関東の交通系電子マネーといえば「Suica(スイカ)」と「PASMO(パスモ)の2種類ありますね。
電車やバスの乗車時や、交通系ICカード加盟店でのお買い物にもつかえるプリペイド(前払い)方式の電子マネーです。
SuicaとPASMOは、2013年3月23日から始まった「交通系ICカード全国相互利用サービス」により、双方のエリアでほとんど全く同じように使えて便利になった反面、違いもわかりにくなった部分も。
ただ、双方に独自の機能・サービスあります。
当記事では、相互利用可能な今だからこそ知っておきたいSuicaとPASMOの違いについて比較してまとめています。
【もくじ】
SuicaとPASMOの基本情報
SuicaとPASMOは、どちらも鉄道会社から発行されている交通系電子マネーです。
SuicaはJR東日本が取り扱い、発行しています。
PASMOは、株式会社パスモが発行し、関東地方・山梨県・静岡県の鉄道27事業者・バス78事業者(2021年3月時点)が発売する、電子マネー機能を備えたICカード乗車券です。
どっちも首都圏を中心とする東日本エリアで発行されています。
主に電車やバスの利用時や、交通系ICカード加盟店でのお支払いに利用可能です。
事前チャージが必要なプリペイド(前払い)型という点も、この2つを含め多くの交通系電子マネーの共通点となっています。
双方のエリアも全国も!Suica・PASMOの利用可能エリア
交通系電子マネーを使う上で一番重要なのは、利用可能なエリアといっても過言ではありません。
SuicaとPASMOは、前述のとおり発行会社が違うので、純粋な利用可能エリアの設定も違います。
SuicaはJR東日本を中心に、PASMOは東京メトロや小田急線、京急線など関東地方、山梨県・静岡県の鉄道27事業者・バス78事業者によってエリアを設定しています。
とはいえ、交通系ICカード全国相互利用サービスにより、現代ではSuicaとPASMOはお互いのエリアを、ほとんど同じように利用可能です。
ざっくりいうと首都圏においては、どちらを保有しても、ほぼ同じように使用できます。
それだけでなくSuica・PASMOともに全国各地の相互利用可能な交通系電子マネーのエリアでも原則、使用可能です。
その範囲は、北は北海道から南は沖縄まで及びます。
ただ、SuicaとPASMOについては、本来ライバル関係にありながら、相互利用できるな交通系電子マネーの中でも特に互換性が高いのが特長です。
たとえば、エリアまたぎの利用や双方の自動改札でのオートチャージなどが可能となっています。
しかし、カードを入手する場合は、基本的にそれぞれのエリアでなければ購入できず、定期券もお互いのエリアの単体路線区間を購入することはできない等といった制約はあります。
定期券を発行できる鉄道・バス
SuicaもPASMOも定期券一体型のタイプも用意されています。
ほとんど同じ利用エリアで使用できる「Suica」と「PASMO」ですが、定期券を発行できる公共交通機関は異なります
Suica定期券を発行しているのは「JR東日本」です。
JR東日本の区間から東京メトロ・都営地下鉄・私鉄に乗り継ぐ場合の定期券は、Suicaに搭載できます。
Suicaエリア内にある、みどりの窓口・多機能券売機・指定席券売機で購入できます。
PASMOの定期券を発行できるのは、私鉄やバス会社です。
「東京メトロ」「小田急電鉄」「京王電鉄」「京成電鉄」「東急電鉄」などの鉄道会社で発行できます。
また、「小田急バス」「京王バス」「東急バス」「横浜市交通局」「江ノ電バス」などといったバス会社でも作成可能です。
PASMOに出資している鉄道・バス会社の定期券はPASMOのみ搭載できます。
PASMO対応の私鉄や東京メトロなどからJR東日本に乗り継ぐ場合は、基本的にはPASMO定期券に搭載できます。
しかし、一部路線、区間により搭載できないケースもあります。
1枚のPASMOに、鉄道・バスそれぞれの定期券を搭載することも可能です。
普通に乗車する場合はPASMOでもSuicaでもOKですが、定期券は別々となります。
モバイルSuicaとモバイルPASMO
スマートフォンで利用できるモバイル版は「Suica」にも「PASMO」にも両方あります。
自動券売機や窓口に並ばなくても、
ネットに繋がっていれば、いつでもチャージができ、スムーズに電車の乗車や、お買い物などができるのがメリット。
それでいて、
両者の違いについて見ていきましょう。
モバイルSuica
Suicaには「モバイルSuica」という、スマホ一つでカードタイプとほとんど同じ機能を使える便利でお得なモバイル決済サービスがあります。
FeliCa(フェリカ)搭載の「おサイフケータイ」対応のAndroidスマホ・ガラケーなどSuicaが使えます。
