このページでは、香港旅行や出張に役立つ基本情報を、まとめて紹介しています。
「目次」よりチェックしたい必要な項目だけ活用いただければと。
■正式国名
中華人民共和国香港特別行政区
Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China
【もくじ】
香港の言語
香港の公用語は、一応、中国語と英語。
ただ、普段話されている言語は中国語の方言の一つである「広東語」です。
公の場では、英語と中国語(広東語または北京語)の表示があります。
イギリス系の会社などでは、英語、北京語、広東語の3カ国語を共通語として使われることが多いようです。
義務教育でも、英語だけでなく、北京語での授業も取り入れる学校もあるのだとか。
現地でのコミュニケーションに不安を感じたら・・・
現地語でのコミュニケーションが不安な人は旅行会話本として超ド定番ではありますが「旅の指さし会話帳」がおすすめです。
もちろん香港版もリリースされています。
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香港の気候
せっかく海外旅行に行くのだから、やっぱりその土地のベストシーズンに訪れるのがベター。
ですが、一年を通して極端に寒かったり暑かったり(湿度は極端に高い)することのない香港は、どの時期に訪れてもそれなりに快適な気候と言えます。
(ただし、外の気温に関係なく、室内でエアコンがとてもよく効いているので、羽織物を必ず持参しましょう)
予定を合わせることが可能なら香港ならではのお祭やイベントの時期にあわせて決めるのが尚良。
代表的なイベント情報を加えて香港の四季をご紹介いたします。
春(3月~5月)
香港では3月中旬から5月ごろまでが春。香港の気候の特徴を一言で表すとすると”高温多湿“。
平均気温は摂氏18~27度、平均湿度は82%くらい。
半袖がちょうどいい気持ちのいい気候です。蒸し暑い夏が来る前に、少しは運動をしようと、週末にはハイキングをする人が増えたります。
日本では学校の卒業や入学、会社では人事移動などでセンチメンタルな時期ですが、香港は9月に新学期が始まり、翌年の6月が学期末になるのでそのような感覚はありません。
ただ、2月から4月にかけての湿度はひどく、一家に一台の除湿機が必要とされるほど。
クローゼットにある服やカバンなどにカビが生えてしまうこともあるほどのひどさ。
気温はそれほど高い時期ではないので観光シーズンとしては良い時期でしょう。
夏(5月下旬~9月中旬)
湿度が究極に上がるのは5月から9月ごろにかけての夏の時期。湿度の高い時期が過ぎ、5月頃から気温は徐々に高くなり、10月半ばころまでは最高気温30度くらいの夏の気候が続きます。
特に7月、8月は湿度98%なんていう日も続くので、この時期に訪れる人は蒸し暑い夏を覚悟しましょう。木陰に入っても少しも涼しくなりませんが、
一歩屋内に入ると「季節が変わるくらい涼しい」を通り越して、むしろ寒いのが香港・・・。
最近ではエコのために、室温を以前に比べると高く設定しているようですが、それでも日本に比べるとかなりの冷えよう。
香港人とその他の国籍の人たちが働くオフィスでは、エアコンを入れたり切ったりの戦いが繰り広げられているようです。
どこに出かけるにも、必ずカーディガンなどの羽織るものをカバンに入れて外出してくださいね。この外と中の温度差のため、実は夏が一番風邪をひきやすい季節と言えます。
さらに、この時期多くの台風が香港を通過していきます。7、8月は特に多いので、旅行するにも要注意。
台風が香港に近づいてくるとシグナル1、3、8(一応10もありますが滅多にない)という形でレベルを分けて警報がでます。
シグナル8が発令されて数時間後には公共の交通機関は全てストップするので、出先にいる場合はすぐに宿泊先に帰るようにしましょう。
もし運悪く帰国の日にあたってしまったら飛行機は欠航することもあるのでチェックアウトする前に航空会社に電話して確認してください。
秋(9月下旬~12月初旬)
