JAL(日本航空)には、下から順にクリスタル→サファイア→JGCプレミア→ダイヤモンドとった4つのサービスステイタス(会員ランク制度)が存在します。
ステータスは、毎年切り替わりますが、例外としてサファイア達成と同時に加入できるJALグローバルクラブ(JGC)の会員資格を一度獲得すると、JALの上級会員サービスが永続的に受けられるようになります。
JGCは、いわばANAでいうスーパーフライヤーズ(SFC)に相当する航空会社の上級会員のステータスを半永久的に保持できる素晴らしい制度です。
その為これらステータスを獲得を目的に修行をする方も多くいます。
ただ、今回はJAL側で制度変更がない限り、ずっと上級会員のままでいられるJGC会員資格獲得のためのJGC修行にスポットをあてます。
では、JGC修行を行うにあたってのおすすめ手順、FLY ON ポイント(FOP)修行のおすすめルート、搭乗回数による修行のおすすめ路線について、注意点も交えつつマルっとまとめて解説します!
【もくじ】
JGC修行とは
JGCとは、JALグローバルクラブの略語で、この会員に入会するためにひたすらフライトをする行動をJGC修行と呼んでいます。
海外の航空会社となると1年ごとにステータスが更新される仕組みなので、所定の基準をを毎年クリアしないと上級会員ステータスをキープできません。
その点、日本のJALなら、一度でも条件を達成してしまえば、以後、JAL CLUB-Aカード以上のカードランクのJALカードを持っているだけで、ずっと上級会員のままでいられるのが最大の特長となっています。
しかもJALでは、ワンワールドのエリートステイタスであるサファイア会員資格も同時に維持できてしまうので絶大なメリットがあります。
そんなこともあり、それなりの手間や費用を要しても、修行をする方が後を絶たない状態となっています。
JGCの詳細については、以下で解説しています。
<関連記事>JALグローバルクラブ(JGC)上級会員のメリット・デメリット、入会条件・方法、特典を解説!
JALグローバルクラブ(JGC)の入会条件・基準は、年間(1〜12月)に次のどちらかをクリアする必要があります。
★登場回数50回(うちJALグループ便で25回)かつ15,000FOP以上
上記2条件の内、いずれかを選ぶことになりますが、それぞれに長所・短所があり、FOP修行をする方もいれば、搭乗回数修行をする方もいます。
どちらかを達成すれば「JMBサファイア」となり、このステイタスの保有中にJALグローバルクラブカード(JGCカード)の申し込む必要があります。
JGCカードは、CLUB-Aカード以上のJALカードがベースとして発行対象となっており、実は審査落ちするリスクも少なからずあります。
私の知人がやっとのことでサファイアに到達して、三菱UFJニコスのJALカードDC(Visa・Mastercard)に申し込むと、まさかの審査落ちという悪夢のような事例が実際にあります。
ただ、JAL・JCBカードに再度、申し込みをすると、こちらは無事に通過しJGCカードを作れたとのことですが、審査落ちのことなど予見していなかったので頭が真っ白になったと言っていました。
クレジットカード会社の審査基準は、ブラックボックスである側面があるので、たとえ申込者の属性が平均以上だとしても、審査落ちのリスクをゼロにすることはできません。
上記の事情から、JGC修行をすると決めたら、まずはCLUB-Aカード以上のJALカードを作成しておくことを真剣にオススメします。
すでに保有しているJAL CLUB-Aカード以上からJGCカードに切り替えるルートなら、審査なしのため問題なくJGCカードを発行できます。転ばぬ先の杖というやつです。
これからJALグローバルクラブ(JGC)を目指すにあたってのオススメのJAL CLUB-カード以上のJALカードについては以下で解説しています。
<関連記事> JALグローバルクラブ(JGC)カードのどれがオススメかを比較!
また、JGCカード切り替え対象のJAL CLUB-Aカード以上のランクのJALカードについては以下でまとめています。(※JAL普通カードのシリーズ、JCBのディズニーデザインはJGCカード作成不可です。)
<関連記事>
● JAL CLUB-Aカードはどれがおすすめ?違いを比較!
● JAL CLUB-Aゴールドカードはどれがおすすめ?違いを比較!
● JALカード プラチナはJCBとアメックスのどっちがおすすめ?違いを比較!
JALグローバルクラブ(JGC)への入会は、JALマイレージバンク(JMB)会員登録を済ませていることが大前提となっています。まだ、未登録の方は新規会員登録をしておく必要があります。
もちろん年会費や入会金などは完全無料です。
JGC修行はFOPと搭乗回数はどっちがおすすめ?
JALのJGC修行は、FLY ON ポイント(FOP)と搭乗回数の2つの基準があり、どちらか一方を選ぶことになります。
JGC(=サファイア)の入会条件を達成した場合は「解脱(げだつ)」と呼んだりします。
FOPによるJGC修行のメリット・デメリットは下記のとおりです。
◎海外旅行とのセットもOK
◎海外発の航空券なら最短2日程のフライトでクリア可能
◎羽田⇔那覇の国内線往復を約10回でOK(日帰り修行も可能)
◎海外旅行(国際線)なら最短3往復で解脱可能
◎旅行と組み合わせられるので純粋に楽しめる
<FOP修行のデメリット>
×国際線でのフライトだと最低1泊2日が必要
×路線ルートの選択肢が多いため効率性を追求しすぎると時間を要する
×海外発券を選択するとルート選定や調べ物に手間が発生
搭乗回数によるJGC修行のメリット・デメリットは下記のとおり。
◎50回搭乗と単純明快
◎日帰りのみの回数修行もOK
◎国内出張が多い方は回数を減らしやすい
◎JAL公式のホッピングツアーが1回で最大15フライトで稼ぎやすい
<搭乗回数修行のデメリット>
×天候に左右され計画が狂うことも
×低コストで済ませるには同じ路線を繰り返し往復する必要があり面白みに欠ける
×CAさんに修行がCAさんにばればれで気恥ずかしいと感じることも
国内出張が多い方は、搭乗回数によるJGCの修行が選択肢に入ります。
たとえば、1ヵ月に1回の国内出張があれば往復で24回が達成可能なので、半分近くの搭乗回数をこなすことが可能です。
当然ながら出張によるフライトでもFOPも得られますが、FOPを貯めやすい沖縄・石垣・宮古・久米島行きの出張頻度が多い方は少数派だと思います。
また、
FOP修行の方は、通常の旅行とセットにできるのが純粋なメリット。海外旅行なら最短3回の往復で達成することも可能となっています。
FOPの計算方法・ルール
FOP修行を行う際のポイントを深掘りして解説します。
FLY ON ポイント(FOP)は、基本的に各路線のフライト距離と運賃に応じたフライトマイルにリンクしています。それに加えてボーナス各種など調整が行われてFLY ON ポイントが付与されます。
フライトマイル × FLY ON ポイント換算率 + 搭乗ボーナス
基本的に飛行距離が長距離であればあるほど、FOPがよく貯まりやすいです。JALは日本のエアラインであることから、FOP獲得の換算率において日本国内を最も優遇し、次点でアジア太平洋を優遇しています。
●JAL便の日本発着 アジア・オセアニア線、ウラジオストク線:1.5倍
●上記以外の国際線:1倍
そのためJGC修行においては、国内線の長距離、国際線のアジア・太平洋の長距離路線で、なおかつ運賃がなるべく安価なフライトを予約するのが大切なポイント。
国内線は、400FOPのボーナスがある特便割引、運賃が大幅に安くなることがある先得割引が一押しであり、運賃のわりには、得られるFOPが大きい沖縄路線が最強です。
国際線は、日本発着便だとシンガポールやクアラルンプールなどのアジア路線、オーストラリア・ニュージーランドなどのオセアニア路線がFOP1.5倍の優遇があるためおすすめとなっています。
あと、JALおよびワンワールドのカタール航空やマレーシア航空などのプレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスのセール運賃が超お得にFOPを獲得できるため、修行僧に人気となっています。
項目 | JGC修行におすすめな路線 | JGC修行におすすめな運賃 |
国内線 | 沖縄路線がNo.1! | ◆特便割引[+400FOP] ◆株主割引[+400FOP] ◆乗継割引[+200FOP] ◆運賃がなるべく安価な先得割引 |
国際線 | ◆日本⇔シンガポール、クアラルンプール、その他東南アジア路線 ◆日本⇔オーストラリア・ニュージーランド ◆海外発の航空券 |
◆JALプレミアムエコノミークラスのセール運賃 ◆JALビジネスクラスのセール運賃 ◆カタール航空のセール運賃 ◆マレーシア航空のセール運賃 ◆その他、ワンワールドのセール運賃 |
FLY ON ポイント(FOP)の計算は、自分でその都度やろうと思うと手間ですが、JAL提供のFOP計算ページがあるので、そこで出発地・到着地・クラス・利用運賃などを選択すれば片道分のFOPをサクッと計算できます。
海外の空港間のフライトや、JALが未就航の都市へのフライトなら、手始めに「距離制特典区間マイル計算機ページ」で搭乗区間マイルを調査します。
その上で、利用運賃のマイル積算率を掛け算してマイルを計算します。他社便の場合、運行会社・予約クラスなどによってマイル積算率が違います。
他社便では、FOP換算率は1倍なので、フライトマイルとFLY ONポイントは基本的に同一になります。
<関連記事> JALのFLY ON ポイント!修行のためのFOPの貯め方・計算方法、使い方を解説!