モバイルSuicaを利用すれば、外出時にカードを携行する必要がなくなります。
電車の利用や、お買い物で貯まる「JRE POINT」に登録できる点も大きなメリットです。
また、モバイルSuicaでSuicaグリーン券を買うとお得な「モバイルグリーン料金」が適用されるのが大きなメリットです。
車内で購入しても事前料金と同じ運賃で利用できるため、グリーン車をよく利用する人ほどお得になります。
また、モバイルSuicaならではの長所として、新幹線にお得な料金で乗ることができます。
年会費1,100円(税抜1,000円)かかるもののお得な運賃で、乗車できるので新幹線を利用する方なら、2〜3回程度の利用でも元を取れます。
東海道・山陽新幹線をお得に予約できる「エクスプレス予約(ビューエクスプレス特約)」を使用可能です。
エクスプレス予約を利用するなら相性バツグンの「ビューカード」の作成を検討したいところ。
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● ビューカードはどれがおすすめか?全種類の違いを徹底比較!
一方、カード型の「Suica」「PASMO」で新幹線にお得に乗れるサービスは、全交通系電子マネー共通の「スマートEX」のみです。
スマートEXは、「PASMO」や「Suica」などの交通系ICカードだけで、東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)に乗車可能なサービスで、紙のきっぷと比べてお得な運賃で利用できます。
スマートEX利用時の新幹線の料金はクレジットカード決済です。
国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースクラブに対応しています。
年会費は無料であり、スマホやパソコンで予約可能です。
すでに利用しているSuicaやPASMOでも新幹線に乗れる利便性も長所といっていいでしょう。
が、ただし、割引額の大きさは「エクスプレス予約」と比較すると見劣りします。
あと、特定都区市内制度も適用対象外という点もご注意を。
ちなみに、一部のPASMOが搭載されたクレジットカードでも「エクスプレス予約(旧 プラスEX)」を使えたりしますが、これはPASMOの特典ではなく、クレジットカードのサービスです。
その他、モバイルSuicaの詳細は以下でまとめています。
<関連記事>
● モバイルSuicaの使い方、年会費、チャージ、特急券、定期券、新幹線など網羅亭に解説
Apple PayのSuica
iPhone7、Apple Watch Series2以降の端末は、おサイフケータイに似たサービス「Apple Pay」が利用可能です。
モバイルSuicaに似たような感覚で、電車やバスなどに乗れます。
利用する対象のクレジットカードによりどちらが付与されるかは異なりますが、ポストペイ(後払い)方式の電子マネー「iD」「QUICPay」の加盟店でお買い物することが可能です。
ちなみに、以前はApple PayでPASMOは使えませんでしたが、2020年10月6日から利用可能になっています。
Suicaなどの複数カードと共存可能であり、既存のPASMOを残額や定期券ごとApple Payに移行(取り込み)することも可能です。
※参照:Apple PayのPASMOをはじめる|PASMO公式
話を戻して、たとえば、7以降のiPhoneなど対応端末があれば、電車・バスなどのに乗れたり、Suicaでショッピングも楽しめるようになります。
Apple PayとSuica、国際ブランドの関係性に関しては以下で解説しています。
<関連記事>
● Apple Payの国際ブランドごとの違いを比較!Suicaの対応状況などまとめ
Apple Payは、高いセキュリティ性能を誇り、安全に使えるシステムが整っている点も◎。
個人情報は、デバイス内のセキュア・エレメントに暗号化された状態で保管されているので安心です。
Apple Payを使用中の端末を紛失した場合は「iPhoneを探す」機能で紛失モードすれば、Apple Payの利用を容易に一時停止することが可能です。
無論、新しいiPhoneやApple Watchに、Suicaのチャージ残高や定期券を移行できます。
Apple Pay対応のクレジットカードは以下で紹介しています。
<関連記事>
● Apple Pay対応のクレジットカードまとめ!違いを比較
Apple PayのSuicaの基本的な特長、Apple PayによるSuicaチャージでポイント付与対象のクレジットカードについては以下でまとめています。
<関連記事>
● Apple PayのSuicaの年会費・オートチャージ・ポイント・使い方を解説
● Apple PayのSuicaチャージでポイントは貯まるクレジットカードまとめ
