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プライオリティ・パス特典が付帯するクレジットカード!家族会員・同伴者無料の対応状況も比較

プライオリティ・パスという空港ラウンジサービスがあります。

クレジットカードの特典でいえばプラチナカードから利用できることが多いです。

世界148ヵ国、600以上の都市にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できます。

海外旅行・出張において、これが有るのと無いのとでは、フライトまでの待ち時間の質が違ってきます。

このページでは、プライオリティ・パスが無料付帯するクレジットカードをテーマに徹底解説します。

 

プライオリティ・パスとは

プライオリティ・パス(Priority Pass)は、イギリスで1992年に創業した世界各地で空港ラウンジを提供するサービスです。

運営元は、Collinson Group(コリンソン・グループ)であり、LoungeKey(ラウンジ・キー)と同じ会社が運営しています。

利用する航空会社や搭乗クラスに関係なく、年中いつでも世界中のラウンジを利用できるのが大きなメリットです。(ラウンジ検索

すなわち、レガシーキャリアはもちろんLCCでの格安航空券の利用時でも、世界各地の空港ラウンジを、いつでも無料で使えます。

プライオリティ・パス対応のラウンジが複数設置されているなら1日に2回以上ラウンジに入室することも可能です。

また、プライオリティ・パスでは、2021年4月1日より、嬉しいことに以下の2ヵ所のANAラウンジも使えるようになっています。

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プライオリティ・パスの年会費と会員ステータス

プライオリティ・パスには3つの会員ランクがあります。

ランクごとに年会費とサービス内容が下記のように異なります。

ランク 年会費 ラウンジ利用料 同伴者料金
スタンダード 99USドル 32USドル 32USドル
スタンダード・プラス 299USドル 32USドル
※年10回まで無料
32USドル
プレステージ 429USドル 無料 32USドル

 

この内、クレジットカードに付帯するプライオリティ・パスの会員ランクは、たいてい最上位のプレステージなので、この場合は利用の都度、ラウンジ利用料を支払わずとも入室できます。

プライオリティ・パスが付帯していても、たまにスタンダード会員であるケースがあるので気をつけてください。

スタンダードだとカード会員でも利用の都度、料金がかかります。

たとえば、以下のクレジットカードがプライオリティ・パスが付帯してもスタンダード会員にとどまります。

カード名 年会費(税抜) ラウンジ利用料 同伴者料金
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 29,000 32USドル
※年2回まで無料
32USドル
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード 12,000 32USドル 32USドル
TRUST CLUB ゴールドカード 12,000 27USドル 27USドル

 

最高グレードのプレステージ会員は、普通に入会すると429USドルもかかるシロモノです。1ドル110円換算だと、日本円にして約47,190円もの価値もあります。

プライオリティ・パスが付帯しているカードの一例としては、主に以下のゴールドカードorプラチナカードのクレジットカードです。

● アメックス
● ダイナースクラブ
● ラグジュアリーカード
● 三井住友カード
● JCB
● 三井住友トラスト
● MUFGカード
● 楽天カード
● セゾンカード
● セディナカード
● エポスカード
など

 

クレジットカードによって家族カード会員も無料で加入できたり、本会員・家族会員のカード会員以外の同伴者も無料となるカードもあります。

以下のクレジットカードだと、最上位のプレステージ会員としてのプライオリティ・パスが無料付帯するのでお得です。

カード名 家族カード 同伴者無料
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード 2名
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 1名
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 1名
ダイナースクラブ プレミアムカード(※)
ANAダイナース プレミアムカード
ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド
ラグジュアリーカード ゴールド
ラグジュアリーカード ブラック
ラグジュアリーカード チタン
JCBザ・クラス 1名
JCBプラチナ
JCBゴールド ザ・プレミア
ANA JCBカード プレミアム
JAL・JCBカード プラチナ
三井住友カード プラチナ
ANA VISA プラチナ プレミアムカード
スルガVISAインフィニットカード 4名
スルガVISAプラチナカード 1名
TRUST CLUB プラチナ Visaカード
三井住友トラスト VISAプラチナカード
MUFG Recognized Vip〈プレミア〉 1名
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
apollostation THE PLATINUM
大和証券セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セディナプラチナカード
エポスプラチナカード
楽天ブラックカード 2名
楽天プレミアムカード
エムアイカード プラス プラチナ

 

ちなみに、プロパーのダイナースクラブ プレミアムカードだと、TRUST CLUB ワールドエリートカードとほぼ同等の特典・スペックを有する

ワールドエリートMastercard付帯の「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」を追加で無料発行できます。

ワールドエリートMastercardの特典の一つに、プライオリティ・パスの類似サービスであるラウンジ・キーもあります。こちらは家族会員も利用可能で、同伴者1名も無料です。

また、個人向けクレカ以外にも、次のように個人事業主や法人向けのビジネスカードでもプライオリティ・パス(プレステージ会員)が付帯するものがあります。

カード名 家族カード 同伴者無料 年会費(税抜)
本会員 家族会員
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード 1名 130,000 4人無料(以降12,000円)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 10,000〜20,000 3,000
三井住友ビジネスプラチナカード 50,000 5,000
JCBプラチナ法人カード 30,000 6,000

 

年会費が安くてプライオリティ・パスが付帯するのは?

