海外レンタカー旅行のメリットは?国際運転免許証、保険などの取得準備、実際の借り方から返却時までの流れ・トラブル防止のレンタル方法をガイド!
あなたは海外旅行における移動手段として、どんな交通機関・乗物をいつも使っていますか?
現地での交通機関といえば、国によって多少どんな乗物があるか差があったりしますが基本的には、
電車、地下鉄、長距離列車(日本でいう新幹線を含む)、路面電車、路線バス、中距離・長距離バス、シャトルバス、タクシー、
そして、アメリカや中国といった国土の広い国では国内線の飛行機などがメインになってきます。
あとはその国独自で運行している交通機関といったところになります。
通常、旅では現地の交通機関を利用することになりますが、国や地域によっては交通手段が今ひとつ確保されていなかったり、
時間通り運行しなかったりといったことは、少なくとも日本に比べると確率的にいえば普通にあり得ます。
そんな時に1つ候補として考えたいのがレンタカー。
日本で事前に「RentingCarz(レンティングカーズ)」といった海外レンタカー予約サイトで申し込んでおけば、空港近くでレンタカーを借りて、すぐに現地を移動することができてしまいます。
その他にも海外でのレンタカーの旅のメリットといえば色々ありますが、あなたが行きたいと思ったところに簡単に移動でき現地での貴重な時間を有効に使えますし、普通の旅では行けないような穴場スポットを訪れたり、
バスや電車といった公共交通があまり整っていないようなところへも行けたりするので行動範囲がグッと広がり、自由気ままなプライベート感バツグンのオリジナルの旅ができるといったことがいえます。
とはいっても、海外でレンタカーを利用するには、国際運転免許証の取得などといった、ちょっとした前準備も必要です。
が、しかし、その方法も意外と簡単なので今回は、海外レンタカー利用においての「レンタル前から返却時までのポイント」をお伝えしていきたいと思います。
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【もくじ】
- 1 どんな人、どんなシーンでオススメ?
- 2 海外レンタカーを利用するにあたっての年齢制限?
- 3 海外レンタカーを利用するために必要なものは?
- 4 国際運転免許証の取得方法とポイント
- 5 「国際運転免許証」取得にあたっての条件
- 6 国際運転免許証の申請場所
- 7 最適なレンタカーの車種を選ぶ基準は?
- 8 海外レンタカーの基本的な料金体系は?
- 9 レンタカー会社を選ぶ基準
- 10 グループ旅行で交代で運転する予定がある場合は追加ドライバー登録が必須
- 11 海外レンタカー利用時に必須の保険について
- 12 安心・確実・スムーズなのは事前予約
- 13 現地でのレンタル手続きについて
- 14 海外でレンタカーを借りる際に便利な英語フレーズ
- 15 海外レンタカーによるドライブを楽しむポイントとルール
- 16 海外での駐車(パーキング)について
- 17 海外でのガスステーションの利用について
- 18 万が一事故やトラブルがあった際の対処について
- 19 【チェックイン】車の返却には余裕を持とう!
- 20 レンタカー返却の流れ
どんな人、どんなシーンでオススメ?
まずは、冒頭でも少しレンタカーのメリットについて触れましたが、ピンとこない人もいると思いますので改めて何が良いのかといったメリットを整理してみました。
時間を気にせずマイペースな旅ができる!
まず、電車やバスは、運行本数や時間を気にする必要があるし、タクシーは捕まえやすいところまで徒歩で移動する必要があります。
その点、レンタカーは、あなたの気分で好きなとき時間に移動でき、行く予定はなかったものの、ちょっと気になるスポットを見つけたら気軽に寄り道できたりして時間や予定に縛られない旅ができるのも◎。
レンタカーならではの視点で街並みや自然を感じながら、プライベートを確保して友達や家族とにぎやかにドライブを楽しむことができます!
穴場スポットに行ったり、ローカルな旅をしたい!
2つ目のメリットは、通常の旅では中々行けないようなローカルや、穴場スポットにも行けたりすることです!
たとえば、
穴場観光スポット、口コミで密かに評判になっているレストラン、オンシーズンでもキレイで静かなビーチに行けたりするので、いつもと違った視点で旅を楽しめます!
ショッピングにも強い味方!
観光やグルメももちろん楽しみだけど、ショッピングも旅の楽しみの1つ。
たとえば、現地のショッピングモールやスーパーなどで、お土産、雑貨、ファッション、ブランドなどなど、いろんな店で購入していると荷物もそれ相応に増えていってしまいます。そんな時にも心強いのがレンタカーです。
お土産を含めて、荷物が多くてもレンタカーがあれば、トランクなどに置いておけますのでストレスフリーな旅ができます!
赤ちゃんや小さなお子さんとの子連れ旅行にも!
家族旅行でのオススメの旅のスタイルの1つとしてレンタカーがあります。
レンタカーがあれば子供に合わせて、プライベートを確保して、ゆっくり旅を楽しむことができます。
赤ちゃんや小さなお子様がいても、チャイルドシートのレンタルも可能です。
同じ車の移動ということでタクシーがありますが、捕まえる手間もありますし、
乗車回数、移動距離、時間帯によってはトータルでみると結局高くつく場合が多く、そういう点を踏まえても「オトク」で「ラク」です。
ハネムーン・新婚旅行にも!
