WAON(ワオン)というイオンが発行するプリペイド(前払い)方式の電子マネーがあります。
特にイオングループにおいて優待特典を受けられることのある人気の電子マネーです。
イオングループ以外の多種多様なジャンルのお店やサービスでもポイントが貯まってお得です。
WAONカードは通常、発行手数料300円(税込)が必要です。
ただし、発行手数料を無料にする方法が存在します。
当記事では、活躍シーンがますます広がるWAONを無料で発行する方法について紹介します。
【もくじ】
イオンカードセレクト・イオンカード(WAON一体型)ド
イオンカードのシリーズには、WAONがクレジットカード本体に搭載されたイオンカードがあります
電子マネーWAONの詳細はいかでまとめています。
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● WAON(ワオン)はイオングループ以外でもお得な電子マネー!チャージでポイント付与対象のクレジットカード、注意点まとめ
イオンカードは、入会金や発行手数料はもちろん年会費もゼロ円で完全無料です。
WAONの発行手数料300円もかかりません。
「クレジットカードは不要」という方以外は、WAON搭載のイオンカードに申し込めばWAONを無料で作成できることにもなります。
イオングループのお店などにある「WAONステーション」で、イオンカードのクレジット決済でチャージ可能です。
おサイフケータイを使えるAndroidのスマホを保有している方なら「モバイルWAON」でもイオンカードでチャージできます。
お買い物の支払い後のWAON残高が設定金額未満になると、自動でWAONチャージされる「オートチャージ」機能も搭載されています。
残高をいちいち気にする必要がなくなり便利です。
イオンカードのシリーズには多くの種類があり、WAONオートチャージが最もお得なのはイオンカードセレクトです。
イオンカードセレクトは、電子マネーWAON・クレジットカード機能・イオン銀行の普通預金口座がひとまとめになったカード。
イオンカードセレクトは、クレジットカードによるWAONオートチャージの際にもポイントが貯まる唯一のクレジットカードです。
しかし、手動チャージはポイント付与対象外なのでご注意ください。
いずれにしても他のイオンカードだとWAONオートチャージでも手動チャージでもポイントを貯められません。
したがって、イオンカードセレクトでは、WAONオートチャージ時とWAON利用時にポイント2重取りが可能です。
WAONオートチャージ時と利用時でそれぞれ200円につき1ポイント(還元率0.5%)貯まるので合計還元率1%となります。
ただ、どうしてもイオン銀行しか引き落とし口座指定できないのが困るという方でしたら、WAONオートチャージでのポイント付与対象外になってしまいますが、イオンカード(WAON一体型)も選択肢です。
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● イオンカードセレクトまとめ
● イオンカード(WAON一体型)まとめ
両者の違いの比較については以下で解説しています。
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JMB WAON
イオンとJALが提携して発行している「JMB WAON」があります。
通常のWAONと違い、JALマイルが貯まるのが特徴です。
JMB WAONは入会金・年会費・発行手数料はゼロ円なので完全無料でWAONを作成できます。
JALマイルを貯めている方なら作っておいて損のないWAONです。
クレジットカードによるチャージとWAON払い時のタイミングでマイル2重取りが可能です。
「JAL アメリカン・エキスプレス・カード」、「JALダイナースカード」、「JALカードSuica」、「JALカード OPクレジット」では、JMB WAONクレジットチャージの利用はできませんので注意しましょう。
また、このJMB WAONへのクレジットチャージは、現時点では2022年3月31日までのキャンペーン扱いである点はご留意ください。
ただ、ここ数年は毎年延長しているため、今後も継続が期待できます。
イオングループのお店だけでなく、羽田など国内主要空港に設置されている「WAONステーション」でチャージ可能です。
具体的な設置場所は、JAL公式サイトの「国内主要空港でWAONステーションが利用できます」のページで確認できます。
なお、「おサイフケータイ」対応のAndroidスマホを持っていれば「モバイルJMB WAON」でもJALカードでチャージ可能です。
通常のWAONは200円につき1WAONポイント貯まるので基本ポイント還元率0.5%となります。
JMB WAONも同じく200円ごとに1マイル貯まります。
ただ、表面上の還元率は同じように思えますが、1マイルの価値を1.5円~2円と考えればJMB WAONの方が実質還元率も高くなりお得です。
全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、サンデー、ビブレ、ザ・ビッグなどの店舗で、毎月20日・30日は5%OFFとなる「お客さま感謝デー」はJMB WAONでの支払いも対象です。
また、毎月5・15・25日の「お客さまわくわくデー」はWAON決済でマイル2倍になります。
モバイルWAON・モバイルJMB WAON
モバイルWAON・モバイルJMB WAONでは、「おサイフケータイ」対応のAndroidのスマートフォン・携帯電話で WAONカード機能を使えます。
設定・登録すれば無料で利用可能になるため発行手数料は無料です。
しかし、iPhoneなどのiOS端末は非対応となっています。
そのため、おサイフケータイが搭載されたAndroidであれば、WAONカードよりも便利でおすすめです。
モバイルWAON・モバイルJMB WAONを利用すると、WAONカードを携行しなくてもOKなので、お財布がスリムになります。
もちろん、モバイルWAONお支払いするとWAONポイントが貯まります。
モバイルJMB WAONを利用すればJALマイルが付与されます。
