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TRUST CLUB エリートカードは年会費格安ゴールドカードでもラウンジ・付帯保険が充実!メリット・デメリット最新まとめ

TRUST CLUB エリートカードという三井住友トラストクラブが発行するクレジットカードがあります。

TRUST CLUBカードのシリーズの内、VISAブランドの格安ゴールドカードです。

100円につき2ポイントが貯まり、ポイント有効期限が無期限なのが長所となっています。

空港ラウンジサービスや、最高3000万円の国内外の旅行傷害保険、最高200万円補償の国内外に対応したショッピング保険など、一般的なゴールドカードに付帯するような特典・サービスも享受可能です。

本記事では、TRUST CLUB エリートカードのメリット・デメリットについてまとめます。

 

TRUST CLUB エリートカードのメリット・特徴

年会費

項目 年会費 発行手数料
本人会員 3,300円(税抜3,000円) 無料
家族カード会員 無料 無料
ETCカード 無料
家族会員も発行可能
(1会員5枚まで発行可能)

<本会員の年会費>は、3,300円(税抜3,000円)です。

<入会基準(目安)>は「22歳以上 年収200万円以上」となっています。

<家族カード会員の年会費>は、永年無料です。

家族会員の年会費が必要なケースも多いので、これは純粋に有り難いですね。

<家族カードの申込資格>は「本会員の配偶者、ご両親、18歳以上のお子様がお申し込み可能。発行枚数の上限もありません。」となっています。

あと、18歳未満の高校生のお子様がいれば、ホームステイや留学などの予定がある場合はデスクに電話をすることで作ってもらえることもあります。

<TRUST CLUB ETCカードの年会費>は、嬉しいことに永年無料であり、発行手数料も不要です。

ETCカードの年会費、または発行手数料がかかるクレジットカードも多いのでこれもメリットです。

本カード1枚に対してETCカード1枚しか作れないカードが多い中、TRUST CLUB カードのシリーズでは、5枚まで発行可能となっています。

同じ発行会社(三井住友トラストクラブ)であるダイナースクラブカードと同じ仕様です。

 

国際ブランド

TRUST CLUB エリートカードの国際ブランドはVISAブランド一択。

国際ブランド 加盟店数(約) 世界シェア
(決済回数または決済額)
本社所在地
VISA 5,290万ヵ所以上 約50% アメリカ
Mastercard 5,290万ヵ所以上 約26% アメリカ
JCB 3,500万ヵ所以上 約1% 日本
American Express 2,330万ヵ所以上(予測値) 約3% アメリカ
Diners Club 3,210万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
Discover 4,400万ヵ所以上 約1%未満 アメリカ
UnionPay(中国銀聯) 5,200万ヵ所以上 約20% 中国

※JCBは公式サイトでの2020年9月末日時点のデータ。UnionPayは2021年3月時点でのデータ。それ以外は2018年度のNilson Report(ニルソンレポート)による。

VISAブランド」は、加盟店数も世界シェア(決済回数または決済額)も、いずれもトップクラスとなっていますので、国内でも海外でも決済力においては心配無用です。

 

ポイント還元率

TRUST CLUB エリートカード利用で得られるポイント名称は、TRUST CLUB リワードポイント

TRUST CLUB エリートカードの還元率は、支払方法により、ポイントの貯まり方が変わってきます。

100円につき2ポイント:1回払い・2回払い・ボーナス一括払い・分割払い
100円につき3ポイント:リボ払い

上記を見る限りリボ払いの方が、お得感があるように思える方もいると思います。

しかし、利用残高に応じて実質年率15%のリボ手数料(月利1.25%)が発生するので、特別な事情でもない限りはオススメできません。

一回払いから「あとからリボルビング」へ変更した場合は、リボ払いではなく通常利用分(100円につき2ポイント)になります。

TRUST CLUB リワードポイントの有効期限は無期限なので、カードを解約しない限りは失効リスクを心配する必要もなく、マイペースにためて、ゆっくり何に使うかを決められるのが

有効期限が1年〜2年しかないカードも多いですから。

ETCカード公共料金の支払い時は、TRUST CLUB プラチナマスターカードではバッチリ付きます。

あと、高速道路などの有料道路をしょっちゅう使う方は、すでにETCマイレージサービスに登録済みの方も多いと思いますが、まだ登録していない方は、ぜひ登録しておきましょう。

