
食において香港といえば何を連想するかという問にたいして必ず上位に食い込む茶餐廳(チャーチャンテーン)。最も香港らしい食文化はといえば、茶餐廳といってもいいかもしれません。
香港独特の食文化をしっかり堪能することができ香港各地のあらゆる場所にある庶民派カフェレストランの茶餐廳についてご紹介します。
定番のレストラン翠華餐廳
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そもそも茶餐廳とは?
茶餐廳(チャアツァンテン、チャーチャンテーン)とは、カフェと大衆食堂を兼ねた香港発祥の飲食店です。
香港人の生活に深く浸透していて、地元の近隣住民をはじめとし、学生、社会人、OLなど、あらゆる年齢層の人に利用され香港では必要不可欠な存在となっています。
ローストガチョウ(烧鹅) スープヌードル
香港はもちろん、マカオや中国大陸でも広東地域は、以前からありましたが、最近では北京や上海などの大都市や、世界各国のチャイナタウン(中華街)にも香港スタイルの茶餐廳が出店しています。実は数は少ないですが日本にだって探せばありますよ♪
茶餐廳のメニューは、中華料理(広東料理)や洋食もありますが洋食と中華料理の合体させたような茶餐廳の”独特な内容”のメニュー・料理も数多くあります。
ローストポークのスープヌードル
それも日本人の口に合うもが多く20〜30香港ドル程度のお手頃価格からメニューが揃っており、たとえばドリンク付きのセットメニューで30香港ドル程度ちょっと量を多く食べても50香港ドルもかからないことがほとんどです。
なので、安さ・美味さ・お手軽さの三拍子そろった茶餐廳は現地の人はもちろん、旅行者にとっては香港らしさをしっかり感じられる場所でもあります。
茶餐廳の1日 ◆営業時間と混み合う時間帯は?◆

茶餐廳って実際はどんな感じ?
テイクアウトOK!
茶餐廳の安くてボリューム満点の料理。
茶餐廳のいいところとして、ほとんどのメニューをテイクアウト(外賣)できてしまうとこところ。
言葉はほとんど広東語しか通じない
英語は観光地にある有名な茶餐廳では通じることもありますが、ローカルの茶餐廳では英語はほぼ通じません広東語のみです。メニューもローカルの茶餐廳になればなるほど広東語表記しかされていないことがほとんど。
ただ、香港では日本の旧字体にあたる繁体字の中国語が使われているので、文字を見れればなんとなくイメージできることがほとんどです!さらに、親切なところでは、写真付きメニューもある茶餐廳もあるので、これなら指差しだけで間違いないですね。
それでもコミュニケーションに不安を感じたら、食事シーンを含めて現地語(香港は広東語)でのコミュニケーションが不安な人は旅会話本としてド定番の「旅の指さし会話帳」がおすすめです。もちろん香港版もリリースされています。
ダウンロード、電子書籍版などありますが、使いやすさなど踏まえて、本の場合はパッと開けるので基本的に書籍版がおすすめです。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、セブンネットショッピングでも取扱いがあるので、いずれかのヘビーユーザーであればポイントなどのことを含めてそちらで購入するのもいいでしょう。
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茶餐廳は基本的に予約不可
茶餐廳は、一般的に回転が速いというスタイルがなので待つのが普通という考えが基本で、特に個人経営の小さなところなどでは予約は受けつけていないことが多いです。
ただ、グルヤクという海外レストラン予約サイトでは、茶餐廳に変わるジャンル・カテゴリー豊富な飲食店を予約可能で、さらにオプション指定によって、よりあなたの希望に沿った飲食店を検索することが可能です。
グルヤクのトップページでは、ひとまず、何も入力せずそのまま”エリアを香港”にして検索すれば多くの香港のレストランがリストアップされます。通常のレストラン形式のお店の場合は、日本とサービススタンダードはほぼ同じと考えていいでしょう。あなたの好みや気分によって上手く使い分けましょう!