結論から言うと、プライオリティ・パス(プレステージ会員)付帯のクレジットカードの内、最安年会費なのは10,000円(税抜)の楽天プレミアムカードです。

この年会費で、通常429USドル(1ドル110円換算で約47,190円)するプレステージ会員に加入できるのはお値打ちといえます。

楽天プレミアムカードは、カードランク的にいえばゴールドカードですが、通常カード並に作りやすいのも長所。良くも悪くも発行しやすいゴールドカードとなってます。

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2番手がJCBゴールド ザ・プレミアです。

ただ、こちらはJCBゴールドからのインビテーションが届かないと作れないのが玉にキズ。

合計年会費15,000円(税抜)ですが、年100万円以上の利用で10,000円(税抜)で保有できる年会費優遇もあります。

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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、通常年会費20,000円(税抜)であるところ、年200万円以上の利用で年会費が10,000円(税抜)に優遇されます。

ビジネスという言葉が付きますが、一般のサラリーマンでも申し込み可能です。

純粋なプラチナカードであり、JALマイルの付与率が1.125%と高還元で、航空便遅延保険も付帯するなどスペックも素晴らしいです。

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家族会員もプライオリティ・パス利用対象のクレジットカード

家族がいれば、家族カード会員もプライオリティ・パス発行対象かというのが気になるところだと思います。

価値観は人それぞれといえど、なかなか自分だけ「ちょっと行ってくるね」といってラウンジに入るわけにはいきませんよね。

一応、同伴者料金を払うという方法もありますが、安くはないので躊躇する方も多いのではないでしょうか。

少し限定されるものの、以下のように家族会員もプライオリティ・パスを申込可能なクレジットカードもいくつか存在します。

カード名 家族カード 同伴者無料
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード 2名
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 1名
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード 1名
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 1名
ダイナースクラブ プレミアムカード
ANAダイナース プレミアムカード
ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド    
ラグジュアリーカード ゴールド
ラグジュアリーカード ブラック
ラグジュアリーカード チタン
三井住友カード プラチナ
ANA VISA プラチナ プレミアムカード
三井住友トラスト VISAプラチナカード
MUFG Recognized Vip〈プレミア〉 1名
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ

 

プライオリティ・パス同伴者無料のクレジットカード

カップル、友人との海外旅行、同僚や仕事仲間との出張もあることでしょう。

しかし、この場合だと相手がプライオリティ・パスを持っていなければ、少なくとも無料では一緒にラウンジに入れません。

ただ、クレジットカードの中には同伴者も無料となるプライオリティ・パスも存在します。

つまり、このケースだと家族はもちろん家族以外の同伴者も一緒に入れます。

同伴者は何人でも無料でOKというわけではなく同伴者1名無料など上限があります。

同伴者無料は、家族以外でも一緒に無料で入れるので便利ですが、クレジットカード会社としては旨味がないので、以下のように同伴者無料のクレカはかなり限定されます。

カード名 家族カード 同伴者無料 年会費(税抜)
本会員 家族会員
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード 2名 350,000 無料
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 1名 130,000 無料
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 1名 150,000 無料
ダイナースクラブ プレミアムカード 130,000 無料
JCBザ・クラス 1名 50,000 無料
スルガVISAインフィニットカード 4名 120,000 無料
スルガVISAプラチナカード 1名 60,000 無料
MUFG Recognized Vip〈プレミア〉 1名 20,000〜50,000 無料
楽天ブラックカード 2名 30,000 無料

先述のとおりダイナースクラブ プレミアムカードは、プライオリティ・パスにこそ同伴者無料サービスはありません。

ただ、ダイナースプレミアム コンパニオンカードを無料で追加発行でき、同カード付帯のラウンジ・キーも同時に利用可能です。こちらは家族会員も利用対象で同伴者1名無料なので代用できます。

プライオリティ・パスで入室可能なラウンジが世界1,300ヵ所以上で、ラウンジ・キーが1,100ヵ所以上なので、数の上では後者は見劣りするものの個人的には、この差は気になったことがないです。

 

プライオリティ・パスの同伴者料金は発行カード会社ごとに異なる

プライオリティ・パスの同伴者料金は、通常1名32USドルです。

クレジットカードの付帯特典としてのプライオリティ・パスの場合、その同伴者料金は、クレジットカード会社ごとに異なります。

カード発行会社ごとのプライオリティ・パス同伴者料金の違い
【1】アメリカン・エキスプレス・カード:32USドル
【2】ラグジュアリーカード32USドル
【3】楽天プレミアムカード3,000円(税抜)
【4】MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:3,000円(税抜)
【5】JCBプラチナ
2,000円(税抜)
【6】JCBゴールド ザ・プレミア2,000円(税抜)
【7】セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード2,000円(税抜)
【8】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
2,000円(税抜)
etc.
※予告なく変更となることもあります。

上記の例では【5】〜【8】の券種が同伴者料金が2,000円(税抜)と気持ちお手頃料金になっています。

 

プライオリティ・パスは単体で入会することも可能

プライオリティ・パスは、クレジットカード自体が会員証となるラウンジ・キーやダイナースクラブカードとは違い、単体でプライオリティ・パスのカードに申し込むこともできます。

ランク 年会費 ラウンジ利用料 同伴者料金
スタンダード 99USドル 32USドル 32USドル
スタンダード・プラス 299USドル 32USドル
※年10回まで無料
32USドル
プレステージ 429USドル 無料 32USドル

クレジットカードの審査通過が厳しかったり、一時的に負債になるなどの理由でクレジットカード所持に抵抗がある方なら、プライオリティ・パスに単体で申し込むのも選択肢になります。

 

さいごに

プライオリティ・パスを最安で発行したいなら楽天プレミアムカードの年会費10,000円(税抜)がオススメです。

カードランクは強いて何かと言われればゴールドカードになりますが、他社ほど審査も厳しくないため作りやすいのが魅力です。

したがって、プライオリティ・パスを最も手軽に入手できる方法とも言えます。



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