ETCマイレージサービスとは、ETCによる高速国道などの通行料金の支払額に応じて、ETCマイレージサービスの独自ポイントが貯まり、そのポイントを還元額(無料通行分)と交換できる登録しないと損なサービスです。

プライベートはもちろんですが、仕事柄、高速道路をよく使う方も多いと思いますので、もし未登録の場合は、得しかしないので登録しておきたいところです。(ETCマイレージサービス詳細

ただ、TRUST CLUBカードの実質的な還元率の計算は多少複雑。

上記については以下の記事で解説しています。

また、TRUST CLUBリワードポイントのお得な貯め方や、オススメな使い方についても以下で解説しています。

<関連記事>
TRUST CLUBリワードポイントのお得な貯め方、交換先・使い方まとめ

 

TRUST CLUBカード共通の基本特典

VISAブランドのTRUST CLUBカードには「Visaプレミアム優待」という名の特典が付帯しますが、Mastercardブランドも含めてTRUST CLUBカードのシリーズと、ほぼ共通の特典内容です。

海外・国内ホテル、空港ラウンジサービスなどトラベル特典を中心に多種多様なサービスを享受できます。

特典・サービス名 内容
国内パッケージツアー割引 豊富な取り扱いブランドの国内パッケージツアーが最大5%割引
海外パッケージツアー割引 50種類以上のブランドの海外パッケージツアーが最大5%割引
海外ホテル予約サービス ウェスティン、シェラトン、ヒルトン、インターコンチネンタル、ホリデイ・イン、クラウンプラザ、マンダリン、オリエンタル、マリオットなど、世界の名門ホテルの予約依頼が可能。
海外ラグジュアリーホテル優待 TRUST CLUBカード会員限定の海外ラグジュアリーホテル優待を享受。
空港ラウンジサービス 全国の主要空港ラウンジおよび海外1カ所の空港ラウンジが無料で利用可能。
JALエービーシー優待 「空港宅配(出発/到着宅配/往復)」「手荷物一時預かり(国際線)」「携帯電話レンタル」「ポケトークのレンタル」etc.において割引などの優待。
※対象空港:成田、羽田、関空、中部。
タイムズカーレンタル優待 全国に約460店舗以上を展開する「タイムズカーレンタル」で5%OFF
タイムズカー(カーシェアリング)優待 ◆カード発行手数料0円(通常1,650円)
◆月額基本料金3ヵ月0円(通常880円)※利用開始月〜
ハーツレンタカー優待(海外) 会員特別ディスカウント5%~20%割引
【割引適用地域】米国(ハワイを含む)、グアム、サイパン、カナダ、オーストラリア、ニュージランド、ヨーロッパ
JR東海エクスプレス予約サービス 紙の切符よりも割引運賃で利用できるなどお得に。
※年会費1,100円(税抜1,000)。
トラベルデスク(国内) 旅行プランや交通・宿泊施設の案内・手配を電話一本で網羅的に対応。
トラベルデスク(海外)
ゴルファー保険(有料) 安心してプレーを楽しむためのオプションのゴルファー保険。
会員向けキャンペーン・特典 会員制フラッシュセールサイト「GILT」新規登録キャンペーンなど期間限定のお得なキャンペーン紹介ページ。
TRUST CLUBカード会員向け資産運用プラン 対象商品の申込みで定期預金に特別金利を適用。

 

空港ラウンジサービス

全国の主要空港ラウンジおよび海外1カ所の空港ラウンジが無料で利用できます。

本会員も家族会員もどっちも対象です。

入室の際は、対象の空港ラウンジの受け付けで、カードと当日の搭乗券を提示すればオッケー。

ラウンジにより多少提供サービスや設備は異なるものの、コーヒーやジュースなどのソフトドリンク、FAX・コピーなどを利用可能です。

ラウンジによっては、無料でビールなどのアルコールも楽しめたり、おつまみ程度のお菓子が出るラウンジもあります。

<関連記事>
TRUST CLUBカードの空港ラウンジの無料対象・使い方・注意点まとめ

 