9月から11月ごろまでが香港の秋。毎年9月の中秋節(お月見をする日)を境に気候は秋に変わります。11月頃になるとぐっと気温は下がり、あっという間に冬になります。
観光にはお薦めのシーズンです。
平均気温は摂氏18~28度くらいです。
アジア屈指の美食の町♪
香港では言わば一年中が「食欲の秋」なのですが、気候がよくなるため「スポーツの秋」で運動するのにいい季節です。
9月はまだ夏の名残りで暑い日が続きますが、中秋節が終わるとしだいに朝夕は涼しくなってきます。
11月は薄手の長袖とその上にはおるものがあればいいでしょう。
香港が一番「気持ちいい時期」である11月になると、多くの観光客が香港を訪れます。
冬(12月中旬~2月)
12月から2月ごろまでは湿度がぐんと下がり、過ごしやすい冬を迎えます。
「冬」とはいえ、平均気温は14~20度なので、長袖と上着があれば充分。
香港の冬は日本の冬に比べると、それほど気温は低くなりません。
(最低10度くらいで10度を下回る日が数日ある程度)。
ロングコートやブーツは必要ありません。
ただし、毎年旧正月の前後2週間ほどは急激に温度が下がるので、その時期はセーターがあってもいいくらいです。
また、基本的に夏向きにできている建物は、風通しがよくできているため香港の冬の体感温度は日本よりもだいぶ低く感じられ、例え屋内にいてもコートを脱げないこともあるくらいです。
2月中旬の旧正月頃まで寒さが続きます。
時差・サマータイム
日本と香港の時差は、-1時間。香港のほうが、日本よりも1時間遅れています。
日本時間が12:00であれば香港では11:00ということになります。
香港ではサマータイム(夏時間)を実施していません。
香港の通貨
香港の通貨単位:香港ドル(HK$)とセント(¢)
現地では、「Hong Kong Dollar」ということはあまりなく、単に「Dollar」と言うか、広東語では「マン」といいます。
通貨単位は香港ドル(HK$)とセント(¢)。
1HK$=100¢=約13円。
<紙幣の種類>
1000HK$、500HK$、100HK$、50HK$、20HK$、10HK$
<硬貨の種類>
10HK$、5HK$、2HK$、1HK$、50¢、20¢、10¢
発券銀行が3つあるため、紙幣のデザインが複数あることに注意。
為替レート計算、外貨換算はOANDAの変換ツールが便利です。
リアルタイムで正確なレートを知りたい時に活用してください。
香港のクレジットカード利用習慣は?
香港では多くの店でクレジットカードが利用できます。
中国語でクレジットカードは「信用卡(信用カード)」と呼ばれ、ホテルのデポジット(保証金)の支払いなど、あらゆる場面で役に立ちます。
香港はクレジットカードあるいは電子マネー社会。
クレジットカード決済が広く普及しており、小さな個人商店やマーケットをのぞいて、ほとんどのレストラン・小売店など、あらゆる場所でクレジットカードが利用できます。
少額決済でも使える場合もあり、サインレスでOKなことも。
しかしながら、カード利用時には、基本的に暗証番号の入力を求められるのが一般的。
自分の暗証番号を忘れた人は早めにカード会社に確認しておきましょう。
暗証番号は、問い合わせてその場で教えてもらえるわけではなく、諸々の手続きを経た上でやっと再設定したりできるので、時間がかかるのが通常ですので。
いずれにしても多額の現金を持ち歩く必要性はあまりないといえます。
為替レートや手数料も両替するよりも安く済むので、香港に限らず海外旅行ではクレジットカードは必須です。
どうしても現金が必要というのは、交通費、ローカルレストランでの食事、露店やコンビニでの買い物といった場所のみ。
上記は通常、大金を必要としないところばかり。
レストランでクレジットカード利用する場合でチップが必要な場合、あるいは気持ち付けたい場合はレシートに自分でチップを書き込みます。
基本的に合計金額の5%程度をチップの目安です。
うまくクレジットカードと現金を併用することで、両替にかかる手間とムダな手数料を省くこともできます。
また、DFSギャラリアのように独自レートを設定し日本円で直接買い物ができるという施設もありますので、両替をする前にある程度自分で、本当に必要な額がいくらか考えるようにしましょう。
