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アメックスのタッチ決済(コンタクトレス決済)メリット・デメリット、使い方・使えるお店まとめ

国際ブランドがAmerican Express(アメリカン・エキスプレス、以下アメックス)のクレジットカードの中には、次世代型の非接触型決済サービスの「アメックスのタッチ決済(コンタクトレス決済)」が搭載されているものがあります。

対応のアメックスのカードを加盟店の端末にかざすだけで便利にお支払いを完了可能です。

いわば、海外では既に主流の決済手段の一つである「Visaのタッチ決済」や「Mastercardコンタクトレス」などの類似決済サービスですね。

当記事では「アメックスのタッチ決済」のメリット・デメリット、使い方、使える店についてまとめます。

 

アメックスのタッチ決済とは

「アメックスのタッチ決済」とは、サインや暗証番号を入力することなく、対象店舗の専用端末にカードをタッチするだけでスピーディかつスムーズにお支払いできる決済方法です。

いわば「コンタクレス決済」「タッチ決済」「ポストペイ型電子マネー」「NFC」など様々な呼び方がある決済方法の内の一つ。

「アメックスのタッチ決済」は、非接触型(コンタクトレス)決済であり、事前チャージ不要の後払い方式(ポストペイ型)です。

タッチ決済機能は、専用カードでの利用ではなく、対象のアメックスブランドのカードそのものに搭載されているため、お財布がスリムになります。

以下のように4つの電波が右側に向いているロゴマークがカード表面にあれば、「アメックスのタッチ決済」に対応しているアメックスのカードということです。

「アメックスのタッチ決済」の利用額は、通常のクレジット決済利用分と合算され、月に一度、指定の銀行口座からクレジット利用分と一緒に引き落とされます。

すなわち、後払い電子マネー「iD」や「QUICPay」と似たような仕組みです。

事前チャージが不要であり、クレジット払いと同様にポイントやマイルもバッチリ付与されます。

無論、楽天スーパーポイントやTポイント、PayPayボーナス、dポイント、Pontaなどの何かしらの共通ポイントの加盟店・特約店なら、ポイントカードも合わせて提示することで、他の決済手段と同様にポイント多重取りが可能なので覚えておきましょう。 

「アメックスのタッチ決済」は、店頭でのカード授受や暗証番号入力をなくすことで、コロナ禍で気になる衛生面にも配慮された新しいキャッシュレス決済スタイルです。

この辺の諸々の仕組みは、以下のような他の国際ブランドの非接触型(コンタクトレス)決済と基本的に一緒ですね。

「アメックスのタッチ決済」は、快適さだけでなく非接触で安全性の高い点もメリットの一つ。

ワンタッチで決済が完結するので、紛失や偽造のリスクを極限まで回避可能で、カード情報も暗号化されるため安心です。

万が一、タッチを2回してしまっても1回分のみが請求され、重複しないように安全対策もしっかりなされています。

 

アメックスのタッチ決済の対象カードは?

「アメックスのタッチ決済」に対応しているクレジットカードは以下のとおり。

アメックスが自社発行しているほとんどのカードに搭載されています。

カード名 タッチ決済対応
アメリカン・エキスプレス・カード
(旧アメックス・グリーン・カード)
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
(SPGアメックス)
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
(旧アメックス・グリーン・ビジネス・カード)
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

「ANAアメックス」のシリーズと「ペルソナSTACIAアメックス」は、「アメックスのタッチ決済」に非対応ということですが、Apple Payにカード登録の上、iPhone 7以降のiPhoneシリーズや、Apple Watch Series 2以降のApple Watchのシリーズの端末を通してなら「アメックスのタッチ決済」を使用できます。

ちなみに、アメックスの決済インフラを提供し他社が発行している、以下のアメックスブランドのクレジットカードはいずれも「アメックスのタッチ決済」に未対応です。(2021年4月時点)

カード名 タッチ決済対応
楽天カード
楽天PINKカード
楽天プレミアムカード
楽天ブラックカード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
エムアイカード プラス
エムアイカード プラス ゴールド
MUFGカード・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールド
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ

 