ハネムーンだからこそ、あえて移動時もプライベートを確保して2人で過ごしたいカップルもいると思います。
貴重なハネムーンだからこそ、ローカルで人の少ないキレイなビーチを探したり、夕陽や星空などの隠れ絶景スポットを探したりして過ごすのもいいでしょう。
現地ならではのアクティビティやスポーツを楽しみたい人に!
ビーチでのマリンスポーツや、ちょっと本格的な登山、トレッキング、ゴルフ、スカイダイビングなどといった、
陸・海・空のアクティビティやスポーツを楽しみたい場合は、それなりの準備や装備が必要になるので荷物も若干増えます。
なのでそんなシーンでもレンタカーがあればラクなので、思いっきり現地のアクティビティやスポーツを楽しむことができます♪
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海外レンタカーを利用するにあたっての年齢制限?
まずはレンタルするために、そもそも年齢制限はどうなのか?ということについて説明しておきます。
海外レンタカーを利用するために必要なものは?
海外でレンタカーを利用するにあたって、以下のものが必要になります。契約者(ドライバー)「本人名義」の
- 日本の免許証
- 国際運転免許証
- 契約者(ドライバー)名義の海外で使えるクレジットカード
の3点必要です。
そして、友達や家族旅行で、複数人で交代で運転する場合は、追加ドライバー扱いになるので、その人も合わせて上記3つの準備が必要です。
あとは日本で事前確認した場合において、バウチャー・予約確認書が必要です。
ちなみに、上記の必要なものとして契約者名義のクレジットカードというものがありますが、海外レンタカーを利用するにあたっての決済方法は、
現地で直接申し込もうが、日本からネットで予約しようが、ほぼクレカ決済のみになります。
理由は簡単にいうと、何か事故などがあった場合などのリスクや、その人の支払能力の証明としてみなされるからです。
そもそも先進諸国をはじめとして海外は基本的にカード決済などのキャッシュレス社会なので、クレジットカードは必須。
国際運転免許証の取得方法とポイント
海外レンタカーを利用するにあたって、たいてい「国際運転免許証(国外運転免許証)の取得が必須」とありますが、該当国は確かに多ですが、まずは海外旅行の計画の段階で、
- 渡航予定の国で必要かどうか
- 国際運転免許証を認めている国かどうか
を確認しましょう。
先にお伝えしておくと、例外というのは、
ハワイ、グアム、サイパンについては国際運転免許証を取得しなくても日本の運転免許証があれば現状はOKとなっています。
ただ、在ホノルル日本国総領事館のWebサイトによれば、ハワイにおいて過去に事故を起こした場合の事例として、日本の運転免許証だけを提示しても、現地警察により無免許運転扱いとされる例もあったようです。
ですので、この点は各自の判断になりますが、ハワイの場合は、あえて保険のために国際運転免許証を取得しておくのも良いかもしれません。
ジュネーブ条約加盟国は「国際運転免許証」が必須
実は「国際運転免許証」自体は免許証としての有効性はなく、あくまで免許証としての有効性があるのは日本の免許証であり、国際運転免許証は、その「翻訳版」ということになります。
そして、先述した日本の免許証など海外レンタカー利用における必要なもの含め、この「国際運転免許証」があれば「ジュネーブ条約加盟国」で運転することが認められるということになります。
現状のジュネーブ条約加盟国については、警視庁の公式サイトの「国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約加盟国)」のページで最新の情報をチェックできます。
そのため、自分が渡航する国でレンタカーを利用する予定があれば、ジュネーブ条約加盟国であるかどうかをチェックしておくといいでしょう。
念の為、ページを開いて頂くと分かる通り、日本の免許証があれば、ハワイ、グアム、サイパンは、現状は国際運転免許証が不要なのでリストにはありません。
国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約加盟国)by 警視庁公式サイト
ジュネーブ条約に加盟していない国はどうするか?
ドイツやスイスなどといった国はジュネーブ条約に加盟はしておらず、日本との独自の「二国間条約」によって許可条件が違います。この場合だと上記の警視庁のジュネーブ条約加盟国リストには当然載っていません。
ですので、実際には「国際運転免許証」は不要と思われますが、現状は国際運転免許証があれば
- ドイツでの国際免許証使用可能期間6ヶ月間
- スイスでの国際免許証使用可能期間3ヶ月間
となっています。
また、ドイツ連邦共和国大使館・総領事館の公式HPや、在スイス日本国大使館の公式HPでも、「国際運転免許証」取得を推奨しています。
なので結論、
ドイツの場合
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館の公式HPによれば、日本の運転免許証とドイツ翻訳書フォーム、あるいは日本の運転免許証と国際運転免許証を両方、現地で所持していれば、6ヶ月は運転が可能なようです。
- 日本の運転免許証
- その国の正式な翻訳書フォーム
- 契約者(ドライバー)のドイツで使えるクレジットカード
- 国際運転免許証(推奨)
の4点が事実上、必要といった感じになっています。
翻訳書フォームは、たとえばドイツの場合は、在独日本大使館・領事館、ドイツ自動車連盟といった、正式な資格を持った翻訳者のいずれかによる翻訳書フォームを指します。
運転免許証についてのページ by ドイツ連邦共和国大使館・総領事館の公式HP
スイスの場合