『空港ラウンジサービスとか、他の格安ゴールドカードにもいっぱい付帯してるクレジットカードあるやん』

と思う方もいると思いますが、少なくとも格安ゴールドカードという枠組みでみるとTRUST CLUB エリートカードは、対象の空港ラウンジ数の網羅率は高い方。

年会費無料のゴールドカードと年会費格安ゴールドカードで利用可能な空港ラウンジ数を比較してみました。

空港名 / カード名 TRUST CLUB エリートカード 楽天ゴールドカード
※無料は年2回まで
エポスゴールドカード イオンゴールドカード
新千歳空港
函館空港
旭川空港
青森空港
秋田空港
仙台国際空港
成田国際空港
羽田空港
新潟空港
富山空港
小松空港
中部国際空港
富士山静岡空港
関西国際空港
大阪国際空港(伊丹空港)
神戸空港
岡山空港
米子鬼太郎空港
広島空港
出雲縁結び空港
山口宇部空港
徳島阿波おどり空港
高松空港
松山空港
福岡空港
北九州空港
九州佐賀国際空港
大分空港
長崎空港
熊本空港(阿蘇くまもと空港)
宮崎ブーゲンビリア空港
鹿児島空港
那覇空港
ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港
韓国の仁川空港

エポスゴールドカード(※)」と「イオンゴールドカード」は、年会費こそ永年無料ですが、その分、無料で利用できる対象空港・ラウンジ数が少な目です。

※年会費永年無料となるのは、①インビテーション、②プラチナ・ゴールド会員の家族からの招待、③年間利用額50万円以上のどれかが条件。それ以外は年会費5,000円(税込)。

楽天ゴールドカード」は、年会費2,200円(税抜2,000円)と安価ながら利用できる空港ラウンジ数がこの中では最多であるものの、無料で入室できるのは年2回までといった欠点があります。

 

Visaゴールドカード特典

TRUST CLUB エリートカードでは「Visaの4つのランク」の内「Visaゴールドカード特典」も同時に楽しめます。

特典 内容
Visaゴールド空港宅配 成田・羽田・中部・関空の国際線利用時に下記のお得な料金で手荷物を配送。
◆往路(出国時):1個目から20%OFF
◆復路(帰国時):1個目500円、2個目以降は15%OFF
Visaゴールド海外 Wi-Fiレンタル ◆通信レンタル料金が全プラン40%OFF
◆商品手配手数料(550円/件)が無料
Visaゴールド国際線クローク(一時預かり) 国際線を利用する際の手荷物一時預かりが以下の優待料金で利用可能
◆ゴールド会員:通常価格から15%OFF
◆プラチナカード、Infiniteカード会員:通常価格から20%OFF
ハワイ アトラクション施設優待 ◆ハワイの各種アトラクション施設が通常価格から10%~15%割引
ハワイ ホテル・コンドミニアム優待 ◆アクア-アストン・ホスピタリティーの対象ホテル・コンドミニアムが通常価格から最大15%割引
アラモレンタカー優待 ◆対象地域(ハワイ、グアム、アメリカ、カナダ)のアラモレンタカーが通常価格から15%割引
Visaプレミアムカーレンタル ◆プレミアム輸入車(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなど)のレンタル利用が一般料金から約15%OFF
ザ・コンコルド・ワインクラブ ◆ゴールド会員:特別ワインセットの購入
◆プラチナカード、Infinitiカード:上記特典に加えてテイスティングなどクラブイベント参加枠の提供
ビジネスウェア月額利用サービス着ルダケ優待 ◆各プランの初月の通常月額費が無料~25%割引

ただ、2021年5月時点のコロナ禍の現在では、優待を休止したり終了してしまったサービスもあるため最新状況は「Visaゴールドカード特典オフィシャルページ」でチェックしてください。

 

付帯保険

海外旅行傷害保険

TRUST CLUB エリートカードの海外旅行傷害保険は、最高3,000万円補償で利用付帯。

家族カード会員も対象です。

お世話になりたくないですが、この中でよく利用される重要な傷害治療費用と疾病治療費用は各150万円補償されています。

格安年会費カードだと、海外旅行保険自体が付かないケースも多い中、150万円補償は良好な水準です。

保険の種類 最高保険金額
【付帯条件】 利用付帯
傷害死亡・後遺障害 3,000万円
傷害治療費用 150万円
疾病治療費用 150万円
賠償責任
携行品損害 1旅行30万円
※1つにつき10万円
※自己負担3,000円
救援者費用 50万円