JALカード5,000FOPキャンペーン
JALカード会員限定で、毎年の初回搭乗にてボーナスとして5,000 FLY ONポイントもらえるキャンペーンが開催されています。
ここ数年の間はずっと継続しているので、何かしら特別な事情がない限りは続くであろう、上級会員を目指す上では見逃せないキャンペーンです。
毎年の初フライトは、JALグループ国内線、JAL国際線の両方がカウント対象であり、他社運航によるJAL便名のコードシェア便でもOK。
JGC(サファイア)の達成に必要なFOPは50,000FOP(うちJALグループ便25,000FOP)なので、これだけで10分の1もの必要FOPが稼げます。
沖縄往復1回分に相当するFOPなので侮れません。
いずれにしても、JALグローバルクラブ(JGC)に入会するには、JALカードが必須なので、まずは作成しておきましょう。
<公式サイト> JALカード各種 公式キャンペーン
なお、20代限定で作成できる超お得なJAL CLUB ESTでは、毎年の初回搭乗で2,000FOPが更に上乗せされます。
そのため毎年の初フライトで合計7,000FOPも手堅く稼げるので、JGC(サファイア)達成にあたって残りは43,000FOPでOKとなります!
これは20代限定の特権なので、20代の方なら純粋に加入を推奨します。
<公式サイト> JAL CLUB EST各種 公式キャンペーン
JGC修行に必要な費用の目安
旅行も兼ねてJGC(JALグローバルクラブ)獲得を目指す方は、細かい費用を計算する必要性は気持ち減りますが、観光度外視の弾丸旅行によってJGC修行を行うなら極限まで必要費用を抑えたいところです。
結論からいうと30万円~60万円程度の費用でJGC(サファイア)を達成することが可能になっています。
FOP修行
コスト重視で効率を最優先する場合は、1FLY ON ポイント(FOP)を獲得するために必要な費用は7~10円程度に抑えることが可能です。1FOPを獲得するためのコストは「FOP単価」と呼ばれています。
可能な限り自然体でフライトでき、なおかつFOP単価が低い路線を選ぶことが重要になってきます。
極論、観光抜きでJGC修行達成だけと割り切るなら、なるべくFOP単価が低く、かつ搭乗回数が少なく済む路線が狙い目となります。
★搭乗回数が少ないほど有利
★体力的な負担が少ないほど有利
JCC(JMBサファイア)の達成条件は、50,000FOP(うちJALグループ便25,000FOP)であり
JALカード保有者なら毎年の初搭乗ボーナスで5,000FOPもらえるキャンペーンの恩恵により45,000FOPとなります。
(20代限定のJAL CLUB EST加入者なら合計7,000FOPの付与で43,000FOP)。
そのため約35万円~45万円の費用でクリアすることが可能です。
搭乗回数修行
JAL公式の小型プロペラ機ホッピングツアーなら、1泊2日の16フライトツアーの料金が目安として約132,800円~164,800円です。
JGC(JMBサファイア)達成における搭乗回数での条件は
『50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FOP以上』
であり、これに3回参加すると約398,400円〜494,400円で搭乗回数48も稼げます。
残り2回のフライトを約2万円前後に抑えることができれば約418,400円〜514,400円でJGC(JMBサファイア)の条件をクリアできます。
ただひたすらの往復を甘受できるなら、悪くないJGC修行の手法となります。
<公式サイト>
FOP修行のおすすめ路線
FOP修行を選ぶ場合のオススメ路線は、時間を節約したい場合、国内線は特便割引のクラスJ、ファーストクラス、国際線はアジア・太平洋路線がメインです。
費用を抑えたいなら、先得割引や海外発の航空券なども選択肢になります。
以下、順を追って深掘りします。
国内線は日帰り修行もOK
国内線で、FOP修行をするなら沖縄路線がオススメ度No.1なので、沖縄路線をメインに予定を組むことになります。
国内線は、宿泊なしの日帰りでも修行できるので、平日忙しいサラリーマンでも修行しやすいのがメリット。
ファーストクラスでは、先得割引運賃がなく特便割引運賃のみとなります。当日アップグレードは可能であるものの
羽田⇔那覇のファーストクラスは、基本的に競争必至の人気クラス・路線なので基本的に入手困難です。
最上位のJMBダイヤモンド会員ならともかく、修行中の方は、あまり当てにしないほうが無難といえます。
搭乗回数をなるべく減らしたい方は、ボーナスの400FOPも付与される特便割引、価格重視の方は、先得割引と特便割引を比べつつ計画立てましょう。
運賃種別 | メリット | デメリット |
先得割引 | ◎価格重視派にオススメ | △ファーストクラス運賃なし ×キャンセル料が超高額 |
特便割引 | ◎ファーストクラスも予約OK | △先得より高め(価格差が少ないケースも) ×キャンセル料が高め |
株主優待割引 | ◎キャンセル料440円のみ | ×運賃は3つの中で最大 |
必要コストが高額になってもOKなら、普通運賃が最も貯まるので、普通運賃で繰り返し往復すると最短で達成可能です。
こう聞くと聞こえがいいですが、運賃が極めて高額。なるべく搭乗回数を減らしたいという方でも、私の知人も含めて肌感覚では、ほとんどの方は特便割引や株主優待割引をメインに予定を組んでいます。
座席クラスは、シンプルに普通席 → クラスJ → ファーストクラスとグレードアップするごとに貯まりやすくなります。
したがって、修行中は可能な限りクラスJやファーストクラスをメインにして計画立てたいところ。
とはいえ、普通席とクラスJの価格差が大き過ぎる場合は普通席も候補です。
自分の都合が良い日程を抑えるのはもちろんですが、あとは自分の中で許容できる運賃を総括的に考慮して予約していくことになります。
スケジュール的に融通がきいて安く済ませたいなら「先得カレンダー」で、先得割引の安い日に狙いを定めるのがオススメです。
オフシーズンなどタイミングによっては1万円を切る運賃を確保できます。
羽田⇔那覇は王道
観光なしのJGC修行をするなら、羽田⇔那覇の往復が王道です。運賃種別ごとの片道のFOPは次のとおり。
運賃種別 | ファーストクラス | クラスJ | 普通席 |
先得・乗継割引 | なし | 1,672FOP | 1,476FOP |
特便割引・株主割引 | 2,860FOP | 2,072FOP | 1,876FOP |
普通運賃 | 3,352FOP | 2,564FOP | 2,368FOP |
可能な限り、ファーストクラスの特便割引or株主優待割引を探し、確保できない場合はクラスJで代替するイメージです。
羽田⇔那覇は、クラスJとファーストクラスを組み合わせると1日に2往復できるので、約10,000FOPを手堅く稼ぐことができます。
とはいえ、沖縄路線のファーストクラスは、かなり人気なので、キャンセルを拾うために頻繁にサイトをウォッチしないと往復予約は困難を極めます。
ただ、クラスJ(片道)+ファーストクラス(片道)なら、そこまで確保するのは難しくないので、この組み合わせをベースにスケジューリングすうのが一押し。
特便割引・株主割引だと、往復4,932FOP(クラスJ:2072FOP + ファーストクラス:2,860FOP)得られます。
約50,000円ほどの運賃で確保できる時期も多いため、FOP単価10円程度とギリギリ合格点になります。
クラスJとファーストクラスの組み合わせによる羽田⇔那覇のフライトでは、9往復で44,388FOPなので、残りは羽田→伊丹などを1回フライトすればOK。