在スイス日本国大使館の公式HPによれば、日本の運転免許証があれば例外を除き、「スイス入国後12ヶ月間」までスイス国内を運転することができます。
- 日本の運転免許証
- 契約者(ドライバー)のスイスで使えるクレジットカード
- 国際運転免許証(推奨)
スイスの運転免許制度(PDFファイル)by 在スイス日本国大使館の公式HP
ただ、実際には日本の免許証を提示するだけでOKというケースもありますし、厳しいところだと「日本の免許証」、「国際運転免許証」、
ドイツの場合は「ドイツ語翻訳書フォーム」に加えて「パスポート」提示を求めるレンタカーショップもあるようです。
つまり、あくまで「二国間条約」というのは国による取り決めであり、各レンタカー会社、各レンタカーショップの判断に委ねられているのが実情です。
ですので結論、上記リストで挙げたものをすべて用意するのが確実ということになります。
もちろん、これら内容は予告なく変更になることもあるので、上記HPなどで都度お調べいただくことをオススメします。
いずれも該当しない国はその国の運転免許証の取得が必須
ジュネーブ条約加盟国(国際運転免許証の取得が必須な国)、ジュネーブ条約に加盟しておらず「二国間条約」により所定の手続きで可能なケースのいずれにも該当しない場合は、その国で運転免許証を取得する必要があります。
つまりこのような国では、長期滞在や移住でもしない限りレンタカーの旅は不向きといえます。
「国際運転免許証」取得にあたっての条件
さて「国際運転免許証」の話に戻りますが、ここで取得にあたっての条件についてのお話をしたいと思います。取得条件は以下になります。
年齢制限
まず年齢制限については、一般的には25歳以上となっています。
“一般的に”というのは、年齢制限については国や各レンタカー会社、営業所によっては21歳以上でOKな場合もありますし、追加料金を払うことで21歳以上でもレンタルできるところもあります。
国際運転免許証取得にあたっての日本の運転免許証の有効期限について
日本の運転免許証を取得後1年以上経過していて、かつ有効期限が1年以上残っていることが条件となります。
ですので、有効期間が残り1年を切っている場合は、免許証の更新の申請手続きを同時に行う必要があるので注意してください。もちろん、日本の運転免許証が失効、あるいは停止されている場合には申請できません。
国際運転免許証の申請場所
国外運転免許証の申請場所は、各都道府県の運転免許更新センター、運転免許試験場、または指定警察署にて申請可能です。
ですので下記の必要な持ち物を準備の上、最寄りの申請場所に行きましょう。
- 運転免許証
- 証明写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6カ月以内に撮影したもの)
- パスポート、または海外渡航を証明する書類
- 手数料2,400円
- 以前取得した国際運転免許証がある場合は、その免許証も提示が必要
念の為、心配であれば、あなたが申請に利用する最寄りの運転免許センター、あるいは警察署のサイトで必要なものをチェックしておきましょう。
国際運転免許証の発行に要する日数は?
なお、国際運転免許証の発行に要する日数は、運転免許センターなら即日発行、警察署なら2週間程度かかります。
ですので急ぎの場合や、なるべく早く受け取りたい場合は、できるだけ運転免許センターに行くと良いでしょう。無事発行されたら、失くさないようパスポートなどと一緒に保管しておきましょう。
国際運転免許証の有効期限は?
国際運転免許証の有効期限は1年です。
ですので、また来年も海外でレンタカーの旅を楽しみたいとなった場合などで「去年に国際運転免許証を取得したばかりだからOK」と勘違いして、海外で運転すると普通に違反です。
また、何らかの理由で1年以上の長期滞在をする場合は、その国の運転免許証を取得することをオススメします。
最適なレンタカーの車種を選ぶ基準は?
車種については、2ドアのエコノミータイプをはじめとして、ワゴン車、SUV、RV、スポーツカー、高級セダンまでさまざまです。
各レンタカー会社により、取扱いメーカーが違うので、車種にこだわる場合は各社HPなどでチェックしたり問い合わせるといいでしょう。
とはいっても乗車する人数はもちろんのこと、トランクに入るスーツケースやバックパックといった荷物も考慮する必要があります。荷物の大きさ、数、そしてお土産なども考慮して車種を選ぶことが大切です。荷物がちゃんと入らなかったら話にならないので・・・。
ですので、場合によっては当初予定していた車種とは違ったりすることもありますが、この点は非常に重要なので優先したいところです。
海外レンタカーの基本的な料金体系は?
レンタカーの料金は、基本的に車種・クラス、そしてレンタル期間によって決まりますが、利用する国や地域によっても若干、料金体系が違います。
実際に支払う金額として、強制保険を含む基本料金(1日24時間の料金 × 日数)、任意保険料、その国の規定による税金、
場合によっては、返却前の不足分のガソリン代、乗捨て料金や早期返却料金、延滞料金などといった手数料、カーナビ、チャイルドシートなどのオプションを加算した額になります。
基本料金についてはタイミングによって割安料金を期間限定で設定しているケースもあります。
レンタカー会社を選ぶ基準
これは結論「どこのレンタカー会社が良いのか?」といったことより以下のようなことを優先して決めることが大切になります。
- 乗車人数
- 旅のスタイル
- スーツケース、お土産、そしてアクティビティを現地で楽しむ予定の場合、その装備や機材などトータルの荷物がどれくらいになるか?
- 旅のプランを組んだ上で、どこの営業所で借りて、どこで返却するか?(借りる際も返却時も同じ営業書か、あるいは返却時が違う乗捨パターンか?)