なお、クレジットカードではありませんが、現地では「オクトパスカード」という交通局のICカードが販売されています。
日本でいう「Suica」や「PASMO」のようなもので、コンビニなどでは会計時に支払いをすることが可能です。
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その他にもApple PayやGoogle Payを使えるところもありますし、中長期的な滞在をする方なら、Alipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャットペイ)などのスマホ決済サービスを活用するのも手です。
とはいえ、クレジットカードは海外旅行では必須。
加盟店数の多さ、つまり使えるお店の多さという点で、オススメな国際ブランドの順位付けは次のとおり。
- Mastercard ≒ VISA
- JCB
- アメックス
- ダイナースクラブ
ちなみに、中国発の国際ブランド「銀聯(ぎんれん)」※UnionPay(ユニオンペイ)は、中華圏ではめっぽう強いですが、日本国内の利用も含めると汎用性に欠けるので微妙です。
いずれにしても中国に限らず海外旅行するなら、最低2枚のクレジットカードを携行したいところ。
特に世界各地で加盟店数の多い「Mastercard」か「VISA」は必須級。
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香港の税金
香港には消費税がなく、旅行者にかかる税金はホテル宿泊料金に加算されている5%の税金くらいです。
平均水準以上のホテルのホテルではさらにサービス料10%が加わり合計15%の税金が課せられます。
その他、お酒とタバコは、税金が含まれた価格となっています。
消費税がないので、免税という概念もありません。
香港は街中が免税店と考えることができます。
一部のお店では「免税店」という広告張り紙があるお店がありますが、お酒とタバコ以外のほとんどの商品は他のお店でも免税です。
なので税金が控除されて安くなっているわけではありませんのでご注意ください。
香港での免税手続き
香港では、日本のように消費税なるものがありません。
なので、その意味では免税店にこだわる必要はないかもしれませんね。
セール時期なら街中のブランド店舗の方が安かったりもします。
通常の旅行での買い物では、免税手続きを行うことはありません。
香港旅行の予算・現地での各種相場
香港でよく使われる単位
長さは、
⇒ インチ(吋。1吋=2.54cm)。
重さは、
⇒ 斤、両(1両=37.5g、1斤=16両=約600g)などの中国の伝統的単位やポンド(磅。1磅=453.6g)
などが混在して使われることが多いです。
現地のネット環境は?
現地での通信方法は様々あるわけですが、やっぱり料金面、手軽さ、確実性などで最もバランスが取れているのは、初心者にも優しい日本語マニュアルが付いたポケットWiFiレンタルサービスといえます。
今ではホテルなどでフリーWiFiが当たり前のように提供されていますが、正直あまり当てにしない方が良いです。繋がる時は繋がりますが、繋がらない時は使い物になりません。
有料プランを提供しているホテルもありますが、その場(客室)でしか利用できません。
それなら場所を選ばず使える専用のポケットWiFiに申込むのがベターだといえます。
香港の電圧・プラグ・周波数
プラグタイプはBFタイプ
コンセント側には長方形の穴が3つある形状、電源プラグには23つの長方形のピンが付いています。
1つは縦方向に、2つは横方向に穴・ピンがあり、差し込む方向は一定となります。
変換プラグ・アダプターは必要?
前述のとおり香港では「BFタイプ」のコンセントが一般的。
日本のプラグ形状とは異なるので、変換プラグが必要になります。
ただ、日系ホテルグループや世界的に有名なホテルグループなら日本のコンセントと同じAタイプの差し込み口がある場合もあります。
香港の電圧と周波数
- 電圧:220V
- 周波数:50Hz
変圧器は必要か?