毎年の初回搭乗でボーナスで5,000FOP獲得できるキャンペーンと合わせると、特便割引のファーストクラスのみなら搭乗回数16回(8往復)で45,760FOPでJGC修行を達成可能です。
特便割引のクラスJのみですと搭乗回数22回(11往復)のフライトで45,584FOPとなりクリアできます。
羽田⇔那覇路線は、1日2往復も可能といえば可能ですが、早朝出発で、夜間帰省となるので体力的に消耗します。
単純往復の詰め詰めのスケジュールを甘受できる方なら、さらに短期間でJGC修行を終えられます。
石垣島/宮古島/久米島
仮に日帰りによる修行をする場合でも、せっかくの機会だからということで観光する場合や、宿泊を入れての旅行も考慮する場合は石垣島・宮古島・久米島なども候補になります。
土曜の朝方に羽田空港を出発し、日曜日の夜間に帰省するので、基本的には会社務めの方も修行をこなせます。共働き夫婦の方でも一緒に旅行できると思います。
ただし、土日の週末旅行となれば、運賃・宿泊費ともに宿命的に高額になるのが辛いところですね。
効率よくFOPを獲得できる国内路線で、特便割引・株主割引を確保できれば、往復で下記のFOPを獲得できます。
★羽田⇔石垣島[クラスJ(往復)]:4,960 FOP
★羽田⇔宮古島[クラスJ(往復)]:4,736 FOP
★羽田⇔久米島[クラスJ(往復)]:4,260 FOP ※直行便は夏季のみ
ちないに石垣島・宮古島・久米島は、直行便に限らず、那覇で乗り継ぐことも可能です。
その場合、特便割引・株主割引の運賃ですと片道で搭乗回数2回(往復4回のフライト)となるため、搭乗回数2回分のボーナス800FOPが貯まり直行便よりも得られるFOPは多くなります。
この辺りは、日程・運賃とFOPの差を網羅的に考慮して自分なりにベストな選択肢に絞っていきましょう。
特便割引・株主割引で、那覇乗り継ぎ便のクラスJ(往復)に搭乗した際に獲得できるFOPは次のとおり。
★羽田⇔那覇⇔宮古島[クラスJ(往復)]:5,544 FOP
★羽田⇔那覇⇔久米島[クラスJ(往復)]:5,144 FOP
三角飛び
一途に沖縄方面への往復の繰り返しも基本飽きるため、効率性の低下やFOP単価UPを甘受できる方なら、修行スケジュールに羽田⇔福岡や羽田⇔新千歳を入れのもアリです。
ファーストクラスは、獲得できるFOPは多くなります。
反面、FOP単価は高くなるので、基本的に旅行とセットにしたい方に向きます。
路線 | クラスJ | ファーストクラス | ||
片道 | 往復 | 片道 | 往復 | |
羽田⇔福岡 | 1,364 FOP | 2,728 FOP | 1,818 FOP | 3,636 FOP |
羽田⇔新千歳 | 1,268 FOP | 2,536 FOP | 1,676 FOP | 3,352 FOP |
いかにも修行僧っぽくフライトを楽しむなら、ファーストクラスで羽田・新千歳・福岡の三角飛びも選択肢です。
ファーストクラスなので3空港のサクララウンジやダイヤモンドプレミアラウンジもついでに体験できます。
ついでに、新千歳空港には温泉も併設されており、福岡空港の方は、博多まで電車で数分なのでロケーション良好です。
私がそう思っていたように、ゆっくり楽しめないと何だか勿体無いと感じる方も多いと思いますが、わりと日帰りの三角飛びも、これはこれで楽しめますよ。
経験してみないとわからないものですね。^^
以下のいずれかのフライトをすると、1日3フライトで5,394FOP稼げます。クラスは、福岡と新千歳間はクラスJ、それ以外ですとファーストクラスです。
★羽田⇒新千歳⇒福岡⇒羽田
国際線フライト修行はJALのセールが狙い目
まず、そもそもの国際線修行のメリットは、一度の旅行でFOPを大量に獲得できること。
では、どこで、どうやって航空券を確保するのがオススメなのかというと、JAL公式サイトでは定期的に「JAL国際線割引運賃 スペシャル運賃」を販売しています。
修行僧が注目したいのは、FOP1.5倍の積算率である東南アジア・オセアニア路線です。
このタイミングでプレミアム・エコノミークラスやビジネスクラスでフライトすると、大量のFOPを一気に獲得可能です。
ちょっと前になりますが2018年6月はクアラルンプール行きのビジネスクラスが往復115,000円といった超お得な運賃が登場していました。
サーチャージなど諸費用込でも140,000円ほどでした。
約140,000円で約13,500FOPなので、FOP単価は約10円と合格ラインに収まるので、大量のFOPを手堅くGETできます。
OKA-SINタッチ
OKA-SINタッチは、海外修行をする上での王道の路線・手法です。OKAの意味は、沖縄の那覇空港を指し、SINはシンガポールのチャンギ国際空港を意味します。
読み方はオカシンタッチと読みます。
タッチは、修行僧の中でよく使われる用語の一つですが、目的地に到着して、そのまますぐに帰ってくるという意味合いです。
また、観光も宿泊もなく、場合によっては空港から出ないこともあります。
OKA-SINタッチの具体的ルートは下記のとおりです。
<往路>シンガポール ⇒ 羽田 or 成田 ⇒ 沖縄 ⇒ 羽田
シンガポールのフライト便によっては、成田発着も選択肢に入れて予定立てることになります。
こうみると、たとえシンガポールに直接フライトできる空港が近くにあるとしても、わざわざ沖縄を往復するという点が如何にも修行という感じがしますね。(;^ω^)
実例として、プレミアムエコノミークラス(予約クラスE)にて
沖縄 ⇒ 羽田 ⇒ シンガポール ⇒ 羽田 ⇒ 沖縄
のOKA-SINタッチをすると、運賃が合計132,040円で、15,472FOP獲得したときがあります。
FOP単価も10円を切る8.53円と良好です。
FOP単価が良好といえる理由は、まず<FOP単価>は『運賃 ÷ 獲得FLY ONポイント(FOP)』で計算され、1FOPを獲得するためにいくらかかるのかを示す指標となっています。
目安としてFOP単価が10円以下だと良しとされ、8円台以下だと更に効率的とされいるため8.53円という値はかなり優秀です。
OKA-KULタッチ
OKA-KULタッチも、先程のOKA-SINタッチと並んで、海外修行をする上での定番路線・手法の一つとなっています。
OKAの意味は、もちろん那覇空港を指し、KULはマレーシアのクアラルンプール国際空港を意味します。
OKA-KULタッチの読み方は、私や私の知り合いの間では、”オカクアラ”なんて呼び方をしていますが、これが正式という呼び方はないようです。
まずOKA-KULタッチは、那覇空港からクアラルンプールへ直行便でフライトするわけではありません。
具体的なOKA-KULタッチのルートは、那覇空港からスタートし東京(羽田 or 成田)で乗り継いで、そこからようやくクアラルンプールへ行き、帰国時はクアラルンプールから東京で乗り継いで、那覇空港に到着する国際線航空券を指します。
特に初見の方なら「え?そもそも自分は沖縄在住じゃないし、面倒で非効率じゃない?」と思う人も多いでしょう。
が、しかし、この沖縄の那覇空港をあえてルートに入れるというのは実際は極めて重要なんです。これは先程のOKA-SINタッチにも言えます。
東京発着でクアラルンプール往復と沖縄発着でクアラルンプール往復の運賃を検索・比較してみました。沖縄発着ルートの獲得できるFLY ON ポイント(FOP)とFOP単価は下記のとおり。
運賃は、総額をシンプルに2分の一にして1便あたりの単価を出しています。あと、座席クラスはプレエコで出しました。(2019年5月時点)。
<沖縄―クアラルンプール往復FOP>
路線 | クラス | 運賃 | 獲得FOP | FOP単価 |