【関連】
以下のページで「グルヤク」についてあれこれ詳しく説明していますので、よければチェックしてみてください。
【保存版】現地オプショナルツアー予約サイト9選 〜観光・アクティビティ・グルメ・ショッピング・交通機関etc〜
サービス精神はゼロと考えよう
香港の茶餐廳では、日本の接客時の考え方にあるような「お客様の立場に立って・・・」とか、そういったものは、基本的にありません。
最初、店に入ったときも基本、店員さんの案内を待たず、空いている席があれば勝手に座っても問題ありません。また、席について人数分のコップを置く際の音が結構キツく叩きつけるような感じで置くので、特に日本ではちょっと考えられないこともあり、はじめて行った人でビックリした思いをした人も多いと思います。香港ではこれが普通なので気にせず、こういう文化という風に割り切って楽しみましょう♪
知らない人でも相席が普通
店内に入って混んでいるときは相席が普通です。まず、たいていどこの茶餐廳でも12:00~14:00のお昼時は非常に混み合いますので空いているテーブルがなければ相席になります。
たとえば、他のテーブルはすべて埋まっていて1ヶ所だけテーブルに4つイスがあり1人〜3人が座っている場合などは、相席確定です。日本人では慣れない人も多いかもしれませんが、香港では当たり前なので、自然体で座ってしまいましょう!
ただ、お昼時は茶餐廳では、回転も早く相席になっても結構早く出ていくので、あまり気負いせず気軽にいきましょう!ちなみに、現地の吉野家などの日本のチェーン店を利用した時でも混雑時は相席です。
非常に多いメニュー数!
茶餐廳のメニュー数は、日本人であれば誰でもその多さに驚くと思います。
それぐらい数が多いです。小さなところでも100品程度はあります。
メニュー表は、日本と同じようにテーブル脇に置いてあったり、壁に提示されていたりしますが、テーブルの上の透明ビニールカバーやガラス板の下に挟んであって直接見れることもあります。
あとは、日本と同様に席に座って数分経つと店員さんが注文を取りに来ます。
ついついメニュー表を見てしまうのですが、実は壁によく掲示されている日替わりメニューなどのセットメニューのほうがオトクだったりするので、ぜひ周りを見渡してみましょう♪
なんて書いてあるかわからない場合は、観光客でもわかるようにたいていA、B、Cのアルファベットや数字が合わせて書いてあることもあるのでその場合、欲しいセットのアルファベットや数字を指差して言えば伝わります。
オムライスや
ステーキまで、多種多様なメニューがあったりします♪
また、最近では英語表記されたメニュー表も増えてきてはいますが写真付きのメニューがあれば、指差しで何とかなります。ない場合は、漢字から連想してみましょう。
香港では、中国大陸で主に使われる簡体字と違い日本の旧字体でもある繁体字が使われているので文字を見れば結構イメージできたりしますよ。そういう意味では日本人は有利!?かもしれませんね。(^^)
追加料金に注意!
茶餐廳では、さまざまな追加料金が加算されます。特に香港にはじめて旅行に行く人や旅に慣れていない人の場合は少しばかり注意が必要です。
最近では取締が厳しくなったせいもあり、あまり聞かなくはなったものの悪意あるボッタクリは論外ですが、単に外国人旅行者が知らないだけでウッカリして追加料金のかかるメニューを注文していたりすることもしばしばあります。
この辺りは、先程の「サービス精神ゼロ」の項目の内容ではありませんが、日本のように親切に「これは追加料金がかかりますよ」といったことなどは、わざわざ言ってくれません。 自己責任となりますので注意しましょう。
マンゴーと抹茶アイスのデザート
茶餐廳における、よくある追加料金システムとしては、たとえばメニュー表に「凍飲加5〜6元」といったような表記が合った場合は、ご飯物料理や麺料理などの単品メニューなどにドリンクをつけるとこの金額が追加料金として加算されるということになります。他には、よくある追加料金の内容としてセットメニュー注文時に飲み物もつけると2〜3ドルほど加算されます。
あと、麺料理においては、日本でも知らない人は恐らくいない出前一丁ですが香港では非常に大人気で、この出前一丁に変更すると追加料金がかかります。
1つ前の項目の「非常に多いメニューの数」でもいいましたが香港では、日本の旧字体にあたる繁体字が使われているので、文字を見ればそこそこ意味を理解できたりします!
実際には追加料金の発生するものを注文しているにもかかわらずこちらの確認不足で、お会計時に「ボッタクられた!」となっては店員さんも自分自身も気分の良くないものなので、くれぐれも注意しましょう。
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