モバイルPASMO
モバイルPASMOは、おサイフケータイのある「Androidスマホ」、Apple Pay搭載の「iPhone」「Apple Watch」で使えます。
アプリでは、様々な操作が可能です。
オートチャージや定期券の購入、チャージの残高確認などが、ネットに繋がってさえいればいつでもできます。
モバイルPASMO特有のメリットとしてバス定期券も購入可能です。
バス乗車時の運賃に応じてポイントが貯まる「バス特」のポイント情報の確認もできます。
また、万が一、スマートフォンを紛失しても、手数料無料で再発行できるため、カードタイプのように手数料がかかりません。
● デポジット500円が不要
● ネット環境があれば端末一つで、いつでもチャージ可能
● クレジットカードでポイントorマイルも貯まる
● 東京メトロ乗車ポイントなど独自ポイントも貯まる
● PASMO定期券に対応
● バス定期券も購入可能
● スマートEXで東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)に乗れる
● 紛失時の再発行が楽にできる
etc.
● Androidは「おサイフケータイ」搭載の対応端末が必須
● 会員登録しないとオートチャージなど便利機能が使えない
● オートチャージは一部クレジットカードで対応
● ダイナースクラブカードは非対応
● 手動チャージはポイント付与対象外のクレカあり
● モバイルSuicaと併用できない端末も
● カード型PASMOからの移行に一部制約あり
etc.
モバイルPASMOについての詳細は以下でまとめています。
<関連記事>
● モバイルPASMOはApple Payも対応。メリット・デメリット、おすすめクレジットカードまとめ
Apple PayのSuicaとPASMOは併用OK
住んでいる場所や職場によっては、SuicaとPASMOの両方を使いたい方も多くいることでしょう。
たとえば、乗車駅はJR東日本だからSuicaを利用するけど、駅まではバスに乗車するので定期券を使っているなどといった場合。
バス定期券はアプリでも買えます。
また、JR東日本乗車時は「モバイルSuica」を、東京メトロ乗車時は「モバイルPASMO」を使って改札を通る使い分けも、効率的にポイントを貯めるという観点ではおすすめです。
こういった場合は、Apple Payは大活躍します。
WalletアプリにSuicaやPASMOを登録するとiPhone一つで管理ができて超便利です。
Apple Payでは、優先してつかうメインカードを設定できるので、必要に応じてSuicaとPASMOとSuicaを切り替えましょう。
Walletアプリだけでも使えはしますが、SuicaとPASMOのアプリで会員登録をしておくとさらに便利です。
たとえば、オートチャージや定期券の購入をできるようになります。
iPhone8以降(iOS14.0以降がインストール済み)、Apple Watch Series 3以降(watchOS7.0以降がインストール済み)の端末なら、基本的に「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」をどちらも併用して利用可能です。
そのため下記のような使い分けもできます。
● JRE POINTを貯める・使う
● ビューカードでのSuicaオートチャージ利用
● Suicaグリーン券の購入
● エクスプレス予約(東海道・山陽新幹線)の利用
● メトロポイントなど独自ポイントを貯める・使う
● 対象クレジットカードでPASMOオートチャージの利用
● JR東日本区間を含まない区間・経路の定期券の利用(PASMO発売範囲内)
● バス定期券のアプリ購入(PASMO発売範囲内)
●「バス特」情報のアプリ閲覧
登録したSuicaのお買い物でポイントが貯まる
登録したSuicaをつかって加盟店でお支払いをするとJR東日本の共通ポイント「JRE POINT」が貯まります。
Suica利用でためた「JRE POINT」は、Suicaへのポイントチャージをはじめ、いろんな用途で使用可能です。
ポイントの貯まり方は加盟店により異なり、100円につき1ポイント(1%還元)、または200円につき1ポイント(0.5%還元)のどちらかとなっています。
加盟店は、NewDaysやKIOSK、acure、ルミネ、ニューマンなど、JR東日本グループのお店、イトーヨーカドー、アリオ、デニーズ、ポッポなど街ナカのお店などがあります。
お店利用時のポイントプログラムにおいては、Suicaが一歩リードしています。
チャージでポイント付与対象のクレジットカード
「Suica」「PASMO」へのチャージは、一部のクレジットカードだとチャージと同時にポイントも貯まってお得です。