沖縄→羽田 | 国際線航空券に含まれる日本国内区間 | 5,410円 | 2,368 | 2.28円 |
成田→クアラルンプール | プレエコ(E) | 63,600円 | 5,470 | 11.76円 |
クアラルンプール→成田 | プレエコ(E) | 63,600円 | 5,470 | 11.76円 |
羽田→沖縄 | 国際線航空券に含まれる日本国内区間 | 5,410円 | 2,368 | 2.28円 |
― | ― | 138,020円 | 15,550 | 8.88円 |
『運賃 ÷ 獲得FLY ONポイント(FOP)』で計算され、1FOPを獲得するためにいくらかかるのかを示す指標となっています。
目安としてFOP単価が10円以下だと良しとされ、8円台以下だと更に効率的とされます。
そう考えると沖縄への往復フライトが良い意味でエグいことになっていることがわかります。
これは『国際線航空券に含まれる日本国内区間』の恩恵によるものです。
文字通りですが、この事例だとクアラルンプールに渡航するために、まずは羽田or成田を踏む必要があるため、出発地から東京に行く国内線が必須になります。
この分も”有償で”購入しているため、当然、FOPが上乗せされます。
また、この「国際線航空券に含まれる日本国内区間」は、2021年1月31日までなら『運賃1(100%)』で計算されるルールで、いわば普通運賃と同じ扱いです。
ただし、2021年2月1日以降の搭乗の場合、フライトマイル対象運賃の国際線航空券に含まれる日本国内区間の積算率は、国内線の予約クラスに応じて以下のように変更されますので、予約時には必ず予約クラスをチェックしてください。
予約クラス | 積算率 |
Y | 100% |
H / M / E | 75% |
O | 50% |
G | 30% |
※他社が運航するコードシェア便は、JAL便名で搭乗した場合のみ積算対象 |
ちなみに2019年10月時点にはなりますが、羽田ー那覇間の普通運賃は45,800円でした。
2021年2月1日以降のフライトだと、フライトマイル対象運賃の国際線航空券に含まれる日本国内区間の積算率は、
国内線の予約クラスに応じて変更とはなるものの本来なら4〜5万円はするところ先程の表にもあったように5,410円で済のは大きいです。
これが大量のFOPを得られる、沖縄発着のキモになります。
が、しかし、このOKA-KULタッチも、先程のOKA-SINタッチもそうですが、少しばかり体力勝負的な部分もあるので、その点はご注意ください。
クアラルンプール路線ではビジネスクラス搭乗で複数ラウンジを利用可
先程の例ではプレエコで説明していましたが、日本⇔のクアラルンプール路線なら可能なかぎりビジネスクラス運賃のセールを狙いたいところです。
FOP単価が約11円で大量のFOPを稼げますし、沖縄を前後に組み入れればより効率的になります。
なによりビジネスクラス搭乗時は、クアラルンプール国際空港にあるマレーシア航空のゴールデンラウンジ、プラザ プレミアム ファースト ラウンジ、キャセイパシフィック航空のラウンジの3つを利用できるのが嬉しい。
しかし、気をつけて頂きたいのが、クアラルンプール国際空港でラウンジを利用しようと思ったら、紙の航空券にスタンプを押され、どれか一つのラウンジしか入れないといった案内をされることもあります。
ただ、eチケットやデジタル航空券の場合だと、無事、3つのラウンジを利用することができました。
とにかく広くてキレイなゴールデンラウンジ、お世辞にも広いとはいえないが、オーダー式のレストランメニューが一押しのプラザファーストクラスラウンジなので、この辺りは好みになります。
どれか一つにせざるを得ない場合は、個人的にはゴールデンラウンジですね。
とにかくビュッフェ料理の品数が豊富でクオリティも個人的には必要十分で普通に美味でした。
マレーシア航空のセール運賃も狙い目
JALと同様にワンワールド所属の航空会社を利用してもJALマイルはもちろん、FLY ON ポイント(FOP)を同時に獲得できます。
しかし、 片道400FOPのボーナスと、アジア太平洋のFOP1.5倍の優遇がない点には気をつけてください。
マレーシア航空とカタール航空は、セール運賃が定番であり、一部のJGC修行僧からも支持されています。
まずはマレーシア航空の実例を見ていきましょう。
たとえば、マレーシア航空の事例として予約期間2020年2月17日〜3月2日にはビジネスクラスセールが開催されていました。
設定期間は2020年2月20日〜2021年1月31日とかなり長期設定であり、予約クラスはDまたはZであるためJALに125%も積算されます。
一応ですが、セール運賃の宿命的なものとして変更は不可であり、キャンセル料40,000円と超高額でしたけどね。
あと、余談ですがマレーシア航空のセールは、結構延長されたりもします。
とにかく、この事例ですとビジネスクラスがまさかの95,000円〜確保できるとか良い意味でクレイジーですね。
さらに予約クラスは、DまたはZなのでJALに125%で積算してもらえるのも特筆すべき点。
<マレーシア航空のフライトマイル積算率>
運賃 | 積算率 | 対象予約クラス |
ファーストクラス ビジネススイート |
150% | F, A, P |
ビジネスクラス | 125% | J, C, D, Z |
エコノミークラス普通運賃 | 100% | Y, B, H |
エコノミークラス特別運賃1 | 50% | K, M |
エコノミークラス特別運賃2 | 25% | L, V, S |
JALに積算できるのは、ワンワールド航空連合に加盟のマレーシア航空便(MH)に限ります。
たとえば、タイ航空(TG)やバンコクエアウェイズ(PG)などのコードシェア便は積算対象外である点は気をつけてください。
マレーシア航空なので、クアラルンプールを経由して各地に乗り継ぐことになります。
マレーシア航空は、東南アジアをはじめ、オセアニアや中東、ヨーロッパのイギリス(ロンドン)まで就航しています。
先述したマレーシア航空のビジネスクラスセールの運賃例は下記のとおりです。
行き先 | 往復運賃 |
コタキナバル | 95,000円 |
マレーシア国内 | 130,000円〜133,000円 |
東南アジア | 120,000円 |
南アジア・オセアニア | 209,000円 |
イギリス(ロンドン) | 256,000円 |
マレーシアや東南アジアは安定の安さですがコタキナバルの安さは驚異的ですね。
このビジネスクラスのセール事例で、マレーシア航空はにより各都市にフライトした時に獲得できるFOP単価を一部見てみましょう。
燃油サーチャージなど諸費用込み、かつ東京発で計算しています。
マレーシア航空なのでクアラルンプールで乗り継ぎ便ということも念の為。
行き先 | 運賃 | 獲得FOP | FOP単価 |
クアラルンプール | 141,300円 | 8,380 | 16.9 |
シンガポール | 130,590円 | 8,900 | 14.7 |
ジャカルタ | 127,240円 | 10,220 | 12.5 |
バンコク | 128,260円 | 10,240 | 12.5 |
コタキナバル | 106,300円 | 10,900 | 9.8 |
デリー | 216,680円 | 14,306 | 15.1 |
シドニー | 226,580円 | 18,680 | 12.1 |
オークランド | 227,840円 | 21,955 | 10.4 |
ロンドン | 296,480円 | 24,760 | 12.0 |
この事例ですと、コタキナバル路線がFOP単価9.8%と素晴らしい値を出しています。