そもそもローカルでレンタルする場合は、利用できるレンタカー会社も決まってくることが多く、その地域にレンタカー会社の営業所支店があるかどうかといったことの方が重要になってきます。
あくまで「これらを考慮した結果このレンタカー会社になった」というのが基本的に正しい流れになります。
が、最後にもう1つ、できればですが、万が一、現地で何らかの事故やトラブルがあった際に備えて、日本にも支店営業所を持つ大手レンタカー会社を選びたいところです。
理由は、24時間対応の日本語サービスのフリーダイヤルがあるのでとても安心です。
その場合は、必ず連絡先をメモしておき、万が一の際にすぐ出せるようにしておきましょう。
グループ旅行で交代で運転する予定がある場合は追加ドライバー登録が必須
最初の方の「海外レンタカーを利用するために必要なものは?」の項目でも少しお伝えした通り、友達や家族などのグループ旅行で、レンタカーを交代で複数人で運転する場合は「追加ドライバー(セカンドドライバー)」登録が必要です。
その分、追加ドライバーの「本人名義」の日本の免許証、国際運転免許証、契約者(ドライバー)名義の海外で使えるクレジットカードが必要になり、
追加ドライバー登録料金はもちろん、追加ドライバー分の増加する保険料金が加算されます。
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海外レンタカー利用時に必須の保険について
次は、海外レンタカーを利用するにあたって重要な話題の1つ「保険」についてです。
通常の場合レンタカーの基本料金には「強制保険」 が含まれていますが、一方、任意保険は、その言葉通りオプションとして任意で加入するものです。
具体的に、それぞれどんな保険があるのかは後ほど詳しく説明しますが、まず重要な点として言えるのが
「強制保険は補償額が少ない」ので、「補償額をアップさせたりできる、より手厚い補償を受けることが可能」な任意保険はできれば加入しておきたいところ。
ただ、海外旅行においては通常「海外旅行保険」に加入することがほとんどかと思いますので、加入した保険プランに自動車保険が含まれていて補償内容が充実していれば「任意保険」は不要かもしれません。
あと海外旅行に必須のクレジットカードの付帯保険にも自動車保険が付帯されていないか念の為、チェックしておくといいでしょう。
注意点として自動付帯ならそのままでも適用になりますが、利用付帯なら海外旅行全般における予約関係の決済で該当のクレカで利用しないと適用にならないのでご注意ください。
こまかい適用条件などはカードによって規定が違うので各々のHPでチェックしましょう)もちろん自動車保険が含まれていない場合には、何らかの任意保険も合わせて加入しておくことをオススメします。
強制保険と任意保険の各保険内容について
強制保険、任意保険の各保険名称は、国や会社によって若干違います。
強制保険
自動車損害賠償保険(LP、LI、PP)
対人・対物の補償です。基本的にレンタカー契約時に自動的についてきます。
例外として、アメリカ、カリフォルニア州では、この自動車損害賠償保険がないので、任意保険にあたる「追加自動車損害賠償保険(SLI、ALI、LIS、EP)」に加入する必要があります。
任意保険
自車両損害補償制度(LDW、CDW)
レンタカーが故障したり壊れたりした場合に支払いを免除する制度です。
追加自動車損害賠償保険(SLI、ALI、LIS、EP)
強制保険にあたる自動車損害賠償保険の補償額を引き上げる保険です。
万が一の事故で対人・対物を傷つけてしまった時のための保険です。
搭乗者傷害保険および携行品保険(PPP、PAE、CPP)
レンタカーに乗車している人に対して適用される保険で、死亡やケガ、車内の所持品が盗難したり破損した場合の保険です。
「搭乗者傷害保険および携行品保険」は、搭乗者傷害保険(PAI)、携行品保険(PECやPEP)に保険が独立しているケースもあります。
アメリカやカナダではセットでの加入が必須であるなど、各レンタカー会社によって規定が違う場合もあります。
プラン選びは、なるべく保険内容が充実したものを
各レンタカー会社では、いろんなプランが用意されていたりしますが、大きく分けると以下の2つに分かれます。
もちろん各社、あるいは海外レンタカー予約サイトによって各プラン名称は異なります。
標準で含まれる保険や、オプションなどが若干違ったりすることもあるので、もし現地でレンタルする場合は、英語などの現地語で少し理解するのに苦労するかもしれませんが慎重に選ぶ必要があります。
スタンダードプラン
こちらはシンプルな基本レンタル料と強制保険の自動車損害賠償保険(LP、LI、PP)だけをセットしたプランです。
もちろん、会社によるのでいくつか任意保険を付けたケースもありますが、基本、「自動車損害賠償保険(LP、LI、PP)」のみであるケースがほとんどの為、補償内容が手薄なので海外旅行保険などに自動車保険がない場合などは、任意保険に加入する必要があります。
あと基本的に日本から事前に予約した場合も含めて任意保険や税金などの手続き、支払いは、現地で行うことになります。
スペシャルプラン・フルサポートプラン
こちらは基本レンタル料、強制保険に加えて、任意保険、税金関係、および返却時のガソリン代などといったオプションなど必要なものを含んだ安心プランです。
事前に日本で予約をしてクレジットカード決済をしておけば、現地での手続きが不要になり、当日スムーズにレンタルすることができます。
ただ、カーナビやチャイルドシートといったオプションなどは、各社ともたいてい追加料金が必要になります。
海外レンタカーには、どんなオプションがあるのか?といったことについては、以下のページで説明しています。
もしくは海外旅行保険に自動車運転者賠償責任担保特約を付帯させるのも良いでしょう。
ただし、適用国が限定されている場合もありますので、レンタカー利用国を事前に確認する必要があります。
現地窓口で手続きする場合は、レンタカーを借りる手続きをするのと同時に申請用紙に希望する保険欄にイニシャルを記入するといったシンプルなタイプが多いのでそれほど難しくはないはずですが、間違ったプランに記載しないようにしっかり確認しましょう。
スマホ・携帯電話は必携!