(TRUST CLUB エリートカードの保険パンフレット)

ただ、海外の医療費は、とても高額。

たとえば海外旅行で、よくある身体のトラブルといえば、グルメを楽しんだあとの食あたりや、観光中や何かしらのアクティビティを楽しんでいる最中などの転倒による骨折などのケガなどです。

これらで数日入院を余儀なくされただけでも300万円〜500万円、場合によってはさらに医療費がかさむケースもあります。(参考:ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データ

そんな大切な傷害治療費用と疾病治療費用が充実している無料カードは次のとおりになります。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンブルーアメックス)のみ25歳まで年会費無料、26歳から年会費が発生する点に注意してください。

カード例 傷害治療費用 疾病治療費用 付帯条件
TRUST CLUB エリートカード 最高150万円 最高150万円 利用付帯
エポスカード 最高200万円 最高270万円 自動付帯
横浜インビテーションカード 最高200万円 最高200万円 自動付帯
セゾンブルーアメックス 最高300万円 最高300万円 自動付帯

極論これらを、すべて保有していれば、海外の高額医療費をほとんどカバーできる水準にまで傷害治療費用と疾病治療費用の保険金額を引き上げることができます。

傷害治療費用と疾病治療費用については、他のカードの保険金額と合算することが可能だからです。

仮にあなたが表にあるカードを4枚保有していたとすれば・・・

① まずは「利用付帯」であるTRUST CLUB エリートカードで旅行代金を決済
その上で、海外旅行時に「自動付帯」の無料カード各種を携行

すると万一の際は、それぞれの保険金額を合算して・・・

と非常に高水準な保険金額に引き上げることができてしまいます。

もちろん、この考え方を応用して他の自動付帯のカードを保有して積み上げ式にさらに高水準に持っていくことも可能です。

同じカード会社が発行するクレジットカードの場合は保険金額を合算できないケースもあるので(例:NICOSカード)、必ず海外旅行前に規約などを見てお確かめください。

保険内容をより充実させたい場合は、三井住友トラストクラブが発行する「ダイナースクラブカードのシリーズ」や「TRUST CLUBカードのシリーズ」会員を対象とした有料オプションの「海外旅行保険プラス」を活用するのも一つの手段です。

特に中長期的な留学やワーキングホリデー、長期出張・赴任の際において、通常ルートで加入したときに比べてかなりお得に加入できます。

痒いところに手が届いたサービスといった感じ。(海外旅行保険プラスのパンフレット)

「海外旅行保険プラス」については以下のページで詳しく解説しています。

<関連記事>
ダイナースクラブ/TRUST CLUBカード会員は「海外旅行保険プラス」で長期旅行・出張・留学で保険料が超お得

 

また、海外旅行保険に標準付帯するサービスでは「海外緊急アシスタンスサービス」を利用可能です。

これは無論、先述したオプションサービスの「海外旅行保険プラス」を活用せずとも付帯するサービスとなっています。

海外旅行中に病気・ケガなどに遭われた際、24時間・年中無休でバックアップしてもらえるというもの。

また、病気やケガの際には「海外からの緊急医療相談サービス」を利用できます。

東京海上日動が提携している世界各地の病院」にて、その場で自己負担することなく治療が受けられる「キャッシュレスメディカルサービス」もあります。

言葉の壁で対処に何かと苦慮する海外では、どれも頼もしいサービスですね。

サービス名 内容
エマージェンシーアシスタンス ・最寄の病院の案内・紹介
・往診医、医療通訳の手配
・病人、ケガ人の移送の手配
・救援者の渡航手続き、ホテルの手配
・ご遺体の現地での火葬、日本への搬送
・事故により遭難された場合の捜索・救助
・損害賠償を請求された場合の弁護士の紹介・手配
海外からの緊急医療相談サービス ・日本人医師による緊急医療相談
・留守宅への緊急メッセージの伝達
・応急措置、医療の選択・処方等の各種アドバイス
・外国人医師・病院との通訳
・医師・病院の紹介
キャッシュレス・メディカル・サービス 東京海上日動が提携している病院において、その場で自己負担することなく治療可能。治療費は、東京海上日動から提携病院へ直接支払われる。

(海外緊急アシスタンスサービスのパンフレット)

 

