セゾンプラチナアメックスのプライオリティ・パスは楽天プレミアムカードと比較してお得で便利!

プライオリティ・パスという世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,300ヵ所以上の空港ラウンジを使えるサービスは有名ですね。
クレジットカードならプラチナカード・ブラックカードによく特典として付帯しています。
しかも、最上位のプレステージ会員として付帯することが、ほとんどなので年間を通して使い放題です。
有効期限が間近になると自分で手続きが必要か、自動的に更新されるかは、カード会社によって違うので注意点も。
ただ、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナ・アメックス)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス)
は、更新カードが毎年自動で届くので、とても親切。


最安年会費で、プレステージ会員の「プライオリティ・パス」を入手できることで人気の楽天プレミアムカードですが、こちらは更新の都度、自己申込みが必要です。
さらに「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」では、同伴者料金が通常よりお得な優遇料金で1人2,200円(税抜2,000円)で入室できます。
楽天プレミアムカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードより1,000円ほど安いのもメリットです。
ほとんどのクレジットカードの同伴者料金32米ドルと比べても有利。
プライオリティ・パスがあれば、混雑しがちな空港ターミナルの喧騒から逃れ、フライト前のひとときをゆっくり寛ぐことが可能になります。
「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」のプライオリティ・パスの優位点などの詳細についてまとめます。
【もくじ】
セゾンプラチナ・アメックスのプライオリティ・パスの特徴
「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の特典でプライオリティ・パスを発行すると旅行や出張の際などに、世界中の空港ラウンジを無料で利用できます。
提携ラウンジ数も、当初は1,000ヵ所もありませんでしたが、今では1,300以上にも及びます。
2021年4月から羽田空港 第3ターミナルにある「ANA LOUNGE」と、
成田空港 第1ターミナル サテライト5の「ANA LOUNGE」をプライオリティ・パスで入室可能になるという嬉しいニュースもありました。
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● プライオリティ・パスはANAラウンジも対象に!羽田第3ターミナルと成田T1サテライト5のANAラウンジを利用可能!
利用する航空会社や搭乗クラスに関係なく、ラウンジに入室できるのが長所です。
つまり、LCCや格安航空券利用時でも利用できます。
同じ空港に複数の提携ラウンジがある空港なら1日に2回以上利用することだって可能です。
入室時は、ラウンジの受付でプライオリティ・パスの会員カードと、当日の搭乗券または航空券を提示するだけでオッケー。
ドリンクや食事も楽しめる
アルコール類を含むドリンクとビュッフェ形式による軽食を楽しみながら、快適な空間でフライトまでの時間をゆっくり過ごすことができます。
本格的な食事を堪能できるラウンジもあり、中にはビュッフェ形式ではなく、一般的なレストランのようにオーダー制のところも。
海外では、一般的な空港ラウンジより格上のVIPラウンジも数多く設置されています。
日本付近なら、上海浦東国際空港にある「VIPラウンジ」
韓国の仁川国際空港にある「スカイ・ハブ・ラウンジ(Sky Hub Lounge)」
香港国際空港の「トラベラーズラウンジ(The Travelers’ Lounge)」
etc.・・・
が有名で食事メニューも、やはり充実して豪勢です。
食事内容は、ラウンジによって異なりますが、以下のようなジャンルのメニューをいただけます。
● 肉料理
● 魚介料理
● パン類
● ホットドック
● ご飯・丼もの
● ヌードル類
● 惣菜類
● カップラーメン
● シリアル類
● サラダ
● フルーツ
● お菓子
● ミニケーキ
etc.
たとえば、中華圏の空港ラウンジだと、おかゆやチャーハン、焼きそばなど、その国の名物・グルメが充実している傾向があります。
ドリンク類も空港ラウンジによりけりですが、レパートリーが豊富です。
● コーラ
● オレンジジュース
● アップルジュース
● グアバジュース
● パインジュース
● 野菜ジュース
● ミルク
● コーヒー
● カフェオレ
● 紅茶
● ビール(バドワイザー、スーパードライ等)
● 日本酒
● 洋酒(スピリッツ・リキュール・カクテル等)
● ワイン(赤・白・シャンパン)
etc.
一部ラウンジではレストラン(オーダー制)の食事も可能
国内なら関西国際空港の「ぼてじゅう」が有名ですね。
AM7時~PM10時まで営業している関空の「ぼてぢゅう」では、3,400円も割引を受けられます。
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● 関西国際空港「ぼてぢゅう」でプライオリティ・パス利用時の注意点まとめ
ちなみに、アメックスはプライオリティ・パスの改悪があり、
2019年8月1日から「ぼてぢゅう」等の空港内レストランが利用対象外になりましたが、これはプロパーカード(自社発行)のアメックスが該当します。
つまり、提携カードであるクレディセゾン発行の「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は大丈夫。(今のところ)
オーストラリアなどの海外の一部の空港でも、空港内にある飲食店にて3,000円程度の割引も受けられます。
特にシドニー国際空港はレストラン天国です!