香港では日本よりも高い電圧の220Vが使われています。
ですので220Vに対応していない電気製品を持っていき使用するのであれば変圧器が必要に。
iPhoneなどの世界的に使われているスマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラは、ほぼ220Vに対応してはいますが、念の為、説明書や電源に記載の対応電圧を確認しましょう。
事前購入しておくのが無難
最近では都内の有名ホテルでは、部屋に標準で日本のコンセントが備え付けられていることもあるので事前にネットなどで調べてみるといいでしょう。
ホテルなどで、備え付けられていなかったとしても有名ホテルではたいてい変圧器や変換プラグの貸出をしています。
ただし、貸出があったとしても数に限りがあったり、貸出がない場合もありますので不安であれば、変換プラグや変圧器をあらかじめ用意しておきましょう。
日本の旅行用品店や家電量販店、旅行用品を扱うインターネットショップなどで購入できます。
また、もっていく家電製品自体に海外仕様の変圧器が内蔵されているケースもあるので、その場合は変圧器は不要で変換プラグのみでOKです。
持っていくすべての家電製品の電圧表示を事前に調べてみましょう。
変換プラグは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでも豊富に取扱があります。
香港のDVD方式とテレビ方式
テレビ・ビデオ方式
香港のテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できません。
マルチ方式のビデオデッキを購入するか、方式変換を行います。
DVD・ブルーレイディスク
リージョンコードの確認を忘れずに。
日本のリージョンコードは2、香港は3のため、「All code」と明記されているものでないと日本では再生できません。
ブルーレイのリージョンコードは、香港も日本と同じAなので香港で購入したソフトも日本で再生できます。
パスポート・ビザ
パスポート残存期間
1カ月以内の滞在は入国時1カ月+滞在日数以上有効なパスポートが必要。1カ月以上の滞在は入国時3カ月以上有効なパスポートが必要です。
旅行が決まったら必ず確認しておきましょう。
ビザの発給について
90日以内の滞在はビザが不要。
ビザの申請は中国大使館へ。
現在、観光用ビザの個人申請はできないので、旅行会社に依頼します。
料金は旅行会社によって異なり手数料込みで約5,000円〜。
香港⇔日本のフライト
日本の主要都市から香港へは直行便で4〜5時間前後。
マカオへは成田、関空から直行便が運航し、飛行時間は4〜5時間前後です。
直行便・経由便
香港へは成田、羽田、関空など国内6空港から直行便が運航。
マカオへは直行便のほか、香港経由でフェリーの利用が一般的。
所要時間は60分前後です。
WEB限定料金の格安航空券がお得
ほとんどの場合、渡航先、出発日、発着空港など大方の予定が決まっていると思います。
航空券の場合、安いものでも渡航先にもよりますが、
“そこそこ高い買い物“にはなるので、普段使っている予約サイトがあればいいのですが、以下のような航空券の価格比較サイトで1つずつチェックして最安値を探してみるのもいいと思います。
キャンセルポリシー(キャンセル可能か、可能なら何日前までOKか?など)のチェックもお忘れなく。
手荷物検査・税関、持込・持出制限
税関
香港へのすべての入国者は税関審査を受け、免税範囲を超える課税対象品を持ち込む場合はその旨を申告しなければなりません。
課税対象品と免税範囲についての最新情報を必ずご確認ください。
免税・持ち込みの制限
- 通貨
外貨、現地通貨は制限なし。 - タバコ
紙巻タバコ19本、または葉巻1本か25g、またはその他タバコ製品25g(18歳以上)。 - 酒類
酒類1リットル(アルコール度30度を超えるもの/18歳以上)。
その他のもの 身の回り品を適量。 - 持ち込み禁止品
(代表的なもの) 麻薬、薬物、武器、弾薬、肉、花火、
爆薬、コピー品、植物、絶滅危機にある生物。
持ち出しの制限
- 通貨
外貨、現地通貨は制限なし。 - タバコ
2種類以上の場合は、総量250g、または紙巻きタバコ200本、または葉巻50本。 - 酒類
酒類適量。 - 持ち出し禁止品
(代表的なもの) 麻薬、薬物、武器、弾薬、肉、花火、爆薬、コピー品、植物、絶滅危機にある生物。
通関に関する注意
免税範囲を超える物品を持ち込む場合は、必ず赤色のレーンの「課税対象用通路(Red Channel)にて申告してください。