国内旅行傷害保険

TRUST CLUB エリートカードの国内旅行傷害保険は利用付帯で、傷害死亡・後遺障害の最高3,000万円の水準。

もちろん、家族カード会員も対象です。

まさかの家族特約付きで、カード会員の家族にも最高1,000万円の傷害死亡・後遺障害の補償がつきます。

しかし、肝心の入院・通院・手術は付きません。

とはいえ年会費を考えれば、他の特典が充実していることも踏まえて、そこまで期待するのも酷な気はしますがね。(TRUST CLUB エリートカードの付帯保険パンフレット)

 

ショッピング保険

TRUST CLUB エリートカードには、最高200万円ショッピング保険が付きます。

TRUST CLUBでは、バイヤーズ プロテクションまたは動産総合保険と呼びますが意味は一緒です。

家族カード会員も対象です。

1品1事故につき1万円の自己負担があるものの、国内・海外の両方でのお買い物が対象で、カードで購入した、ほとんどの商品で、破損・盗難などの損害を購入日から90日間にわたって、年間で最高200万円まで補償してもらえます。

「TRUST CLUB エリートカード」と同じ年会費の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」だと年間最高50万円にとどまるので、その4倍。

年会費5,000円以内のすべてのクレジットカードと比較してもTRUST CLUB エリートカードの200万円補償というのはかなり良い方です。

また、特に格安年会費のクレジットカードで顕著ですが、国内は対象外で海外のみなどといったケースも多いので、国内外対応しているのは思いの外デカイです。

万が一、損害を受けたら、通話料無料のフリーダイヤルに連絡すれば保険金請求書を送付してもらえます。

その際にカード利用控とともに必要添付書類を返送すればオッケー。

格安年会費カードだと、ショッピング保険自体付かないケースも、よく見られるので年間200万円補償でも嬉しいですね。

一概に言えませんが、年間200万円あれば、多くのケースではカバーしきれたりするかと。

ちなみに、食品、動物、植物、自動車、金券類など一部、補償の対象外品目はありますが、他のクレジットカードの付くショッピング保険も似たような規定があるのでデメリットにはなりません。(TRUST CLUB エリートカードの付帯保険パンフレット)

 

各コールセンターの通話料がほぼ無料

年会費無料や安価なクレジットカードでは、問い合わせの際にかける電話の通話料が有料なケースも多いです。

そんな中、TRUST CLUBカードのシリーズでは、サポートや手配などのコールセンターが、有り難いことに、ほとんどが通話料無料のフリーダイヤルなので、通話料を気にすることなく電話できるのが嬉しいですね。

無料カードや格安年会費カードのコールセンターは、多くの場合、有料のケースが多いということですが、その割にすぐに繋がらないこともよくあり、その過程で無駄に通話料が発生してしまうこともよくあります。

ようやくオペレーターの方に繋がったかと思えば、案件によっては通話時間を費やすこともあるでしょうから、さらに料金がかさむことも・・・。

特に節約目的で年会費無料カードを作っている人は、本末転倒になってしまいますね。

上記を踏まえると、TRUST CLUBカードでは、すべてのコールセンターが通話料無料ではないにせよ、ほとんど無料なのは地味ながらも大きなメリットといえます。(TRUST CLUBカードお問い合わせ一覧

 

TRUST CLUB エリートカードのデメリット・注意点

楽天Edy/モバイルSuica/PASMO/ICOCAがポイント対象外に

すべてのTRUST CLUBカードのシリーズにおいて、2021年3月16日利用分から、楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・SMART ICOCAへのチャージは、残念なことにポイント付与の対象外となります。