ちなみに、オークランドやロンドン路線も地味に狙い目で、FOP単価的に良い運賃が見つかれば、JGC修行の半分を一気に獲得できるため一押しです。
特にこの事例のオークランド路線だと、ビジネスクラスながらもFOP単価10円台と驚異的です。
もちろん、FOP単価が10円台以下なら長距離路線でビジネスクラスは割と旨味があります。
カタール航空のセール運賃も狙い目
カタール航空のセール運賃も海外修行の候補としては見逃せません。
たとえば、予約期間2020年2月27日〜3月4日には、プレミアム・オファーと呼ばれるビジネスクラスセールが開催されていました。設定期間は2020年12月10日(GW期間が対象外)と割と長め。
なお、変更は有償ならOKでした。
カタール航空の方のビジネスクラスセールはヨーロッパがメインです。
カタール航空もJALと同じワンワールドなのでJALマイルとFOPを積算可能となっています。
予約クラスはRまたはIであるためJALに125%積算されます。
運賃 | 積算率 | 対象予約クラス |
ファーストクラス | 150% | F, A, P |
ビジネスクラス | 125% | J, C, D, I, R |
エコノミークラス普通運賃 | 100% | Y, B, H |
エコノミークラス特別運賃1 | 50% | K, M |
エコノミークラス特別運賃2 | 25% | L, V, S, N, Q, G |
カタール航空といえばドーハでの乗り継ぎになります。このときに開催されたセールだと、ヨーロッパの一部都市のみが対象でしたが、
それ以外にもアフリカや北米、南米、オセアニアと全大陸に万遍なく路線があるのは流石。
このとき開催されたカタール航空のビジネスクラスセールの運賃例は下記のとおり。
路線 | 運賃 | |
羽田発 ※成田発とは100円程度の差額 |
関西発 | |
パリ | 299,820円 | 281,510円 |
ロンドン | 317,850円 | 298,740円 |
ウィーン | 304,010円 | 273,300円 |
バルセロナ | 301,270円 | 289,160円 |
ミュンヘン | 297,150円 | 278,840円 |
チューリッヒ | 302,620円 | 271,910円 |
アムステルダム | 302,010円 | 271,300円 |
このときに行われたセールでは、関西発が狙い目であることがわかります。
特に関西−ドーハは、2020年4月から新規就航されたこともあってか東京発と比較して2万円〜3万円も安くなっています。
余談ですが、カタール航空に限らず、他社も含めて新規就航の際は、キャンペーン的なものでお得な運賃で予約できることも多いです。
関西発をベースにヨーロッパ各都市にフライトした時のFOP単価を見てみましょう。
路線 | 運賃 | 獲得FOP | FOP単価 |
パリ | 281,510円 | 19,980 | 14.0 |
ロンドン | 298,740円 | 20,400 | 14.6 |
ウィーン | 273,300円 | 18,420 | 14.8 |
バルセロナ | 289,160円 | 19,820 | 14.6 |
ミュンヘン | 278,840円 | 18,960 | 14.7 |
チューリッヒ | 271,910円 | 19,260 | 14.1 |
アムステルダム | 271,300円 | 19,920 | 13.6 |
この中で最も効率が良いのはFOP単価13.6円のアムステルダム。ただ、以外にもFOP単価的にはそこまで良い数値は出ませんでした。
大きな理由としては、マレーシア航空に比べてフライト距離が短くなっているためでしょう。
理想的なFOP単価10円台まで、妥協しても基本は11円台と考えますが、カタール航空といったら世界一のビジネスクラスとして名高く、事実、スカイトラックス社から毎年発表されるランキングでは1位の常連です。
有名なのが「Qスイート(Qsuite)」と呼ばれる4席が1室のように使えてしまうシートです。他の航空会社なら、ファーストクラスレベルであるものの、それをビジネスクラスにもってきてしまう点が凄まじいです。
ただ、4席分ってどうなの?思う方もいるかもしれませんが、動画のように2人でダブルベッドのように使えたりもします。ドア付きなので高いプライバシー感も嬉しい。
ちなみに窓際は1人席なので一人用もあります。
世界一位のビジネスクラスに搭乗でき、至高の海外旅行ついでに約20,000FOPを得ることはできます。
この事例だとFOP単価的には14円台がほとんどなので、お世辞にもそこまで良いとは言えませんが、カタール航空のビジネスクラスを体験できると思えば悪い選択肢でもないですね!
ついでにビジネスクラスということで、ドーハでの乗継時には世界的に有名なアル・ムルジャン ビジネスラウンジも利用することができます。
アル・ムルジャン ビジネスラウンジは、あくまでカタール航空のビジネスクラス搭乗者だけが利用できるので、JGC会員になってエコノミークラスを利用しても入室不可です。
こういった貴重な体験ができるという代えがたいものもあるため、FOP単価の効率以上の価値があるとも捉えることもできますね。ヽ(´▽`)/
ちなみに、カタール航空のワンワールド離脱について、ここ最近、何度か噂になっており、万が一、脱退してしまうとFOPを得られなくなる可能性も無きにしもあらずです。
特にかなり先の日程を予約する際は、FOPの付与が対象外となるリスクがある点はお気をつけてください。
マレーシア航空・カタール航空のセール運賃利用の注意点
マレーシア航空とカタール航空のセール運賃が狙い目というのは、わかりましたが、いざこれら運賃をJGC修行に活用する場合において注意点があります。
それはJGC(JMBサファイア)をクリアするための必要FOPに関して。
おさらいすると入会条件・基準は、年間(1〜12月)に次のどちらかをクリアする必要があるということでした。
★登場回数50回(うちJALグループ便で25回)かつ15,000FOP以上
必要FOPでの達成条件である『50,000FOP(うちJALグループ便で25,000FOP)以上」という部分に注目してください。
すなわち、ワンワールドに所属するエアラインでもFOPを得ることは可能であるが、半分の25,000FOP分は、JALグループ便に搭乗して稼がなければならないということになります。
極論、今回のようにマレーシア航空またはカタール航空のセール運賃だけに絞ってJGC(JMBサファイア)達成は不可能ということです。
ちなみにワンワールド加盟の航空会社に限らずJMB提携航空会社でも、JALマイルとともにFLY ON ポイント(FOP)が貯まります。
エアベルリン(airberlin)は、2019年10月27日をもって全便運航を停止しワンワールドから脱退しており、ラタム航空(LANTAM AIRLINES)は、2020年4月30日をもってワンワールド脱退しています。
航空会社 | ワンワールド JMB提携航空会社 |
拠点国・地域 |
アメリカン航空 American Airlines |
ワンワールド | アメリカ |
アラスカ航空 Alaska Airlines |
JMB提携航空会社 | アメリカ |
ハワイアン航空 HAWAIIAN AIRLINES |
JMB提携航空会社 | ハワイ |
ブリティッシュ・エアウェイズ BRITISH AIRWAYS |
ワンワールド | イギリス |
フィンエアー FINNAIR |
ワンワールド | フィンランド |
イベリア航空 IBERIA |
ワンワールド | スペイン |
カタール航空 QATAR |
ワンワールド | カタール |