無料インターネット
ほとんどの空港ラウンジでは、無料WiFiによるインターネットサービスを利用できます。
旅行などの調べ物などに便利です。
また、スマートフォンなどのガジェット類を充電できるコンセント設備もたいていあります。
一部ラウンジには、ミーティングルーム的な施設も併設されています。
スパやネイルサロン施設を併設したラウンジも
シャワールームなら、割合、併設している空港ラウンジも多いですが、さらにスパやネイルサロンも設置されているラウンジも存在します。
ただし、オプショナルサービス扱い、または施設利用料が発生するケースもある点は注意しましょう。
有料の場合は、ラウンジで代金を支払う形です。
フライトまでの時間に余裕があれば、スパで心身ともにリフレッシュするのも悪くないでしょう。
安心のサポート
プライオリティ・パスでは、安心して利用できるように、会員サービスチームのベテラン多言語スタッフが24時間・年中無休で利用者をサポートしています。
もちろん、日本語も対応で、やり取りは日本語で行うことができます。
プライオリティ・パスの使い方
ラウンジの利用方法は、受付でプライオリティ・パスと当日の航空券を提示するだけでOKです。
特に事前予約の必要はありません。
家族や友人なども同伴者料金を払えば、一緒に入室できます。
「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、同伴者料金は1人2,200円(税抜2,000円)です。
他のプライオリティ・パス付帯のクレジットカードだと、1名3,300円(税抜3,000円)または、32米ドルというケースが多いので、かなりお得!
ラウンジ入室時は、会員証であるプライオリティ・パスを提示します。
クレジットカード本体や身分証明証などは不要です。
ただし、プライオリティ・パスと利用者の名義が異なる場合は、入室させてもらえないケースもあります。
受付の方が、専用端末にプライオリティ・パスを読み込むか、インプリンターで会員情報を転写し利用伝票を作成します。
受付からラウンジ利用伝票への署名または、リーダー端末への署名を求めらるので、利用日や利用人数などを確認して、署名します。
また、利用伝票に記載の内容を確認して署名します。
特に気をつけたいのが同伴者人数です。
無論、多ければ、その分、余計な代金を払うことになるのでご注意ください。
同伴者料金は、プライオリティ・パス会員の「セゾンプラチナ・アメックス」または「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」に後日、通常のカード利用分と一緒に請求されます。
ラウンジ利用料金の請求、カード再発行、盗難・紛失などの連絡は、コンシェルジュに問い合わせればOK。
楽天プレミアムカードと比較した時のメリットは?
プライオリティ・パスが付帯のクレジットカードでよくオススメとして取り上げられるのが「楽天プレミアムカード」です。
理由は、年間使い放題できる最上位「プレステージ会員」が付帯するクレジットカードの中では、年会費が最安値だから。
プライオリティ・パスだけでなく、楽天市場で高還元となるなど楽天グループでは圧倒的なメリットを享受できます。
● 楽天市場のSPUでポイント5倍~15.5倍
● 楽天グループでお得な特典(選べる3つのコース)
● プライオリティ・パス(プレステージ会員)が無料付帯
● 国内各地の空港ラウンジも無料
● ハワイラウンジでは専用ゾーン
● 付帯保険もバランス良く充実
etc.
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● 楽天プレミアムカードはプライオリティ・パス付帯の年会費最安クレジットカード!メリット・デメリットまとめ
楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスにはデメリットもあります。
結論から言うと、コストパフォーマンス最高レベルのプラチナカードである「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の方が、プライオリティ・パスの利便性とお得度は上をいきます。
同伴者料金が安い
その一つが同伴者料金の違い。
楽天プレミアムカードや三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードだと、同伴者料金が1人3,300円(税抜3,000円)です。
その一方で、「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、2,200円(税抜2,000円)なので、かなりお得感があります。
夫婦やお子様1人で利用するケースで同伴者料金が必要となる機会が多い方なら、1回の1,000円の差は、数年単位でみると大きな差になっていきます。
同伴者が1回2名のケースなら2,000円、2回で4,000円、3回で6,000円と積み上がっていきます。
あと、他の多くのクレジットカードに付帯するプライオリティ・パスの同伴者料金は、32米ドルもかかります。
1米ドル110円だとすると3,520円です。
つまり、「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の同伴者料金と比べた時、約1,500円の差になるので、いかにお得かがわかります。
なお、1回32米ドルというのは、プライオリティ・パス公式の同伴者料金です。
そのため、このパターンの場合、直接プライオリティ・パスから請求がきます。
また、「セゾンプラチナ・アメックス」や「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」のように日本円で独自の料金設定をしているパターンでは、プライオリティ・パスからライセンスを受けたカード会社が請求する形です。
更新手続きが不要
楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスは、有効期限が迫っても自動で更新カードを郵送してくれません。
したがって、有効期限が近づくと会員サイト「楽天e-NAVI」にアクセスして、自分で申し込む必要があります。
有効期限が間近になるとメールによる通知はありますが、つい申請を忘れると、いざプライオリティ・パスを使おうとしたとき有効期限が切れていたという悲しい事態にもなりかねません。