また、電子マネー、ポイントカード、ギフトカードを登録でき、Android端末で一元管理できる「Google Pay」にもWAONを設定可能です。
「モバイルWAON」「モバイルJMB WAON」「Google Pay」の対応サービスの違いの比較は以下のとおり。
比較項目 | モバイルWAON | モバイルJMB WAON | Google Pay |
新規発行 | ○ | ○ | ○ |
残高・取引履歴照会※1 | ○ | ○ | ○ |
クレジットチャージ※2 | ○ | ○ | ○ |
現金チャージ | ○ | ○ | ○ |
センター預かりポイントの受け取り | ○ | – | ※3 |
ポイントチャージ | ○ | – | ※3 |
お客さま情報の変更 | ○ | ○ | – |
パスワード変更(各種手続き時に必要) | ○ | ○ | – |
残高限度額変更 | ○ | ○ | ※3 |
機種変更 | ○ | ○ | ※4 |
※1:Google Payアプリでの履歴表示はバリューの増減があった履歴のみ表示。 (ポイントダウンロードに関する履歴は表示しません) ※2:Google PayはGoogleアカウントに紐付くクレジットカードでのチャージとなります。 ※3:WAONステーションからは可能。 ※4:モバイルWAONを使用すればGoogle Payに登録したカードも引き継げます。 |
※参照:モバイルWAON|WAON公式
イオン銀行キャッシュ+デビット
イオン銀行キャッシュ+デビットは、イオン銀行が発行しているデビットカードです。
JCBデビットカード、イオン銀行キャッシュカード、WAONが搭載されています。
15歳以上(中学生は除く)の方で、所定の審査に通れば誰でも発行可能です。
入会費・年会費・発行手数料など諸費用はすべて無料となっています。
JCBデビットは、クレジットカードと異なり、お支払いのタイミングで、イオン銀行の普通預金口座から利用代金が即時に引き落される決済方式です。
したがって、口座残高に利用代金以上の金額がないと、当然カードは使えません。
「お客さま感謝デー」の5%OFFや、ポイント5倍になる「ありが10デー」など、イオングループ関連の諸々の割引・還元キャンペーンは、イオンカードセレクトと、ほとんど同じ優待特典をうけられます。
<公式サイト> イオン銀行キャッシュ+デビット詳細
イオン銀行キャッシュカード
イオン銀行キャッシュカードは、イオン銀行が発行しているイオン銀行のキャッシュカードです。
イオン銀行のキャッシュカードの機能に加えてWAONも搭載されています。
年齢制限はなく日本にお住まいの個人なら誰でも作成可能です。
年会費はもちろん、入会費も初回発行手数料も無料となっています。
<公式サイト> イオン銀行キャッシュカード詳細
三井住友カードWAON
三井住友カード会員は「三井住友カードWAON」というWAONカードを発行できます。
年会費は無料ですが、本会員・家族会員ともにWAON発行手数料300円(税込)必要です。
タイミング次第ということもありますけども「三井住友カードWAON」発行時にポイントがもらえるキャンペーンが開催されたことがありました。
WAONとしての還元・割引などの諸々の機能は、通常のWAONカードと一緒です。
そのため三井住友カードWAONは、通常タイプのWAONと割引などの機能は変わらないため「イオンお客さま感謝デー」や「イオンお客さまわくわくデー」も対象となっています。
WAON利用で、利用金額200円ごとに1WAONポイント(0.5%還元)貯まります。
イオングループの対象店舗でWAON払いするとWAONポイント2倍となるので還元率1%(200円⇒1ポイント)です。
クレジットチャージはもちろん、オートチャージも対応しています。
しかし、三井住友カードのポイントプログラム「Vポイント」のポイント計算、ボーナスポイントのお買物累計金額の対象外です。
三井住友カードでは、確認のニーズに応じて様々なタイプを発行しています。
<関連記事>
● 三井住友カード全種類の違いを比較!おすすめはどれ?
クロネコメンバーズWAONカード
ヤマト運輸では会員カード「クロネコメンバーズ電子マネーカード」を発行しています。
選べる電子マネーの種類は、nanaco、楽天Edy、WAONです。
WAON版は「クロネコメンバーズWAONカード」という名称です。
宅急便やコレクトをクロネコメンバーズWAONカードで決済すると、クロネコポイントとWAONポイントが貯まります。
さらに、宅急便の送料のお支払いに使える専用電子マネー「クロネコメンバー割」が搭載されているので、宅急便の送料が最大15%割引できる点も魅力。
WAONとは別にクロネコメンバー割にもチャージ可能です。
発送方法 | クロネコメンバー割 | クロネコメンバー割BIG |
宅急便送料の割引率 | 10% | 15% |
チャージ単位 | 1,000円 | 10,000円 |
1回あたりのチャージ金額 | 3,000円~29,000円 | 50,000円~100,000円 |
チャージ金額上限 | 100,000円 | 100,000円 |
通常のWAONと同じく、WAON加盟店のレジ、WAONチャージャー、イオン銀行ATMなどでチャージ可能です。
WAON作成には、通常300円の発行手数料が必要ですが、クロネコメンバーズWAONカードなら完全無料です。
ただ、紛失・盗難などにより再発行する際だけ手数料300円が発生します。
申し込みから約3週間で届きます。
しかし、クロネコメンバーズWAONカードは、クレジットカードによるチャージができません。
そのため、先程紹介したようなWAON搭載のイオンカードやJMB WAONのようにチャージ時のポイント付与対象外です。
チャージしてWAONを使うなら、やはりWAON搭載のイオンカードまたはJALマイルを貯めているならJMB WAONの方が断然お得です。
さいごに
WAONカードの発行手数料は通常300円(税込)かかります。
人によっては「たった300円くらい・・・」という方もいると思いますが、無料で発行できることに越したことはないですよね。
WAONと並んで人気の電子マネーnanacoも無料で発行できる方法があります。
<関連記事>
● nanaco(ナナコ)カードを無料で発行する方法を解説