対象カードは、それぞれ異なります。
カード型のSuicaにチャージできるクレジットカードで代表的なのは、JR東日本の「ビューカード」のシリーズです。
カード名 | 一般加盟店 | Suicaチャージ | 主な特長 |
「ビュー・スイカ」カード | 0.5% | 1.5% | 定期券一体型。家族カードあり |
JRE CARD | 0.5% | 1.5% | アトレなどのJRE CARD優待店で約3.5%の高還元 |
ビックカメラSuicaカード | 1.0% | 1.5% | ビックカメラでSuica払いするとポイント2重取り |
ルミネカード | 0.5% | 1.5% | ルミネで5〜10%OFF |
ビューゴールドプラスカード | 0.5% | 1.5% | 東京駅ラウンジや年1回のプレゼント等の特典 |
大人の休日倶楽部ミドルカード | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線5%OFFなど |
大人の休日倶楽部ジパングカード | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線30%OFFなど |
「ビュー・スイカ」リボカード | 0.5% | 1.5% | リボ払い専用カード |
JALカードSuica | 0.5〜2% | 0.5〜1% | ●JRE POINTをJALマイルに交換可能 ●JALカード特約店はマイル2倍 |
JALカードSuica CLUB-Aカード | 0.5〜2% | 0.5〜1% | ●JAL CLUB-Aカード特典 ●JGCカード取得可能 |
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード | 0.5〜2% | 0.5〜1% | ●ビューゴールドプラスカード特典 ●JAL CLUB-Aゴールドカード特典 ●JGCカード取得可能 |
各種ビューカードについては、以下でまとめています。
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● ビューカードはどれがおすすめか?全種類の違いを徹底比較!
Suicaチャージでポイントがたまってお得なおすすめクレカは以下で紹介しています。
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● Suicaチャージでポイントが貯まるお得なクレジットカードまとめ!おすすめはどれ?
PASMOチャージするクレジットカードは、JALマイラーの方なら一部のJALカードがおススメ。
JALカードシリーズで、PASMOチャージのタイミングでポイントorマイルが貯まるのは、「JALカード OPクレジット」か「JALカード TOKYU POINT ClubQ」のどちらかです。
ただ、前者はチャージの際にJALマイルを獲得できますが、後者はマイルではなくTOKYU POINTの付与となる点はご注意を。
JALカード OPクレジットは、マイル2倍になるショッピングマイル・プレミアム加入時はマイル付与率1%(100円=1マイル)、未加入時は0.5%(200円=1マイル)のJALマイルを獲得できます。
JALカード TOKYU POINT ClubQの方は、ショッピングマイル・プレミアムの加入の有無に関係なく、ポイント還元率0.5%(200円=1P)でTOKYU POINTが貯まります。
TOKYU POINTはJALマイルに移行できるものの、マイル付与率0.25%と低水準です。
ANAマイラーの方なら「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)」「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(ANA東急カード)」が、
東京メトロを利用する方は「To Me CARD」、その他の私鉄に普段乗車する方なら各私鉄発行のクレジットカードによるPASMOチャージでお得になります。
項目 | カード名 | 還元率 |
JAL | JALカード OPクレジット | 0.5%/1.0% |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | 0.5% | |
ANA | ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5%/1.0% |
ANA東急カード | 0.5%/1.0% | |
東急 | TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.0% |
東京メトロ | To Me CARD Prime PASMO | 0.5% |