この点、「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、申込み不要で、有効期限が切れる少し前にプライオリティ・パスを毎年自動で届けてくれるので、上記のような心配もなく安心です。
デメリットはデジタル会員証に未対応であること
プライオリティ・パスの会員証は当初は、プラスチックのカードタイプしかありませんでした。
ただ、今ではアプリでのデジタル会員証タイプもあります。
が、しかし、「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、プライオリティ・パスのデジタル会員証に非対応となっています。
デジタル会員証があれば、プライオリティ・パスのほとんどの提携ラウンジを利用可能です。
ちなみに、デジタル会員証なら申し込み直後や、カードが届く前でもラウンジを利用できます。
会員証が届くまでは、スマートフォンアプリまたは、Webサイトの「マイアカウント」にあるデジタル会員証(QRコード)を使えばオッケーです。
これは上記券種だけのデメリットというわけでもなく「楽天プレミアムカード」「JCBプラチナ」「JCBザ・クラス」
「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」といったクレジットカードと同じ扱いです。
プライオリティ・パスのデジタル会員証に対応しているのは、現状「ダイナースクラブ プレミアムカード」
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」「ラグジュアリーカード」など年会費がより高額なクレジットカードのみです。
デジタル会員証は、iPhoneなら「Walletアプリ」に追加可能です。
アプリの画面右上にあるメニューボタンで簡単に画面を表示できます。
あとはQRコードを専用機で読み取るだけ。
ちなみに、スマホアプリでなくても、会員サイトにログインすればデジタル会員証のQRコードを出せるので、この画面を提示してもOKです。
デジタル会員証は使えるに越したことはありませんけども、絶対にあった方が良いという機能でもなく、大きなデメリットではないと考えます。
さいごに


「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、プライオリティ・パスが無料付帯します。
通常年会費は429米ドルするプレステージ会員。
1ドル110円で換算すると年会費47,190円と高額。
「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」の年会費より高額です。
最上位のプレステージ会員として入会できるので、世界各地の148ヶ国、600を超える都市にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジを年間を通して無制限で何度でも無料で利用できます。
プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、海外の方が豪華で、国内はインパクトに欠けるのが玉にキズでした。
が、なんと2021年4月から羽田空港 第3ターミナルにある「ANA LOUNGE」と、成田空港 第1ターミナル サテライト5の「ANA LOUNGE」をプライオリティ・パスで入室可能になりました。
特に関東圏にお住まいの方、旅行や出張などで羽田と成田を利用する方ならプライオリティ・パスの相対的な価値がアップしてメリットが大きいですね。^^
<関連記事>
● 羽田空港ANA LOUNGE(第3ターミナル国際線)レビュー!
● 成田空港ANAラウンジ(国際線)レビュー!第4サテライトと第5サテライトの違いも解説
よく、プライオリティ・パス付帯のクレジットカードのオススメとしてピックアップされる「楽天プレミアムカード」と比較したときのメリットは、
同伴者料金が1,000円ほど安い点、有効期限の到来前に自己申込みせずとも自動的にカードを発送してくれる点。
その他、プライオリティ・パスが特典として無料付帯するクレジットカードは以下で解説しています。
<関連記事>
● プライオリティ・パス特典が付帯するクレジットカード!家族会員・同伴者無料の対応状況も比較
なお、「セゾンプラチナ・アメックス」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」は、数あるプラチナカードの中でもコストパフォーマンスの面で最高峰に優れています。
● 24時間365日対応のコンシェルジュ
● entrée(オントレ)などアメックス×クレディセゾンのプラチナカード特典(アメリカン・エキスプレス・コネクト)
● セゾンマイルクラブ(無料)の恩恵でJALマイル付与率1.125%の高還元
● セゾンクラッセ★6なら更にJALマイル1.375%の高還元に
● セブン-イレブンでは永久不滅ポイントとnanacoポイントの2重取り可能
● プライオリティ・パス(プレステージ会員)が無料
● 西友・LIVIN・ロフトで割引などセゾンカードならではの優待
● プラチナカードらしい充実の付帯保険
etc.
どちらも通常年会費は22,000円(税抜20,000円)ですが「年間200万円以上ぐらいなら利用するよ」という方なら「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」がおすすめ。
理由は年200万円以上の利用があれば、半額の11,000円(税抜10,000円)になる年会費優遇があるからです。
ちなみに、同券種はビジネスという文字が付きますが、個人に対して与信されるため、サラリーマンやOLの方でも自己申込みできます。
<関連記事>
● セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは個人申込OKなコスパ優良プラチナ!メリット・デメリット最新まとめ
逆に、年200万円以上使うとは限らないという方は、通常のセゾンプラチナ・アメックスも候補です。
ビジネス関連の特典は純粋なカードコンセプトの通り「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」が勝りますが、
個人向けだけにプライベートの普段利用においては「セゾンプラチナ・アメックス」の方が付帯保険など、諸々のスペックは勝ります。
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