ロイヤルヨルダン航空 ROYAL JORDANIAN |
ワンワールド | ヨルダン |
S7航空 S7 Airlines |
ワンワールド | ロシア |
エールフランス航空 AIRFRANCE |
JMB提携航空会社 | フランス |
エミレーツ航空 Emirates |
JMB提携航空会社 | ドバイ |
キャセイパシフィック航空 キャセイドラゴン航空 CATHAY PACIFIC |
ワンワールド | 香港 |
マレーシア航空 malaysia |
ワンワールド | マレーシア |
カンタス航空 QANTAS |
ワンワールド | オーストラリア |
スリランカ航空 SriLankan Airlines |
ワンワールド | スリランカ |
大韓航空 KOREAN AIR |
JMB提携航空会社 | 韓国 |
中国東方航空 CHINA EASTERN |
JMB提携航空会社 | 中国 |
バンコクエアウェイズ Bangkok Airways |
JMB提携航空会社 | タイ |
ジェットスター・ジャパン Jetstar |
JMB提携航空会社 | 日本 |
つまり、JGC(JMBサファイア)を目指す際に上記のワンワールドおよびJMB提携航空会社で貯めていいFOPは25,000FOPということになります。
ただ、JAL以外でマイルを貯めるには、航空会社によって事前設定が必要なケースもありますので十分注意してください。
たとえば、ジェットスター・ジャパンの搭乗でマイルを貯めるには予約時に「ちゃっかりPlus」または「しっかりMax」のいずれかをオプションとしてJMBマイルを選択し、JMBお得意様番号の登録が必須です。
ワンワールド・JMB提携社といったJAL以外のエアライン搭乗時において、確実に貯めるための積算条件は、JAL公式の「フライトで貯めるのページ」で見れます。
ヨーロッパ方面のビジネスクラスに搭乗すると、20,000FOPなら普通に稼げるので、修行をするにあたってJALグループ便以外のエアラインも利用するつもりなら気をつけてください。
搭乗回数修行のおすすめルート
JGC(JMBサファイア)達成のための搭乗回数による修行を選ぶとしたら、その条件はフライト50回かつ15,000FOPなので、
なるべく短距離かつ安価で1日のフライト数が多い路線を選べば、低コストかつ短期間でJGC修行を達成可能です。
フライト回数稼ぎでイチオシなのが、JAL公式で提供している全5種類のJALの小型プロペラ機ホッピングツアー。ホッピングツアーは、離島を複数回フライトするツアーのことです。
1泊2日だと4種類のツアーがあり、いずれも出発地が東京・大阪の2ヶ所用意されているので参加しやすくなっています。
ツアーといっても1人参加もオッケーです!(2021年1月時点)
ツアー名 | おすすめポイント | 旅行代金 |
8フライトツアー(1泊2日) | ◆ホッピング初心者にもおすすめコース。 ◆世界自然遺産の島・屋久島に宿泊。 |
87,800~115,800円 |
10フライトツアー(1泊2日) | ◆琉球諸島スペシャルコース!宿泊は本ツアー初設定の宮古島。 ◆日本最短路線“北大東島-南大東島”や、日本最西端の与那国島まで飛びまくり! |
97,300~131,800円 |
12フライトツアー(1泊2日) | ◆南の島々に各駅停車♪離島の空気感を存分に楽しめる。 ◆機体後方から乗り込む変わり種プロペラ機ATRでアイランドホッピング! |
109,800~134,800円 |
16フライトツアー(1泊2日) | ★人気No.1コース!2日間で16フライト。南西諸島を飛びまくる! ◆2日目は一気に10フライト乗ります。ハードスケジュール覚悟! |
134,800~165,800円 |
15フライトツアー(2泊3日) | ◆2泊3日で離島周遊フライト。上記1泊2日の16フライトツアーは流石にキツイと感じる方に! ◆奄美大島と鹿児島に泊まって、ラストはあの〝但馬タッチ”も! |
128,800~155,800円 |
個人的にオススメな組み立て方は、1泊2日の16フライトツアーに2回参加し、12フライトツアーに1回参加すること。これで搭乗回数44フライトになります。
ただでさえハードスケジュールな1泊2日の16フライトツアーの2回参加はキツイと感じるなら、効率性は低下するものの、時間を許す方なら2回の内1回を2泊3日の15フライトツアーにするもアリです。
これでも43フライトで、回数稼ぎの上では悪くありません。
あとは搭乗回数6〜7フライトなので、残り6回ならどこかの路線で3往復、残り7回なら+1回フライトすればJGC獲得に手が届きます。
費用対効果は特段良いわけではないですが、フライト回数による修行をするなら小型プロペラ機のホッピングツアーがイチオシです。
ただ、さいごに注意したいのが、搭乗回数による修行の場合は50回のフライトの他、15,000FOPも同時にクリアする必要があるため、その点も覚えておきましょう。
<公式サイト>
福岡⇔宮崎は地元お住まいの方ならアリ
福岡⇔宮崎での修行も有名な手法の一つ。
ただし、福岡にアクセスしやすい場所にお住まいの方でなければ、福岡まで飛んで、それから繰り返し往復して、家に帰るという手間が生じる点、微妙です。
そもそも、ただでさえ消耗戦の単純往復なので、最初は楽しめても、ほとんどの方は途中から飽きてくるでしょうから、如何にも修行という精神的にも体力的にもシンドさがあるのがデメリットです。
逆に福岡にすぐアクセスできる地元の方なら一つの候補になります。
JGC修行おすすめ座席クラス
国内線はファーストクラスがおすすめ
結論からいうと、国内線で修行をする際のおすすめクラスは、ファーストクラス。
特に沖縄の那覇路線は最強で文句なしのNo.1です。
ただ、これからスタートする修行僧となると、那覇路線の往復でのファーストクラスの確保は、競争率が高く取りづらいのが難点。
ただ、片道ファーストクラスと片道クラスJのセットなら基本的に誰でも予約できます。
このクラスの組み合わせの沖縄路線だと約5,000FOP得られるので、9往復のフライトでクリアできます。
とはいえ、ずっと那覇ばかりだと流石に飽き飽きしてくるので、コストパフォーマンスが多少低下してもいいなら、石垣島・宮古島を組み入れるのもオススメです。
また、先程の三角飛びの応用技で、新千歳or福岡などをスケジュールに入れるのもイチ押し。数時間滞在の日帰りにはなるものの割と楽しめます。
旅行そのものはもちろん、ファーストクラスを組み入れるため
- ダイヤモンド・プレミアラウンジ
- ファーストクラス専用チェックインカウンター
- 快適な座席シート
- 快適なJAL SUITEの座席シート
- プロの料理人監修の機内食
- JAL厳選のワイン
- 日本酒などアルコール
- 各種ドリンク
など
一流のサービスを享受できるのも忘れてはいけません!
ビジネスクラスをよく利用する世界を股にかけるトラベラーやビジネスパーソンでも、JALのファーストクラスを褒め称える方も多いです。
機内食も、一部有名レストランのメニュ―を楽しめるなど流石といったところですが、国内線ファーストクラスの飲み物は、お酒を飲む方なら伝説の焼酎「森伊蔵」が一押し。
いわゆる森伊蔵は、魔王・村尾を含めた3種類の焼酎をあわせて「3M(スリーエム)」と呼ばれる入手困難な焼酎の一角。
それがJAL国内線のファーストクラスだとお代わりもできます。
お湯割り・水割りもどちらも楽しめます。
あまり普段、お酒を飲む方ではない方の私でも、これは極めて美味しくいただけました。
もちろん、JALのファーストクラスの運賃自体は決して安くはないですが、全てにおいて最上級この上ないのでJGC修業の機会に、ぜひ体験してみてください!