免税範囲を超えているにもかかわらず「非課税用通路(Green Channel)から通関しようとした場合、罰金の対象となりますのでご注意ください。
罰金は、HK$2,000に加え、「本来の課税額の5倍」を徴収されます。
※なお、持ち込みの免税枠を超える場合は課税対象となる「紙巻きタバコ20本目から1本につき1.906HK$」が課税されます。
機内への持ち込み
出発および乗継で香港国際空港を利用する際は、現在セキュリティ対策が強化されていることに注意してください。
原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。
搭乗の際は、手荷物の中に先が鋭いもの(ナイフ、カッター、はさみ、かみそり、食卓用ナイフ・フォークなど)が含まれていないことを確認してください。
このような所持品は預入荷物に入れておくようにしましょう。
化粧品や飲み物などの手荷物の液体、ジェル、エアロゾルについても制限があり、これらの品目は100ml未満の容器に入っていなければならず、
また、最大容量が 1リットルを超えないジッパー付透明袋(1人につき1袋まで)に入れておく必要があります。
テロ対策で規制が厳しくなっているので事前に確認しましょう。
香港の交通機関
各種交通機関をはじめとして、さまざまなショップやレストラン・飲食店で使えるオクトパスカード。
ガイドブックなどでも、何らかの形でほぼ確実に紹介されている非常に便利なカードなので、利用を検討してみるのもいいかも。
香港ホテル宿泊費の目安
世界共通ですが旅行で一番の出費と言えば、現地で何らかの希少価値の高いお土産などを買ったりしない限りは往復の航空券と宿泊代になります。
その中でも宿泊するホテルや宿泊施設は、スタイルや、種類、ランクによって宿泊費も大きく変わってきます。
香港のホテルは、一昔前なら日本に比べて割安な印象でしたが今では全体的に軒並み宿泊料金がアップしているので、とりわけ”安い”とは言えなくなてしまいました。
香港のホテルや宿泊施設は、”国際都市”香港と言われるだけあり
- 世界的に有名で評価の高い高級ホテルチェーン
- バランス型の中堅ホテル・スタンダードクラス
- 料金、設備、セキュリティなど含めてそこそこ、あるいは一長一短なホテル
- 設備、セキュリティ、衛生面に若干の不安があるのもの格安で泊まれるバックパッカー向けのゲストハウスやドミトリー、安宿
などに大方分類されます。
宿泊場所はどこがいいか?
宿泊場所については必ずしも一概には言えませんが・・・
観光、グルメ、ショッピングなどオーソドックスに旅を楽しみたいということであれば、九龍島の尖沙咀 (チムサーチョイ) エリア、香港島の中環(セントラル)や銅鑼湾 (コーズウェイベイ) エリア。
高級ホテルでゆったり旅を楽しみたいということであれば香港島の中環エリア。
観光、グルメ、ショッピング、アクセス、宿泊施設の料金面などのバランスが良いのが九龍島の尖沙咀、あるいは香港島の銅鑼湾。
価格重視であれば、旺角(モンコック)、油麻地(ヤウマティ)、佐敦(ジョーダン)近辺になります。
このあたりは繁華街でもありますし、アクセス面なども踏まえて宿泊施設の料金面という部分では人気があるエリアです。
宿泊費についてはピンからキリまでありますが一昔前にくらべて全般的に高くなってしまいました。
シーズンや立地によって値段も結構違ってくることもあるのですが主に上記で挙げたような都心や繁華街が顕著です。
いつのシーズンが比較的安いか?
香港では目安としてオフシーズンといわれる雨季の5月〜8月が相場として安くなります♪
五つ星など最高級ホテル、ラグジュアリーホテル
オフシーズン(1泊)
3200〜4500香港ドル
オンシーズン(1泊)
4200〜5500香港ドル
立地が良く夜景などの景観も抜群で、豪華有名レストラン、屋内プール、ジムなどの設備、サポート、セキュリティなどを踏まえてあらゆることが充実しています。
ただ、このクラスの高級ホテルの場合は、宿泊費にさらに10%のサービスチャージが加算されることがあるので、予約時などは料金体系をしっかりチェックしておきましょう。
バランス型の中堅ホテル
オフシーズン(1泊)
1700〜2800香港ドル
オンシーズン(1泊)
2300〜3300香港ドル
比較的アクセスの良い立地の良いところにあることが多いのが純粋なメリットです。
設備に関しては充実しているところと、そうでないところの差が結構あります。
部屋の広さも狭いところでも15平米(15m2)はあるので、一人旅などでちょっとリッチにという場合はおすすめ。セキュリティも安心。
高級ホテルチェーンでもタイミングや運がよければ18000円程度から泊まれることも。