nanacoやWAON、PASMOは、もともとチャージ自体、不可能でした。

もし、未対応の電子マネーを利用するなら、利用する電子マネーに対応したクレジットカードを使えばOKです。

電子マネー 対応カード 還元率
楽天Edy リクルートカード 1.2%
楽天カード 0.5%
楽天PINKカード 0.5%
楽天ANAマイレージクラブカード 0.5%
楽天ゴールドカード 0.5%
楽天プレミアムカード 0.5%
楽天ブラックカード 0.5%
エポスカード 0.5%
エポスゴールドカード 0.5%〜1.5%
エポスプラチナカード 0.5%〜1.5%
JQ CARD エポスゴールド 0.5%〜1.5%
nanaco セブンカード・プラス 0.5%
WAON イオンカードセレクト 0.5%
JALカードDC(Visa・Mastercard) 0.5%〜1.0%
JALカード TOKYU POINT ClubQ
JAL・JCBカード
モバイルSuica ビックカメラSuicaカード 1.5%
「ビュー・スイカ」カード 1.5%
エポスカード 0.5%
エポスゴールドカード 0.5%〜1.5%
エポスプラチナカード
JQ CARD エポスゴールド 0.5%〜1.5%
PASMO To Me CARD Prime PASMO 0.5%
ANA To Me CARD PASMO JCB 0.5〜1.0%
TOKYU CARD ClubQ JMB 1.0%
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード 0.5〜1.0%
OPクレジットカード 0.5%
JALカード OPクレジット 0.5〜1.0%
京王パスポートVISAカード 0.5%
エポスカード 0.5%
エポスゴールドカード 0.5%〜1.5%
エポスプラチナカード 0.5%〜1.5%
JQ CARD エポスゴールド 0.5%〜1.5%
モバイルPASMO リクルートカード VISA/Mastercard 1.2%
オリコカード ザ ポイント 1.0%
Yahoo! JAPANカード 1.0%
エポスカード 0.5%
エポスゴールドカード 0.5%〜1.5%
エポスプラチナカード 0.5%〜1.5%
JQ CARD エポスゴールド 0.5%〜1.5%
SMART ICOCA リクルートカード VISA/Mastercard 1.2%
オリコカード ザ ポイント 1.0%
Yahoo! JAPANカード 1.0%
エポスカード 0.5%
エポスゴールドカード 0.5%〜1.5%
エポスプラチナカード 0.5%〜1.5%
JQ CARD エポスゴールド 0.5%〜1.5%

上述したような「前払い方式(プリペイド型)」ではありませんが、事前チャージ不要で便利な「後払い方式(ポストペイ型)」のスマホ決済サービスである「Apple Pay(アップルペイ)」や、非接触型(コンタクトレス)決済サービスの「Visaのタッチ決済」を使えます。

Apple Payは、「QUICPay(クイックペイ)」および「QUICPay+(クイックペイプラス)」のマークがあるお店で利用可能です。(QUICPayの使えるお店一覧

もちろん、Apple Payにせよ、Visaのタッチ決済にせよ、どちらの利用でも通常のクレジット払いと同様にリワードポイントが貯まります。

あと、便利でお得なスマホ決済(QR・バーコード決済)に幅広く対応しているのも長所です。

たとえば、PayPay、d払い、楽天ペイ、Kyashなど主要なPayサービスに対応しています。

この手のPayサービスは、高頻度でキャッシュバックや付与ポイントがアップするキャンペーンを実施しているので、他の決済手段に比べて得する機会が多いのが嬉しいですね。

 

航空マイルに交換不可能

「TRUST CLUBカードのシリーズ」と同じ三井住友トラストクラブが発行する「ダイナースクラブカードのシリーズ」とは違い、前者のTRUST CLUB カードの方は、貯めたポイントをマイルに交換できない点も注意が必要です。

マイルに交換しない方なら無視していい部分ですが。

 

利用可能枠は一般カード並

TRUST CLUB エリートカードのショッピング利用可能枠(限度額)は、30万円〜100万円です。

この辺は、やはりゴールドカードのランクといえど格安年会費なりの水準にとどまります。

家族カードを作るケースでは、家族会員の利用分も本会員と一括請求されるため、明細もまとまり家計管理がラクになるというメリットもあります。

しかし、前述のとおり利用可能枠は最高でも100万円と一般カード並の水準になるので、年会費が数万円する本格的なゴールドカードを使う感覚で家族でガンガン利用すると、利用可能枠は共通であるため圧迫することもあるかもしれません。

その点は頭の片隅に入れておきましょう。

 

入会条件・審査

TRUST CLUB エリートカードの発行会社は、三井住友トラストクラブ。

公式サイトでも公開している目安の入会基準では以下のように明記しています。

<入会の目安>
●22歳以上
●年収200万円以上

もちろん、上記2点を満たせば全員審査突破!というわけではなく、その他にも非公開の所定の審査があります。

TRUST CLUBカードは、いわば銀行系カードなので、審査が厳しそうな印象を受ける方も多いと思います。

ただ、他のクレジットカードのようにの「申込資格」とか「◯◯条件」といった記載の仕方はしておらず『目安』ということなので、上記を満たしていなくても申し込みは可能です。