森伊蔵は、魔王・村尾と並ぶ御三家の一角で、非常に希少価値の高い焼酎というお話でした。
森伊蔵(720ml)の定価は、本来は定価3,200円です。
森伊蔵は、薩摩の地で創業約130年の歴史を誇る焼酎の蔵元「森伊蔵酒造」が製造する幻の焼酎という異名を持つ焼酎です。
1988年の初蔵出しから高い品質の原料を惜しげもなく使い、極上の味わいを生み出すことにこだわった製法が人気を博し、あっという間に全国に名を知られるようになったのだとか。
昔ながらの「かめ壺仕込み」で、まろやかで旨みのある味わいと洗練された風味のある芋焼酎となっています。
ただ、手間暇かけて製造されるからか流通量が少なめで、ネット通販
なんと実に定価の約5~6倍です。
送料込みだともう少し高くなる感じですね。
タイミングによっては、無慈悲にも20,000円以上の値がついたりします。
高級な飲食店でさえ取扱が限られるので希少価値も高いです。
が、しかし、JALの機内販売ならなんと定価での購入が可能となっています。
しかも、JALカードによるお支払いなら10%割引で2,880円になるうえ、JALカード特約店でもあるため、ショッピングマイル2倍で国際線機内販売マイルとして、マイル還元率1%(100円につき1マイル)も得られお得の多重取りが可能です!
気になる販売路線は、JAL国際線の中・長距離路線である欧州線・北米線・ハワイ線・東南アジア線・インド線・オセアニア線。ただ、ファーストクラスかビジネスクラスの搭乗者しか買えません。
国際線でJGC修行をするオススメ路線として何度か取り上げていたシンガポールやクアラルンプール路線でも販売されることがあるため、もし販売されていたら、ぜひCAさんに声をかけて一度購入してみてください。^^
あったら購入すると決めていたら在庫に限りもあるため、早めに購入するのが鉄則です。ただ、私が購入した際は一人1本しか買えなかったのでその点はご注意を。
仮に自分がお酒を飲めなくても、お土産やプレゼントとして購入すると、かなり喜ばれること請け合いです!
国際線はビジネスクラス理想!
国際線ビジネスクラスを活用すると、純粋にFOPを大量に稼げるのはもちろんですが、座り心地の良いシートに、美味しい機内食とドリンク、格上の空港ラウンジも堪能できるので、体験的な意味でもオススメです。
ビジネスクラスだとフライトの回数が少なめで済みますし、極めて快適なので修行しているという感覚も薄れます。
ただ、ビジネスクラスは、基本的にプレミアムエコノミークラス(プレエコ)と比べてFOP単価がアップするケースがほとんどです。
上質な体験よりもFOP単価の効率性重視の方はプレミアムエコノミークラスも選択肢になります。
あと、国際線のビジネスクラス運賃をリサーチするにあたっては、アジア方面ならシンガポールやクアラルンプール、オセアニア地区ならメルボルン(オーストラリア)、オークランド(ニュージーランド)などの路線がオススメ。
特にJAL公式サイトで、ビジネスクラスのセール運賃は要チェック!
効率性を重視するならクアラルンプールかシンガポールがおすすめですが、バンコク、マニラ、ジャカルタなども定期的にビジネスクラスのセール運賃が出ているので合わせてチェックしたいところ。
JAL国際線のビジネスクラスの座席シートのタイプは機材によって7タイプほどに分かれます。
ある程度のプライベート感も確保しつつも、180度横になれるので深夜便でも身体に優しく、ファーストクラスのように超ゆっくり寛げます。
JGC修行でのトラブル・気づいた注意点
OKA-SINタッチによるJGC修行の際に気づいた注意点がメインになりますが、注意点を紹介します。
羽田→沖縄の始発便に注意
OKA-SINタッチ修行をするなら、羽田の始発便の搭乗が基本です。
そのため羽田の始発便に無事に搭乗するには、当日、自宅から出発したら時間的にかなり厳しいと判断したため羽田空港近辺で宿泊したのですが、これは正解でした。
たぶん、自宅からの出発だと普通に始発便に間に合わなかったので、心から良かったと思いました。
JAL国内線の無料WiFiは便利だけど・・・
JAL国内線では、無料WiFiを利用できます。
純粋に便利なサービスではありますが、WiFiを利用するにはGogoユーザーアカウントでログインしないと使えません。
もちろん、機内で登録してもOKですが事前登録しておくと楽です。
名前、メールアドレス、パスワード、秘密の質問を入力すると登録できます。
一度登録すれば、以降はログインするだけで利用できます。
羽田→成田の乗継便に注意
OKA→SINタッチで修行した際に、私自身が大ボケをかましていたことですが、沖縄からのフライトが羽田着だっったため、
沖縄→羽田→シンガポール
という流れでフライトするものと思っていたのですが、
後になって実際は
沖縄→羽田→成田→シンガポール
の流れであることに気づきヒヤッとしました。
復路が、シンガポール→羽田→沖縄だったので、そう勝手に思い込んでいたのですが、このケースでは、行きは羽田→成田の乗継便なので、羽田から成田までは自分で移動する必要があるということ。
直前の直前まで気づかなかったので当日、頭がサーッとなったのを覚えています。
思い込みは怖い。(;^ω^)
至極当然なことですが、予約前はフライト情報は、隈なくチェックしましょう。
ちなみにリムジンバスの乗車料金は別途3,100円も必要です。私が乗車した際も満室だったことも踏まえて、利用するなら予約しておくことをオススメします。
ただ、そのときは羽田から成田まで無事に約1時間で移動できましたが、FOP単価などの効率性次第というものあり、
次、羽田→成田の乗継便を利用するかといったらちょっと考えものだなとも思いました。
那覇空港の制限エリア内は色々注意が必要
OKA-SINタッチは、国内線を何度か往復するわけですが、那覇空港滞在時はちょっと不便に思うことがありました。
羽田や成田、チャンギ国際空港が先進的でそれなりに快適だから余計にそう感じてしまう部分もあるとは思いますが。
いざ那覇空港に到着して、復路まで2時間ほどの空き時間ができました。
目的が目的なので、特にやることがなかったので、すぐに制限エリア内に入ってしまった私も悪かったのでしょうが、制限エリア内では飲食店という飲食店がありません。
あるとしてもスターバックスやお土産屋さんに併設された軽食を注文できる程度の場所しかありません。ということで、修行目的なら直前まで制限エリア内には入らない方が無難です。
制限エリアに入る前だと、ファミリーマートや沖縄で有名なファストフード店「A&W」など一通りのショップは揃っています。
あと、空港の店舗ながら、ファミリーマートを除いてはクレジットカード決済ができない店舗がほとんどという点も盲点になりがちなので気をつけてください。
ただ、電子マネーの楽天Edyを使える店舗はまぁまぁありました。
ちなみにファミリーマートは、沖縄名物が一通り揃っているのでお土産選びにも地味にオススメです。
深夜到着便の朝までの過ごし方についての注意点
たとえば、OKA-SINタッチでは当然ながらシンガポール チャンギ国際空港へ飛ぶわけですが、その際、深夜到着便だと朝までどう過ごすべきかということを考えたとき、
トランジットホテルで過ごす予定だったのですが、そのときは公式サイトでは、すでに予約できませんでした。
次に、エクスペディアやBooking.com、ホテルズドットコム、agodaなど有名どころはすべて調べてはみたが、かなり割高でしたし、
そもそも6時間単位の予約を不可で、日にち単位の予約しかできないため、いずれにせよこれは断念。
ちなみにトランジットホテルは、大の旅行好きの知り合いの話によれば事前予約をしていても、運要素もあるもののオーバーブッキングも結構な頻度であったりして、
まさかのチェックインが不可能ということもあるようなので、それならもうラウンジめぐりして過ごすのが無難という話をしていました。
トランジットホテルは、おおよそ5000円~10000円あたりが相場です。
「プライオリティ・パス」が付帯する最安年会費のクレジットカードは、年会費10,000円(税抜)の「楽天プレミアムカード」です。
プライオリティ・パス提供ラウンジは到着時は基本的に利用不可
「プライオリティ・パス」があれば、世界148ヵ国、600以上の都市にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できます。
先程挙げた、楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティ・パスの会員ランクは、対象の空港ラウンジを年中何度でも入れる最上位のプレステージ会員です。
