それ以外はTポイント還元)
SBI証券は、1,000万円までは銀行預金のように「投資者保護基金」という公的な保護があるので安心です。
いわば銀行預金と一緒で、もし破綻しても保護されるということ。
SBI証券は、入会金・口座開設費用・口座維持費用はすべて無料。
口座の開設・維持に一切コストは不要です。
たとえば、楽天証券などとの併用により月5万円以上の投信を積立投資したい、Vポイントで投信を購入したい場合は、大きなベネフィットを享受できます。
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