無論、上記2つの条件は満たしていることが理想であり、一つのボーダーラインであることには変わりはありません。

たとえば、年齢と必要年収を鑑みると4年制大学を卒業したての新入社員の方が一つの属性の目安と言えそう。

一方、年収200万円と明記されている以上は、パート・アルバイトの方などで年収100万円などといった場合は、審査通過のハードルが高くなると考えるのが自然です。

とは言え、安定収入のない専業主婦(主夫)の方でも、配偶者など安定した世帯収入があれば審査に通過する可能性は高まることでしょう。

年会費が高額なゴールドカードといったら、年齢が25歳以上だとか、年収も400万円以上でないと審査通過が難しいクレジットカードも多いです。

それと比べれば明らかにTRUST CLUB エリートカードの必要年齢や年収は、事実として低い水準なので、ゴールドカードの中では作りやすいカードであることは間違いありません。

あと、厳密な審査基準は非公開であるため、100パーセント確証があるわけではないですが、一般的には次のような条件を満たしていれば通りやすいといわれます。

●勤続年数は最低でも1年以上が理想
●継続的な安定収入がある(高年収であるほど有利)
●過去に支払いの延滞・遅延、自己破産などクレヒス上で事故歴がない
●リボ払いなどの多額な借金がないこと
●半年以内に複数枚カードの申込みをしていないこと
●大量にカードを保有していないこと
●キャッシング枠をあえて「希望しない」で申込むこと

もし、審査に落ちてもクレジットカードの審査はブラックボックスなので、半年後に再び申し込んだら拍子抜けするくらい、あっさりパスできたなんてこともあります。

いずれにしてもTRUST CLUB エリートカードは、門戸を広く開放しているカードなので作りやすい部類に入るといっていいでしょう。

 

発行スピード・日数

発行までの日数は、カード申込→審査通過→到着までは、約1~2週間となっています。

もちろん、申し込みのタイミングや属性によっては、早いケースだと1週間で発行されることもありますし、時間がかかる場合だと3週間などの時間を要することもあります。

ちょっとでも早く手にしたいなら、支払口座と本人確認書類の提出をオンラインで済ませてしまいましょう。

 

TRUST CLUBプラチナマスターカードとエリートカードの違いを比較

「TRUST CLUB エリートカード」と同じ年会費の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」があります。

どっちがオススメか気になるところなので、両カードの違いを比較してみました。

比較項目 TRUST CLUB プラチナマスターカード TRUST CLUB エリートカード
年会費 本会員 3,300円(税抜3,000円) 3,300円(税抜3,000円)
家族会員 永年無料 永年無料
ETCカード 永年無料
※1会員5枚まで発行可
永年無料
※1会員5枚まで発行可
申込資格 22歳以上 年収200万円以上 22歳以上 年収200万円以上
国際ブランド Mastercard VISA
ポイント名 TRUST CLUB リワードポイント TRUST CLUB リワードポイント
基本ポイント還元率 2.0%
100円につき2ポイント
2.0%
100円につき2ポイント
実質ポイント還元率 0.825%(年会費充当時) 0.825%(年会費充当時)
電子マネー対応 共通(デメリットの章を参照) 共通(デメリットの章を参照)
Apple Pay
非接触型決済サービス
Mastercardコンタクトレス

Visaのタッチ決済
支払方法 一回/二回/ボーナス一括/分割/リボ払い 一回/二回/ボーナス一括/分割/リボ払い
利用可能枠 30万円~100万円 30万円~100万円
付帯保険 海外旅行傷害保険 共通(※海外旅行傷害保険の章を参照)
国内旅行傷害保険 共通(※国内旅行傷害保険の章を参照)
ショッピング保険 最高50万円 最高200万円
TRUST CLUBカード共通特典
Mastercard会員向け優待の「Boingo WiFi
国際ブランド独自特典 プラチナMastercardの「Taste of Premium
コース料理1名無料の「ダイニング by 招待日和
Visaゴールドカード特典