アメックスのタッチ決済が使えるお店

「アメックスのタッチ決済」を利用できる国内の加盟店は次のとおり。

ジャンル 使えるお店
コンビニ セブン-イレブン、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、ファミリーマート、ファミマ!!、ポプラ、ASNAS 、セイコーマート、TOMONY
スーパー イオン、イトーヨーカドー、コンフォートマーケット、全日食チェーン、ダイエー、ベルク、まいばすけっと、マックスバリュ、ヨークフーズ、ヨークプライス、ヨークマート
ドラッグストア カワチ薬品、サツドラ(サッポロドラッグストアー)、ミネドラッグ
飲食店 ゼンショーグループ(※)、ウルフギャング・ステーキハウス、HUB(ハブ)、82(エイティトゥ)、エクセルシオールカフェ、COWBOY家族、鎌倉パスタ、喫茶室ルノアール、餃子の王将、倉式珈琲店、Shakey’z(シェーキーズ)、Sizzler(シズラー)、シャトレーゼ、天丼てんや、ドトールコーヒーショップ、ベーカリーレストランサンマルク、マクドナルド、モスバーガー、ロイヤルホスト、Royal Garden Café
ショッピングモール iiyo!!(イーヨ!!)、表参道ヒルズ、渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、新丸ビル、東京ビルTOKIA、二重橋スクエア、二子玉川ライズ・ショッピングセンター、丸の内オアゾ、丸の内ブリックスクエア、丸ビル、武蔵小杉東急スクエア、リンクス梅田
小売店・サービス Apple Store、イエローハット、エディオン、京王百貨店、ZARA、TSUTAYA、つるやゴルフ、東急ハンズ、ヒマラヤ、文教堂、郵便局、Laox(ラオックス)
交通 グリーンキャブ、JapanTaxi (決済機付きタブレット搭載車両)、チェッカーキャブ、東京無線タクシー
空港 大阪国際空港(伊丹空港)、関西国際空港、神戸空港、成田国際空港

アメックスのタッチ決済の国内加盟店一覧

<※ゼンショーグループ店舗一覧>
すき家、なか卯、はま寿司、ココス、エルトリート、ビッグボーイ、ヴィクトリアステーション、ジョリーパスタ、華屋与兵衛、焼肉宝島、牛庵、焼肉倶楽部いちばん、熟成焼肉いちばん、モリバコーヒー、カフェミラノ、伝丸、壱鵠堂、天下一無双、伝蔵、久兵衛屋、瀬戸うどん、たもん庵

国際ブランドが提供する非接触型(コンタクトレス)決済サービスは、数ある決済手段・サービスの中では後発スタートなので、お世辞にも使えるお店がまだまだ多いとはいえないものの、昨今のコロナ禍のこともあり、衛生面も踏まえて着実に増えてはいます。

 

アメックスのタッチ決済の使い方

先程の「アメックスのタッチ決済」対応カードを保有している前提で、対象店舗でカードリーダー(読み取り機)にタッチ決済マークがあれば使えます。

しかし、タッチ決済マークがあっても一部お店では使えないこともあるので気をつけてください。

あとはレジの店員さんに「アメックスのタッチ決済で」や「アメックスで」などと伝え、カードリーダーにカードをタッチするだけでOK。 

4つの電波が右に向いているロゴマークの箇所にカードをタッチすれば、決済音が鳴って支払いが完了します。

ただし、一定額(原則1万円)を超える支払いは、カードを端末にスライドまたは挿入して、暗証番号の入力かサインが必要です。

海外では、すでにタッチ決済はメジャーな決済手段の一つですが、未対応なケースもあるため注意しましょう。

その場合は、通常の磁気ストライプやICチップの読み取りによるカード払いをすればオッケー。

 

アメックスのタッチ決済のメリット

「アメックスのタッチ決済」は、従来のクレジット決済や、電子マネー、QRコード決済・バーコード決済といった決済手段と比較すると以下のようなメリットがあります。

<メリット>
●非接触型決済なので衛生的
●サインレスでスピーディーな決済が可能
●少額決済でも使いやすい
●世界基準のセキュリティにより安全性が高い
●「Apple Pay」×「アメックスのタッチ決済」なら更に堅牢セキュリティ

●ポイント還元もバッチリ得られる

決済速度については速いといわれても、いまいちピンとこないと思いますが「JCBの各種決済手段の速度検証」によれば、現金、クレジットカード、QRコード決済・バーコード決済、そして今回紹介している非接触型決済サービスの決済スピードを比較した結果、「アメックスのタッチ決済」やQUICPayなどの非接触決済が最も早い結果となっています。

「アメックスのタッチ決済」は、非接触型決済サービスなので、原則として1万円以上の多額の決済でなければ、従来からあるクレジット決済で必要な暗証番号の入力やサインが不要です。