この項目では保険に関することをお話してきましたが、
レンタカーを利用する場合は、万が一の事故などのトラブルに備えて現地で使えるスマホや携帯電話は必須です。
事故といえば対人、対物をまず想像しますが、日本と違って海外は広大なので対動物に対する事故も実は多いのです。
このような状況で、スマホや携帯がないと連絡できずどうしようもないといったことにもなりかねないので、たいていの人は、あらかじめ準備しているはずですが、レンタカードライブの際は忘れずに所持しておきましょう!
安心・確実・スムーズなのは事前予約
ここまで現地でのレンタルも踏まえてお話してきましたが、ただ現地で直接借りる場合は、言葉の壁もそうですが、これらの保険の申請踏まえて現地でのレンタルが正直不安と感じた場合は、あらかじめ日本で予約しておくのがオススメです。
たとえば、海外レンタカー予約サイトである「RentingCarz(レンティングカーズ)」は、保険内容含めてシンプルな4プランで予約が可能になっていますし、何より「完全日本語対応」でちゃんと保険内容を含めて理解した上で予約できるのでオススメです。
あとは、あなたの希望条件による検索のもと、大手有名レンタカー会社22社のプランを「一括検索」によって「最安値」を一瞬で見つけ出すことができるので、トータルで見たときの総額が現地で借りたときよりも割安になるケースも普通にあります。
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現地でのレンタル手続きについて
さて、お次は現地でレンタカーを実際に借りる為の手続きについて説明します。
ここでは日本であらかじめ予約している状態も含めて説明します。
もちろん予約をしてれば、すでにレンタル期間や、車種、保険、個人情報などの諸々の情報はレンタカーショップにすでに伝わっているので、スムーズに手続きを行えます。
あと何度かお伝えした言葉の壁ですが、現地で直接レンタルする場合を含めて、日本人がよく行くような定番エリアのショップなら、スタッフも結構慣れていたりもします。
手続きの流れは、基本以下のようになります。
[1]レンタカーショップに向かう
現地に到着したら、日本であらかじめ予約している場合は、あなたが乗車場所として指定したレンタカーショップへ行きましょう。
事前予約していなくても、たいていはローカル・地方空港で無い限り、空港に各レンタカー会社の窓口カウンターがならんだスペースがあります。
[2]レンタルに必要なものを提示
まずは契約者(ドライバー)本人名義の「日本の運転免許証」、「国際運転免許証」、現地で使えるクレジットカード、
国によって免許証翻訳フォーム、ショップによってパスポート、日本であらかじめ予約していればバウチャー・予約確認書を提示します。
この際、追加ドライバー登録をする場合は「海外レンタカーを利用するために必要なものは?」の項目でお伝えしたように、その人の分の用意も必要です。
もちろん、事前に予約していない場合は、ここで希望車種や保険プランに申込むことになります。
ラッキーなケースでは、万が一希望車種がない場合、追加料金0円でアップグレードしてくれることもあります。
ショップ側とすれば、全くレンタルされないよりかは、少し利益が減ってでも借り手を見つけたいというケースもある為です。
[3]追加オプションや保険があれば手続きを
チャイルドシートやカーナビといったオプション諸々を利用したい場合、あるいはやっぱりもう少し手厚い保険に入っておきたいと思った際などは、可能ならこのタイミングで申請してもオッケー。
といった、海外レンタカーオンライン予約サービス各社では、最初から保険諸々のほとんが付帯していたり、あらじめカーナビなどが標準でついたプランもありますし、
その他のチャイルドシートやスキーラックといったオプション的なモノもリクエストしておくと受け付けてくれることもあります。
また、違う営業所で返却する「乗り捨て」をする場合は、この際に可能かどうかを必ず確認しておきましょう。
どのレンタカー会社も乗り捨て手数料がかかり、料金は各社によって異なります。
[4]契約書をしっかり確認してサイン
内容を理解せずサインしてしまい、あとから「追加料金を請求されてしまった!」とならないように気をつけましょう。
一度サインするとほぼキャンセルは不可能です。
また、できればカウンターのスタッフの人に地図をもとに最初の目的地までの行き方を聞いておきたいところです。
特に重要なのはレンタカーショップから近くのハイウエイの入口への正確な入り方は重要です。
一度、道を間違えて外してしまうと、結構遠回りさせられて時間をロスしてしまうこともよくあります。
[5]ようやくチェックアウト!配車してもらってカギを受取る
カウンターの手続き後、ようやくカギをうけとって待ちに待ったレンタカーの旅スタートです!