付帯保険は、国内外の旅行傷害保険ともに共通ではあるものの、ショッピング保険の部分で「TRUST CLUB エリートカード」に軍配があがります。

特典内容は、総合的にみると明らかに「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の方が豪華です。

特に国内約200以上の高級レストランで所定コース料理を2名以上、注文すると1名分が無料になる人気グルメ特典の「ダイニング by 招待日和」のインパクトは絶大です。

個人用カードの中では最安値の年会費で享受できますので。

また、日本国内を含む世界6大陸・100ヵ国・100万ヶ所以上のホットスポットでインターネットに無料接続可能な「Boingo Wi-Fi(ボインゴ・ワイファイ)」も捨てがたいです。

あと、肝心の使えるお店もVISAもMastercardも加盟店数では大差ないため、その点も踏まえて「TRUST CLUB プラチナマスターカード」の方がオススメと言えます。

 

まとめ

TRUST CLUB エリートカードのメリットをまとめると下記のとおり。

TRUST CLUB エリートカードの主要メリット

● ポイント有効期限が無期限
● トラベル系特典をはじめ多種多様な「Visaプレミアム優待」
● Visaゴールドカード共通特典も利用OK
● 全国の主要空港ラウンジおよび海外1カ所の空港ラウンジが無料で利用可能
● 国際線手荷物宅配を優待価格で利用OK
● 海外旅行傷害保険の重要補償の傷害と疾病治療費用が最高150万円と良好水準
● 格安ゴールドカードながら最高200万円補償もGOOD。国内外どっちも対象
● Apple PayとVisaのタッチ決済に対応。利用でポイント付与も
● QR・バーコード決済に幅広く対応
● 各種コールセンターが、ほとんど通話料無料
● 家族カードもETCカードも年会費・発行手数料無料
etc.

TRUST CLUB エリートカードは、3,300円(税抜3,000円)という年会費以上のスペックを兼ね備えた一枚です。

が、しかし、無論、何に重きを置くかは人によって違いますが、同じ年会費の「TRUST CLUB プラチナマスターカード」と比較すると、総合点では、どうしても見劣りする感が否めません。

やはり、後者カードでは、同じ年会費ながらコール料理1名無料の「ダイニング  by 招待日和」を利用できるメリットは絶大です。

TRUST CLUB プラチナマスターカードの詳細については以下のページで解説しています。

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また、「ダイナースクラブカードのシリーズ」の中で、あえてコストパフォーマンスの優秀さでオススメを挙げるなら、最もスタンダードな「ダイナースクラブカード」も候補。

一番の理由としては、同カードに限り「TRUST CLUB プラチナマスターカード」とほぼ同じスペックの「ダイナースクラブ コンパニオンカード」を年会費も発行手数料も完全無料で追加発行できるから。

「ダイナースクラブカード」と「ダイナースクラブ コンパニオンカード」の2券種を保有できるということは、ダイナースクラブとプラチナMastercardの「Taste of Premiumの特典」をダブルで活用できることを意味します。

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そして、利用実績次第では上位カードの「ダイナースクラブ プレミアムカード」も目指せます。

年会費は143,000円(税抜130,000円)と一気に跳ね上がるものの、ブラックカードの中では、トップクラスのコストパフォーマンスの高さを誇る人気のブラックカードです。

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しかも、TRUST CLUBカードの最上位カードである年会費は143,000円(税抜130,000円)する「TRUST CLUB ワールドエリートカード」と、ほぼ同等スペックの「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」を年会費も発行手数料も完全無料で追加発行できてしまいます。

同カードには「Mastercard6つのランク」の内、最高ランクである「ワールドエリートMastercard」のステータスが付帯します。

無論、「ダイナースクラブ コンパニオンカード」も「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」も、れっきとしたMastercardブランドのクレジットカードなので、ダイナースクラブの海外における決済力の弱点をカバーできるのも純粋なメリットといえるでしょう。

強力な組み合わせです。

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ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードとTRUST CLUB ワールドエリートカードを比較

 

年会費の安さ重視なら「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を、同カードとほぼ同じカードスペックである「ダイナースクラブ コンパニオンカード」を完全無料で追加発行できてしまい、

ステータスカードならではの優待サービスに魅力を感じるなら(スタンダードな)「ダイナースクラブカード」が一押しです。

後者は、無論、相応の年会費ですが、いろいろ世界が広がりますので。

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>> TRUST CLUB プラチナマスターカード詳細






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