このグレード・クラスでは例えばニュートンホテルや、香港ディズニーランドホテルなどは1700香港ドルくらいから泊まれます。
特に香港ディズニーランドホテルに宿泊する場合は、パークチケット付きなどのオトクなパッケージツアーなどもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、郊外や少し不便なところにあるホテルは最寄りのMTR駅までの無料シャトルバスも出ているのでそれ程ストレスなく快適に宿泊できると思います。
空港からホテルへの送迎は色んな交通手段があるので、詳しくは先程の”香港の交通機関・移動手段 “の項目をご覧ください。
バジェットホテル
オフシーズン(1泊)
1100〜1700香港ドル
オンシーズン(1泊)
1600〜2200香港ドル
銅鑼湾(コーズウェイベイ)の中心にあるホリデイ・イン・エクスプレス・コーズウェイベイ香港(香港銅鑼灣智選假日酒店)や、尖沙咀(チムサーチョイ)のど真ん中にあるYMCAなど、
超良アクセスにも関わらずスタンダードなサービス、かつ客室のバジェットホテルであれば1泊1000香港ドル前後で宿泊できることもあります。
1週間以上など比較的長期で宿泊する場合は特別価格があり、1泊当たりの料金が更に安くなるプランもあったりします。
ビジネスホテルクラス
1泊8000円〜
ビジネスマンはもちろんですが、一人旅でプライベートを確保しつつなるべく予算を抑えたい人にもオススメ。
設備に関しては最低限のものがあるといった感じです。
タイミングや運がよければ最低限の設備が整っていながらも5000円で泊まれることも。
ゲストハウス・ドミトリーなどの安宿
1泊2500円〜
ゲストハウスは、200香港ドル程度から宿泊できたりします。
相部屋タイプのドミトリーの場合は更に料金が安くなります。
設備や衛生面セキュリティはちょっと・・・ということもありますが料金面ではダントツで安いです。
2500円いかないところもありますし、宿泊日数によっては交渉も可能です。
ただ安い分、部屋がとても狭く、共同部屋ということもありますのでセキュリティ面では不安があります。あとはシャワーしかなかったり、エアコンがなかったり設備面は結構劣ります。
女性の場合は、女性専用の宿を選びたいところです。
ドミトリーなどの安宿の場合は基本に予約なしで、あなたの目で実際に部屋や設備などを見た上で、その場で判断することをおすすめします。
ただ安い割には旺角などの繁華街にあるのでアクセス面は。香港で代表的なところといえば、やはり尖砂咀の重慶大厦(チョンキンマンション)。
両替場所としても有名ですが、以前は危険な場所だから近づいてはいけないとか言われていましたが、今ではごく普通の雑居ビルといった感じです。
過信は禁物ですが、このようなゲストハウスは以前に比べて衛生面やセキュリティ面も比較的よくはなっています。
知らない人と一緒の部屋になったりしてもOKという人(それ自体が旅の醍醐味と感じる人)であれば宿泊先の候補に入れてもいいでしょう。
香港のビジネスアワー・営業時間
香港では、日本と同様、週休2日制が一般的。
とはいえ、もちろん、会社やショップやレストランなどによって異なります。
以下は一般的な営業時間の目安です。
ショップ・デパート
大まかな全般的な営業時間は11:00~22:00くらい。
セブンイレブンやサークルKなどのコンビニエンスストア、一部のファストフード店は24時間営業。
大型ショッピングモールは10:00~20:00くらい、デパートは通常22:00までの営業。
香港のお店の営業時間は日本とは違います。
朝の営業開始時間は比較的遅く、ブティックなどは朝11時頃からの営業がほとんどです。
開始時間が遅い分、夜も遅くまで、23時ごろまで営業しているお店が多いです。
ホームページなどで情報のある店舗については事前に営業時間をチェックし、小さな店舗であれば午後に訪れると良いでしょう。
レストラン・飲食店
11:00~23:00。
飲茶レストランや粥・麺の店、茶餐廳は7:00くらいから営業しています。
香港では旧正月を除き、年中無休の店が多くあります。
高級レストランではランチとディナーの間に1時間ほど休憩をとる店舗もあります。
銀行・金融機関
月~金曜9:00~16:30、土曜~12:30。
(一部の銀行では土曜も16:30まで営業)
日・祝日休み。
営業時間中は両替が可能。
香港のおすすめ厳選土産
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香港式カフェレストラン 茶餐廳(チャーチャンテーン)
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