よくチェックアウト(借り出し)と呼ばれますが、キーを受け取った上で、指定の駐車場番号の車に乗るように言われます。
ただ駐車場は、海外の場合、手続きをするカウンターから結構離れているケースも多く、その場合はシャトルバスに乗って向かう場合もあります。
もちろん車はすぐに出発できる状態のはずですが、それでも出発する前に運転操作をはじめとして、コンディション全般も念の為、一通り確認しておきましょう。
日本車と主に異なるのは、ワイパーとウインカーの位置が逆であったり、ワイパーはボタン式の車種もあります。
なので、普段日本で運転している日本車のようにウインカーだとウッカリ勘違いして動かしてしまうと、ワイパーが動作することもあります。
このような点も、早く車を出したいという気持ちもあると思いますが、少し時間を置いてでもチェックして頭に入れておきたいところです。
あとできれば、周りの状況に応じてですが、一度ゆっくり駐車場の中を一周することをオススメします。特に不具合がなければ出発しましょう。
海外でレンタカーを借りる際に便利な英語フレーズ
海外でレンタカーを借りる際に限らず、現地の人とコミュニケーションでは上手く正確に伝えたいものですが、この項目では海外でレンタカーを借りる際に便利な英語フレーズを紹介します。
レンタカーを借りたい時
【レンタカーショップの場所を尋ねる】
Where can I rent a car?
どこで車を借りれますか?
【あらかじめ予約している場合】
I have a reservation for a car.
レンタカーの予約をしています。
あと、契約者(ドライバー)の氏名と予約番号(confirmation number)を同時に伝えるといいでしょう。あるいはストレートに、
Hello. I have a car reservation for (あなたの名前).
こんにちは。本日受け取りを予約している(あなたの名前)です。
と言っても良いでしょう。
次に、
Here is my reservation confirmation e-mail.
こちらはメールで送られてきた予約確認書です。
といった流れでひとまずOKです。
【現地で直接予約する場合】
I’d like to rent a car, please.
車をレンタルしたいのですが。
希望の車種・オプションを伝えたい時
What kind of cars do you have?
どんな車種がありますか?
Can I get a different car?
車種の変更はできますか?
I’d prefer an automatic car.
オートマ車がいいです。
I’d like a car with a navigation system.
カーナビ付きの車がいいです。
Is this a diesel car?
ディーゼル車ですか?
What kind of fuel does it take ? Regular, premium, or diesel?
給油は何を入れますか?通常のガソリン、ハイオク、それとも軽油でしょうか?
料金や保険内容の確認をする
What’s the rate per day?
一日当たりいくらですか?
How much would it cost to change the vehicle?
総額はいくらですか?
Does the rate include insurance?
料金に保険は含まれていますか?
Can you explain about insurance?
保険の説明をしてもらっていいですか?
Do I have to fill up the tank when I return?
返却する際にガソリンを満タンにする必要はありますか?
Can I pay by credit card?
クレジットカードで支払えますか?
Do you need a deposit?
保証金はかかりますか?
その他、便利なフレーズ
There is a small dent here.
ここにヘコみがあります。
Could you mark down this scratch as well?
このキズについて、ちゃんと記入しておいてください。
※キズの指摘を受けたさいに反論するフレーズ例
That scratch was there when I rented the car. I’m sure it’s on the check sheet.
この傷はもともとありました。レンタル時の点検用紙にも記入されているはずです。
This navigation system does not work properly.
カーナビの調子が悪いのですが・・・。
Would you please advise how to install the child seat?
チャイルドシートの設置方法を教えてください。
Could I extend the rental for one more day? I’d like to use the car until July 7.
1日延長することはできますか?7月7日まで車を使いたいのですが。
まず、ドライブを楽しむ前提として、時間に余裕のある無理のない計画が必要です。その為には、現在地から目的地までの正確なルートはもちろん、そこにたどり着くまでのだいたいの所要時間を把握しておくことが重要です。
方法とすれば、レンタカーショップのスタッフの人に聞くのもいいし、カーナビ付きであればカーナビを使うのも良し、
あらかじめポケットWiFiを日本からレンタルしていてスマホのGoogle Mapsなどのナビでチェックするのもよし、ロードマップを用意していたらそれを使うのも良しです。
特に時間については、ナビや人に聞いたりして
「だいたい60分かかる」とわかれば「90分近く」はかかると考えたりするなど、3割ほど割り増し計算して時間がかかると思うようにすれば、行動にある程度ゆとりができます。
海外でのドライブは慣れると純粋に楽しいものですが、不慣れな道を通ることでもありますし、場合によっては迷ってしまうこともあるでしょう。
このような状況下で運転することで日本で運転する以上に疲労もするので、休憩の時間も必要です。
あと、ドライブ旅行の醍醐味の1つとして、道中で絶景スポットを偶然見つけたりしたら寄り道的な感じで、「どうしても車を停めたい」となったときのためでもあります。