小田急 | OPクレジットカード | 0.5% |
西武 | SEIBU PRINCE CLUBカード (西武プリンスクラブカード セゾン) |
0.5% |
京急 | 京急カード | 0.5% |
京王 | 京王パスポートVISAカード | 0.5% |
京王パスポートPASMOカードVISA | 0.5% |
他にもPASMOへのオートチャージでポイントが付与対象のクレジットカードはあります。
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モバイルPASMOの方は手動チャージも可能です。
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【まとめ】SuicaとPASMOの機能・サービス比較一覧
SuicaとPASMOの主な機能・サービスの違いを比較すると次のとおり。
比較項目 | Suica | PASMO |
発行会社 | JR東日本 | 株式会社パスモ |
発行方法 | JR東日本のみどりの窓口/多機能券売機/指定席券売機 | PASMO取扱事業者の各駅やバス営業所など |
利用可能エリア | 全国の相互利用可能エリア (PASMOエリアを含む) |
全国の相互利用可能エリア (Suicaエリアを含む) |
モバイル版 | モバイルSuica | モバイルPASMO |
1日のチャージ上限額 | 20,000円 | 10,000円 ※1ヶ月50,000円 |
チャージ残高の払戻手数料 | 220円(税込) | 無料 |
電子マネー残高履歴 | 最大50件 | 最大20件 ※一部鉄道会社は最大100件 |
チャージ方法 | ●オートチャージ ●モバイルSuicaチャージ ●Apple PayのSuicaチャージ ●Google PayのSuicaチャージ ●クレジットカードチャージ※モバイルSuica ●ビューアルッテでチャージ ●駅券売機でのチャージ ●加盟店レジでのチャージ ●JRE POINTチャージ etc. |
●モバイルPASMOチャージ ●Apple PayのPASMOチャージ ●オートチャージ ●クイックチャージ ●駅券売機でのチャージ ●バス車内でのチャージ ●加盟店レジでのチャージ etc. |
ポイントプログラム | ●JRE POINT加盟店で付与 ●乗車ポイント ※登録したSuica利用が条件 |
●メトポ(乗車ポイント) ●ToKoPo(トコポ) ※登録したPASMO利用が条件 |
主な機能 対応サービス |
●鉄道・バス利用 ●電車定期券 ●Suicaグリーン券 ●エクスプレス予約 ●スマートEX ●新幹線eチケットサービス ●加盟店でお買い物 |
●鉄道・バス利用 ●電車定期券 ●バス定期券 ●スマートEX ●新幹線eチケットサービス ●加盟店でお買い物 ●防犯メールサービス(東急/小田急) |
SuicaとPASMOの利用可能エリアは、ほぼ一緒。
両者は、本来、競合サービスでありながらも、双方のエリアをまたいだ利用できるなど良い意味での共存もしています。
PASMOの優位点は有料ですが、東急電鉄が「東急エキッズ」、小田急電鉄が「小田急あんしんグーパス」という一種のセキュリティサービスを利用できます。
●小田急あんしんグーパス:半年で1,980円(税抜1,800円)
バス定期券も買えたり、チャージ残高の払い戻し手数料が無料という点もPASMOならではのメリットです。
一方、Suicaの場合、1ヶ月のオートチャージの上限がない点が1つ目のメリット。
したがって、1日1万円、1ヶ月5万円以上の利用をする可能性があるならSuicaの方が安心です。
この他、Suicaの方は、エクスプレス予約サービスを利用できたり、Suicaグリーン券を買うことができます
また、電子マネーSuicaやPASMOを使うなら、1円も得しない現金チャージよりも、今回紹介したようなチャージと同時にポイントが付与されるクレジットカードチャージを選びたいところ。
Suicaチャージまたはオートチャージでお得になるクレジットカードは以下でまとめています。
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PASMOオートチャージ、モバイルPASMOチャージでポイントが貯まるクレジットカード以下で紹介しています。
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いずれにしても違いを比べてみて自分に合っている方を一つ選んで使うのもいいですし、首都圏の交通機関を頻繁に使うなら、それぞれの特性を理解したうえで両方つかうのも普通にアリです。
Apple Payを活用すれば1台のiPhoneでSuicaとPASMOを併用することもできます。