「アメックスのタッチ決済」は、近距離無線の国際標準「NFC(Type A/B)」、ICカードの世界標準「EMV」(Euro pay、MasterCard、VISA protcolの略語)に準拠したセキュリティで守られているので、お店のカード端末に通す必要もないためスキミングを防止できる利点があります。

カードリーダーに触れる必要がなく、コロナ禍でも衛生的にお支払いができるのも長所です。

また、通常のクレジットカード決済と同じく、ポイントやマイル、キャッシュバックなども、もれなく享受できる点も

また、コンビニやスーパー、飲食店などにおいて少額決済もOKという点もメリットと言えます。

昔に比べれば減ってはいるものの、特に治安がよろしくない外国の地域では、接触したカード情報を抜き取るスキミングに注意が必要です。

その点「アメックスのタッチ決済」なら非接触型決済サービスということで、お店の端末に通さずにお支払いを完結できるためスキミングも防止できるわけ。

あと、店員さんとのカード授受も不要なので、カード番号など個人情報をこそっと隠しカメラなどで盗みとあれるといった不正からも守られます。

ここまでが「アメックスのタッチ決済」の主なメリットとなります。

JCBカード登録のApple Payでも「アメックスのタッチ決済」を使えるということでした。

Apple Payには、登録するカード番号とは異なる「デバイスアカウント番号」が割り当てられます。

Apple Pay経由の「アメックスのタッチ決済」で支払ったとしても、登録したJCBカードの番号が加盟店に知られることがありません。

特に外国では、カードのスキミングや、こっそりカメラでカード情報を抜き取るなどして不正利用される事例も少なからず発生しています。

日本国内で発行されるクレジットカードは、ICチップ搭載のカードが大多数で、高いセキュリティ性を誇るため、カード複製はICチップ未搭載時と比べると困難です。

それでも、カード番号の収集を100パーセント完全に防ぐことができません。インターネットで不正利用されるリスクも少なからず残っています。

その点、Apple Pay経由での利用なら、Apple Pay自体がスマホ非接触型決済サービスなので、カード情報はお店側に一切開示されることがないわけ。

高級レストランやホテル、ショップなど、信頼性のある加盟店なら、まずクレジット払いで、不正などの問題が発生することはありません。

一方、クレジット払いに何となく抵抗を感じる店舗で、非接触型(コンタクトレス)決済サービスを使えれば、「Apple Pay」×「アメックスのタッチ決済」という組み合わせで決済すれば安心です。

アメックスのタッチ決済を利用することで、以下のように、事前登録をすることでお得なキャッシュバックを受けられるキャンペーンが開催されることもあります。

ただ、このような定期的に開催されるキャンペーンは、QUICPay(クイックペイ)やApple Payなどを利用して決済した場合は、基本的に対象外とならないので気をつけましょう。

 

アメックスのタッチ決済のデメリット・注意点

他の国際ブランドが提供する非接触型決済サービスにも同様のことが言えますが、特に日本では、まだ歴史の浅いお支払い方法なので、従来からあったクレジット決済や電子マネーなどといった決済手段と比べると使えるところが少ない点には注意しましょう。

無論、昨今のコロナなどの時代背景もあり、衛生面の観点などで拡大中ではありますが。

対象店舗は、誰もが知るような身近な加盟店ばかりなので、そこが救いですね。

 

まとめ

決済時の快適性、セキュリティ性の高さを兼ね備えた、次世代型の非接触決済サービス「アメックスのタッチ決済」。

日本では、まだまだ使えるお店が少ないもののセブン-イレブンやローソン、ファミリーマート、イオン、イトーヨーカドーなどの身近なお店で、スマートかつ衛生的に決済することができます。

後払い方式(ポストペイ型)の決済手段なので、わざわざ事前チャージせずとも使える点も長所といえます。

導入店舗の端末にカードをかざすだけで決済を完結できるためスキミングなどのの犯罪リスクを回避できるのも大きいです。

治安の悪い海外の地域のお店でのお支払いにも活躍します。

あと、カードリーダーに触れる必要もないため、世界的にコロナウイルスが蔓延している昨今では、衛生的に決済できるものメリットのうちに入るでしょう。

「アメックスのタッチ決済」は、近距離無線の国際標準「NFC(Type A/B)」、ICカードの世界標準「EMV」(Euro pay、MasterCard、VISA protcolの略語)に準拠したセキュリティで守られているので、海外旅行や出張に行く機会が多い方なら、便利で安心な決済手段の一つとなります。



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