基本的な海外の交通ルール
レンタカーショップでの手続きが終わればいよいよドライブ旅行のはじまりです!ただ、車道に出た時点で、当然ですがその国独自の交通ルール、道路標識、交通システムに従わなければなりません。
最初にお伝えしますが、必ず運転する国の交通ルールは絶対に調べて暗記するような感じで精読して頭の中で運転シーンをイメージしながら理解しておいてください。
道路標識については、国際的な基準に従ってデザインされいることがほとんどなので、イメージしやすい標識が多いですが、例外として国によっては赤信号でも右折可能な信号もあったりもします。
このような日本とは異なる交通システムや道路標識も少なからずあるので、交通ルールや道路標識を必ず調べて、当日の運転に備えておきましょう。
また、海外ならではの道路の交通システムということでいえば、1つ例を挙げるとラウンドアバウトというものがあります。
ラウンドアバウトは、簡単にいえば交差点の一種で、「ラウンド」という言葉のイメージ通り円形をしています。
ただこれも国によって右回り、左回りがあり、アメリカ、ドイツ、フランスでは左回りですが、オーストラリアは右回りとなっています。
ちなみにこれらの国で走行中にラウンドアバウトを利用する際は、ラウンドアバウトから出る車が優先されるというルールがあります。
あと、ハイウェイなどの有料道路では、料金支払いの際にお釣りが必要かによって利用するレーンが異なります。
もちろん、このような交通システムは一例なので、繰り返しになりますが、都度、渡航国ならではの交通ルール、システムを必ずお調べください。
とにかくまずは左ハンドル・右側通行に慣れよう
ということで、その国独自の交通ルールやシステム、道路標識があり、ある程度の事前認識は必要ですが、まず、優先的に現地で実際に運転するにあたって慣れておきたいのが、左ハンドルと、右側通行の2点。
海外では車自体が、ほとんどの場合、基本的に日本とは逆の左ハンドルですし、国にもよりますが右側通行のケースが多いです。
この2点だけでも不安な感じになる人もいるかもしれませんが、車道については基本的に車の流れに沿って走行すれば逆走するといったことなどはないでしょう。まずはこの2つから慣れるように心がけましょう。
あと浮かれて絶対にやってはいけないのが、(日本でもダメですが)とにかくムチャな運転です。
広大なアメリカの場合は、スピードを思わず出してしまいがちな一直線の道路が数多くありますが、スピードの出しすぎには注意してください。都市部における運転は車間距離をある程度とって走行しましょう。
海外での駐車(パーキング)について
海外では交通違反の取締が厳しいので、少しの間の駐車でも、お金がかかるのも踏まえ面倒な気もしますがパーキングを探しましょう。少なくとも旅が台無しにならないためにも軽い気持ちでの違法駐車は厳禁です!
駐車場といっても、ショッピングモール、スーパーなどといった大型商業施設、その他娯楽施設の駐車場もありますが、ここでは、都内の駐車方法について説明します。
路肩駐車での注意点
まず最初に道路の縁石(えんせき)などに「赤くペイント」されているところは「駐車禁止ゾーン」になります。
海外ではこのように色分けで駐車禁止ゾーンなどを区別しているのでご注意ください。
都内で主流のパーキングメーター
主要都市や都内での駐車は、パーキングメーター式の駐車が一般的です。
大きく2つのタイプがあり、最新式だと、液晶表示されるものが主流ですが、少し古いものだと残り時間を針で示すタイプがあります。
またレバーがあるタイプはコインを入れた後に、レバーを回す必要があるので覚えておきましょう。
ホテル・空港・高級レストランに多いバレットパーキング
ホテルや空港、高級レストランをに多い駐車システムです。
基本的に駐車場入口などで車を降りれば、あとは係の人が車を駐車してくれるという便利なサービスです。
国によりますがアメリカなどチップの文化のある国では気持ち程度のチップを渡しておきましょう。
海外でのガスステーションの利用について
海外でのガソリンスタンド(海外ではガスステーション、Gas stationと呼ぶのが一般的)は「セルフサービス」と「フルサービス」があります。
国によって若干、仕組みやシステムが違ったりしますが、そう大きく変わらないのでここでは料金がオトクな「セルフサービス」での給油方法についてお伝えします。
ステップ1 車を停めてエンジンを止める
車の給油口が、給油機のノズル側になるように車を停め、エンジンを止めます。
ステップ2 クレジットカードスロットにカードを通す
給油機のカードスロットにクレジットカードを通します。
ほぼどのクレカブランドに対応していますが、JCB未対応のケースもたまにあるので、VISA、MasterCardのいずれかを所持しておくことをオススメします。
ただ、給油機によっては、アメリカ国内の郵便番号入力を求められることもあり、この場合は、日本のクレカは使えないのでキャッシャー(レジ)で支払うことになります。
キャッシャーでの支払方法は、スタンド内のキャッシャーのスタッフに、あなたの給油機番号を伝えて、入れたいガソリンの量と金額を伝えて、デポジットを支払います。
ちなみにキャッシャーでは、ほぼ日本のクレカを使えます。あらためて給油機に行きましょう。
ステップ3 油種を選び給油
メーターがゼロになっているかをチェックしてノズルを外してガソリンの種類を選びます。
アメリカにおいては「レギュラー(Regular)」を選びます。
(レンタカーはたいていレギュラーでOKのはずですが、少し特殊な車両をレンタルした場合は、まれに油種が違うこともあるのでレンタカーショップで事前に確認しておきましょう。)
そして、日本での給油時と同様に給油ノズルを外して車の給油口に差し込み、グリップを握るとガソリンが給油されますので、希望したガソリンの量に達するまで外れないようにしましょう。
給油機で日本のクレカ払いが対応していれば、満タンになれば自動でストップしますし、満タンでなく必要な量だけ入れてもOKです。
ステップ4 精算してレシートを受け取る
給油ノズルを戻すと精算が開始されます。給油した量と料金が表示されて、レシートが出てくるので忘れずに受け取りましょう。
もちろん、車の給油口をしっかり締めるのを忘れずに。これで無事給油は完了です!