プレステージ会員は、通常ルートで入会すると429USドルと高額。
1ドル110円換算のケースだと、日本円にして約47,190円もします。
これが年会費10,000円(税抜)の楽天プレミアムカードに付帯するのだから超お値打ちというわけです。
たとえばシンガポール チャンギ国際空港は、プライオリティパス提供ラウンジが割合多めで、到着時も出国時も制限エリアが同一なので、プライオリティ・パスは到着時も使えそうな気もしますが・・・。
実際、到着時に利用しようとすると、到着時のチケットではなんと利用できないといわれました。( ̄□ ̄;)
プライオリティ・パス提供ラウンジに入ろうとしたら、出発便のチケットを提示してくださいと言われる始末。
「もう、今日の深夜便で帰国する」と言って、帰国便の「eチケット控え」を見せたら入らせてもらえました。
また、乗り継ぎを意味するいわゆるTransfer(トランスファー)でもOKをもらえました。
ということで、到着時の場合は、チケット発券前なので、証明用としてのeチケットの準備はお忘れなく。
つまり、プライオリティ・パスは、基本的に出発時に対象の空港ラウンジを利用できるというサービスになります。
シンガポールのチャンギ国際空港はもちろん、他国の空港でも到着時は使えないと思った方が精神的ダメージが少なくて済みます。
ただ実際、ラウンジの受付スタッフの対応は、結構ばらつきがあります。
プライオリティ・パス提示だけですんなり入れたこともありますし、本来NGなはずの到着便の搭乗券を見せて入れたこともありました。
とはいえ、到着時は利用できない心持ちでいるだけで、ダメージも少なくなりますし、切り返しもしやすくなりますからね。
ラウンジには、時間制限もありますが、一応言われはしますが、実際は厳選なチェックをされることはほとんどありません。
ファーストクラスラウンジにあるような仮眠室を除き、ラウンジ内は、原則、仮眠はNGですが、ラウンジに要る方はみんなソファーなどで堂々と寝ていました。
特に注意もされていませんでした。
言ってみればトランジットホテル代わりに使っているようでしたね。かくいう私もその一人だったりしますが。(笑)
チャンギ国際空港での深夜のターミナル間の移動に注意
ラウンジ利用をはじめチャンギ国際空港での深夜におけるターミナル間の移動には注意が必要です。
チャンギ国際空港のターミナル1、ターミナル2、ターミナル3間の移動こそ自由に行き来できるものの、ターミナル間の移動に利用するスカイトレインの運行時間が午前5:00〜午前2:30となっている点に気をつける必要があります。
つまり、午前2:30~5:00の間は、スカイトレインに乗れないので、移動するにしても午前5時までは歩かないといけなくなります。
ちなみにJAL便ならターミナル1に3箇所、ANA便ですとターミナル2にラウンジが3つあります。
万が一、ターミナル移動できなくても、これだけラウンジがあれば、そう困ることはないと考えますが、チャンギ国際空港の場合、こういう事情もあるので念の為。
これは、他の空港でも似たような事例があるでしょうから、オーバーかもしれませんが一種の教訓になりますね。
ただ、中にはトランジットホテルもラウンジも利用しないという方もいるかもしれませんね。ただ、チャンギ国際空港は、休憩スペースが充実しているので、数時間時間をつぶすならなんとかなったりもします。
というか通路にあるソファーで、みんな普通に堂々と寝ています。
強者だと地べたで寝ています。
そうはいっても女性の方だと防犯上なるべくトランジットホテルまたはラウンジを利用するようにした方がいいかもしれませんね。
シンガポール入国審査の注意点
不安だったのが、シンガポールでの入国審査。
理由は簡単です。今回のJGC修行のような滞在期間0日での日帰りシンガポールだからです。
怪しまれるんじゃないかと不安でしたが、拍子抜けするくらい簡単に入国審査を終えました。
ただ、「Just stay Aerotel Hotel?」とは聞かれたので、「YES」と返答して即終了しました。
ちなみにAerotel Hotelは、チャンギ国際空港にあるトランジットホテルです。滞在期間0日なので、こう聞かれんたんでしょうね。
注意点として入国カードのホテル欄は、実際には宿泊しなくても記載した方がいいです。
実際そのホテルに泊まるかどうかは、さほど重要ではなく、要するに予定が決まっていないのが問題ありということです。
私の場合、今回はシンガポール市内のホテルに宿泊する予定はなく、もともとトランジットホテルに宿泊するつもりでしたので、それをそのまま伝えたら、ホテル名を記載してくださいと言われたので、トランジットホテル「Aerotel Singapore」と記載しました。
ANA便ならターミナル2にある「Ambassador Transit Hotel Terminal 2」でもOKかと思われます。
ホテル郵便番号の記入欄もあるので、必要であれば事前に調べてスマホやメモなどに控えておきましょう。
シンガポール観光は時間的に可能?
私の場合は朝方までは入国審査を通過せず、チャンギ国際空港の制限エリア内で滞在し、人がポツポツ動き出したときに入国しました。
シンガポールには、公共の電車「MRT」があり交通料金がやすいのが嬉しいですね。MRTの空港始発は、平日5:30、休日6:00前後と運行しているので朝早くから動けます。
ド定番ですが、マーライオンのところまで行こうかということでラッフルズプレイス駅までいきましたが、電車の案内もわかりやすかったので難なく行けました。
今回は、目的が目的なので、シンガポールでの交通手段はMRTしか利用しませんでしたが、シンガポールではUber(ウーバー)も使えます。ただ、Lyft(リフト)はシンガポールでは未対応のようです。
私は、空港では目が冴えてしまい、ほぼ寝ていなかったためか、急に睡魔が襲ってきてマーライオンパークで体力的に力尽きてしまいました。(;^ω^)
ということで早めに空港に帰って、いわゆる空港アーリーチェックインしました。
JALやANAは下記のように早くからチェックイン可能です。
JAL:出発12時間前からチェックインOK(受付時間6:00~23:59)
ANA:出発24時間前からチェックインOK(受付時間6:00~23:59)
チェックイン後は、真面目に疲れていたので制限エリアにすぐに入って、ラウンジにいって仮眠しました。
まとめ
念願のJGC修行を終えてJGCカードをGETできたときの達成感はひとしおです。ヽ(´▽`)/
FOP単価の計算なども踏まえた上での最初のルート設定を自分なりに選び抜いて、スケジュールを組んで修行を実行したのは純粋に楽しかったです。
私的には、せっかくの機会なので往復の繰り返しばかりでなく、可能な限り観光も旅程に入れることをオススメします。
さらに、国内線ならファーストクラスを、国際線ならビジネスクラスを織り交ぜれば、格上の空港ラウンジを利用できるなど上級会員のサービスを前倒しで体験できる貴重な機会となります。
1月から12月の1年間は、例年よりちょっと旅行を多めする感覚でも十分に到達できます。
会社員の方など、時間確保が少しばかり厳しい方でも週末などに宿泊なしでの日帰り旅行でも達成可能です。
はじめる当初は、結構骨が折れそうだな・・・、なんて普通に思ってもいましたが、いざ実行してみると、少なくともJGC(JMBサファイア)なら意外にもそんなにハードルが高いとは感じませんでした。
もし、一度獲得をすれば一生モノのJALグローバルクラブ会員資格の取得を視野にいれているなら、あらかじめJAL CLUB-Aカード以上のJALカードを作成しましょう。
毎年の初回搭乗だけで5,000FOPのボーナスでより達成が楽になりますし、なにより審査落ちのリスクを回避できます。
JALグローバルクラブ(JGC)を目指すにあたってのオススメのJAL CLUB-カード以上のJALカードについては以下で解説しています。
<関連記事> JALグローバルクラブ(JGC)カードのどれがオススメかを比較!
また、JGCカード切り替え対象のJAL CLUB-Aカード以上のランクのJALカードについては以下でまとめています。
ただ、JAL普通カードのシリーズと、カードランク問わずJCBのディズニーデザインだとJGCカード作成不可である点は十分注意してくださいね。
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JALカードのシリーズでは、オンライン限定で、ほぼ常に入会後の搭乗などで大量のボーナスマイルがもらえるなどキャンペーンも開催しています。