万が一事故やトラブルがあった際の対処について
結論、レンタカーを借りる際に、強制保険・任意保険問わず全ての保険に加入していれば、たいていのアクシデントに対応しているので、保険の面でいえば心配はないでしょう。
(または海外旅行保険に自動車運転者賠償責任担保特約が付帯されていたり、オプションで付帯させていれば安心)
ただ、もし人身事故のケースで負傷者がいた場合は、もちろん優先して負傷者の救助をしましょう。それからレンタカー会社、事故現場を管轄する警察に連絡を入れて「事故の状況」を説明します。
車が故障してしまった場合は、各レンタカー会社には、ロードサービスが用意されているので、連絡をして指示を仰ぎましょう。
(連絡先は、すぐに取り出せるように控えて準備しておきましょう)
あと、英語や現地語での会話に不安があれば「Japanese Desk Please」と伝えると日本語スタッフがいる場合、代わってくれます。
もちろん不在の場合も。
あらかじめ日本にも支店営業所のあるレンタカー会社を利用していれば、24時間対応の日本語によるサポートサービスのフリーダイヤル
があるので、こちらに連絡しましょう。
最後に、警察官にレンタカーショップから受け取った「アクシデントシート」に記入してもらい、さらに「事故証明書」、あるいは「請求番号」を受取ることを忘れずに。
これがなければ保険が適用されません。
ここでお話したことは一般的な流れで、国によって多少ルールは違うので、渡航前のその国のルールを必ず確認してください。
【チェックイン】車の返却には余裕を持とう!
レンタルする際に決めた期限に間に合うよう余裕をもって返却しましょう。
特に利用者の多い空港付近のレンタカーショップは混み合うケースが多いので注意が必要です。
まずは、返却前の主な注意点を説明した上で返却の流れについて説明したいと思います。
返却時のガソリンについて
返却前に確認しておきたいのが「ガソリン」について。ただ、あらかじめ「返却時ガソリン給油不要(First Tank of Gas、Full Purchase Option)」のオプションがついたプランを申し込んでいればもちろん気にしなくてOKです。
この場合、別の言い方をすればできるだけガソリンを空に近い状態にしないと損ということになります。
「返却時ガソリン給油不要」の契約をしていなければ事前に満タンにしておく必要があります。オプションに加入していないのに、ガソリンが不足した状態で返却すると違約金として不足ガソリン代の40〜50%程度の割増し料金を取られます。
あと、あまり返却するレンタカーショップから離れたところだと、またガソリンが減ったりするのでなるべく近いとこで給油したいところですが、レンタカーショップのガススタンドは基本的に料金が高いことが多いです。
しかし、返却に間に合わなかったりする方に注意すべきなので、あまり神経質になる必要はないでしょう。
給油後に少し距離を走ったとしても目盛りが「Full」の線を完全に下回っていなければ問題ありません。
返却する営業所が違う場合の「乗捨パターン」の注意点
「空港の営業所」から「空港の営業所」というように、同じ営業書で借りて、返却ということであれば心配ありません。
ただし、「空港の営業所」で借りて「市内の営業所」で返却、あるいはその逆などの、いわゆる
「乗り捨て」する場合は、たいていどのレンタカー会社でも追加料金が発生するのでご注意ください。
料金はレンタカー会社によって異なります。
レンタカー返却の流れ
ホテルでもよく使うチェックインという言葉ですが、レンタカーの場合は「車を返却」することを指します。
結論、レンタルする際の手続きに比べれば、基本的にとても簡単です。
ステップ1 標識に従って進む
営業所に近づくと、たいてい「Rent Car Return」(レンタカー返却)の表示がある「返却用駐車場」への標識が見えてきますので、それに従いて車を進めましょう。
特に空港付近の営業所の場合は、わかりやすい大きな進行方向を示した標識があるので間違えることはないでしょう。
ステップ2 返却用駐車場に入ったら?
返却駐車場に入るとスタッフが停止位置を指示してくれます。そこで停止して、カギを挿したまま、契約書ホルダーを係りの人に渡しましょう。
車を降りる際は、あとで気づいても返ってこないという意識を持ち車内の隅々なで見渡し忘れ物をしないように注意しましょう。
ステップ3 返却手続き
レンタカー会社によりますが、一番簡単なパターンは、日本から契約していたりクレカ払いの場合は、スタッフが伝票を出して返却完了というパターンです。
その他には、こちらで走行距離とガソリンの残量を契約書に記載してカウンターに提出したり、あまりないケースですが現金支払いだと、直接、契約書を持ってカウンターに行きます。
ステップ4 しっかり確認の上、決済手続き
スタッフが諸々の返却状態をチェックして、レシート(明細書)を発行してくれます。
オプションなどの追加料金があった場合は、その手数料分を踏まえて、金額に誤りがないかしっかりチェックして、問題なければサインしましょう。
「レンティングカーズ」などで予約時に事前にクレカ決済をしている場合は不要ですが、現地払いの場合は、レンタルする際に提示したクレジットカードに請求されます。
これで無事、返却完了です♪
おわりに
一度、体験すれば病みつきになるレンタカーによる海外ドライブ。
ただ意外に以前から海外でレンタカーを借りてドライブをしたいという人が多いにも関わらず、結局ずっとやらず仕舞いという人が多いので、今回は「海外レンタカーの準備」から最後の「現地での返却」までの流れをまとめてみました。
とにかく自由度が高いのが最大の魅力なので、その国・地域の独自の交通ルールを守りつつ、安全な旅を最大限楽しんでくださいね。(^_^)v
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